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ホーチミンでハノイの味・Bun Rieu 親父のセンスが光る良店! ~ Quan An Ha Noi

Quan An Ha Noiのブンリュウベトナム料理:ローカル

路上店というと、衛生面がきになるだとか、大雑把みたいな印象もありますが、ここは良店。そりゃ外だけど。椅子も机も簡素だけど。良店。親父の仕事が光る店です(๑•̀‧̫•́๑)

あの路地裏で見つけたお店

はい、つい先日投稿したのと同じ写真を載せます。

こちらのお店と同じ通りにあるんです。
Nguyen Thi Minh Khaiから入っていくと、上のリンクのお店は右手にありますが、それより手前で、こちらのお店は左にあります。

 

実は、プリンのお店が開く前に時間があったので、Google先生に聞いて、この看板が立ってる角にある、Rocket Cafeってとこに行こうとしてたんだけど、思ってたのと違った(-“-;)

Google先生、みんなの投稿、あまり規制せずにうけつけるから、お店に置いてない写真までバンバン掲載してるんだよな。。。(。-_-。)

そして上の看板、このRocket Cafeのことかと思ったら、ちょっと様子が違う。というわけで、その手前にある曲がり口に入ってみたら、こんな感じで建物沿いにお店があった。

路上のお店にしてはテーブルが高く、そして壁に書かれたメニューが洒落とる。

プラス、冷房設備つき( ・`ω・´)b

これもまぁ日中に暑っつい時には役立たずなんかもしれませんが、この日はまだ朝の10時くらいだったので、いい具合に涼しくて。

お昼が主力なのか、朝と昼の間のブレイクタイムだったのか、まだお客さんは1組しかおらず、でも大量の食材を仕込んでいたので、おそらくピークオフな時間帯だったんだと思われる。

ちなみにここの情報を探してみたんだが、Googleにもローカルのグルメサイトにも見当たらず。。。

もしかしたら店名は別にあるのかもしれない。すんません、情報不足。。。(Quan An Ha Noiは「ハノイの飯屋」的な意味合いでしかない)

このエリア自体が、ランチ役狙いなのかもしれませんな。氷屋さんが大きなトラックで路地に入ってきて、あちこちのお店に下ろしてました。

ええ、ベトナムはこんな風にして氷を配達するんです。外気に触れてるから当然ながら氷ボタボタ落としながらw ある意味、ベトナム名物(。-_-。)

親父の仕事ぶりが美しい

席に座ってからメニュー考えるわー、と伝え、豆乳を先にもらおうと思ったらこの日は品切れ(か、まだできてない)。

ので Tra Da(冷たいお茶)を飲みながらふと顔を上げると、親父が粛々とお仕事に勤しんでいらっしゃる。山のような…あれはツルムラサキだろうか。それをひたすら茹でておられる。

それに、目を奪われた。

手元を間近でみたわけじゃないので正確にはわからないのだけど、見てる限りでは、大きな中華鍋に沸かしたお湯で、あまり多すぎない量を手前の籠から移し、こまめに茹でている。

片時も、目を離さずに。
または手近なものに手を伸ばす際に目を離しても、わかる。あれはカウントしてる。職人さんであれば当たり前なのかもしれないけれど、数えず、多分体感と視覚で頃合いをカウントしてる。

それが見て取れてからもう、目が離せなくなった。
頃合いで引き上げ、丁寧にザルを煽って蒸気を逃しつつ取り置いて、生の葉っぱを全て茹でるまで淡々とその作業を続ける。

そう、菜っ葉は大量に茹で置いた後、返さないと余熱で火の入りがムラになる。他の食材でもそうだけど、菜っ葉は特にそのムラが激しくなる。だから、返す。熱を逃す。

その後、茹で上げた順にもう一度鍋に戻してた。今度は味付け。
湯にほんの少しの調味料を加えた中に、さっとくぐらす程度のこと。

あれ、やってる味とやってない味を指摘できる人、どのくらいいるんだろう。おそらく皿に乗って出てきたら、「茹で菜」としか思えない代物になるんだろうに。

メイン食材というわけでなく、おそらくはちょとサイドに乗せられたり混ぜ込まれる食材の一つに、そこまでするんだ。そんなもん最初から茹で湯に塩入れて茹でたらええがな、という感じではあるのですが…

都度、的確な調味料を加えた湯にさっとくぐらせて旨味を与えてる。
その仕事、この路上の店でやりますか?(・∀・;

そして親父、別に偏屈な様子でもなく、妙に愛想を振りまくわけでもなく、ただ淡々と、そして何をしようと手元の熱から集中をそらすことなく、仕事されてる。

焦らない。でも無駄がなくサクサクと仕事が進む。
か、カッケー!!!!(((o(*゚▽゚*)o)))

美しい。職人さんの仕事というのは、どんなものも美しいけど、すまぬ。この路上のお店でこんな仕事ぶりに出会えるとは思わなかった。久しぶりに目が釘付けになりました。

焦点ピシャリの極上 Bun Rieu

メニューには米料理もあるようなのだけど、多分チャーハン的なものがメインだったようで、ちょっとその日の気分じゃなかったので、麺料理に。

ということで、この日はブンリュウ、を頼みました。トマトの甘みと酸味、カニのお出汁をベースに、干しエビやら何やら海鮮系のもので旨味を加えた、米麺料理。

この料理はおそらく北のほうが本場かな?南部のそれは正直、甘ったるいものが多く、あまりピンと来なかった。おそらく北の方が南部のフォーを食べたらこんな感覚になるのかも。

私は比較したわけじゃないですが、本場のものを知らなくっても、明らかにちぐはぐな感じを受けることが多くてあまり積極的には責めてなかった麺料理。ですが…?

