随分前ですが、日本のテレビで紹介されたことと、その味わいの親和性の高さから日本人にも人気の水炊きのお店ですー♪
この記事はリライトしてます
実は一時期こちらのお店が閉まってしまった?!という話もあり、一旦「閉店かも?」という表示をしていたのですが、ご健在のようです!
ってことで改めて書いているので、以前の情報と写真などが少し混同している部分がありますが、ご了承ください。
場所
場所は、戦争証跡博物館から少し西に行ったところ、コンビニらしくないロゴのこちらのお店が目印。
コンビニというか、お弁当もたくさん置いてるようなのですが、そこを超えると、こういうブルーの門があるヘム(袋小路)があります。
入口右側には麺屋さんがいつも繁盛していて左手には…
これは初めて見ました!
本物の鳥さんがズラーっと並んでる!んでピヨピヨ!!最初、録音の環境音声か何かかと思った(笑)
ベトナム、鳥かごをモチーフにすることが結構あって、おそらく中国から来た文化なのかなーと思うのですが、風流ですねぇ(*´ω`)
でそれらを通り越し、めげずにどんどん進んでいくと点?
こちらです。Thi Quan。
そう書かれた看板の左側の方が偽らしい店ですが、Thi Quanさんは、右奥に見える黄色い看板のところ。手前に白い建物がありますが、そこは無視して脇の通路を進んでください。
相変わらず、すげーわかりにくいw
初回訪問時
ちょっと前のお話しになるのですが、「世界一入り難い居酒屋」という番組でベトナムのお店が紹介されたそうです。ま、あくまで番組のタイトルなんで本当に入り難いかどうかというのは別の話だと思うんですが(笑)
流石にあまりメジャーな所を紹介するわけじゃないだろうし、一体どこが紹介されたのかしら、と思っていたら。。。こちらのお店でした♪
お友達が録画した番組を見せてくれたのですが、まず入り口から(ん??)と思い、カメラが店に向かって進むごとに「ここかー!!!」と(笑)
安くても高くてもそれなりに美味しいベトナム料理店が多いホーチミン。なかなか区別がつけ難い中、ここの料理はちょっと違うなーと思ってたら、北の方のお料理なんですねー。お客さんにも北の料理を懐かしんでくる方が多いのだとか。
あと、生活物資が配給制だった30年前に使われてたようなホーローの食器。その頃を意識して、こちらでも使われてるんだそうです。オーナーの女性の方も、小さい頃に使ってたんだとか。
そういえばビール飲むにもホーローのマグカップだなー、このお店では。TVに出ちゃったからには、今後は日本人のお客さんも増えるだろうし、ガイドブック的なものにも載っちゃうかもだし、それでなくてもローカルの方でも賑わってるらしいし…
世界一入りにくい居酒屋さん、と言われても、今後はもっと人気が上がっちゃうかもですねー♪
で、この時は二階に。
低めの椅子とテーブルですが、全体に小ぎれいだしコージーでいい感じ♪
あ、エアコンはありません(笑)。扇風機のみ。なので今くらいの涼しい時期が良いかもですね♪
メニューには写真があってイメージし易いです。
この日いらっしゃったお店の女将さんぽい方は英語が結構出来るので、色々相談しながら決めました。
この日は8人で行ったので、ビールを頼むとトレイ一杯に缶ビールを並べてきて氷が入ったペールと一緒にポン♪と置かれて、あとはセルフでw
まずは、揚げ春巻き♪
何の変哲も無い普通の揚げ春巻きに思えるでしょう?
でもこれ、中の具材が貝なんです♪
ただし、ベトナムの貝のご多分に漏れず、アクが少なく、うまみだけがギュッと残っている感じ。揚げ油も奇麗なのを使われてるんでしょうね。カラッとしてて、実に奇麗な揚げ物。んまいっ。
お次は豚肉ミンチのつみれをなんぞのハーブに巻いて揚げたもの。これも良くある料理ですが、多くのお店で肉の下味に使うヌックマムや発酵調味料の風味が効き過ぎて臭いが気になったりする所、こちらのお味は実に素直。
肉肉しいボリューム感とジューシーさ、噛み応えは保ちつつ味のパンチも抜けてないと言う、もービール飲めやもっと、といわんばかりの一品ですね。
もう一つ、写真上右は、魚のすり身の天ぷらかな?と思ったら、ベースはそれなんだけど、噛むとプチュー!っと、なんかがとろけ出る。チーズ???
にしてはアッサリしてるし…と思ったら、これお米だった!!
