生のハーブが豊富なホーチミンですが、常備するには扱いづらい。そこでお役立ちなのが乾燥ハーブ。あと、お花のお茶とか興味ある方、いらっしゃいます?
ハーブを使う甲斐があるホーチミン
ハーブ、普段の料理に使ってますか?
日本にいる時私はあまり使ってませんでした。余計なもんいらんんねん!くらいの乱暴者で、センスも洒落っけも何もなかった。
まあ日本は素材を活かす料理が美味しく感じられるからということもあるけど…
ホーチミンに来たらガラッと変わった。
ハーブ、なんか小洒落て、ちょっと気取ってんじゃねーよ!みたいな感情を向けてたけど(どんだけ乱暴者なんだ)、ベトナムではなんなら庶民の朝食の麺料理にもたくさん付いてくる。
日本ではハーブはちょっとお高いスーパーにお上品な量で売られているけど、こちらでは「雑草扱いされてね?」ってくらいの勢いですごい量出てくるし香りも豊かで、
「ハーブってなぁ、こうやって使うんだよ!」
と、大鉈振るわれてる感じすらする。
そして気づいたのです。
ちゃんとした香りのするハーブを潤沢に使うと、うまい。
もちろん「美味しい」と感じるには、常在菌の違いやそこから生じる空気の香り、合わせる食べ物など諸条件が加わるので、一概に「ハーブの質と量が違う」だけではないけど…
とにかくハーブ使いが面白い。
なんなら料理によって「このハーブあってこそこの料理!ないなんてありえない!」と思うくらいにはなってきた。
当然、諸外国料理のお店さんもよく使われる。
そっちはどちらかというと日本で見かけた「おしゃれな」使い方っぽく見えるが…
その実、この国の肉や魚の特性に合わせて、ともすれば日本人には「デメリット」になりそうなクセを、ハーブを合わせることによって美味しさに昇華させるという高等技術。ものすごく勉強になるし、面白い。
ホーチミンは、ハーブを使う甲斐がある街。
自分の中ではそう思ってる。
生のハーブは何よりだけども大変なので
というわけで、生のフレッシュなハーブに溢れたホーチミン。とてお豊かなことではあるけど…
大変なのよね、生のハーブ(-“-;)
洗浄乾燥
野菜と同じで、まずきれいに洗わなければならない。
そして乾かさねばならない。
ハーブは生のまま口に入ることも多いので、生野菜同様、入念な作業が必要とされる。
またところどころ萎れたり傷んでたりするのは仕方ないので、それを取り除く作業もある。細かい葉っぱのタイプのハーブとかだと、
「キー!!!」
となります(・∀・)
大変。
量が多い
ホーチミン、ハーブが潤沢すぎて、安い。
それはとても嬉しいことだが、安すぎて1度に買う量が、多い。
市場などで慣れた人なら欲しいだけチョボッと量を取り「これで売ってくれ」ということもできましょうが、スーパーなどではすでにまとめられて「これでいくらです」となってることもあり…
ほんの4〜5枚欲しいだけなのに…というときに非効率。
いえ、これ全部買っても下手したら日本で10枚くらい入ってるシソを買うのと変わらないことすらあるので、価格的には問題ないのです。
ただ、残りをダメにしてしまうことへの罪悪感は、対価に差し替え難いものがある。ああ、もったいない精神の日本人。
時間経過とともに香りが飛ぶ
量が多かった場合、冷蔵庫や冷凍庫で大事大事に保管して延命するという手もあるが、まあ香りは刻々と飛ぶ。
食材のポテンシャルを飼い殺しにするだけでなく、能力をすり減らさせてしまうのだ。
その様子を見るたびに、自分のマネージメント力のなさが口惜しく、また大変惨めな気持ちになる。
自分ができないのは自分の能力のなさのせいだ。しかし、自分外の、ましてや時には自分を大きく助けてくれるはずの存在のポテンシャルを削ぐ資格が我にあるのか?!いつからそんな尊大な存在になったお前!
