一時帰国に!ちょっとええもん土産!はこの赤帯をタッチ!

【営業再開🎉】ホーチミンで最近一番通っていた&内緒にしていた珠玉のベトナム料理屋・大変っ、こんなカニ鍋あったのね?! ~ Nha Tu

ベトナム料理:カジュアル

秘密の公開:ちぇりまっぷ有料会員様へのお詫び

2021年6月

ちぇりまっぷでは、有料会員様のみが観れる記事のコーナーがありますが、そのお店のセレクトにはいつもジレンマが。

有料会員様には特典的に優遇記事をご提供したい気持ちもありつつ、お店にはもっとたくさんの人に行ってみて欲しい。そんな相反する気持ちの中でグッと矛盾を飲み込みつつリリースしているのですが…。

そして、COVID再び。
正直に言っておきます。今回ご紹介するお店の方とは今、めっちゃ仲良しです。味に惚れ、彼女のお人柄を大好きになり、いろんな面で情報交換しつつ良い関係を築いている内に、できることをしたい、という気持ちが大きくなりました。

そこで、以前にちぇりまっぷのみ公開していた記事をこちらでも公開することにしました。

これは、有料で記事を買ってくださっている方に対しては大変失礼な話であると承知しており、この件に関し承伏いただけない場合は掲載月の購読料をご返金させていただきたく、お手数ですが、ご一報いただけましたら幸いです。

全く私のわがままでご迷惑をおかけしますことを深くおわびします。でもこのお店を知っていただくことは、お店のためのみならず、みなさんのステイホームの時間をきっと豊かにしてくれるものと信じて決断しました。

この決断にあたり、これまであまりされていなかったデリバリーをお店に勧めて実働化してもらい、近日、Capichiさんにも載る予定です。それに先んじて、このブログを見てくださっている方には是非是非早く楽しんでいただきたく、ここに掲載します。

あと将来ホーチミンに遊びに来られる旅行者さんにもお詫び。ほんとは私が直接案内できるときにこっそり…とか思ってましたが、ええいケチくさいこというのやめた!となってまったので…

こちら、多分かなりポピュラーなお店になると思います。自分達だけの密やかな楽しみ、にはできなくなってしまうと思いますが、お許しください。

その代わり、ここには紹介していない、このお店のとっておきの一品を、ちぇりまっぷで見れる記事には書いてあります。ささやか過ぎますが、お詫びの気持ちとして(๑•̀‧̫•́๑)

全メニュー

Capichiさんの登録が終われば必要なくなるかと思いますが、当面はメッセンジャーなどでのオーダーになるため、メニューを掲載。

 

日本での鍋経験を通してもなお感動する贅沢鍋!(でも安い):Lau hau sua , ba roi bo 380k

今はデリバリー時期なので、店への行き方とか云々は後回しにして、とにかくこのお店の推しをお伝えするためのリライト版です。

ってか、この店、推しメニューばかりなんで、特に推し、ってのが正確なのですが(๑•̀‧̫•́๑)

それが、こいつだ!

うおーっ、牡蠣に牛肉!!!
この組み合わせだけでも贅沢だと思うんですが、なんと。なんとなんと。なんとー!!!

カニの出汁で食べるんですよっ、この食材を!!
なにこの贅沢鍋!!!(でも価格は店頭では380kくらいだ!)

お野菜もたっぷりベトナム風ですが、自宅だったらお豆腐とか白菜とか、また他の好きなもの足せますよねっ。

全体像はこんな感じ。
ああ、もう私何度この図を見たことか。最初に知って以来、も7回は食べている(デリバリー含む)。

そして食べるたびにうしろめたーい気持ちいなってたんです。こんなに美味しいものをクローズドの情報にしていいものなのかなって。これは一緒に食べていた人の前で何度も悶絶しながら言ってたことなので、身近な人の中には聞いたことがある方もいると思われる。

このカニのお出汁というのは Bun Rieu 的なもので、タガニをすりつぶして炊いた後に濾す、という手間をかけたスープ。うん、家じゃやりたくないやつだwww

品のいい旨味で、こちらの鍋は甘さが控えめ。なぜなら店主が中部出身の方で、中部料理的なレシピがメインになっているため。

カニのお出汁が沸いたらまず牡蠣や牛肉を入れ、火が通ったら野菜類を。まあ白菜の芯の部分など、煮えにくいものを家庭で独自に入れる場合はその限りではありませんが…

あっ、あと牛肉はロールしてあるまま、入れてださいね!ビローンと開かなくていいです。なぜならそれは食べた時に、ロールになって重なってるお肉の間に出汁が染みてとても美味しいから!!