粒に見えるけどかなり柔らかに炊かれてるか、この天ぷら中の調理中に火が入ったかは分かりませんが、とにかく噛むと、プチュー♪っと。出て来る。
サラッとモチュモチュしてるんですが、そこにすり身の天ぷらが…って、これ、めちゃくちゃ日本人好みやないですかっ。
上記三品にはそれぞれつけダレや塩等の調味料がついてきてたけど、まーどれも必要ないくらい美味しかったですね。偏った香味やクセが無く、なんというか、素直な中にもこちらのお店のスタイルみたいなものがピッと一本取ってるのが感じられて、へー!!ほー!!って言いっぱなし。
モデルさんみたいなとびきりのスタイルの美人さんではないけれど、愛嬌があってそばで話しながら酒飲んでると、アラマー楽しい、ちょっと仲良くなりたいわぁ♪ってな雰囲気ですよ。
で、本命のお鍋なんですが…
ジャン。
おーっ、大きめのお鍋にタップリの鶏鍋!
もうたっぷたっぷにスープが入ってる♪
これで290kドン弱。量的には5〜6人分はありそうですね。食べて見ると…
うんまぁい♪
軽く酸味があるのは、ナツメ、かなー。この箸でつまんでるの。
生は食べた事無いからハッキリ分からないんだけど、ちょっと酸味が強い甘酸っぱさで、スープにやわらかーく効いてるみたい。お出汁に梅を入れてる感じかなー。
水炊き、といっても、昆布を炊いたお湯で鶏を炊く、というのではなく、既に鶏のお出汁をしっかり取って、それにお野菜をたんまり入れて頂く、という、博多の水炊きっぽいスタイルなんですが、まーこれが滋養のある良いお味。
ブンがついてくるので、それを手元の小椀のスープに入れつつ頂きます。なんか身体によさそー♪
人数が多かったので鍋もう一品。これはダック鍋♪
いやーっ、こちらも美味しい。
鶏も地鶏っぽい大変力強い出汁が出てましたけど、アヒルさんはまた格別ですね。更にコックリ。その分、当てる酸味も強いようで、こっちの方がアタックあるなー。
うーん、優しめの鶏も好きでしたけど、個人的にはこっちが好みかなー。
鍋はあと2種類あって、一種類は不明だったのだけど、もう一種類は蟹鍋だった!こっちのカニ鍋は多分、蟹の実をほじくって楽しむんではなく、蟹の出汁を楽しむってタイプだとは思いますが、気になる気になる気になる気になる。
なんにしてもこの鍋、いいわ。できればスープにご飯入れて雑炊にしたい。お店の人、凄いフレンドリーで優しかったから、今度頼んでみようかなー。
そうそう、この日お誕生日の人がいたから、参加者の方がケーキを用意してくれてたんだけど、小皿とフォークを借りようと、お店のかt無いお願いしたら…
紙皿だけど、Happy Birthday バージョンのお皿を出して来てくれたっヽ(;▽;)ノ
『小さいフォークが無くてごめんねぇ(^^;』
と、ちょっとはにかみながら、お料理を食べる為の大きなフォークを出して来てくれたんだけど、いやいやいやいや。ケーキ持ちこみさせてもらってるだけでもありがたいのに、そんなこと!
ってか、なんてホスピタリティなのっ。お皿はたまたまあっただけかもしれないけど、様子を察してくれたんよなぁ。
みんなが「うわあ!」ってなったとき、すっごいニコニコ嬉しそうにされてたんよなー。日頃からそう言うちょっとした事でお客さんに喜んでもらおうって姿勢をお持ちなんやろね。素敵やなー(*´ω`)
ってことで、ちぇりさんこの店すっかりお気に入り。で、翌日家人やら家人のお友達やらを引き連れて連チャンで行って参りましたよ(笑)みなさん、お気に召してくれてたみたい♪
あのお鍋はきっと日本の方ならお好きな方も多いだろうし、まだまだ沢山お連れしたい方がいるなー♪お店、結構のんびりしたペースだったから、ファンを増やそうキャンペーン、張りましょうかね(笑)←勝手に広報w
2回目訪問
久々の訪問〜。
で、伺ったら二階席にちょっと背の高いテーブルと椅子(ダイニングテーブルくらい)のが入ってた!その1画以外は前のままの低い椅子とテーブルだったけど(笑)
へーっ、進歩だ♪ 外国のお客さんも増えたんかなーと思ってたら。。。
ちょっとっ、メニューに日本語が入ってるわっ!!
