さあさあ、今週も元気にやってまいりましょう!え。元気がない?
そんなん時にはヤギだヤギだー!!(in Vietnam)え?なんですって?ヤギは卓が大掛かりになるから食べに行く機会がない?そんなあなたに朗報ですよ!気軽に食べれるヤギ麺料理の紹介です!
日本人が持つヤギ食のイメージ
まぁあまり主語を大きくしすぎてもいけないと思うのですが、ヤギ料理、と聞いたら、その食べ・聞きなれない食材にちょっと抵抗を覚える方の方が多いと思います。
何と言ってもヤギはユキちゃん(「アルプスの少女ハイジ」世代の皆さんへ)のイメージもあり、それを食べるなんてなんだかちょっとかわいそう、という方もいらっしゃるかも。
まぁあんなちっこい頃は食べるとこないから、食べるとしても太らせてからですけどね( ̄ー ̄)
あと、沖縄でヤギ料理を経験した人は、あのクセの強さ、獣の匂いに驚かれた人もいるかもしれません。なんと、この私でも、そして観光客向け・ヤギ初心者向けと言われるお店に行っても(う~む)という感じだったのですが…
ベトナムのヤギはおそらく種類が違います。手入れの方法も違うんだと思います。沖縄のそれを知らないので断言はできませんが、とにかく全く様相が違う!!
お店により、多少のケモノ臭はありますが、大抵の場合、むしろ「綺麗な」という表現をして良いほどクセがなかったり匂いも気にならなかったりということが多い。
まぁ私はヤギ好きだから感じてないだけということはあるかもしれませんが、恐る恐るチャレンジした人の多くが「あれ?!美味しい!」とおっしゃいます。
加えて漢方的薬効でいうと血流が良くなるというのがあり、以前はもっとおっちゃん達の食べ物(有事のためのエネルギーチャージですかね)というイメージがありましたが昨今では女性も多く楽しんでいて、実際食べてる端から手先足先がポカポカしてくる!
更に更に、脂の質は羊と同じ、ということは胃に軽い。良質な脂だから、むしろ摂取することで悪玉脂が流される。もう一ついうと赤身の部分にはL-カルチニンがとっても豊富。これ…
食べれば食べるほど痩せるんじゃない?!( ・`ω・´)b(←食材の性質にそういうところはありますが、安易にこいつを信じないようにしましょうね)
とまぁいいことが色々あるんです、ヤギ食。イメージだけで敬遠するのはもったいないのです!
が…
ヤギ鍋、安いんですけど1ポーションが大きい。ので、ヤギ食有志を集めないとなかなか食べに行く機会がありません。
もちろん、お残しをするという手はありますが、そもそも鍋・焼肉が多いので、一人飯のハードルが高い。結果、デリバリーをして家で楽しむことが増えてたわけですが…
今日ご紹介するお店は、お一人でも手軽に楽しめる。しかも朝一番からやっている!!うおー!!朝からヤギ!!元気一発燃料チャージで、その日1日フルスロットルでいけますよ!(なんか疲労がポンと取れるやつみたいだな…)
一応1区ですがちょっと離れた洋服通りにあるお店
場所は1区なんですが、ちょっと外れたところにあります。Hotel Nikkoさんとか、あっちの方面。この日は朝の8時すぎくらいに通りましたが、周辺は特にラッシュアワーには影響されないようで、このお店がある通りは、ちょっとさみしいくらいの雰囲気でした。
お店の前には普段着の洋服屋さんがずらりと並んでて、他にも多少の食べ物屋さんやカフェがあり、ある程度の時間になったらそれなりに賑わうんだろうなという予感がある場所。
ってか、お店のロゴなのか、ヤギが素っ頓狂なトボけ顔で佇んでますが、お前、今から食われるんやで…?
お店も空いてて、大丈夫かいなと思ったけれどもズカズカ入店。
そして「Hu Tieu Deく~ださい!」と言ってみるも、発音が悪いのか通じず。朝から目を爛々とさせ、ヤギフーティウを食ってやるという意欲に満ちた変な日本人にお店の人もちょっと引き気味。
チッ、通じなかったか…と思いつつ一応メニューに目を通してると、お店の人がオズオズと別のメニューを出してきた。
おー!!!英語がある!!もしかしてここ、外国人客も多いのん?!
で、初めて見たわ、山羊の剥製。。。
迅速サーヴのファーストフード 山羊フーティウ
注文してから数分かかったか、かからなかったかの内に、着丼。
おおっ、ネットで見ていた通り、ボウルが二つ。一つにはすでに麺とスープが入ってて、もう一つには山羊肉をゴロゴロ入れたスープが入ってる。ちなみに麺の方にはお肉が入っていない。代わりに大振りのシソの葉が満載だ。
中心にかかっているのは粗挽きの胡椒。胡椒もベトナム名物だもんな。その割りに南ではあまり麺には使っていないような。
いいねえいいねえ、胡椒と山羊汁。こんなん絶対美味しいやんか!
