前回の帰国時にも2件お伺いした三笠会館さんのグループ。バリエーション豊かなお店が揃ってるのであれこれ開拓したく、今回はイタリアン!
横浜駅の地下!
場所は横浜駅の地下。
関内、というところに今回はステイしていたので、電車で5分の横浜駅にまず移動。
相鉄ジョイナス、という商業施設内地下2階。
前回は、銀座の高級中華にお伺いしたので、グッと身近な感じです(笑)
まあ考えたら、池袋のお店もパルコの中だったので、基本的にはとても行きやすいカジュアルなお店が多いのだとは思うけど。
地下食堂外にありながら
で、身近は身近なのですが、地下食堂街的なところにありながら、到着してみるとこの様相。
普通に回転寿司とかチェーンのトンカツ屋さんとか並ぶ中に、突然のオステリア。
しかも間口が相当大きい!入ってみてもとても広々。日本に帰ってきてちょっとなれないのが、ギチギチに詰めた席の配置(それも致し方ないと理解しながら)なのですが、こちらはゆったり。
こんなふうに屋内の設えもありながら、この右側には、商業施設内の通路を道路に見立ててか、テラス席的な空間もあって、そこがどうやら人気の様子で、人がたくさん入っていらっしゃいました。(撮影は自粛)
まあその通路すらも屋内なので(駅地下ですもの)、テラスとは言えないのかもしれませんが、お店創り方がとても素敵。
駅近にあるとは思えない雰囲気、それでいてオープンで入りやすい空気感。オステリアって、ワインとお料理を提供する、イタリアの。。。
居酒屋というと失礼かしら。でもそんな気軽なイメージのカテゴリーだったと思われる。その空気感と、品の良さを併せ持ったようなお店だわね(^・^)
メニュー
メニューは、居酒屋、と呼ぶにはやっぱり素敵すぎるラインナップ。ですが価格は居酒屋(・∀・;
え、こんな素敵なお店ななのにこの価格感なの??え???
イタリアンなのでピザもある。
パスタリゾットも美味しそう。今これ描いてる最中に写真見ながらお腹なってる。
ではカジュアルなピザやパスタに始終するのかというと、そうではなくて、お肉料理もしっかりとある。
まだまだ他にもメニューはあるのだけど、デザートまで魅力的。
あー、↑のページの右下の、「ご一緒にいかがでしょうか?」とドリンクを勧めるご様子も控えめで三笠会館さんらしいというか、書体や色使いからもキャラクターが滲むような。
そういえばこちら、季節のメニューもお創りになっていらっしゃる。
確かこちら、もう25年になられる…?四半世紀もの営業となると、長く通ってらっしゃる方も多いだろうし、こういう季節のメニューは喜ばれるだろうなあ♪
や、初回訪問でも喜んでますがw
とてもチャーミングなラインナップだ。
ちなみに、おもてなしにも嬉しいコースもあるご様子。
ワイワイと分け合いながらいただくカジュアルな席にも、コースでしっとりと楽しみたい時にも使えるお店なのですねー(^・^)
お料理!
ホタテとビーツのカルパッチョ
まずは季節の、ホタテとビーツのカルパッチョ!!
この組み合わせよ!!
そしてピンクペッパーと使われてたり、ラズベリーヴィネガーを使われてたりと、どことなくクリスマスっぽいデザイン♪
ホタテの旨みとビーツの底支え、そこに煌めく「紅」のスパークル。ラズベリーヴィネガーの紅もですが、ピンクペッパーという紅がまたツボです。
その昔、ベリー系のヴィネガーなどがまだ珍しかった頃、見つけて嬉しくてイキって買ったはいいけど、どうしたもんか。。と使い方に試行錯誤したっけなあw
バイト代で買った安くはない調味料だったから大事にしたいが活かし方をイマイチわかってなくてだいぶ無駄にした気もするけど、こうやってプロのお料理に出会うたびに「何をしよったのやらw」と笑える思い出が得られたから、価値はあったかw
鶏白レバーのパテ
はいはい、これはね、絶対頼んで。
800円くらいだったし、どうしよ、4人いるから2つ頼もうかな?とか最初は思ったのですが、まあ他のものも食べたいし、一口ずつでも。。。くらいのつもりで頼んだら。
量たっぷり。
加えて、このパテ極上だ。。。あまりに味が充実しすぎて、少しクルトンに添えるだけでもめちゃくちゃ美味しいため、大人4人でかなり堪能しまくりましたが、それでもゆとりのボリュームでした。
中には「レバーはちょっと。。。」という方もいたのですが、その方もバクバク食べてたw
それは丁寧に素材の手入れをされているのでしょう。レバーの嫌われがちなところは一切取り除かれており、美味しいところを全面に。さらにそこにふくよかなる風味を抱かせているので、まあこれが幸せなお味。
近くにこれ出すお店があったら、私、これとワインで過ごすことが度々ありそうだ(笑)
や、パテって、ベトナムでとても身近でいろんなところで楽しめるじゃないですか。日本にいる時より格段に経験値積んだと思ってたけど、なんとそれを日本で更新。このパテ、美味しい(*´꒳`*)
ピザ!
