さて宿泊がどんなに良くても、ホテルの飲食はまた別のお話。5つ星の、感激しまくるようなホテルでも食事が全然ダメ、とうところは割に最近経験しました…orz
さて、ここはどうだ?
まずはランチ@CHIC
美しい会場
宿泊初日、ちょっと観光を済ませてから宿でランチを食べることに。
本来SAPAなんてとこに行ったらローカルフードを楽しむべきいかもしれませんが、私の今回の目的はこのホテル。
宿泊がどんなに良くても、飲食が連動して良いという保証はどこにもないので、一緒に行ったお友達も巻き込んでお試しに(-人-)
ランチはCHICというこちらのメインダイニングで。
めちゃくちゃ広いです(苦笑)
そして広いのに、どこの一角たりとも手を抜いてない感。統一はしていながら、調度や置物などで変化をつけ、飽きさせない造り。とにかく環境としては「美しい」の一言。
メニュー
メニューはこんな感じ。
昼夜でメニューが変わってる感じではありませんから、そんなにメニュー数があるとは言えませんが、現状、まだそこまで外国客がいないことを考えると、本来のレギュラーメニューよりは少なめにいなっているのかもしれません。
グラスワインは飲みやすいセレクト
疲れていたのでまずは泡。(おい
このときグラスのスパークリングを頼んだら、偶然にも自分が属しているSNSで話題になってたワインだったのでビックリ。
決してお高いワインじゃないんですけどね(笑)
日本ではお手軽なのに美味しいって括りで話題になってたようだし。でもサクッと美味しく飲みやすい。
パン&バター
こういう場所でのパンは、ベトナムでは自家製で美味しいもののことが多いので驚きませんが、やっぱり美味しい(笑) 香ばしい香りが腹ぺこの2人にはたまらず、食事の前なのにガツガツと(笑)
バターがとても美味しくて、聞くと、ベトナムローカルのものだと聞いたのだけども、こんなバターあったかなあ???
高原地帯のことなので、もしかしたら良い牧場などが近くにあるのかもしれませんね。
それにしてもやっぱり綺麗だこの空間。
そしてお皿はロゴを入れたオリジナル。
ロゴを入れる入れないはありますが、どこまでコンセプチュアルであるかを追求しているホテルは素敵ですよね。
Salmon Trout Sashimi
さてお食事。サパってサーモンの養殖が盛んだってご存知でした?
私も割に最近聞いたのですが、聞いててよかった。だってメニューにサーモンがいっぱい(笑)
そしてローカル店に食べに行っても、結構サーモンのメニューが多いように感じました。
面白かったのは提供の仕方。
Sashimi、とは書いてあったけど、これも、巻くwww
でもねー、これ、いいわよ!
新しいお刺身の楽しみ方!野菜やフルーツと一緒に薄手のライスペーパーで巻いて、お醤油で食べる。
またね、このお醤油がちょっとベトナムのっぽくなかったんですよね。結構しっかり濃い口の2段仕込みい的な濃さと甘さのなさ。美味しかった。
Sapaのお醤油は食べてないけど、日本からのものなのか、現地のものなのか聞いて見入るの忘れたな。でもちゃんと、お刺身のコンセプトと、食材にあったものを選ばれてると思いました!
Sapa Trout Raviori
こっちもサーモンかよ!って話ですが、ちょっと見慣れないラヴィオリ。ソースはブイヤベースソースってことで、魚介同士を合わせてまして…
おいっし!
洗練、とまでは言いませんが、バランスが良く、味わいの質の割にい量もあって、2人わけて泡をグビグビやるのにぴったり!これはおいしい。
Sapa Wild Quail
サパのウズラ。
ビーツと味噌ピュレというのが気になって頼んでみました。
ウズラ、かなり若い子を使ってるようで、まーふわふわ!それだけに味話の方はまだかなりライトで敷いたが、言い換えると「食べやすい」ってことでもあり、これもまた良し。
でも白で十分行けたな。
赤だとライトなものじゃないと負けちゃうも。でもこれならお子様とかでも食べやすいかなと。
お肉は食べたいけど、そんなにヘヴィなものはいらない、という時に是非。良き。
夜のバーでウェルカムドリンクを@ABSINTHE
豪奢な内装
さて夜のバーでコンプリーメントのウェルカムドリンクをいただきに、エレベーターで該当階へ。
もう、エレベーターからしてこんなのなんだもんな。
そしてこれが、テラス席からの眺め。美し過ぎる。。。
ここはね、宿泊せずとも、サクッと夜に飲みに来るのにも良いかもしれませんよ。というか、来ないと勿体無いですよ。
宿よりアクティビティ重視という方も、ちょっと一杯飲みに来るくらいなら、気分が変わって良いのではないでしょうか。
それにもうここまでくると、これも観光の一つ。こんな豪華なホテル、バーって、そうそうあるもんじゃありません。
ホーチミンにだってここまでの規模、センス、内装のものはないかもしれない。素晴らしいです。まさに文字通りの「一見の価値あり」というやつ。
メニュー
多くのホテルにあるように、ウェルカムドリンク用のメニューがあってそこから選ぶのですが、アルコール、ノンアルコールともに色々あって良き。
ある程度以上のランクのホテルには、こうした1ドリンクチケットが付いて来ることがありますが、ただ単に「飲みののサービスをする」というだけじゃなく、環境でおもてなしをしてくれるという要素もあるのだなと、こちらのバーで実感するなど。
涼しい時期にはテラス席もいいかもしれませんね。
まさかのPho Cocktail
カクテルメニューの中に、Pho Cocktailなんていう変わった名前のものがあったから頼んでみました。
外で暗かったからボケとるな。
もちろんPhoの味がしたり、Phoが入ってるわけじゃなく(笑)、どうやらPhoにも使うスパイスを使ったもののよう?