嵩増のためにロール上にしてるケースもありますが、ここのは「意図したロール」なので、そのまま使ってくださいませ。そして、これだ。

プリプリの牡蠣がゴロゴロゴロゴロ!!!!

日本には、牡蠣鍋もある。蟹鍋もある。しかしどっちも突っ込んで、なおかつこの品の良さを保つお鍋はそうはない!!もうね、出汁が…出汁が美味しい。そして出汁に浮いてるふわふわはカニを炊いたときにタンパク質が固まったもので、これがまた美味しい。。。延々飲めちゃう、このお出汁。。

ああ、お店だとできないけど、お家だったらこれにご飯入れて卵でとじで雑炊できちゃう!!!うおおおおっ、これはお宝だ!!!

もちろん、どれが美味しいという話ではない。どれもそれぞれに美味しさがあるけど…あるけど…っ、この美味しさは尋常じゃない!!

過去に7回食べた際に一緒に食べた人の中で、この鍋の虜になってない人は誰一人としていませんでした。そりゃ、ここで公開してもっとたくさんの方が召し上がったら、その中にはお口に合わないという方もいるかもしれませんが…

ここに書いてある素材が好きな人なら、少なくとも大きなご不満を持たれることはないかと信じて、ごり押しします。この鍋、食ったほうがいいっすよ!!!!

ちなみに牡蠣が苦手な人には、同じスープを使った、Lau cua dong Nha Tu という、お店の名前を冠した蟹鍋がありますのでそちらをどうぞ!

量は二人でポンポンパンパンになります。他をあれこれつまむときはいつも4〜5人でこれ、シェアします。

実は別の鍋も美味しいのです:Lau Ga La E

これは Da Lat の名物です。Da Latガイドには書いた料理なのですが、ローカルの方も、Da Latに行ったら必ず食べる!と言われるファンが多い料理の一つ。

ホーチミンにも何軒か専門店があるようなのですが、知らないと見えないものですねー。Da Lat で食べるまで全然その存在を知りませんでした。そしてこの店にあることにも気づかなかった!!

基本は鶏なんです。鶏のお出汁。そこにたくさんのマッシュルームと、E(エー)の葉っぱ?をたっぷり入れて食べるシンプル鍋。これがまた染みる。

このEの葉っぱってのが不思議な魅力がありまして、特にこの Nha Tu さんのあ、枝葉の先の方だけを摘んで綺麗に贅沢に選別してる。ここ、価値を感じるところ。

なぜなら Da Lat ではそれどころではない混雑ぶりで、この葉っぱの質的にっはもっと雑だったから。でもこちらのお店のはとてもとても丁寧。ここが初めての人は気づかないと思うので伝えとく。めちゃくちゃ価値があるよ、ここのEの葉っぱ(๑•̀‧̫•́๑)

店主が選びに選んだ鶏肉はベトナムの地鶏。彼女、とにかく自分が使うもの、売るものの素性は徹底的に調べるし、現地に足を運んで、自分が惚れたものだけをお客さんにおすそ分けしてくれる、って感覚でご商売をされておられる。

だからこの鶏も実に美味しい。肉を、食べようとは思わないでほしい。なぜならこの鶏肉の真髄はお出汁に現れるものだから。

それを煮立てたところにマッシュルームをドカドカと入れ…ぐつぐつ煮えたところに…?

