一時帰国に!ちょっとええもん土産!はこの赤帯をタッチ!

【日本・東京 – 五反田】あのお店がお名前を変えてさらに素敵に魅力的に! ~ Burger & Bistro Occi

@東京

東京に行ったら可能な限り足を運びたいお店。ホーチミンにお住まいの方も、帰国時に行ってくれてる方多数。だってこんなお店、そうそうないもの!

あのお店が店名を変えて

以前からこのブログで何度も紹介してきている、Kitchen g3というお店。
銀座→三軒茶屋→五反田と場所を変えて来られてきたのですが、

今回は、さらに店名を変えられたということで、その業態も少し変更。お味は相変わらず…いえ、以前にもまして美味しくなったような。。。

まあ、まずは見てください。

場所は五反田

以前、Kitchen g3があったところと場所は同じです。
五反田駅から徒歩…5分かかるかかからないかくらいのところ?

でも今は、Occiの看板に変わっています。
そして、恒例の3階までの段差の大きい階段…orz

この先に、美味しいものがあるとわかっているからこそ耐えられる苦行。ここを登った者だけが、世にも美味しいものにありつけるのです(-人-)

店内、前回より広く感じるのは壁をとっぱらったからですかね。カウンター席+テーブル席でコンパクトなスペースです。

さて、まずは夜のディナーから。

予約必須!

お席だけの予約とコースの予約があるようです。あとお料理によっては事前予約がないと対応できないことがあるだろうなと思われるものも。

ご覧いただいたようにあまり大きなお店じゃないので予約必須。というか、大きなお店でも、一定のお料理になると予約するのが店への礼儀、という気は自分はしています。

自分が予約を受ける側に立てばわかる。
事前に知らせておいてくれた方が、心も物理的な準備もできようというもの。期待するお料理には、それなりの敬意を。

で、こちらが予約サイトになります。

Occi
https://occi.group/tokyo/

時と場合によるのですが、今回は、行ける日程が決まった時点が2週間前。12月の頭希望だったこともあり、予約サイトから見てみると、満席。。。

しかしサイトにも書かれているように、状況によっては対応してくれることがあるかも?と思い、直接シェフに連絡をして、カウンター席に無理やりねじ込んでもらいました(-人-)

もしこれが取れなかったらと思うと、悔やんでも悔やみきれない。東京に行ってこちらのお店の料理を食べられないなんてことがあってはいけない。

次回はなるべく予定を早く組んで、もっと余裕を持って予約しよう。東京はホーチミンとは違い、予約取るのが困難なお店は本当に困難ですからねっ。

ペアリングを2種類楽しむススメ

こちらには、料理をいただく際にあまりお酒をたくさんいただかない、でも調味料としては絶対に欲しいという私にありがたい、ワインのハーフペアリングがあります。

昨年もそれを楽しみました。ワインがあることでお料理の楽しみ方が広がるのでそこは外せないのですが、たくさん飲めない人には嬉しいコース。

なのですが。

こちらのお店のことを私から滔々と聞かされたホーチミンのお友達が行った際に、彼女はあまりお酒を飲めないので、ノンアルコールのペアリング、というのを試したらしい。そしたら、

「ちぇりさん、それがめっちゃくちゃ美味しいんですよ!なんならノンアルの方が良くね?ってものもあったくらいで、めちゃくちゃ楽しかったです!」

と激推し。
そうか、ハーフサイズである事に喜んではいたけど、ノンアルに目を向けることはなかった。そしてノンアルドリンク。ありがちなものばかりで料理との相性は二の次みたいなものが多かったが…

ペアリング。しかも山口シェフが言うところのペアリング。
お恥ずかしい話、自分の経験値内では意味のあるワインペアリングをしてくれてると感じられるのは山口シェフくらいのもので(きっと素晴らしい組み合わせをしてくれてるお店はあるはずだけども、私がまだ知らない)、ならばノンアルも期待できるのでは?と思い…

アルコールのハーフペアリングと、ノンアルコールのペアリングもいただきましたヽ(・∀・)ノ

どっちかとても悩むのならば、どっちも、ですよ( ・`ω・´)b
そしてこれ、行った3人全員同じにしたのですが、これが大好評!だったし、私自身もびっくりしたし、皿によってはノンアルとの相性のほうが好きだったりしたので驚きだ。

またワイングラスがとても似合うドリンクばかりだったので、お酒を飲む方と並んでも、呼吸が合うと言いますか。

流石すぎるので、料理のことを始める前に言っておきます。
ここのノンアルペアリング。大変質が高いです。おすすめ!