そして更新したのはパテだけじゃなくて。
ピザもなのっ。
ここはオステリアだけど、ピザ屋さんじゃないし、まあ色々ある中の一品、くらいに構えてたから衝撃倍増。
ぱっと見はただの薄めの生地のピザに思えるでしょ?
それがあなた、何この生地っ!!
表面香ばしく、生地の様子は。。。なんと言ったらいいのか、もっちりともしているのだけど、どこか層を感じる薄さの重なりみたいなものがあり、重たくない。
パン生地を表現する際のもっちりもちもちを褒めるなら、もうそれ餅にやらせとけ、というタイプなので、もちもちを殊更に持ち上げることがないのですが、なんだ。この仕上がりは。
そしてその味わい深い生地としっかりコネクトされた具材とチーズ。
ピザね、生地にソースと具材とチーズを「乗っけただけ」のものが多いのですよ。いえ、それはそれで美味しいのですが…
生地あってこその具材、具材あってこその生地。
どちらも渾然一体となって「ピザ」という料理に仕上がっている「料理」もあるんですよ、というのを、こちらのピザを食べたらわかります。
なんてこった。
ピザ専門店でないお店に「ピザは料理である」という新たな位置付けを教えてもらった気分だ。うんまい。これ、1枚自分でぺろっと食べられる。
ってか、こんなピザもあるのか。
ホーチミンの個性的なピザをあれこれ食べた上で、というか、食べてきたからこそ、この繊細さが際立つな。。。ここのピザ、もっと食べたい(*´꒳`*)
イタリア産”ダッテリーノ”トマトとフレッシュバジルのスパゲッティ
こだわっていらっしゃる。
トマトの品種まで冠したスパゲッティ。
イタリアの、確かプチトマトの少し大きめの、細長い形をしたタイプのトマトではなかったか。ソースとしていただくのにとても魅力的なトマトだったかと思う。
しかしそのソースが過多になることなく、ちょうどいい、でも豊かに味わえる量がからめられていて、またスパゲッティ自体の存在感も素晴らしい。
ピザと同じく、こちらもソースあってのスパゲッティ、スパゲッティあってのソース、みたいな、素材同士の仲睦まじさが感じられる一品。
シンプルなだけにそこの兼ね合いが実に如実に感じられる。
麺を味わうためのソース、でも、ソースを味わうための麺、でもなく、どちらもがイーヴン。イーヴンだけども、互いを立て合うゆとりというか思いやりというか。。。
きっとこちらのシェフは、素材同士の中を取り持ってあげるのがとてもお上手なのですねえ。お皿の上のお料理のチームワークがとても美しい(*´꒳`*)
新潟県産雪室熟成”越乃黄金豚”肩ロース肉の炭火焼き
私、この越乃黄金豚というブランド豚さん、初めていただきました。
卓に運ばれてきた際には、ふわっと炭火の香りが漂い、ここへきて食欲が刺激されて胃袋振り出しに戻るヽ(・∀・)ノ
そしてその後は細かい写真の記録がない。
つまり夢中で食べたw
シンプルに、でも旨みがギュッと詰まってて、腹も満ちているはずのこの段階にて、またぐっとお酒が美味しくなります。困った店だな。
デザート
デザートは、まろやか優しいモンブランに、
ミルキーだけど重たくないティラミス、
そしてクレームブリュレ。
奇を衒わない、安心感のある、でも上等なデザート。エスプレッソで締めながら、やれなんとも幸福なお食事であったことよ。
駅地下の食堂街
いやなんだか本当に申し訳なかった。
駅地下の食堂街、と聞くと、間に合わせっぽいイメージがあったのです。駅地下「で」いいや、みたいな。
とにかく腹を満たすことが目的で、時間のない時にチャチャっと「とりあえず」食べる場所、みたいな。
なのにこんなに上等なお店があったなんて。
こちらは、「わざわざ出向きたくなるお店」。
駅に用事がなくっても、こちらのお店のためだけに足を向ける甲斐がある。
また会社帰り、何かの用事帰りに駅に向かいがてら「ちょっと食事していこうか」となった時でも、ちゃんとお誘いできる店があると言うのは、これ、なんと心強いことか。
平日に至っては、コースでも3,500円というお手軽なものもある様子。
いいじゃないですか。お若い方のデートにもいいし、社会人ならサラッとお誘いするにもとてもいい。加えて、何を選んでいいかわからなくても、こういうコースがあってくれると実にスマート。
場所柄アイドリングタイムもなくて、利便性と上等さを兼ね備えたイタリアン。
こんなお店があるなんて、横浜駅を使う人たちがめちゃくちゃ羨ましいですわ。三笠会館、おそるべし’。
長くあるお店なので、もしかしたら最近行ってなかったなーって方もおられるかもしれませんね。よろしかったら改めて行かれてみてはいかがでしょう?とっての美味しかったし良いお店だと思いました😊
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
Osteria UVA RARA
神奈川県横浜市西区南幸1-5-1 相鉄ジョイナス B2F
Time: 11:00 – 23:00
Spent; ¥5,000 / 人(結構飲み食いした金額です)
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