Eの葉っぱ。イーの葉っぱじゃなく、エーの葉っぱ。

葉っぱを入れたらもう余熱でクッタリさせる、くらいで十分です。手元のお椀にブンを入れ、そこにっスープと具材を注いで食べて見て。まあお出汁は上質な鶏だしですよ。そこにEの葉っぱ。

柔らかく、クセが無く、なんだこんなものかよ、と思うかもしれません。が、後口、喉越しに注意して惜しい。かすかに、本当にかすかに「スーッ」とする清涼感がある。

熱々の鍋を食べてて清涼感ってのもなんですが、まさにそれ。あと、Da Lat 現地で食べると、お店によってはメンマ的なタケノコがどっさり入ってるケースがあるのですが、この匂いが実は台無しにしてしまってる面もあって…

あのメンマ特有の香りが好きな人にはいいのですが、私には強すぎたし、せっかくの鶏のお出汁の邪魔にしかならない上に、Eの葉っぱの良さもかき消していたように感じたのです。全体としてそれなりに美味しくはあるのですが。

そこで店主に聞いて見た。ねえ、あのタケノコっは入れないの?って。そしたらこちらのお店の店主、私と全く同じ見解で「自分が嫌いなもんは出したくないから変えちゃったわ、はっはっはー!」と笑っておられた(笑)

だからもしかしたら、正統派の Lau Ga La E とは呼べないかもしれません。でも私は断然こちらのお店のものの方が好き。

とかいいつつ、また Da Lat に行ったら「美味しいお店があったー!」とか行ってそうですが(笑)、少なくとも現時点ではこちらのお店が暫定一位。これも食べるべき一品。

単品料理もまたうまいんだ

でも鍋を食べる気分じゃないしなー、と思われる方。
大丈夫ですよ、このお店は単品も美味しいんです。なんせ店主がうまいと思ったものしか出してない。しかもそれは中部仕込み。ホーチミンの他のベトナム料理店にはなかなかない調整のお味がいっぱい。

Bap Xao tom kho – Stir fried corn with dried shrimp  55k

こんなん道で売ってるやつやんけ、と言うなかれ。
非常に美味しい。

特に海老の風味がとても強くて美味い、トウモロコシの炒め物。ストリートフードとしてポピュラーすぎるくらいの一品ですが、Nha Tuさんにかかるとこんな風になるのねと言う一品。

Dau hu nhhoi thit sot ca – Braised tofu and minced pork stuffing with tomato sauce  75k

厚揚げの肉詰めの煮物。はい、もうこれ白飯の友。でっかいのが2つもられてて、いつも4人くらいで分け分けしてます。でもこれ一個丸々食べつつご飯かきこむのもいいなー(*´ω`)

何でしょうね。日本にもある食材ばかりで馴染みがあるのに、意外と家では作らない感じの、でも知ってるものばかりだからホッとする味。美味しいわー。

Oc buou nhoi thit hap xa an kem – Steamed stuffed snail with minced pork served ginger sauce

これ、私的には代表的なベトナム料理の一つだと思うのに、意外と食べたことがないって人がいるんだよね。

タニシ、とか呼ばれてるから怖がる人が増えるんだと思う。いや、別にタニシも怖がらなくていいと思うんだけど、これはリンゴガイの仲間。

その貝の身を取り出し粗めのみじん切りにし、豚肉のミンチと合わせて貝に詰め直してレモングラスで蒸すという、とても手のこんだもの。

食べるときは是非、敢えて咬ませてるレモングラスの「両端を」持って引っ張ってほしい。すると詰められてるつみれ部分がコロン♪と出てくる(^・^)

レモングラスの香りを添えることと食べやすさを兼ね備えた、料理にも食べる人にも愛が込められたベトナム料理を象徴する一品だなと私は強く思ってる一品。あっさりして美味しですよ。是非是非おためしあれなのです。

Vam NZ xao la que – Stir fried NZ mussel with basil leaves  250k

ムール貝のトマトソース煮的なものなんですが、これがでっかい。からもデカイが身もでかい。そして美味しい。

白にも赤にもどっちにも合いそうな勢いで(もちろんワインの種類にもよるけど)なんか最近行くたびに毎回頼んでる気が…

Chao Hen  – Baby Clam Porridge 80k

そもそもこのお店を教えてくれた人が「行って見たい」と思ったきっかけになった料理がこちら。

しじみのおかゆ!

ああもう佇まいが優しいよね。でもしじみの量は優しくないよ。ゴロッゴロ入ってる!!

