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【Ho Chi Minh】ホーチミンの頂上コラボ?! ~ Quince x Yazawa

フランス料理

先日素晴らしいイベントが行われました。ホーチミンではレストラン同士のコラボが和多く行われますが、これはその中でも最高峰かも!

夢の饗宴

今回のコラボは、ホーチミンが誇る、比類なきフレンチ創作レストランの、Quinceにて、Yazawa Saigonの和牛を使ってコースを楽しむというもの。

そのコース金額、2,900k という金額で、私も最初はちょっとビビった。これにお酒を飲んだら、5,000k

なかなか一色に出せる金額じゃない。
でも、他ならぬ、Quince x Yazawaのコラボレーション。こんなもん、ゴジラ vs キングギドラみたいなやつやないか(表現。。。)

この先、人生で何度楽しめるかわからない。
そもそも年単位で食べられる量も減ってきている。それはすなわち、味わえる力も、ある意味では落ちている可能性があるということ。

などと色々理由をつけつつ(その後節約生活しよ)と心に誓いつつ、日本からの帰国直後の日程だったにも関わらず、行くことに。

メニュー

メニューはこんな感じでした。
行われてるのは、QUINCE なのに、YAZAWAの名称を先に掲げてるあたりが奥ゆかしい。

そう、QUNCEは市内随一の評価を得ながらも、シェフのジュリアンがとても控えめ。

とっても体の大きなシェフなのですが、その佇まいはいつも穏やかで、彼の現場を間近に見ることは少ないけれども、良医を見れば、食材への愛情がとても深い方だというのはすぐにわかる。

実際今回も、Yazawaの和牛を知って以降は、もう次々とインスパイアされるものがあったようで、総勢11品という豪華版。それでも飽き足らず、もっとたくさん出したいというご意向があったとかなかったとか。

食材と会話されるシェフならでは。
相性が良ければ、話すことも尽きませんわな♪

コース

WINE ペアリリング3コース

ドリンクは、3種のワインのペアリングにしました。
5種もあったけど、そこまで飲めそうになかったのと、味に集中したかったので。

しかしそれもまた正解で、料理の品数からいいうと、ワインひとつで2ステップ分くらいをカバーすることになるのでが、フードの違いでワインの味わいがまた変わる。

それぞれにベストなペアリングをしたものもきっと美味しかっただろうと思うのですが、ワイン1つで違う味わいを楽しめる、というのもまた一興。

最近、意味のあるワインペアリングをされてるお店がジワジワ増えてる気がしますが、間違いなく、QUINCE もそんな中の一つ。

NORI TACO

で、QUINCE のシグナチャーでもあるr、Nori Taco。
ノリを重ねてタコスのハードシェル状態にし、そこに通常ならサーモンやキャビアなどをたっぷりと盛り付けるという代物。

ですが今回は、Yazawaの和牛がモチーフです。

そこにホタテとウニをゴッソリ盛ったもの。
普通の店なら「なんでも高級食材、盛りゃあいいってもんじゃねーぞ、とか思っちゃうんですが…

流石のQUINCE。
仕込みによるバランスの取り方が半端ない。。。美味しい。。。

AGED BEEF TARTARE

熟成肉のタルタル。
それを一瞬、ガレット???みたいなものに盛っている。これはまた大胆な。。。と思いつつ食べると…?

生地の部分はハッシュブラウン!
かなりガリガリに仕上げてたから、一瞬、サワードゥを揚げ焼きにしてる?とか思ったけど、ポテトやw

へええええ!
確かにこれで甘さが補給されて油脂分が肉のそれとコネクトし、実にまとまった味わい。

大きめだったのと、なくなってしまうのが惜しくて、チミリチミリといただきました。うまい。。。。

SOKED MARROW MOCHI

これまた美しい、ベトナムチックな器をお使い。
丁寧に丁寧ネイ取られたオニオンスープに香ばしのフォン。ハスをイメージさせるチュイル的な物の下には、お餅。

米粉で作られたお団子のようなテクスチャーのものだったのですが、このスープ、洋の物のはずなのに、出汁の概念が色こく滲んでて、匙先のこの量でも(うま…っ)となったし、日本人の感覚にとても馴染む。

元々シェフ・ジュリアンはとても柔軟というか、好奇心旺盛な方だなあ、と思うことが多かったけど、こんなにも日本料理の領域にStep Inしてる感じの料理は初めて食べた。へええええ。

WAGYU ROAST BEEF

おおおおお、なんというYazawaレスペクト。
美しくロールされてるところは、Yazawa焼きと少しスタイル違いますが。。。

見てこれ。
箸先でトロトロと解ける柔らかさ。

これ、肉か?というレベルで美味しい。
脂の旨みの隠微さと言ったらありませんわね。

トロロをたっぷりまぶして食べると、脂がさっぱり。
本当によく考えられた組み合わせだこと。

タカジアスターゼ、バンザイヽ(・∀・)ノ

BEEF TONGUE

牛タンのスープ。
それぞれに合わせた食材を合わせて包んで蒸し、たのかな?包んだだけなのかな?そこはわかんないけど…

はああああっ、うんまい!
ほの甘さがあって、焼いたリークの甘さとか牛タンの旨みとかが染みてるんだけど、どこか「おでん?(・∀・)」と思わせる親しみもあり(本来のイメージを落とすような表現、やめなさいんw)

浮いているのは、昆布じゃなくてトリュフだし、一方で大根なんかも入ってて、ジュリアン、おもろすぎるw

先程のオニオンスープとは全く別もの。
それぞれスープといっても量が少しだし、味の方向性が全く違うので問題ないどころか、むしろ楽しい。

うまい。。。。
これ、赤と合わせてたんだけど、美味しすぎる。。。

PICKLES

そしてここで口直し的に、ピクルス。
蓮根とトマトとズッキーニ。どれもとても良い食材を使われてて美味しいのはもちろんだけども、ちょっと和の感じもあり、やっぱり楽しい。

使ってる酢は洋のものだったから酢の物、ではないのだけど、これまで食べてきた肉の脂や出汁の旨みの余韻を一旦、さっぱりと切ってくれて心機一転(心機一転?)