実はこの日スタッフさんが少なかったからか、ちょーっと待つ時間が長かったのですが、言えば対応してくれたし、外との風は涼しいしで待つのも苦にならず。
ちなみにバーの天井、ものすごく高いのですが、その空間を生かして中二階的なお席もありました。
もう疲れてたし酔っ払ってたから登らなかったけど、今考えたらここの上からバーを見下ろすショットってのもかっこよかっただろうなあ。しまった。
再び、CHICで朝食を!
爽やかな朝食会場
さて朝です。お部屋からは、朝霧が少しかかる風景を眺め、朝食会場へ移動。
前日にランチを食べた会場なので、会場写真は割愛。
ですがやっぱり広い。そしてあの広いところをどう、朝食会場として使うのだろう?と思っていたら…
専用エリアに近いお席を取るにはお早めに
あれ、案外しょぼい?
と思ったら、ここはドリンクや、ちょっとした軽食的なものを軽く置いてるだけでした。
で、よくよく見ると、奥の方〜に、モーニングビュッフェだけのためのお部屋が!
わーっ、やっぱり豪華!(笑)
フォースタンドはこんな感じ。ここは完全にキッチン仕様にしててがっつりビュッフェを楽しむスタイルにされてますね。
ただかなり大箱なので、座る位置には気をつけておきたいところ。どこのホテルでもそうですが、7時すぎくらいからぼちぼち混み始めて8時くらいがピークになります。
私たちは6時半くらいだったかな?
ちょっと早めに行ったので良い席を取れました。
ペストリーが充実!
実はとってたお席(ストールや鍵をテーブルに置いてアピール)してても、一度、勝手に座られてしまうということはありましたが(料理も広げてたので譲りましたがw)
悪気なく嬉しそーに男性2人が座ってらして、本気で鍵もストールも見えなかったんだろうなと(笑)
きっとね、それくらい目を奪われたんだと思います。こちらのビュッフェに。そしてこの会場で朝食を楽しめる非日常感にウキウキしたのかなと。
まだその時間だと良いお席をいただけたし、いいよいいよとお譲りして自分たちも食べることに。
前日ランチの時のパンも美味しかったですが、ペストリー系、美味しいですねえ。
そしてこれはSapaの名物、Banh Hat De。栗のお焼き。街でもたくさん見かけるので、こちらで味見をして見るのもいいかもしれません。
中には栗を潰したものに甘味をつけて、ほかはあまり混ぜ物をしてない感じの素朴なお味でおいいしかったですよ♪
コールドカッツのレベルが異様に高い
とういわけで、ごはーんヾ(@⌒▽⌒@)ノ
なにがすごいいって、ここ、コールドカッツの質がすごい。
強豪ひしめくホーチミンでも高低差が結構あるというのに、どれをとってもひっじょーに良いものを使っておられる!
それにパンが美味しいとなると、当然こうなる。
しかも見てください、このベルケッパー。すんごい美味しかった。。。ものすごく、ものすごく上等。
ってことで…当然…?
別注文( ̄▽ ̄)
ヤーッ、これで飲まないって手はないですよ。ビュッフェメニューにはなかったので、普通のオーダーとして注文。
あまり朝から飲まれる人はいないのかな。最初「払うので泡ください」って言ったのに「申しわかりません、朝食ビュッフェにはついてなくて…」と言われ、だから払いますってばー、というと、え?ほんとに飲むの?朝から?金まで出して???って顔された😅
そしてセカウンドラウンドはこの様相。
もう飲み屋やないか。
お野菜が美味しい!