でもアクがなくてとても穏やか。胃の腑にしみるような美味しさです。

外れられてる(デリバリーでも添えてくれるといいな)薬味をチョンチョンとお醤油に漬けてからおかゆに足してもうまし。

ちょっとお疲れ気味だなーとか…うん、お察しの通りなので隠さず言うと、二日酔いの時にバッチコイだ( ・`ω・´)b

他にもお魚・牡蠣・牛肉のおかゆがありますので、お好みに応じて色々とどうぞ(^・^)

Mam cuon thap cam – Hand Roll Platter 160k

え?こんなのどこにでもあるじゃないかって?
それがですよ。このライスペーパー。

見たことあります?私はこの店で初めて知りました。
ライスペーパーといっても、いろーんな種類があるわけですが…

かなり、厚めです。なのでお水の中に2分ほどたっぷり浸けてください。それでもまだ硬いのですが、そのままお皿の上などにおいて30秒ほど待つと…?

ベローンヽ(・∀・)ノ

何というムチムチ感!
そこに香るゴマのつぶつぶ!!!

私、これあんまり好きすぎて、ライスペーパーだけをふやかし、ちぎってヌクチャムかけて食べたりしてます(笑)

これで先ほどの写真の豚肉とか、魚のすり身の揚げ物とかを包んで食べるわけですが、まあ美味しい!

もちろん私よりもお詳しい方、経験値のおありになる方も多くいらっしゃるとは思うのですが、おそらく、このライスペーパー、知らない方も多いんじゃないかと思うんですよ。これ、ぜひ食べて見て欲しいー(^・^)

Banh Xeo – Vietnam Pancace  80k

私ねー、専門店以外であまりバインセオ、頼まない人なんですよ。特にこちらのお店のような、いろんな種類の料理を置いてるお店で頼むと、そのお店によりけりでレシピの幅が広すぎるんです。

なんかもうボテーっと厚ぼったいのもあれば、カッスカスで味わいもへったくれもないようなものもあったりするし、とにかくハズレる確率が高いので、専門店以外では忌避メニューだったのですが…

やだ、ここの美味しい(*´ω`)
程よくサクサク感、いろんな種類のマッシュルーム、油がくどすぎずにちょうどいい美味しさ!!

もちろんデリバリーとなると焼き上がり時点の美味しさは違ってくるかもしれませんが、ちょっと、自分の中の偏見がほどけた瞬間。

飯でも人でも、しょーもないのに引きずられて機会を逸することほどもったいないことはない。うん。嫌な経験があっても、あまり凝り固まらないようにしておこう。

Chao Hen – シジミのおかゆ! 80k ⬅︎NEW!

なんだかんだでリピーターさんがすごい多いみたいで。
そして当初は有料記事だったものを、私のわがままでこちらに転載したにも関わらず、有料会員さんからは、どなたにもご理解をいただき。。本当にありがたいことです。

で、我が家もちょいちょいデリバリーしてます。先日は旦那さんが、お店のFBページの告知を見て、これが食べたいと。

シジミのおかゆ!
ベトナムの中部のエリアには、シジミを多用する食文化がありますね。しかも「貝の身」だけ!からは無し!

日本のシジミの味噌汁で、シジミの身は食べるか食べないか論争してる場合じゃないですよ!食べない人が言う「出がらしだから」「殻を外すのは面倒!」という理屈は、ベトナム料理には通用しません(๑•̀‧̫•́๑)

ただ、日本のもののように、ぎゅーっといきなりわかりやすい旨味ではないです。茹でこぼして使っているのか、もともと旨味が穏やかなのか、滋味には溢れているのですが、実に優しい旨味。

まーしかしこれがたっぷりのあるんですよ。多分全部食べたらおなかちゃぽちゃぽw 2食に分けてもいいかもしれない。なんだったら汁物代わりに食卓に添えると言うのもアリかと。

なんといってもデリバリー疲れしているお腹があったとしたら、おかゆでちょっと一休み。どうですか?(^・^)

Bun Mam Nem  ベト式混ぜ麺ツウ好み! 70k⬅︎NEW!