と、自責の年が養老の滝のように降りかかってくる。
結果、大量の生のハーブを買うことが躊躇われてしまって本末転倒。こんなに豊かな国に住まわせてもらっているというのに。
乾燥ハーブを使おうじゃないか
そんな生ハーブを使う大変さを解消してくれるのがドライハーブ。
もちろん生のそれとはライブ感が違う。ものによっては別物と言って良い。
しかし、これまた日本よりかなりアクセスがよく気軽に買える金額だ。
高級スーパーに行ってはいけない。いや、いけなくはないが、価格を気にず買える人向けだ。
買うなら、ここ。
や、市場にもあったりするのですが、ハーブをそのまま外気に晒していたりすることもあるので、ちょっと気になって(それでも強い香りを持つものはあるので、空気に晒してはいけないハーブばかりではない)。
こちらのお店には、パッキング工程の衛生面などは定かでないものの、こうしてちょっとの量だけをジップロックに小分けしてくれてたり…
こんなふうに瓶詰めにされているものもある。
小さいジップロック入りのものは、物にもよるのですが20kとかその単位で売られてます。カレーに一度に使い切れる量で買えるのは嬉しいですよね。
そしてちょっと多い物なら、こんなボトル入りのものも。
私これ、シンプルなデザインで気に入ってます。こちらも物によるけど、主要価格帯は40k前後。これがすこぶる使いやすい。
そしてそんな価格なので、ふんだんに使える。日常遣いもできる。なんなら好きなハーブに好きなお塩を混ぜて天ぷら塩みたいに使うこともある。
もうハーブが当たり前の料理スタイル。
日本にいた頃の自分からは考えられない状態です。
そしてなんか自分が使い慣れていないものを「洒落やがって」的に感じてたりもしてたんですが(なぜ敵対するw)、自分が使い始めると全然そんなことはない。
どころかすっかり生活の中でのバディである。良い。
お茶やオイルの香り漬けに使うお花も豊富
ところでハーブではないのですが、今でも「洒落やがって」と、ちょっと謎の敵対心を捨てきれないのが、お花。
しかしお花のお茶などは漢方の一端を担うケースもあり、中華文化の滲むベトナムでは、ちょっとこだわりのカフェなどには普通に花茶があったりする。
そしてそのブレンドは日本では真似ができないような豪奢なブレンドで、これまた、
「潤沢に使えば美味しいんじゃん!」
という流れで、支持しなくはなくなってきた。
好んで自ら自宅に備えて使うところにまでは行ってないけど、ちょっと今回必要があって「ラヴェンダーティ」を仕入れる必要が生じまして。
まず行ったのは、紅茶コーナー。各社のティーバッグなどが揃えられてる棚。しかし、ない。そうだよなー、いうてもそこまでメジャーじゃないかーとか思ってたら…?
ちょ…っ!!!(笑)
ティーバッグとかいうレベルじゃなくて、ごそっと袋詰めだ!(笑)
しかもラベんファーだけじゃなく、菊の花、薔薇の花、あざみにカモミール的なものかな?あとバタフライピーとか、10種類くらいはあったかなあ。
一応確認したら「食用です」とのことでした。
ただこういうのって、お部屋の飾り物兼フレグランスにも使えるし、旦那さんに買ったものを見せたら、
「ポプリ作り放題ですねヽ(・∀・)ノ」
とか言われて、何十年ぶりに「ポプリ」って言葉聞いたし、理系男子の旦那さんからなんでそんな言葉が出てきたのかが可笑しくて可愛くて笑い転げながら、そういう需要もあるだろうなと思ったり。
しかもめっちゃ安いんですよ。
上記のしゃしんにある通り、たっぷりの量のラベンダーや薔薇、菊の花が、40〜60kとか。
あいにく私は生の切り花も乾燥花も身の回りにおいてウフフできるタイプじゃないので必要がないと買いませんがw、めちゃくちゃ安いのだけはわかる。せっかく見つけたので、もしご入用の方がいれば。
ちなみに
今回何故、普段縁がないラベンダーなんてものを買ったかというと、とあるものを作る必要ができまして。
とあるもの。
上記の材料で何を作ろうとしているかわかる人がいたらすごいw
私も今回リクエストをもらって初めて知ったレシピです。しかも食べ物レシピではないという(苦笑)
ふふふ。いつかお話ししますね。
何はともあれ、乾燥ハーブ、乾燥フラワー、ご入用の方はこちら、覗いてみる価値はあるかと思いますよ♪
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