THE MOTHER GYU 

こちら、和牛のステーキなんだけれども、ソースに味噌とワインを使ってる。

添えられてるのが、セルリアックのピュレ。根セロリですな。

鬱もしっかり温められており、提供の仕方も徹底してる。
その辺も楽しめるのがこのお店の良いところ。

お酒、量はそんなに必要ないんだけど、やっぱりこうして相性の良い料理と合わせた時の味わいは、ワインも料理も格別。それぞれ単体とは別次元になるので、やっぱりここのペアリングはしてよかったと思う。

そしてこのピュレ最高。
シェフに絶賛の意を伝えたら、

「やートリュフ使ってるからね。やつ、なんでも上手くしてくれるからさ」

とかなんとか言ってたけど、そんなことあるかいw
良い食材も、スカタンが使ったら台無しになるもんです。美味しいものを更に美味しくしてくれてるのは、あなたの手腕。間違いない。

一部、梅のペーストを添えてくれてるのがまたニクイ。

ソースに味噌を使ってることもあって、違和感がないのよね、ここに梅が出てきても。

大きなコースの流れの中に、皿の中に流れがまたある。なんて緻密な。でも気をつけてないと、その流れに気づけないくらい、さりげない。

彼の料理はとんでもなく美味しいのだけど、決してドヤ顔をしないよな。かっこいい。

WAGYU ROSSINI

何、もうひとつ肉料理が来るの?!
しかもそれぞれYazawaのお肉で、そこそこ量あるぞ?!(笑)

シェフ、どっちか一品だけじゃ我慢できんかったんだろうなあw

こちらはショートリブで、ご覧の通りの艶かしさ。ロッシーに、というからにはフォアグラがどこかに?と思ったら、ラヴィオリの中に仕込まれている。

うっかり、それぞれ単体でその美味しさに感動しまくっていたが、いやいやこれは一緒に食べねば。

なんというか、畳み掛けてくるような幸せの波状攻撃にクラクラしながら(ちょっと寄ってきましたかね?)うっとりと浸る。

美しい。
素晴らしい。
この店は通常営業も素晴らしいけど、コラボで見せる側面は更に色気がある気がするわね。

COLD SHIO RAMEN

そしてここで、Yazawaの鶏そばを彷彿とさせる逸品。ちょっと甘口になってた気がする。

梅を添えるのも Yazawa式なんだけど、甘い脂のお肉が2品続いたから、ここはスキっとして欲しかったかも。

でもまあそこは、お肉2品食べ終わった時点で、かなり限界きてた自分の感想でしかなくて、ゆとりを持って食べてた人には美味しかったかと。

レシピとしては素晴らしかった。
好みの話ね。

CHERRY & SAKURA SORBET 

そしてこちら、デザート1。
何この可愛いルックスは。

ソルベ、と言いながら、パルフェのようにいろんなテクスチャーが仕込まれていて、「黒目の果物」で繋いでる。

チャーミングだなあ。
ラーメンの時は「お腹いっぱいー!」って思ってたけど、ペロリと食べたw

CUJI MELON

そしてその甘酸っぱいデザートを堪能した後でも、美味しくいただけるフジメロンの王者感w

ほんっと美味しいなー。
日常ではローカルの甘味少ない、ハニーデュー的なやつも美味しく食べるんだけども、たまにこうやって食べると、圧倒的に美味しいw

スパークリングワインでも美味しいのあるよねー、と言いつつも、たまにシャンパン飲むと、「美いっし!!」となるのと同じ。

Fuji Melon、美味しい。

圧倒感がありすぎコース

いやー、すごいっす。
シェフ・ジュリアン。当初はYazawaの和牛に程々のご興味といった感じだったらしいのですが、いざ食材と対面すると、あれもやりたいこれもやりたい、となったらしい。

さもありなん。

QUINCE 自体、そんなに頻繁に行けるお店じゃないのですが、折を見て行ってる中で、一度たりとも、レベルが緩んだことがないのよな。

加えて私は、彼らのコロナ時代のEffortを今も忘れない。
比類なき「サービス」を彼らは提供し続けてくれ、デリバリーのためだけに構築したレシピの数々は、今も恋しい。

自分の中では、ホーチミンの飲食シーンの中の、Legendの一つ。
そしてYazawaさんはもちろん、我らが日系レストランが誇るお店。
なんというコラボが叶ったことか。

ちなみに遠からず、同じく、QUINCE x YAZAWA のコラボではあるらしいのですが、今度は YAZAWA 三にて開催されるとのこと。

焼肉食が強くはなると思うのですが、それも楽しみ。
タイミングが合うといいなー♪

ちなみに

QUINCE のこれまでのレポ、貼っときます。
イベントの時は料理が特別だからね。普段のQINCE。よろしかったら。


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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/

お店情報

QUINCE
37 bis Ky Con Q1
Timee: 17:30 – 22:30

 

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