ぶっちゃけましょう。
こちらは食べる人を選びます。誰にでも受けると言うものではない。そこはお店の方もよくご存知で、頼んだ時に、

「え、これ食べれる?結構味にくせあるで?」

とご忠告くださいました。
最もその直後に、

「まあでもちぇりだしな(・∀・)」

って言って、すんなりオーダー通してくれましたけど。
なんだ、その「ちぇりだしな(・∀・)」という意に介さない様子はwww

パッケージにはこんな感じで入ってます。ヤダ、冷やし中華みたいじゃない?!って一瞬思うかもしれませんが、黄色いのは錦糸卵ではなくマンゴー(笑)

丁寧なきゅうりの千切りは、ベトナム料理にないとは言わんが、ここまで綺麗な手のものはあまり見かけないかもなあ。

で、持ってこられたままの器でも良いのですが、ちょっととりわけにくそうだったの器に。これ以外に一緒に食べるミントやその他のハーブ類が結構たっぷりついてます。

メインはブンという麺なので、炭水化物を食べる前に、もしくは一緒にたっぷり野菜(^・^)

で、食べ方なですが、添付のこのおどろおどろしいタレをかけて食べます。くせが強い、と言ったのはこのたれのこと。これ、Mam Nemと言いまして…

お魚を発酵させてできたもの。澄んだヌクマムもそういえばそうなのですが、もっと魚そのままと言いますか、魚の身が崩れるに任せてる感じで漉してないっぽい。

で、当然ながら腐敗ではなく発酵させなければならないので、かなりの塩気。これ、いきなり全部かけると辛いです。辛いというか、しょっぱい。

ので、ちょみっとかけて混ぜて見て、様子を見ながら足すのが吉。

で、塩辛いだけではなく、こちらのお店ではこれに甘みと唐辛子の辛味をほんのちょっと入れて味を〆ている。うまい。とにかく旨味が濃くて、うまい。麺料理ながらビールが飲みたくなる味だ。

ただ、やはり魚を発酵させてのものなので、匂いはあります。ベトナムに来られて長い方なら「これこそが醍醐味!」と思われると思いますが、まだあまり慣れていない方には、あまり強くはオススメしない。

でも、お好きな人にはこれ、うっまいぞーっ😋

もし「私はこれ、好きでした!」という方がいたら教えてください!あまり賛同してもらえないので、もしいらっしゃったらワタクシ、とても喜びます(笑)

魅惑のカニ鍋 Lau Cua Dong Nha Tu ⬅︎NEW!

2022年1月

Nha Tu さんといえば、Oyster Hot Pot。この記事のカバー絵にもしている、カニ出汁にオイスターを入れるという、鍋の人気具材を合わせてしまった豪華版。

カニはカニ、牡蠣は牡蠣、とすることが多い日本人からすると目から鱗的なあのお鍋。何度食べただろう。お店でもデリバリーでも。そして一緒に食べた人は、さらに別なお友達とリピートされることが常で、最近いろんなところで、このお店のあの鍋の話を聞くことが。

で。

このお鍋が Nha TU さんのイチオシ鍋だということは名実ともに間違いないのですが、メニューのその次に書かれてある、Lau Cua Dong Nha TU、というメニュー。Cua Dongとなると、これはカニ。

なんだ。牡蠣鍋の牡蠣抜きか、と安易に考えていた自分の首根っこを捕まえて地面にデコ押し付けて謝罪させたい!これは、別物だ!!

牡蠣やお肉がない分、見目には地味に感じるかもしれない。でも、野菜が盛られた中央を見てほしい。こいつは…カニで作ったなにか。なんかふわふわしたもの。製法はまだ聞いていない。

これだけ食ってもとても美味しい。つけだれにでもして食べるのかな?と思いきや、こいつも鍋に入れてしまうということらしい。

しかし、なんかおつまみみたいなものがついてきた。あまりにも質素だから、これでもつまんでね、という、ベトナムのお惣菜屋さんによくある、ミンチ肉を卵で閉じたアレだろうか?と思いきや…?