お料理!

この時コースは二つあったので、当然上位のスペシャルコースを。(季節によって内容やコースも変わったりするので、まずは、

Occi
https://occi.group/tokyo/

↑でご確認されたし。

初手は、豚肉とフォアグラのテリーヌ。
ここのとこホーチミンでもゴツいのいくつも食べてきたから、どんなふうに感じるか自分でも興味深かったのですが…

なんかね…別格(苦笑)
これまで食べてきたものと並列において比べるようなもんじゃないわね。

微かな酸味は熟成の結果生まれたものということらしい。初手に相応しい味の構造。味覚だけでなく体に訴えかける導入。素晴らしい。

2杯目にはアルコールのペアリングの方に日本酒が出てきまして、こんな器で出してくれた😆

そう、山口シェフ、器にもかなりこだわられるのですよね。

Noraという、今まで見聞きしたことがなかったお酒。ふくよかながらチャーミングさもあって、これにどんな料理が出てくるのかとワクワクしてましたらば…?

はっはっは。
熟成鈴木のカルパッチョ。もうこの魚の身の様子を見ると、どんだけきっちり熟成させられたのかってのが見て取れますよね。

それにふんだんなディル。

シーバスで、ここまでの味の含みを持たせられたものを食べたことは、過去にほんの数回だけのこと。いやその中でも今回のこれは随一だったかもしれない。

山口シェフのお料理、1皿ごとのボリュームが結構あるのですが、もうね、一口食べるたびに(ふおおおおっ)となってて興奮が止まらない。

で、それを酒と、酒じゃないペアリングで宥めるわけです。

どちらと合わせても、これは美味しい。
ノンアルコールがアルコールの代替を目指さず、独立して料理と対峙できるものに仕上げられてるのには絶句ですよ。酒ではない飲み物で、この料理にこんなに拮抗できるものがあるのかと。

もちろん、和の酒も合わせて美味しい。
美味しいが、唯一解ではないことをもう一つのドリンクに主張されて、少し気を立たせてるようにも感じる。なので、そこは(まぁまぁ)と食べ手のこちらが宥めつつ、丸く収めつついただきます。

次はワインに戻りまして…
白子。白子のソテー。これ、悶絶するほど美味しかった。。。

たらの白子、元々大好きなのですが、まるで別の素材を食べているかのような香ばしさとクリーミーさ、そしてコクと旨みの絡み合い。

皿の上にある食材の、くんずほぐれつの絡み合いはもう、これ、人前で展開してはいけないのではないか?と思われる所業。

かなりのボリュームがあったのですが、うっとりしてたらいつの間にか食べ終わりましたね。夢うつつ。これまたお酒とノンアル、交互に合わせを楽しみましたが、たまらん楽しい。

そしてこれ。
サルシッチャにムール貝かな。プラスラヴィオリなんですけど…

ここへきて気づくわけです。初手からここまでの皿の流れがクレッシェンドになってることを。

山口シェフの料理は、一皿一皿が美味しいですが、これが流れになった時を俯瞰すると、さらに驚愕できるわけです。

塩の当たり、鼻腔への刺激。ちゃんと、流れがある。しかも効果的な快楽をもたらす流れ。もう完全に降伏状態で、この辺になってくると、うまいと言葉を発することすら叶わなくなるくらいに感激する。

さらには上のグラス。これノンアルだったのですが、この皿の時に関しては、このノンアルとの合わせの方が好きだったくらいだ。

次になかなかかっこいい硬度のカベルネが出てきたのですが…これがくるということは、赤身か?少しスモークされた感じのものが来たりするのか、何かクセを与えたものになるのか。。。と想像してたら。。。

ぎゃああああああ!!鹿だ!!
前回もしかを食べて大変狂喜してたのですが、今回はもう席をにねじ込んでくれただけでもありがたかったので特にリクエストせずお任せしてたのですが…

しーーーーかああああああ!!😆
もうごめん、この後はこの肉の写真、撮ってない。そんな余裕、なかった。そしてまたキュッとした酸味とベリーの良うな風合いのあるノンアルドリンクが、赤身肉に添えるベリーソースのような華やかさをかもしてて、うまかったなあ。。。

デザートはこの3種。
プラリネとラムレーズンのジェラートと、バスクチーズ、みかんのコニャックコンポート。は?なにそれ??

