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ホーチミンでウナギ食べるならここ一択! ~ 遊雅亭 睦庵 Yuugatei Mutsumian 

日本料理
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ちぇりさんのお誕生日プレゼント第3弾。今年は第何段まで続くんだろう。美味しいのは前から知ってて諸事情で書けなかったこちらにやっと行けましたよ!

書けなかった理由

こちらのお店、行ったことはあったんです。でもその時はお店のレギュラーメニューではなく、持ち込んだお魚を調理してもらう、という企画もので、それはさすがに書けないな、と。

ただし、めちゃくちゃ素晴らしかったんですよ、お料理の手が。

大きなお魚だったので、おろして部位に分けて、それぞれにいろんなお料理にしてくれたのですが、まぁ見事の一言で、私はてっきり名のある日本の板さんがやっていらっしゃるものだと想像したら…

なんとベトナムの方が調理していらっしゃるという(´⊙ω⊙`)

うなぎもその時いただいたんですが、ホーチミンでこんなうなぎを食べられるのかと驚愕でした。ただし、先ほども言ったように非常にイレギュラーな内容だったため、ちゃんとお店のメニューを食べるまではと控えていたのでした。

が、それももうかなりの時間が経ってしまい、やっと今頃。

タバコが気になっていたのですが、ランチから引き続きアイドリングタイムなしで営業されているとのことで、空いている休日の16時半頃に来訪するということで懸念回避。さて(^・^)

こじんまりながら和な店内

1階にはカウンター、2階は今回いただいた場所で、こんな感じ。

かしこまりすぎていない「和」。
いい感じ。

うなぎ以外にもお刺身類や居酒屋メニューがあって、ちょい飲みにも実は良さそう。うなぎ屋さんだからと、つい構えがちですが、日常にも使いやすいメニューがたくさん。

そして以前の私の記憶が正しく、且つ現在も板さんが変わっていないなら、これらの料理、とても丁寧に作られているはず。

うなぎも、レギュラーサイズが500kとリーズナブル。日本で食べることを考えたらかなりお安い。ベトナムのローカル料理で見れば単価は高いかもしれませんが、この希少性とここの板さんの腕を思えば安いもの。

白焼きを置いてるとこに、また自身を感じますな。決してドヤドヤしたお店ではないと思うのですが、これ、真っ向から出せるって結構すごいこと。

ちなみにメニューブックには他にも色々あるのですが、さらにその時の仕入れによる「その時メニュー」があるようで。

かなりの種類があるなー。そして個人的には、14.スモックダッワサラダが気になるぞ。幼稚園スモック(スモッグだっけ、あれ)着てるアヒルさんを想像するじゃないか(・∀・)

美味しい生ビール

まず安心なのは、少なくともこの時はビールが美味しかったこと。そういえば以前行った時も美味しかった。

大変残念な話ですが、巷ではひどい生ビールを出すところが多い。この気候だもの、サーバーの手入れは頻繁にしたってしすぎではないと思われるのに、恐ろしいことに何日放置しているかわからないお店がかなりある。

なぜわかるか。
別に私がピッキーであるからではない。もろに、雑巾臭いのである。

なので、「ビールは瓶か缶のものしか頼まない」という方も少なくないのですが、私も、信頼しているお店でしかドラフト(生)は頼まない。

というか、衛生観念がそこまでのお店、となると他の食材もどんな扱いをしているかわからないし、あからさまに雑巾臭いビールを出してて「気づかない」または「それでよし」としているお店の食べ物が美味しいはずもなく…(というか危険だ)

よほどのことがない限りはそもそも店に行かなくなるのですが、こちらは美味しかったです。グビグビ。

ウナギ二刀流

さて、そういえばしばらくお刺身を食べていなかった、ということで、鯵のお刺身、頼みました。

青物のお刺身、難しいよね。自分で市場で仕入れるにしても、足が速いから刺身で食べられる状態のものはそんなに簡単に手に入らない。

だからプロの手にかかったものをいただくのですが、ああ…美味しい…。

久しぶりのお刺身、体に染みました。染みて同化して、多分この日の足首から先はアジになっていたと思う(・∀・)

そして、ウナギ。
ウナギ、小さいサイズも頼めるんですよ。お刺身とかビールも飲んだので、がっつり一人前はきついかなと思い、今回は小さなサイズ、250k。

そこに白焼きの小さいサイズを頼んだんです。こうすれば、大きなうな重1つ分のお値段で、ご飯は控えめ&うなぎを2種類楽しめる!(≧∇≦)

小ぶりとはいえ、そこそこな量があるんですよ。居酒屋メニューを楽しんだ後の締めにはこれで十分ではなかろうか。

ああ見て、これ。いい香り。見目にもホクホク。
下になってる皮目はうすくチリッと香ばしく焼かれてて、ほんと、炉端焼きにしてもこういううなぎの蒲焼にしても、ベトナムには炭火の達人が多くて嬉しい。こういう日本料理と実に親和性が高い。