これも鍋に入れる、だと…?
ちょっと意外な展開にためらいつつもう一度お店の方に確認すると、ブン以外のものは全部鍋に放り込むという話らしい。ほぉ。

果たして、小皿に取られたカニのふわふわは、小皿にあるときはちょっぴりにしか見えなかったのに、一度鍋に放たれると、ブワッと広がり、私脱いだらすごいんです、じゃないけれど、見かけとその実際の質量の差に驚かされる。

出しは優しく優しく穏やかなのにアクもクセも塩気も少なく、延々飲んでいられるようそう。こんな穏やかなお味では、豆腐などには味が染みまい、と思いきや…

とてもふくふくと厚揚げに染み、あっついそれをハフハフほふほふと頬張りつつ、なんだこの幸せな味わいは、と毎度の通り感激する。牡蠣鍋は今も変わらず美味しい。でもこの蟹鍋は決してカキ鍋の下位互換などではなく、別物だっ。

そしておつまみのように思えたあの平たい焼き物。これは鍋の中でも解けることなく、といって、練り物のようなチープ感もなく…

これは何かと尋ねたら、カニにエビ、その他魚介を合わせたものだとサラッとおっしゃる。それにあまりつなぎが入っていないので、噛むとギョイギョイとした良い荒い食感が残り、そこから染み出す出しの味がまた格別。なんだこれ、日本酒ほしい。

カニ鍋、と言ってもそれはカニの本体が入って殻を剥くのに手が煩わされるそれではなく、すでに諸々手入れされたカニの身をアレンジしたものがたくさん入った鍋という、面倒くさがりさんには夢のような蟹鍋だ!

カニの身こそ楽しめないものの、Cua Dongという名の料理によくある、タガニをすりつぶして炊いて漉して…という大変大変手のかかった鍋。これが、こんな値段で食べられるのか…。

鍋だけを食べるつもりなら2人でなんとか食べ切れる感じ。3人でも十分だ。他に何品か料理を頼むのなら、4人以上はいた方がいいかも。いや、2人で食べきってスープもなくなり切るほどたのしんだのだけども、お腹がいっぱいだw

意外な伏兵が潜んでいるのもまた楽しい。これは豚の軟骨部分。豚の肉もその他の骨も入っていないが、軟骨だけが使われていて、これがよくよく炊かれているので、コリュコリュとした食感も楽しくう、私は大好きな食材だったな。

なんてことだ。
蟹カキ鍋の下位互換だと勝手に思ってて今までスルーしてきていたとはっ。こちらの鍋も、蟹カキ鍋と同じく、恐らくはこのお店のオリジナルで、これがベトナム料理です!とは言えないかもしれませんが、Nha TUの味。

牡蠣はちょっと…と言われる方も、こちらの蟹鍋なら楽しめるのでは?と思うのですよっ!ってか楽しんで!美味しいから!日本人にもきっとしみる味だから!おいしかったー(≧∇≦)

ご連絡はこちら

Tuさん : TEL 0906204849 (Zalo, viber)

Tu さんってのは、このお店のオーナーさん兼店長さん。Nha Tu ってのは、Tuさんのお家、って意味らしい。

ほんとはお店も素敵なので行って見て欲しいのですが、それは街が落ち着いてからのお楽しみ。ベトナム料理だけど、食卓にあってくれても自然に馴染むものも多いので、ぜひとも試して見てくださいね。サクッとした麺料理なんかもありますので、お一人の方もお気軽に!

ちなみに、他の単品あれこれ!

2024年1月

牡蠣鍋が美味しすぎて、毎回言ったらその鍋を食べてしまい、単品までなかなか胃袋が回らない、というお悩みをいろんな方から聞いたので、inago会で、

単品を食べる会

をやりました!
結局鍋も食べたけど、色々美味しいものが目白押しでした!


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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/

ご連絡は以下のLINE@に登録してメッセージで!

お店情報

Nha Tu
129/4 Vo Van Tan Q3
Time : 12:00 -15:00 ( last oder 2:30) /17:00 – 22:00 ( last oder 22h)
※2023年9月現在夜は予約をして行った方が確実です。英語が不慣れな場合はいつでもお手伝いしますので、私までご連絡くださいませ♪

お店:TEL 02839305069  10:00-22:15
Tuさん : TEL 0906204849 (Zalo, viber)

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