肉が入っているスープの方には、シソの代わりにネギがダクダク。これもいいねぇ!ちゃんとネギの香りがして、しかもこれ、朝イチだからか切りたてじゃんっ。繊維が立ってて、噛むときっとシャクリとするよ。
補佐的調味料としてチリとライムが添えられてるが、まずはデフォで行こうじゃないか。デフォで乗せられてる胡椒すらちょっと避けて(シソの上に添えられてるのはそういうことができるようにってのもある気がするよっ)白い柔肌の麺の誘惑にもグッと堪えて、まずはスープ。
ふっはーっ、美味しい!!まろみとトロミがフーックリと膨らむ柔らかスープ。そこにあまり香らない南部のシソが(ふっ…)と香る。うまいなーっ、この日最初の食事=胃袋が体と、五臓六腑に染み渡る!!
麺はピロピロ。え?みなさんが知ってる細い米面のふーティウじゃない?はい、復習しまーす。こちらのページみてくださーい。
これもフーティウの一種で、フーティウ・メーンと言いまーす。きしめんのようにも、ミクアンのようにも見えるわけですが、もうこうなるとフーティウの定義ってなんやねーんって感じです。が、これもフーティウです。
もともとスープ側にも胡椒が使われているようなのですが、トッピングされてたやつも徐々に溶かしていただと、まろっと旨っとなスープにシャキーンとシャープさが加わる。あーこりゃ食が進みますわ。
シャキーンとさせてからライムを入れると、これまた乙。で、麺の方のスープは若干ライトというか、あっさりめなんですね。もしかしたら元は同じですが麺だモヤシだと入れてる間に、徐々に薄まってるのかもしれない。
対して、肉の入ってるスープの方は、まろっと身が強い。まろまろっとしてる。つまり。。。
麺の方はアレンジでどんどん味を変えていっても、いつでも待っててくれるデフォ・ヤギスープがそこにはあるということ。なんという安心感。アレこれいろんなもんを試して味見をしても、いつもそこに待っててくれる君がいる。。。ヤギ汁、健気(ノ_・。)
あと食感もよろしかったですなぁ。ヤギのお肉は堅いこともあるし、皮付きの場合、コラーゲン部分がゴムのように強情なことがありますが、ここのお肉は柔らかく、出汁にも充分味を出してなお、旨味に余力があるのか、肉を噛みしめるごとにギュイギュイ美味しさが湧き出てきます。
腐乳のタレにちょいちょいつけてもまたうまし。でもなんの調味料もなくても充分美味しかった、ここのヤギ肉。
癖のある無しでいうと、すっごい獣臭の強いものを10とすると、4.5くらいはあると思う。すっごい綺麗な、クセなさ過ぎるくらいのに比べると、噛みしだいた時に(ふっ…)とは香る。
それを臭い、と感じるか旨味に感じるかは人それぞれだと思いますが、かなりクセの無い方だけども、ヤギの味ってのはこんなのですよというのは分かる程度。
あまり綺麗過ぎると、何がヤギの味が認識できないけど強すぎてもショックがある。のでこのくらい。初めてお試しするという方のためには、理想のモデルケースだと思います。
麺の方も、シソは食感にあまり貢献しませんが、もやしがふんだんに入っているのに、まろっとスープにペロペロ麺+もやしのシャクシャク。
まろっとペロンチョ・シャックシャク、まろっとペロンチョ・シャックシャク。このリピートがもうたまりませんで、無我夢中。ふと気がついたらあっという間に食べあげてました。
流石に丼2つ分のスープは多かったので、お肉の入ってる方を中心に楽しんで、麺側のスープは残し気味に。
ここですかさず、デリバリーをやっていないか、Frab Foodで調べましたが、どうやらやってなさそうだったのですかさず3つ、追加注文 for Man Ve(お持ち帰り)。
麺はともかく、スープは冷凍ができるからな。これは改めてじっくり楽しみたい。なんなら湯呑みに入れて、PC仕事のお供にしたい。うまい。旨すぎる。
お出汁文化のベトナム料理
日本とベトナム、同じ出汁文化を持つと言いつつ、その出汁をとる出汁源は大きく違うので違和感あってしかるべきなのに、実に丁寧なお仕事が違和感を和らげるワンクッションとなっておいしっさに転化されているようだ。
決して高価なお店でも、構えていくようなお店でもありません。55k、麺料理の中では安いとは言えないかもしれませんが、1食当たりにかかる額としてはお手頃でしょう。物価がベトナムより高い国から来てる人からすると、安い額。
ですが、この仕上がり。
すげー、すげーよ。ベト飯、すげー。何どこのフレーズを言ったかしれませんが、まだまだこれから先もいう場面があるんだろうな。
実はこの日、これを食べるだけに家を出たので、片道65kかかりました。往復で130k。この麺は55kだったので酔狂極まりありませんが、その価値はあった!!
このお店を知って、一人でも食べに行けるじゃん!と思い、ヤギ料理を楽しんでくれる人が増えたら、そのくらいの経費は安いもんだ!経費っつっても、清算してくれるとこはないですけどね!www
ネット情報ではこちら、朝だけの営業となってましたが、どうやら夜メニューもあるようです。ここの山羊鍋も美味しかろうなぁ。
そしてヤギフーティウ、今回は Leg 部分を食べましたが、今一度メニューをみてください。
Head 部分もあるんですね。頭 / 目玉 / タン / ミミ /あごとか書いてますよ。目玉、貴重。頭ってのはもしかしたら脳みそかな。こちらのお店はリピート決定のお店なので、この辺もまた試しに行って来ますー!!
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お店情報
Hu Tieu De – De Len Pho
385 Nguyen Trai Q1
Time : 06:00 – 10:30 (夜の部の時間は不明)
Spent : 55,000vnd/person
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