養殖とはいえ、ニャチャンで仕入れているこちらのウナギは脂が変なつき方をしておらず、またそれを頃合いに落とし生かす調理をしてるので、実に美味しい。

もちろん、日本の老舗のウナギ屋さんの妙まで求められはしないかと思いますが、海外で、しかもこのお値段でこのクオリティ。素晴らしい。

タレももうちょっと甘くした方が全体のウケ良いと思われるのに、シュッと背筋伸ばした味に整えて貫いてるのはかっこいいよなぁ。

ウナギ自体も美味しいのだけど、このウナギのタレが染みたご飯、最高(*´ω`)
ちなみについてるお汁は、肝吸いですよ。

もう本当にここベトナムなの?と思いたくなる。実に丁寧な裁きに焼き入れ。これをベトナムの方がやってくれてるっていうね。

ちなみにベトナムでウナギの養殖をしている限りはベトナムの方も食べる機会があるのですが、大方の場合は丸ごと調理かぶつ切りで、日本のウナギ料理のような捌き方をするのは稀。

おっと、白焼きもお伝えせねば。
蒲焼きよりもさらに手さばきの繊細さが現れる料理ですが、こちらもホッフホッフ(*´ω`)

タレより際立つ、皮目の香ばしさに、程よく脂をにじませたウナギ。塩とわさびでいただくのですが、これがフックラした脂を含む身でありながら、お口の中がさっぱりします。

なので、うな重食べつつお口の中を甘辛ホッファで楽しむ間にこれを挟むと、お口がリセット。次にうな重を食べる際にはまた感動を新たに楽しめるという寸法。

同じウナギなのにこんなに味わい・風合いが違う。ウナギでウナギの風味を洗い、新たに蘇らせるコンビ。なんという贅沢か。

ちなみに旦那さんは、ひつまぶし。
ひまつぶし、じゃないよ、ひつまぶし。

なんとこちらにまで「大小」のサイズチョイスがあるのですが、ひつまぶしの場合は途中から出汁かけができるため、大きくても口がむつこくなりすぎることはなかろうと思われ。

上の器とは別に薬味と出汁がついていて、それと合わせてお茶碗によそい、お茶漬けの要領で出汁を注いでいただくのだけど…

 

ムッハー。これもまた良し。
ネギだったりごまだったり海苔の風味が旨味の旨さと油と炭の香ばしさと渾然一体。

それでいて味がうるさくなく、サラリサラリとたべれてしまう。ウナギとご飯だけでもうまいが、こちらもうまい。こちらもうまいが、やっぱり甘辛のご飯とウナギで食べるのも…

と、繰り返してる内に、あっという間に蒸発します。
美味。

養殖ウナギと天然ウナギへの印象

ところでうなぎの話をする際に、養殖ものであるかどうかを著しく気にされる方がいます。

天然物に希少性があることは間違いありませんが、時々、何が何でも天然のものが良いとする風潮を見ることが。

天然のもの、の品質は獲れたとこ勝負。つまり安定していない。

美味しいこともありましょうが、全くそうではないこともある。そこを手入れするのが板さん乃木量なのですが、そんなことができる方の料理をいったいいくらでいただけるというのか。

一般の人がソコソコの価格で美味しさも安定的に楽しもうと思ったら養殖というのは実に有効な手段なのだけど、どうも下に見られがち。

こちらはお店の表に、堂々とニャチャンで養殖されているウナギを使っている、と書いています。実に誠実だし、私はニャチャンの養殖所を見たことがないので、そこについての保障をすることはできないのですが、少なくとも…

超絶量産脂ぶよぶよゴムウナギとは一線を画すものであろうことは間違いない。あれはどんなに手入れをしても、こちらのお店のウナギのような仕上げにはならない。

さらに聞いたところによると、こちらの板さんは元々そのニャチャンのウナギの養殖場に関わられておられたとか。ウナギのプロ中のプロやん、そんなのっ(´⊙ω⊙`)

そしてこの焼き。

お店に入る際、そして出る際にこの焼き場面に出会えた方は幸いです。実に、実に丁寧に焼かれておられる。

まぁこれはウナギ限ったことではないけどね。ホーチミンで何度、炭火焼の現場に居合わせ、その絶妙なる炭使いに舌を巻いたかわからない。

安全第一、生鮮食材はガリガりに揚げるかゴリゴリに焼くかすることが多い東南アジアにあって、この国の「火入れ」は驚異的だし、それは特にどこかの店だけ、ということではなく、全体に浸透している価値観であるのが本当に謎。嬉しい謎。素晴らしい。

加えておくと、この焼き方さんも含め、スタッフさんが皆さん腰が低くて誠実そうなご様子で、大変気分も良くお食事を楽しませてもらいました。ごちそうさまです。

宅配もしてくれるようです

最近ではどんなお店もやってくれてるので、珍しいことではないですが…

日本でも特別感のある「ウナギの出前」。
ホーチミンでもできるって、なんて贅沢!!

ホーチミンの和食・中華の中のウナギをあれこれ食べた上で、改めて正座をしていただく心持ちでこちらのウナギを食べて見て思うのは…

ワタクシ的に、ホーチミンでウナギ食べるならここ一択( ・`ω・´)b
睦庵さん、相変わらず誠実なお料理ぶりが印象的な素敵なお店。

ランチから、アイドリングタイムなしでやっておられるということなので、また忙しくなさそうな時に伺って、お話聞けたら嬉しいなー(*´ω`)

 

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お店情報

遊雅亭「睦庵」Yuugatei Mutsumian
15A Le Thanh Ton Q1
※Le Thanh Ton の Sky Garden / Häagen-Dazsアイスクリームを背にして左斜め向かいにあるヘム(袋小路)入り口をまっすぐ入って行き、突き当たりを1件右側にお店上がります
Time : 11:30 – 22:30
Spent : 620,000 vnd / person 

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