いつの間に!(≧∇≦)
日本でのTV放映のあと、お客さんが増えたんかなぁ♪
「よもぎの葉はタマゴ炒め」
なぁんて可愛らしい日本語もあるのはご愛嬌(*´艸`*)
外国の人、っちゅーか日本の方が増えたってことなんでしょうね!美味しいお店なので、たくさんの日本の方に知ってもらえるのはとても嬉しい♪
この日はここが初めてと言う方も多かったので、定番メニューで料理のご紹介としては変わり映えしなくて申し訳ないのですが、安定してやっぱりおいしかったですねー。
で、定番の鶏の鍋。これも美味しかった♪
シンプルなんですよね。地鶏のようにしっかりとした食感と味の鶏を炊いたスープに大量の葉物野菜を入れてブンを食べる。シンプルなんだけど美味しいなぁ。
日本的に寄せ鍋をしよう、と思うと、ついついたくさんあれこれ入れたくなっちゃうんだけど、こんな風にしんぷるにしてもいいのかもなー。
ってか、つくづくこちらで使ってる食器やお鍋が風情ある。ビールを飲む為のホーローのコップ、土鍋なんてどことなく昭和チックで使い込まれてる感がまた味があって良い感じ♪
TVで紹介されてた中で聞いたのは、こういう食器類をハノイから持って来たとか言う話だったかなー。
ホッとするね。
例えば偉いさんを接待する様なお店jないけど、家庭的でホッとする味。
そしてハノイのお料理がメイン。気の置けない友達とよりあって、「どこいくー??」なんて感じの時に、候補に入れておいてほしいお店です♪
あっ、そういえば私この日用事があって中座したのですが、ゆっくり召し上がられたみなさん、最後にご飯と生卵貰っておじやにしてたべたんですって!!!その手があったかー!!!
ご飯とタマゴ頂戴っつったら、卵焼きみたいなのが最初は出て来たらしいけど(笑)、一応、日本人がなんかしよった、という実績は作ってくれたようです(笑)。あの美味しい鶏出汁でお雑炊にしたら美味しいだろうなーっ。
言葉はベトナム語がメインですが、なにかと気にかけてくれるし親切だし色々分かってくれようとするので、もし気になったらチャレンジしてみてください(^皿^)
数年ぶりの訪問 ⬅︎NEW!
店内
なんと5年半ぶり。
その間、閉店したという話も聞いたのですが、ホーチミン、よくあるんです。まことしやかに「閉業した」という話が出るんだけど、実は潰れてなという事案。どこから流れるんだろ、あの噂(・∀・;
場所は相変わらずです。
でも…内装がかなり変わってる!!ってか、店内に木がある(笑)
切ろうとはしないんだな。
奥の方はちょっとモダンな感じになってました。
4人がけみたいな席が多いんですが、奥の方には6人席も。
2階のお席が良かったのですが、この日は開放していなかったようで、1階の席に。壁にあるイラストがいい感じだったなー。
あと、床のタイルも全面的に新しいものになってました。
統一した柄じゃなく、いろんな柄が取り混ぜてあるデザイン。これはこれでかわいいな。
しかし以前よりすっかり綺麗になったなー。
ベトナムらしい雰囲気は残しつつ。
良きですな。
メニュー
メニューは基本的に以前と変わってないようです。
相変わらず日本語かわいい。
「よもぎの葉は卵炒め」は「雨音はショパンの調べ」と同系統の言い回し(全く違います)。
「Goi」が「五井」になってるところも愛らしい。
「レモンの葉で煮カタツムリ」のリズムは「ありをりはべりいまそかり」ですな(๑•̀‧̫•́๑)(絶対に違う)
そんな風に和やかに読んでいたら、最後に来るのが脂肪肉…。不意に凶悪な言葉を投げかけて来るんじゃないよ…。刺さるじゃないか…(吐血)
まさかのモツが大当たり!
さて、鍋が来るまでの繋ぎに数品。
これまでに食べたことがなかったモツを見つけたので頼んでみました。先日、
⬆︎のお店でもモツが美味しかったんですよねー。さて、こちらのお店のモツは…?
高菜炒め。かなり古漬けの酸味があるやつでさっと一緒に炒めてあるのですが、味付け的には非常にシンプル。別店のものはこてっちゃん的に濃い味だったけど、これはあっさり。
でもモツをあっさり味付けなんて、かなり勇気のいることだ。素材に相当自信がないと難しい。さて…?
うっわ、腸の部分コリュッコリュ!そしてすっごい綺麗な味!
よく、ホーチミンで食べるのは臭い、という話を聞くのですが、もちろんお店によってはその程度のものを出しているところもあると思うのですが、別店のモツといい、このお店のモツといい…
美味い!!!