で、出てきたのがこれ。え。

温州みかん的なものを、皮ごとコンポートにしてる?!え、何回茹でこぼしたりして手間かけていらっしゃるのーっヽ(;▽;)ノ

ってかこれ美味しい。
こういう手法があるんですかね。初めて食べたし、こんなレシピ、小耳に挟んだこともなかったわ。世界は広い。まだまだ勉強が足りませんな。。。

ラムレーズンのジェラートは問答無用で美味しかったです。
ラムレーズンだけじゃなく、プラリネを合わせてることで、よりラムレーズンの風味が引き立つ感じ。

 

バスクチーズケーキは正統派。
今ホーチミンでは猫も杓子もこれ作ってるけど、なかなか抜けて美味しいところ、ないですよね。個性を出しにくいレシピなのかもですが、あるわ。ちゃんと個性と魅力を持ったバスチー。ここに。

エスプレッソできっちり胃を落ち着かせて、ちょっと茫然自失に近い状態でコース終了。

本当に、何度食べても美味しいし、なんというか、食べるたびに違う感動があって、自分はそんなに頻繁にいけないのでリアルな曲線を感じることができないが、確実に上向きのカーブを描いているのではなかろうか。

都度美味しいのだけど、次元が違ってきてる気がする。
圧巻。

翌日にバーガーを

数少ない帰国の機会。
OCCIチャンスを逃してなるものか、と翌日の昼に再訪。今度は一人で。
単品のパスタもとても惹かれたのだが、このバーガーもまずは押さえておきたいではないか。

SNSで日本の方が食べてるのを見るたびに、指を咥えて見ていたのです。

で、クラフトコーラの文字が目に入ったので、うっかりそれを頼んでしまったのですが…(ちょっと甘めだけど美味しい)メニューを見返してたら、

モックルージュというのがある。
しかもそれが私が頼んだ、ザ・バーガーのためのもの、とあるじゃないか!しまった!!

ってことで、単品で、そのモックルージュを追加。
そしてバーガー登場。WOW!

卓上にバーガーバッグがあるので、ピックを刺したまま、なんとかかんとかその中に入れてからかぶりつきます。

かなりの高さがあるので、気をつけましょう。口の端、避けます(ましたw)

ってかなんだこのバンズはー!!!
外がサクサクとしていて小気味よく、リッチな味わいはブリオッシュのそれを彷彿とさせる。口溶けは速やかで、その食感だけでいくとライトな印象を与えますが…

うんまい。。。パテもプルドポークも、渾然一体のこれは「料理」。バーガーも料理のうちではあるが、なんかこう、上等な一品料理を食べているような。

いわゆるグルメバーガーと呼ばれるタイプのものをこれまで何度も食べてきてるけど、ここまで一品料理として昇華されてるバーガーはお目にかかったことがないかも。うまい。

こうなると俄然気になるのがパスタ。
実は近くのお席でパスタの単品を頼まれてる方がいて、とてもとても美味しそうだった。

さらにはこちらによく行かれる方からも、ここのパスタは素晴らしいという話を聞いた。

しかし流石に一人でバーガーの後にパスタは入らず…今回の東京でこれ以上は断念した次第。

ランチタイムはパスタ単品とかもやってるようなので、俄然行きやすくなってると思います。

東京にお住まいの方、またはこちらのお店に行けるチャンスがある方は、ぜひ行って。でもランチも満席の時があるようだから予約推奨。

行けるうちに行っといた方がいいですよ。東京、人気店は予約の取り合いが熾烈なので、いつ「3ヶ月先までいっぱいで…」とか言われる事態になるとも限らん。

ディナーも、日々の食事の金額ではないけど、食べたら逆に「この値段でいいんですか?!」と思えるリーズナブルさ。

山口シェフ、今回は無理を言って予約を受けてくださってありがとうございました。
また東京に来た時はぜひ、お伺いします!


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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/

お店情報

Burger & Bistro OCCI
東京都品川区東五反田1-16-4(3F)
Time: 12:00 – 16:00 / 16:00 – 23:30
Spent: Dinner ¥19,000 / person

 

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