う…美しく、ないですか…?
私の中で、(ほらね?!)という言葉しか出て来なかった。だってあの親父さんの仕事ぶり見てれば、いい加減なものが出てくるなんて思わないもの。

あの正確な手元、無駄のない手際。ただここは路上の食堂だ。大きな期待をしていたわけじゃないのだけど…

期待、以上だ。
美しいっっっ。

ラーメンなどの小麦の麺と違って、こういう事態に多少の時間、見とれても、麺にダメージが少ないのは米麺のアドバンテージですなっ。

 

角度を変えて、もう一度。
(ほぅ…)←ため息

そして色濃い具材から引き上げた米麺の白さよ。

凛としていながら、その透ける様子にスープのニュアンスを少し映し出す許容も見せるブンは細めでサラッとしてる。

スープ自体はクリアだけけれども、実に、実に上品なカニのお出汁が繊細に染み出していて、そしてここがガッツポーズだ。

甘く、無い( ・`ω・´)b

北の味の特徴として私が感じている限りの事でいうと、出汁を大事にしている印象。

南部のコックリ甘いのも嫌いではない私は九州人ですが…京都のお出汁文化が素晴らしいことを否定する要素は何も無い。

いわばハノイは京の味。
都、ですしね(あ、これ南の人には怒られ案件かも)。

野菜はさっと湯を通されてて食べやすい。
常夏の国では殺菌の意味もあるしな(どこまでできてるかは別として)。

そしてまぁ具材が賑やか!
このGio Thuみたいなお肉のゼラチン寄せみたいなの、スープの穏やかな熱で緩んでてめっちゃ美味しい!

そして、おーい、下の写真、ブレとるがな。
この手前のふわふわ。これはカニで出汁を取る際にカニのタンパク質が上がってきて固まったもの。

練り物でもなく、卵でも無い、でもカニの風味がふくふくと含まれた優しい味わい。

この食べ方(on  ちぇり考察)には二つあって、この時点で余すところなく掬ってふわふわ食べてしまうか、少しだけ食べて、その後は箸を入れるに任せてスープに散らして淡く楽しむかだ。

どっしゃー!と、野菜を入れると(茹でてあるから幾分マシではあるものの)スープの強さを奪うので、ここからは多少の調味料を加えながら食べるのが良いかもしれません。

例えばヌクマム。卓上の醤油差しのようなものに入ってますが、これ、匂いがにきつい調味料、と取るのではなく、「アミノ酸(旨味の塊)」と捉えると、俄然重宝。

クセの強いヤツは敵にまわすと厄介だけど、味方につけると強いんだぜっ( ・`ω・´)b

あと、この数々の具材を、別皿に取ったチリや醤油などで食べるというのもアリですな。スープには影響を与えず、アクセントは外注して全体の強弱を取り、バランス。

このペローンとしたのは、鶏のハムやろか。
練り物は正体がわからんこと多いんよな、ちょっと食べただけじゃ(^^)ゞ

でも、このチャーカー(すり身の天ぷら)みたいなんも美味しかったなー!
とにかく具材の種類が多くて楽しいわっ。

具材すごいな、バリエーションに富んでおられる。
気になるお値段、おいくらくらいだと思います?

チリにこだわりがあるらしい

ところでこちらの卓上調味料。(値段のこと、焦らすなよ)
一見普通じゃ無いですか。でも…

チリが、2種類ある。
右側がサテ。甘みもある濃厚ピリ辛食べるラー油的な美味しいヤツ。そして左は…

薬味感が強い、韓国のヤンニョンジャン的なやつ。こっちは食べる、というより本当に薬味の役割を果たしてくれる感じ。

さらには市販のスイートチリがあり、こういうお店にチリがあるのは当たり前だけど、3種類も辛味系があるのは珍しいかも。どれも、少しずつ試してみるの、楽しいかも。

ってか、ヤンニョン系の入れ物。蓋がスプーンと一体化してるwww うん、なくならないし、スプーンや蓋を置くところや手間がなくていいねー♪

で、こんなにこだわって、丁寧な仕事して、あの美しいブンリュウがですね、なんと、なんと!!

30kドン

今のレートで、140円!!!
まぢか。親父のあの仕事を、そんな価格でいただいてしまっていいのか!

カニのふわふわが散ったスープが実に綺麗なお出汁で、全部飲んでも全く秋も負担んも感じない。相変わらずの親父の仕事ぶりを横目に見ながらクピリクピリとやってたら…

うん、全部飲んじゃったよね。
油分も少ないし塩気もギリギリ終えてるから、体に悪い気がしない。。。(カニ出汁なのでプリン体注意な人は気をつけて欲しいですが)

きっと、さ。
こんなお店が山ほどあるんだ、この街には。自分が探し当てきれてないだけで。海外に気軽に行けない今だけど、まだまだ身近で探検できるところが山ほどあるじゃん!

くーっっ!!!ワクワクするねー!!!ホントにこの街は、宝物探しな街ですなっ!

まだお客さんが少なかったので、親父さん、ちょっと構いに来てくれて「アリガト」って送り出してくれました。

いい店。すごく、いい店っ。
ヘムの、さらに脇道入った小さなお店ではあるけれど、ここは絶対他の料理も美味しいと思う。親父の料理、また食べたい!!(≧∇≦)

そしてデートは、あの店のプリンなっ。
はい、お食事+デザートプラン、できましたーっヽ(・∀・)ノ

 

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お店情報

Quan An Ha Noi
12C Nguyen Thi Minh Khai Q1
Spent : 30,000 vnd / person

※営業時間、今度聞きます
あと地図、今Googleに申請してますが、まだ掲載されてないので、目印になる、Rocket Cafeさんを載せています。

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