当たり前のことですが、美味しい店のは美味しいのですよ。ホーチミンがとか日本がとかいう話じゃなくて、お店や料理人さんによるのだなぁと。元をたどれば素材の違いは地域性があるかもですが
んまいですよっ(๑•̀‧̫•́๑)
あと、黒い塊に見えるのは、韓国のスンデのような内臓と豚の血を使って固めたソーセージ。血、と聞くとギョッとする人もいるかもですが、むしろレバーだけを食べるよりも柔らかい風味でこれまた美味しい。私は好き。むふふ。
コメ入りすり身の天ぷら
これは以前も食べたのですが、魚のすり身の天ぷらです。ですが…?
写真ではうまく撮れませんでしたが、皿から箸で持ち上げようとすると、にちー!っと糸を引くのでビビらないでくださいね(笑)
腐ってるわけじゃありません。そういうものです。
そしてその糸の正体は、このすり身の中にたくさん散りばめられてるこれ。お米です。以前のレポにも書いてますが。これ、もち米。
揚げたての天ぷらの中から、このお米が溶けるようにプチューっと出てきます。その食感はまるでとろけたチーズのようですが、お米。
すり身の中に均等に混ざってるので、炊いた餅米じゃなく、軽く蒸したお米を散りばめてからすり身ごと蒸して揚げたのかなぁ。どうやって作るのか興味津々。
なんにしても美味しいわー。チリソースみたいなのがついてくるのですが、ワタクシ的には卓上にある醤油やヌクマムをチョンチョンしながら食べるのが好き(*´ω`)
鶏鍋
さあ、鶏鍋です。
知ってる味だけど久しぶり。
至極シンプルで、すでに鶏が炊き上げられたものが出てきます。卓上で完全に沸いたら、添付のお野菜をワシャーっと入れていただくだけのシンプルさ。
多少、鍋の具材追加アイテムがあるので、それをご希望により追加しますが、今回はすっぴんのままで。
スープはこんな感じ。
住んでて、鶏の油も余分なものは取り除かれてる感じですね。
そこにブンを足してみると…?
おおっ、これは鯛そうめんじゃないか!いや、鯛じゃないけど、見た目がそんな感じ!
ちなみにブンは鍋の中に入れないようにしてくださいね。これはどの鍋でも同じですが、もう加熱の必要がない米麺が出てきたときは、食べる分をを手元の小椀に取って、そこにスープを注ぎましょう。
鍋の中に入れてしまうと、全部は取り出せないし迷子になった麺が鍋の中を汚します。もちろん、乾麺などが出てきたときは鍋の中で炊きますが、ブンその他の調理が必要ない麺の時は、小椀に取り分ける。これ、鉄則(๑•̀‧̫•́๑)
で、かなりこちらのお鍋の塩気は抑えめで、鶏の旨味だけが滲んでいる状態。そのまま飲むには良いのですが、ブンが入ると、ちと塩気が欲しくなる。
ので、塩をもらうのも手なのですが、ここでヌクマムの登場です。醤油じゃないの。ヌクマムなの。これで塩気と甘みを足すと、俄然味が締まって美味しくなります。
これね、ぜひ何も入れてない状態のものと、ヌクマムを入れたものとを試してみてほしい。こういう場面でヌクマムの使い方を覚えていくと、ほんと、キッチンには欠かせない調味料になっていきますから。
鶏自体はそんなに身がゴッツリついてるものじゃないんです。だからこの鍋はア、いくばくかのお野菜とブン、そしてスープを楽しむものだと思ってください。
で、どこか鳥だけではない、でも玉ねぎなどとは違うふくよかさを感じるスープのお味なのですが…秘密はこれ。(暴いてるから秘密じゃない)
米粒のようなものが底のほうに結構入ってます。
これ、Bogn Ruouという米麹のようなもの。もう十分スープにその成分を出し切ってるので、今更この米を食べてもなんということはないのですが、これのふくよかさがスープ全般に馴染んで開いて、まあ美味しい。
日本にも美酒鍋、なんてものがありますが、米麹をもっと活用してもいいかもですね。
なんにしても、久しぶりに美味しかったわー。アヒルの鍋も美味しかったが、そういやカニの鍋もあったな。
大変、またこちらに通わなきゃ。閉店してたと誤解していた非礼もあるしな。お詫びにまた今度、お友達たくさん連れて食べに行こうっと(^・^)
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
Thi Quan
50 Vo Van Tan Q3
Time: 10:00 – 21:00
Spent : 180,000vnd/person
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