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パンにカビがついてたら、その部分だけ取って「焼いて食べれば大丈夫」と思ってる方はいませんかー?

ちぇり info(生活情報)
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昭和の人は言われたことがあるかもしれない。経験してる人もいるかもしれない。最近はどうなんだろう?

パンのカビ

最近雨が多く、ひときわ湿度が高くなってるからか、パンに関するお問い合わせが示し合わせたように何件も。

「ちぇりさん、カビの生えたパンって、カビを取っちゃえば大丈夫ですか?」

あーっ、言われましたねー!
私が小さかった頃は、言われただけじゃなく、みどりだったり黒くカビたところをむしって焼いて食べてました。

美味しくはなかったけど。直接カビたところは排除してるし、加熱すれば大丈夫だろう、と。

それ、ほんと?

結論は

ダメです。

やめてください。食べないでください。
カビというのは菌です。胞子によって飛散しものに付着し、そこから菌糸という細い細い糸のようなものを伸ばして繁殖していきます。

その細い細かいものが目に見えるほどの膨大な集合体になったものが「目に見えるカビ」。つまり…

カビが見えた時点で、その周辺にはカビ菌がほぼ全域にわたって蔓延ってる、と考えるのが妥当でしょう。

あれだけ密度が高そうに見えるお餅ですらそうなのです。貴方が無数に開いてスーカスーカ状態のパンなら。。。もうそれこそパン生地の表面と言わず内側と言わず、津々浦々までカビ菌さんがビッシリなことでしょう。

色付きで目に見えるカビだけがカビではないのです。そんなものが見えた時点で、全体に密集している。

大切なものは目に見えないよね、と言ったのは星の王子様だったか。時に危険なものも目には見えないことがあるのです。(カビと同列に並べるなよ。。。)

でも大丈夫だったよね?

そうですね、死にはしてない。現にそういうことを何度も繰り返して来ても、生きてます私。

ただ、カビ自体は高熱調理でやっつけられても、カビが放出したカビ毒素は、少々の温度では死なないのです。奴らを熱で退治しようとすると、パンが炭化してしまいます(笑)

またカビが発生しているところには、その他の細菌やウイルスなども付着しがち。それらすべてが耐熱性を持たない、とは言い切れませんし、それ以前にどんなものが存在するか、肉眼では判別できない。

ましてや長く慣れ親しんで来た日本とは常在菌が違うと思われる環境下では、体が諸々に慣れていないとか耐性を持っていないことも考えられます。

それでなくても、不要な怪我をしないように用心しながら暮らしていて、病気にならないように健康に気をつけてながら過ごす海外生活。パンのカビごときで敢えて進んで病気のタネを自分に植え付ける必要はありませんよね。

同じ包装内のカビは見えないパンは食べてもいい?

やめましょう。
先ほども言いましたが、カビの菌はとても小さく、また菌糸をニョイニョイ伸ばすことができますし、胞子はフワフワ空気中を漂うこともできてしまします。

それが同じ袋の中?
ほぼ、カビたパンと同じ状態だと考えるのが自然かと思います。

もったいないと思っても、そのパンおいくらしましたか?もしも病院にかかることになったら、そのパン何個買えますか?

ということを思い出して、廃棄しましょう。
そのままにしておくことで、カビが生えところからどんどん飛散していく可能性も考えられます。怖い。

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食べられるカビもあるじゃない?

カマンベールチーズやブルーチーズなんていかにも毒っぽい色をしたカビの食べ物、ありますよね。

あれは人間に安全なものをきちんと選別、管理した上でカビを活用しているものです。素人が、慣れぬ環境で菌を扱ったり判断するのは大変危険、と心得ましょう。

カビの毒性って?

ところで、怖い怖いというばかりで、カビの毒性のことを話してませんでしたね。

もちろん多くの場合は、よほど大量に摂取しない限り大丈夫。食後数時間しても何もなければ、その時は問題ないと考えて良さそうです。

が、吐き気や熱、腹痛などが生じることも。そういう時は下痢止めや吐き気どめなどを飲むのではなく、水分補給をしながら、なるべく体外に排出することを心がけて、できればお医者さんに診てもらいましょう。

そして知っておきましょう。カビ毒の危険性は…

発がん性、急性毒性、慢性毒性など

わあっ、思ったより深刻😱
もちろん、1回2回食べたからってすぐにどうこうなるものではないかもしれませんが、まあこんなの聞いたら、食べないに越したことないって思いますよね。。。

そもそもカビってどんなところで育つの?

カビは、0℃〜40℃の間で生きられるそうです。そして最も活発になるのが、25℃〜28℃。はいっ、ホーチミンの室温ですねっ(・∀・)

最近は外気温も下がって来て、長くホーチミンに住む方は「涼しくなった」、なんだったら「寒い」と感じることすらありますが、それは比較の話で、カビたちには絶好の温度環境。

ましてや雨が多い時期。それでなくても湿度が高い気候環境なのに、さらにジメジメ。挙句にパンが含む水分量というのは思う以上に多く、38%前後もあるそうです。

挙句に餌になる栄養分まである。もうカビにとってはパンは三食昼寝付きのフカフカベッド。どうぞ育ってくださいと言わんばかりの環境が、パン。そりゃカビ、よく育つわ。

そもそも日本でも…お正月に飾ったお餅に、カビ、生えてましたよね?ずーっと人がいるわけでもない床の間に飾った鏡餅。

暖房を入れていない、真冬の寒い乾燥した環境下でも、鏡開きの頃には緑のポワポワがあちこちに見て取れたのではないでしょうか。

それがホーチミンだと、いくらエアコンで調節して自分たちが涼しい、快適だと感じても、26℃?27℃とかありますよね?エアコンをあまり使われない方だともっと気温は上がるでしょう。

体感は関係ありません。事実を把握して対策しましょう。

じゃ、カビを生えさせないようにするには?

パンの場合は冷凍庫に入れましょう。カビの活動温度以下にすれば安心。

5℃以下の冷蔵庫でも、温度的にはそこまで厳しくないかもしれませんが、冷蔵庫の中でカビを発生させたことがある人もちょいちょいいるかと思われるので、万全ではないことが想像できるかと。

そして何より冷蔵庫の温度ではパンがどんどん不味くなる。パンが持つタンパク質の性質からも、水分がどんどん取られることからも、オススメしない。

ただ冷凍庫に入れる場合も、例えば食パンなどは、1度に2枚食べる人なら、2枚ずつをまとめてなるべく空気に触れないよう、ラップやアルミ箔でできるだけぴっちり包んで冷凍。

大きな袋にまとめたまま凍らせない。それをやると、食べる時に食べない分まで取り出すことに。そうすると、冷凍庫内と常温の温度差で水滴が生じる。その水分はパンの状態を著しく変えてしまうので。

というわけで、パンのカビに気をつけましょう

まずカビを生やさない保管方法を心がける
カビを見かけたら迷わず捨てる(食べない)
増殖させないように、やっぱり捨てる

ちなみに農林水産省が、カビ毒に関してまとめているページを提供してくれています。

ご興味がある方は是非見て見てくださいね。


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