とはいえ…
こちらのビュッフェの特徴としては、お野菜が美味しい、というのもありまして。
いやそれはベトナム全土の話ではないかという意見もあろうと思いますが、このお手入れがねー、また美味ししかった。例えばこちらは蒸してある。茹でじゃなく時間のかかる、蒸し。
東岸がこんなに美味しく感じられたのは久しぶりかもしれません。Kho Quet(ベトナム式のバーニャカウダみたいなもの)は茹でてることが多いんですよね。それでも美味しいのだけど、やはり調理時間短縮を優位に持ってくるところが多い。なので久しぶりだったわ、こんな丁寧な蒸し野菜。
麺料理位に添えるミントは山盛り。美しい。
だらっとと同じように標高が高いところにあるから、お野菜、美味しく育つものが多いというのもあるのかもしれない。
デトックスドリンクやフルーツジュースも豊富
でもスムージーがこんなに何種類もあるのはちょっと珍しいかも?🤔
麺も忘れずに
この日の麺にはたけのこたっぷり!
Pho か Bun か選べたのも良い。
なんどもいうように、この手の麺はローカル店で食べる方がうめーんだよ!と言いたいのは山々ですが、屋内で清潔に設備が整い、他の料理からの食材の取り回しができるホテルのようなところの麺、とても美味しいことがしばしばあるんですよねー。
もちろんホテルのだから美味しい、という保証はなく、とりあえず置いてます、というところもあるのですが、それはローカルのお店でも同じこと。
しかしホテルは宿泊した時か、わざわざ食べに行く機会も少ないので、なるべくいただくようにしています。で、こういう美味しいのに当たると、嬉しい😊
全てが良いわけではありません
とはいえ、全てが良かったわけではありませんでした。
なぜかBanh Cuonの食感が、ネッチョリとして火が入りきれてない感じで、これはいただけなかった。
どこのビュッフェでも鬼門のパンケーキとワッフルも作り置きで、食感からしてあまり喜ばしいものではなく。
あと、テーブルには全ての席数分のお水とテーブルセットが用意されており、例えば4人席のところに2人座っただけでも、2席分のテーブルセットが引き上げられることはありませんでした。
これはおそらく人手が足りず、着席してからテーブルに水を注ぎに来るとか、テーブルセットの数を調整するところまで手が回らないいのかと推察します。
今、ベトナムはどこも人材不足。特に都市部の飲食店はご苦労されていると聞いています。ましてやこのホテルレベルになると、誰でもいい、というわけには行きません。
決してこれでよし、というつもりはありませんが、現状を鑑み、今のホテルとしてベストなサービスを提供してくれると考えて、私はこれらを不快に思うことはありませんでした。
ビュッフェの総評
定番の果物まで行き着けなかったのは、コールドカッツでお腹がいっぱいになるという、世にも幸せな結果にしてしまったから。
ほんっとにコールドカッツそのものだけじゃなく、オリーブ一つを取っても質が良い。特段このホテルだけが凝った料理を出してるという感じではないものの、厳選されてる感が全面に出ていてこだわりが伝わるビュッフェでした。
まとめ
ホテルを楽しみたいなーと思って行ったホテルでは、基本完全おこもりができることがポイントに大きく左右するわけですが、その気になればこのホテル、ほんまに一歩も外に出ずに過ごせるわ…
お食事、よかったです。
実はベトナムのホーチミン以外のホテルでは、もちろん美味しいところもあるのですが、5つ星なのにかなりがっかりすることも多く、ホテルッビュッフェレベルはホーチミン特有のものかなあと思ったりもしてましたが…
まあホーチミンでもあるよね、「このホテルでこの程度かい!」となるとこ( ̄▽ ̄)
ましてや同レベルの競合が少ないSAPA。
正直そこまで期待できてなかったのですが、恐れ入りいましたー(-人-)
海外からのお客さんが帰ってきたらどうなるかはわかりませんが、現在、こちらのホテルは決して手が出ない値段じゃありません。
例えば平日だったら、シンプルなお部屋だったら2,700k前後。
ドルに直すと、$120。ホーチミン市内にもよくある価格帯のホテルで、そんなに特段、雲の上のホテルというわけではありません。物理的には雲の上になることあるけど。
SAPAはもっとローカルなエリアも楽しそうなので、ここに前泊とは言いません。でも1泊くらいは、こちらで過ごすのも良いかと思うし、なんならお食事やお茶で使わせてもらうのもあるかも。
ここ、観光名所ですよ、もう。
素晴らしいです。ファンシーパンに登るロープウェイ乗り場に向かう列車もここ発です。
海外から来る方は、もしかしたら一生に一度しか来ない場所。
10年ベトナムに住んだ私でも今回が初めて。
無理がないのなら、こちら、ぜひとも体験してもらいたいホテルだと思います!
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
ホテル情報
Hotel de la Coupole – MGallery
1 Hoang Lien, Sapa
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