ついでに寄ったら大当たり!
私の中のセオリーとして、ある店に狙いを定めて「わざわざ」その店のためだけに遠出をしたり交通費をかけていくと、外す。ここのブログに結局書かずじまいになるネタは、割とそういうケースに多い。
しかし例えば、別のご用事があった時で且つ、時間に余裕がなかったりして、ああもうここらで済ませてしまおう、なんて軽い感じで入ったところに大当たりがあったりする。
事前期待値の近いだろうかとも思ったが、どう公平に見ても、明らかな質の違いがあるので、これ、自分の中のジンクスなのねと。
こちらおお店もそんな店。
最近やたらにタンディン市場に用事があって、しかもなんか詰めっ詰めで14時になっても、まだお昼を食べれてなーい!とかってケースがありまして、前々から気になってたこちらに突入。
Hai Ba Trung通りを挟んで、タンディン市場右斜め全貌。
見るからに中華系。◯◯記って書いてある麺屋さん多いよねー。私が愛したアヒル麺の
お店もそうだった。
店内
で、表は地味なんですが、中は割とこ綺麗にされてるんです?これなら旅行者の方も入りやすかったりするかなぁ、と。
朝と、お昼時には結構な人出。ただ13時など、ちょーっと外すとガラッガラw
席数はそんなに多くないですが、時間帯を選べばゆっくりできます。先日なんぞ、一緒にいた人と小一時間ほど話し込んでた。
あまりの長話ぶりに、本来有料の Tra Da(冷たいお茶)を追加で出してくれた程には長居した(・∀・;
メニュー
麺専門店かと思いきや、ページのはじめの方にはお粥メニューが。朝にはええなぁ、ほんわり優しいお粥さん。まぁ量が優しくなくてラーメン丼みたいなんにいっぱい入って来るのだろうけどw
プラスアルファでトッピグを色々載せたりもできるっぽい。これ、麺にも同じようにできるんかなぁ。
いんな大好き、お米メニューもあったりします。量はあるのだろうけど、若干高めのお値段設定。でも御飯時には満員だから、不当な値段ってわけじゃないんだな。受け入れてる人がたくさんいるわけだし。
我が愛しのアヒル麺
で、初回に行ったとき見つけてしまった。
どーん。
アヒルめーん!!ヾ(@⌒▽⌒@)ノ
ちぇりさんの大好物!!
これまでも、見つけるたびに食べてきてて、こちらなんかも秀逸でした。ただ場所が自分の行動範囲外なので、ちょーっと足が遠のいてた。
しかししかし、タンディン市場のそばならば、来れる頻度も上がろうというもの。
麺は大好きな、ウォリュウォリュ麺だ!(←勝手に命名)
茹でる前はまるでゴムのようなルックスと感触で、さっと茹でると、その縮れ度合いが口の中で暴れてくすぐったいほどの食感を主張する美味しい麺。(表現がおいしそうじゃない)
これは基本ドライがうまい。家で茹でて食べると、見る間にコシというか、輪郭が
緩くなってって、ただの茹ですぎ麺に成り下がっていくことが多い。その点呼のアヒル麺の方にドライだとウォリュウォリュが長持ちする。
それはさておき、見てよアヒルのこのほろっほろ加減。
箸先で、チョチョっとつつけば、フォクリとほぐれる。
中の方までしっかりジューシー。それに薬膳風味のちょっと甘めのお出汁がしっかり沁みていて、うんまいうんまい!!
とてもお行儀悪いのですが、お出汁が更によく沁みた皮の部分をベロンと剥がして
一気に口にすすり込んだ時の快感ったらないですわよ!(ほんまに行儀悪いな。。。)
見た目、日本の老舗の醤油味の中華そばのスープみたいに見えますが、ふっくらとした甘みを感じる薬膳味。良い。とても良い。
アヒルの身は若干野性味が強かったので、そこらへんが苦手な方には注意が必要かもですが、ちぇりさん的には大満足。これまで食べたアヒル麺の中でも最高ランクかも!
(というような話をしてたら、旦那さんから「ちぇりさん毎日過去最高!って食べ物見つけるねぇ(・∀・)」と言われたりします…)
3日後に別の麺を
いたく感動したその3日語に、またもやタンディン出陣用事ができまして、再度
こちらへ。というのが気になったものが色々あって、あれもこれも食べてみたくてwww
この日はこちら。
美しい。。。
澄んだスープにウォリュウォリュの麺。あれだけドライが美味しいと行っておきながら、スープ麺を食うんかーい!という声が聞こえてきますが、まぁ待って。
上に乗ってる包丁の入った具材は、豚の腎臓。Kidneyです。お肉とは淡白質の組織が全然違ってて、食感と風味としては内臓ですが、レバーほどのネットリ感はなく、どちらかというとシャクシャクした感じ。
すんごい綺麗。
おそらく調理は別茹でなんですが、そしてそこには臭み取りのための工夫がされているんです方が、すんごい綺麗。
そもそも見た目にも澄んだスープは優しいお味で癖がない。クセがないところにシンプルに茹でただけの内臓、持ってきます?
