ホーチミンが飲茶&火鍋天国なのは何度もお伝えしてる通りですが、うおーーーーー。ホーチミンにある中国にこんなダークホース…ならぬダークビーフ?なお店があった!
最初にこれだけ確認してから読み進めてください
まず、ほとんど中国語オンリーです。
ベトナム語もあまり通じない。英語は?と聞いたら「ムリー」と。
なんでそれがわかったかというと、ラッキーな時に中国語がベラベラな友達が一緒にいてくれたから。彼女いなかったら相当詰んでた。
とは言え、のちにお伝えしますが、オーダーはメニューシートに書き込むスタイルだし「食べたい」という意欲さえあったらなんとかなります( ・`ω・´)b
名前からして戦闘モード。
敵は牛魔王です。心してかからねば(๑•̀‧̫•́๑)
客を選ぶもう一つの点
この日は土曜日の昼間。私たち以外はノーゲスト。なので適当な席に座ったのですが…
食堂的なシンプルな店内。
それはいいが、座ったところの壁からアリが!結構な量のアリが!
一緒にいた人が全く怯まず、牛を倒しに来てるのにアリごときにひるんでなるものかとばかりに対峙してくれたので大事には至りませんが、
「アリなんていたらもう食事なんかできない!」
って方にはお勧めしません(・∀・)
とてもお勧めしたい店なんだが、まあこの二つは結構なハードルになるので、先にお伝えしておきます。ただお店の人はとてもとても親切でしたよ!
メニュー!
というわけで、本題に行きましょう!
メニューはこんな感じで紙を渡されるので、ほしいものの横に個数を書いてください。
ちなみに今回頼んだのは…
まずはスープ。火鍋湯底、ってのがスープですな。最後の行、6番だけが陰陽シェイプ☯️の2種類のスープ。そしてその2種類はもうフィックスされてます。
なんとなく感じでわかると思いますが、一番上が牛骨。最初にあるからこれがお得意なのかもしれない。
2.が薬膳風。夏目とか色々入ってるやつ。
3.は豆乳?
4.は麻辣、辛いやつ
5.は…ハーバル系ってことだろうから薬膳系なのかな。多分。
33 のTom Vienはエビ好きの人は頼んだ方が良い。美味しかった。
50.の Nam Meo、猫の耳ってのはその形状からキクラゲにつけられたベトナム名。かわいい(笑)
54.はキノコの盛り合わせ
60.の凍豆腐はマスト。めっちゃ美味しかった。
あと、62.は豆腐から水を抜いて麺のようにしたもの。
71.は冬瓜
75.は野菜の盛り合わせ
79.はオーダーしたけど来なかったw
今回頼んだのはこんな感じだけど、1区とかの火鍋屋に比べると格段に安い。ええとこになると、スープが1種類200〜300kのところもある。が、そこからしてこちらは安い。
さらに各具材も格安。こんなシンプルなローカル仕様のお店だし、大丈夫か?という気がしないでもない。でもこれだけ安かったら、やらかしてもまあそれもネタw
牛魔王見参!
で、こちらのお店選んだ理由が、これ。
うしー!!!(笑)
ってか、この皿、このためだけにモールド作ったのか?www
決してその部位のお肉が正しい場所に置かれているわけではないけど、楽しいwww
ちなみに、メニューでは24番です。
全ての
牛の
宴
素晴らしいっ😆
いいぞいいぞこのセンス!こりゃーちょっと面白いメニュー作り。ちょっと自分にはない発想だったwww
これが吉と出るか凶と出るか!
宴の開始!美しい素材たち!
まずは完敗。
昼酒、うまいやね!
鍋、来ました。
2種類のこのタイプを選ぶとスープはフィックスなのですが、どちらも美味しかったです。麻辣も辣すぎず旨味がしっかりあるタイプ。
辛くない方は…どれに該当するかは不明でしたが、シンプルながら旨味があって各種素材の旨みを底上げする役割を担っているようでした。
出てくる具材はこんな感じ。
キノコ、きれい!
カニカマは頼んだっけな???記憶になかったけど、温めたカニカマって美味しいんですよね。食っとけ食っとけ。
そして今一度別アングルからのお肉。
いいわー。可愛くも格好良くもないし、その尻尾部分のトリミングはどうなんだという気はするけど…
このアイデアを思いついてこの皿を作ってくれた業者さんがいてくれたことの奇跡を思うと、全てが帳消しになりそうだ。
このエビ団子はあまりつなぎを入れてない感じで、めっちゃプリプリになるし冬瓜はしっとりとお出汁を含んで幸せな味。
お野菜はこの元気の良さ。
ホーチミンでは、安かろう悪かろうは定説ではない。
安くても、とても良いものを揃えるお店が珍しくない。ここは、そのコスパが良い方だ。
そういうお店を探し当てられるかどうかが鍵ですね。街中が宝物探し♪(^・^)
魅惑の薬味ビュッフェ
テーブルには一人2つずつのお椀がセッティングされてて、これはなんぞと思ってたら、多分スープによって使い分けるため?
