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【ホーチミン・tamago会】世にも楽しいワイン好きのパラダイス・2023年私のセレンディピティ決定 ~ Lua Saigon

その他の国

もう多分ご存知の方もお多いはず。こちらのお店、ずーっと話しには聞いてたんだけど、やっと行くことが叶いました。そして(私にとって)素敵な出来事が。

Tamago会で狙ったお店から流れ流れて

本当は別のお店に行くために集まったのですが、テト直後ということもあり、メニューが限定的だったり、食材も万全なようすではなかろうというこで、急遽こちらに。

そしたら、いきなり日本人の方が出迎えてくれたじゃないですか!
あらびっくり。こちらのお店の評判は、いたるところ・四方八方から聞こえて来てて「え、ちぇりさんまだ行ってないの?」くらいに聞いてたのですが…

そういえばどなたも「日本の方がいたよ!」とは口にされなかったかも。単に偶然なんだろうけど。

と、その直後に…

「ちぇりさん!」

と、お店の方の句からさらにもう一人。
わああああ!!何年前だったか…4年?くらい?

全く飲食とは関係ないところで少し関わらせてもらった方が、シェフとして出ていらした!!

飲食店を開業される予定だという話は聞いてたのだけど、その後コロナの波が来て、聞くに聞けないまま、疎遠になったと思ってたんですよね。そしたらまさかその彼が!

なんというセレンディピティ。
こいつぁ春から演技がいいや!ってことで、食べる前から超期待。

彼のお料理はいただいたことがなかったのですが、予定してたお店に行かないことになって、半ば強引な感じでこちらのお店にやってきたところで、これでしょう?しかもこの日は大好きな人たち勢揃い。

台本書いたってこうは行かない。
だからこれはセレンディピティ。

テーブルは屋外にのみ

ところでこちら、とても素敵な洋館何ですが、以前はローカルの麺屋さんだったようですね。

そしてこのチャーミングな屋内は…

キッチンに特化。
屋内に客席はないようです。

というわけで、夜が涼しい今が行き時。
暑い時期になるとペンギン、扇風機持参で行かんと溶けるかも(笑)

メニュー!

さてこのお店を褒め称えるみなさんの多くは大のワイン好き。そして最初に出迎えてくれた方は、ソムリエさん。

実にこだわったセレクトをされているのが(なんとなく←ワインそんなに詳しくないので雰囲気から察知w)伝わってくるメニューで、グラスもあるから色々試せます。

ボトルは色々あるようですが、今回は1600k前後のものを色々頼んだかな?人数いるとボトルも色々楽しめて良いよね。

そして料理は結構絞り込んでて、なんか安いぞ。あれ?お店の雰囲気やワインの価格帯からすると、もうちょっとお高めな印象があったけど、安いぞ。あれ?

さて、どんな料理が出てくるんだろう。

あのワインで乾杯!

というわけで、乾杯!
あれ?なんか奥に見えるボトルはもしや…?

じゃじゃーん!
そう、4P’sさんが2年越しで輸入にこぎつけたというあのオレンジワイン!

LUAさんでも飲める、というのを、4P’sの方がSNSで呟かれてるのを見て、覚えてたので迷わずそれっ(๑•̀‧̫•́๑)

ふふふ、やっぱり美味しい。
これ、好きだわー。

そして自家製の、ハムー!
うっわ、なまめかしい!

ごめんなさいね、表、ちょっと明かりが足りず、私もおしゃべりするのが楽しくて、今回写真のピンが甘くてごめんなさい。お店の方にも申し訳ないくらいの写真しかなくて恐縮なのですが…

すごい美味しい。そしてシャルキュトリー。
何とこちら、北のほうから豚を一頭買いして、色々と活用されているらしい。メニューにもちゃんとその豚のことを、

「Nguyen Khooi Farmの豚さん」と買いてあって、そこに行き着くまでにどれだけの食材探索をされたのかと思うと軽く気が遠くなるのですが、途方にくれてる間はないのです。食べないとっ(๑•̀‧̫•́๑)

ってかまあ、そりゃーワイン好きな方が絶賛しますわ。こんなの、一、店舗が作れるものなんだ。うわーーーー。

そして、トマトのタルト。
どんなのが出てくるのかと思ったら、トマトのコンポート、と行っていいのか?もしくはピクルス的なもの?をふんだんに乗せて、フィリングは「自家製リコッタチーズをスモークしたもの」。

え、リコッタをスモーク。
え。そういう発想、これまでなかった。え。

サワードゥはしっかりサワーな味のやつです。ホーチミンにはサワードゥと言いつつ全然サワーじゃないものが多いですが、ここのはちゃんとサワーです。

こちらはポテトダンプリング、というネーミングですは、要はニョッキ。なのですが…

この味付けが、ニョッキというイタリアンな形態を取りながら、どこかアジアンで、どこかベトナミーズで、「うぃーあーざわーヽ(・∀・)ノ」と、のどかに言ってるようなお味。

メニューに、Sea Urchinとあったので、どう使ってるのかと伺ったら、厳選したウニを粉末にして調味料として使ってると。

いや、変態かっw
この価格の料理でそんなことしてるって思わんやん!何その手法は😅

もうこうなってくると食べるのが楽しくて楽しくて仕方ない。だって想像もしない組み合わせ、作り方に仕上がり具合。

まだまだ続くよ。
タコのアヒージョに、揚げ春巻き的なもの。

この辺でワイン補充。何にしようか?と思ったけど、私には選ぶ基準がないので(笑)、お隣のテーブルの方が何本か卓上に並べて吟味されてたのを見たので、

「あれ、やって(・∀・)」

と、図々しいリクエストをするなど(笑)

で、10本くらい並べてもらったwww
でも見たことのないエチケットばかり!