たいていの場合はゴッテリとした味噌で煮込んだり、ニンニクがっつり炊き込んだり、スパイシーな風味で挙げるなどして、その内臓臭をなんとか旨味に転嫁しようとするのが普通。それをあーた、なんてチャレンジングな。。。
しかしてそのチャレンジは大成功してるわけですよ。旨味はあれども臭みなし。もとよりホーチミンの市場で売られてるモツの美しさには目を見張っているのですが、よほど手入れが行き届いてると思われる。かつ迅速に。
モツの手入れは捌いてからの即が命。さばかれてから同じ時間しか経過してなくても、どの時点で手入れをするかで大きく変わる。
当然捌いて即の方が美しい味を保てるのですが、その辺もわかってらっしゃるんよなぁ。ベトナムの方は本当に食材を大事される。素晴らしい。
そして麺!!
この時はもう腎臓を食べてみたいばっかりだったので、この際スープ麺で麺が死んでても諦めるわ、と思ってたのに。。。
アレェ?!(・∀・;
スープの中に浸かっていても、ウォリュウォリュ感が消えていかないふやけない。これは元々の麺の性質なのか、プロと素人の扱い方の違いなのか。。。
うおおおお。。。認識をあらtめないといけません。「これはねぇ、ドライじゃないと美味しさが出ないよ」とか偉そうに言ってた自分の後頭部を特大ハリセンではたきたい。
と言うわけで3度目は躊躇なく汁麺を。
こちらはあれこれ乗せ。Tap Camって言うんでしたっけ。スープは腎臓麺(音が人造人間みたいだな)と同じもの。ねぎだくで風味が良い上、いろんな具材を楽しめてよし。
Bo Kho麺
そして変わり種として、こんなのも食べて
みましたよ。
Bo Kho麺!!(ベト式ビーフシチュー)最近結構Bo Khoにハマっているワタクシですが、そういや麺で食べる機会が少ないな、と思いまして頼んでみたら、これがまた秀逸。
基本さらっとしたテクスチャーなんですが、パンと一緒に食べる場合は結構濃厚なことが多い。しかしそれで、ここの細い縮れ麺が持ち上げすぎて、お口の中がくどくなる。そこで。。。
さらっと目のテクスチャーに仕上げてあると言うわけです。味も優しく甘やかに。
この縮れ麺が自然に持ち上げるスープの絡みがお口の中でちょうどよく感じられるように調整されている。
スープの甘味は、あの透明スープに通じるものがあるから、もしかしたら蕎麦屋のカレーのように、延ばしのスープにあのスープを使ってるのかも。
巧みだ。
どの麺を取ってみても、実に巧みだ。そしてどの丼にもウォリュウォリュ麺の魅力が満載。良いです。こちら、とっても良いです(๑•̀‧̫•́๑)
フォーやブンなど、ベトナムの美味しい麺は数あれど、このウォリュウォリュ麺も、
若干御高めなれど、1ジャンルを成していると思いますので、ご用と御急ぎでなく胃袋にゆとりのある方は、是非とも試してみてくださいね♪
もしやの移転?⬅︎NEW!
記事更新こそしてませんでしたが、ちょいちょい行ってたこちらのお店。コロナ明けから、なんか開いたり閉まったりしてたのですが…
なかなか落ち着かないなと思ってたら、どうやら移転になったようです。Thu Ducのかなり南側で、正直、わざわざこのお店のためだけに行くのは、自分の行動圏から考えると困難。。。
残念。美味しかったのになあ。
でもま、お店が存続していることは喜ばしい。
いろんな種類の麺やトッピングが楽しめて、旅行者さんにもバリエーションを楽しんでもらえてたので、そこは残念ですが、新天地でも人気が出ますように!
お店情報
Ngu Ky
371 Hai Ba Trung Q1
Time: 06:30 – 22:00
Spent: 100,000 vnd
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切ないクリスマスツリー
<Vol.055 【時に乗る人】>更新!
【ホーチミンの美味いもん~ちぇりのココだけの話】
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