または薬味ビュッフェでいろんな種類を楽しむためか、一つは薬味入れにして、一つは鍋から撮ったものを入れるためのものか…
なんにしても、実はあってくれるととても便利なお椀2つ。そういうリクエストが客から多かったのかもしれませんが、お心遣いを感じるサービス。
で、薬味ビュッフェー!
もうこの薬味の取り揃えで店を選ぶくらいに私には重要なパートなんだけど(某大手はここが雑で全く魅力を感じなくなった)こちらは薬味もだけど調味料にもこだわってらして、かなりのツウ好みな印象でした。
最初は少なめに興味のあるものを混ぜてみて、味を見て、もろもろで調整すると良いかと思います。楽しいよー(^・^)
鍋開始!
もろもろの素材が揃ったので、ザーッと鍋に入れようとしたらお店からストップが。
常連さんだったら違うんだろうけど、こいつらわかってねーな、と思われたのか、お店の方がやってくれることに。
まずは牛肉。どこの部位もそうだったのですが、一応「ちゃんと火が通った方が良い?」とは聞いてくれたものの「いーやベストな状態でやってくれ」とお伝えしたら…
こんな感じで網杓子的なものに牛肉を入れてシャブシャブ。そして7割くらいで引き上げて…
鍋の縁にひっかけてスープからあげちゃう!!
余熱でも火は入るので、なんだかんだで9割くらいは熱が入るのですが、しっとりミディアムレアという感じ。
こだわるなー、しかし結構細切れだし、そこまでこだわるってどんだけ…
うまあああっщ(゜ロ゜щ)
えっ、柔らかい!牛肉の旨味が、この薬味に負けずに滲む!えっ、でもこれローカル牛だよね?お値段からしても???もしかしたら輸入牛肉の可能性はあるが、脂の少ない赤身の様相。
なのに、やわい?!
そして鮮度を感じる風味。
もちろんこれもグツグツやっちゃうと硬くなるんだろうけれど…なるほどそれでお店の人はかなりこだわってたのか。ヤーッ、こだわる価値あるわ!
あとねー、エビのプリプリもたまらんかったし、下の写真の一番手前。なんだと思う?
スジ!綺麗な丁寧な手入れをされた、スジ!!Ganhとか言ったっけ。確か。全牛宴に入ってた。
火鍋にアキレス腱のスジを使うことは珍しくないけど、ここまで手入れされてるものは珍しい!!
多少はスープにつけておく必要はあるのですが、事前の下ゆでがとてもしっかりしてるので、あっという間にトロットロ!ですが、頼りなさ過ぎることがなく、適度な弾力。
茹でた時に目立つ皮膜的なものも綺麗に綺麗に取り除かれてて、お店の手間が垣間見られる。このスジ一品食べるだけでも、お店の牛に対する扱いが見えようというものですが、他の部位もどれも美味しく、食べるたんびにずーっと「んまっ!んま!」と言ってましたわ。
凍豆腐はこんな感じ。
食べてるうちにすっかり網杓子の使い方にも慣れて、ちゃーんと食べごろにお肉を引き上げるっように。そしてどれもが本当に美味しくて、特に牛は牛魔王の名を名乗るのにふさわしいと実感。
ローカル牛でここまでのポテンシャルを引き出すお店はそんなに多くないんじゃなかろうか。いや、自分がまだ知らないだけかな。そういえば豚肉はあったけど鶏肉もなく、魚類もエビ団子みたいにちょっと手を加えたものだけ。
牛にほぼ全振り。
そしてそれをやって価値をしっかり生み出すだけの美味しさを持つお店。
火鍋屋さんは数あれど、価格的にも内容的にも、かなり一線を画してる気がするクオリティ。
気がつけば…昼間っからこの状態。
すんごく美味しかったし驚きに満ちてたし、わざわざ足を運ぶ甲斐のあるお店。多少コミュニケーションに難しさがあったとしても、食べたい、という気持ちがあれば大丈夫!
夜はローカルの人で賑わってるようですが、昼はそんなに混雑しないお店なのかも。よろしかったら是非とも試して見てくださいね。
牛を楽しむ火鍋の妙、こちらのお店独自のものかと思われます!
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
牛魔王鮮牛火鍋 Nguu Ma Vuong
89D Nguyen Tri Phuong, Q5
Time: 11:00 – 21:00
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