そしてホールを請け負ってくれてたのはソムリエさんだったので、事細かにいろんな説明をしてくれます。

俄然、「ワインを選ぶ楽しみ」が増す。自分には知識がないから、メニューを見ただけで選ぶための基準は持ってないけど、こうしてみると、ワイン自体の色の具合やエチケット、説明から漏れ聞こえる、聞いたことのある要素を連携させると、あら不思議。

「これ飲んでみたい!」

というのが決まるから、ソムリエさんの力は偉大。
私みたいな素人相手のお仕事は大変だろうと思われるが、素人側は、プロのお仕事にどっぷり頼れる安心感が嬉しいところ。

これはロゼ、だったかな。
ミネラル感溢れるお味で美味しかった。ごめんよ、結構飲んでて今回ワインを一つ一つ吟味して記憶する余裕がなかった。次回行ったらまたじっくり楽しもう。

そして料理に戻りますが…

なんとこちら↑、グワバのグリル。
え、グワバ、焼いちゃうん?

いや、焼いた果物、美味しいものはいっぱいあるけど(パイナップルとかバナナとか)そーかグワバも焼いてみたらよかったのか。

グワバ、ジュースにするとネクターみたいでポテッとまろやか、美味しいけれども、ベトナムでよく見るのはグリーンのグワバ。ピンクのやつも売れたら多少は柔らかいけど、そーんな主張する強い味もない。

から、あまり好まれない方も多いと思うが、グリル。なるほど。柔らかくジューシーになると同時にグワバの風味がとてもよく増す。コクがあるから、焼いたグリルをアクセントにして生の葉っぱもワシワシ食べられる(葉っぱ、言うな)。

こちら↓は、私が休んでた時に頼まれたやつなので多分、なのですが、くだんのNguyen Khoi Farmの豚さんのカルボナード、かな?煮込みもの。

素朴なようでいて、ひっじょーに繊細なバランスが垣間見られ、シェフのセンスが光る味。

そして↓は、イカと豚のグアンチャーレ、Ma Heoだな。豚のほっぺ、お野菜などを合わせてじっくり味を引き出し融合させたもののようですが…

「ロータスシードのお醤油を作って、それで味付けしています」

だと。
やっぱり変態…(褒めてます)

滋味溢れるその味は、殻にじんわりと染み渡るかのような味わいで、実に美味しい。美味しいが、こういう味をよそのお店では食べたことがないように思う。

楽しくて楽しくて仕方なくなるお料理

かなり、シェフのお人柄なり、これまでのレシピの歴史が織り込まれているお味、という風に感じました。

それでいて、自分の記憶のどこかにフックする味わい。それは安心感に持つながるわけで、そこにアンカーを置けるから、美味しいと同時に「楽しくて楽しくて仕方がない!」って感情も同時に湧き上がってくるのですね。

知ってるけど、普段は取り立てて思い出すこともなかったものに、ひょっこり出会えた嬉しさとか、でも自分のしらなかった世界を見せてもらった斬新さに感じる好奇心をくすぐられる感じとか。

なんてことだなんてことだ。
こんな素敵なお店を日本人の方がやってださってるなんて!そりゃーみなさん、口を揃えて翔さんするわ。勧めるわ。

ちなみにこちらのお店は、なるべくベトナムの食材を使うことにこだわれれていて、いわば地産地消的なものを目指されているらしい。

それは唯一解ではないけれど、この地の食材への敬意の表れでもあり、とてつもなくそれは大きなチャレンジであるだろうに、こんなに気張らぬ、朗らかなお料理に仕立てられているのがまた素晴らしい。

Google Mapでは探せない?

ちなみに、この店名をいくら探しても、Google Mapに出てこない。
住所は公開されてるので、場所を特定することはできるのですが、多くの人が情報源として使っているであろう、Google Map検索に引っかからない。

こんだけ話題になってて、しかも高評価のお店なのに、載ってないなんておかしい→恣意的に情報を載せないようにしてるんだろうなと判断して、のちにお店に確認したら、とても恐縮された様子で、

「以前は載せてたんですが、多くの方がファインダイニングのような形容をされていて、私たちが目指す、カジュアルワインダイニングとは違うイメージを持たれてしまう可能性があったので、掲載を拒否することを決めたんです」

と。
Google Mapを見てやってこられるお客様は決して少なくないと思うのですが、あれだな。某氏がいうところの「心に侍」ってやつですな。かっこいい。

というわけで、Google Mapで検索しても見つからないお店ですが…いいです。すっごく。特に、ワインがお好きな方には強く強くオススメする。

最近新店があまりに多くて、半ば義務のように開拓してることもあったけど、久しぶりに心から楽しかったし、冒頭でお話しした素敵な偶然もあったので、ここは私のラッキーレストランということにする。

2023年のセレンディピティ、見つかるの早かったなwww

 


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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/

お店情報

Lua Saigon
So 2 Đường So11, Thao Dien, Thu Duc (旧2区)https://www.facebook.com/lua.hcmc
Time: 18:00 – 23:00(日曜定休)
Spent: 1,700,000vnd / person

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コメント

  1. Rhianna より:

    It’s by far my favourite restaurant that I’ve tried in Saigon. Such good food, such good wine, such nice people.

    • ちぇり より:

      >Rhianna
      Totally agree with you.
      I’m so happy to know that Japanese people are running this nice restaurant with a big respect for Vietnamese ingredients !

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