一時帰国に!ちょっとええもん土産!はこの赤帯をタッチ!

私にとってホーチミンのご飯的鬼門であるバックパッカー街で癒された店 ~ La Table De Saigon

ベトナム料理:アラカルト

ハズレを引く回数が多いエリア、と言うのが市内にはいくつかあって、その中の一つがバックパッカー街。

もちろん美味しいお店もあるはずなんだけど、あまりに自分の経験内でハズレが重なると、そもそもその地域自体に行かなくなるという…

類共的現象

あくまで自分の限りられた訪問数の中での話で、決して絶対的な価値観とは言えないのですが…

美味しいお店があるところには美味しいお店が集まってる気がする。逆もまた然り。

まあレベルの高いお店があって周りがそうでないと、おいしさだけを基準にするなら一人勝ち状態になってしまうので、結果切磋琢磨することとなり、美味しいお店が寄り集まることになりそうではある。

もちろんお店選びは味だけが基準じゃないので、良い悪いではなく、あくまで私の中の美味しさ基準でしかないのですが…

自分の中にはなんとなく近寄らないエリア、と言うのがあります。

人間、自分が見たいものしか見えないので、一旦「ここら辺には残念なお店が多い」と言う見方をしたら、そう言う店ばかりを見つけがち、という傾向はあるかもしれない。

逆に「うっわここ、こないだも美味しいお店に当たったわ!」って時は、次々に美味しいお店を見つけますしね。

では「美味しいお店があるに違いない」と思って探せば良さそうなもんですが、意識上の認識など、綿菓子より軽く水たまりより浅い。

空腹時に残念なものを口にはコバされた恨みつらみは深層心理に刻み込まれ、ちょっとやそっとじゃ覆らない。食べももの恨みは深いのです。

で、どうにも美味しいお店になかなか遭遇できないのが、バックパッカーエリア。酒を飲むだけならいいけども、食事をして美味しいと思えるお店が自分には少ない。

特に、Pham Ngu Laoと名のつく住所で、このブログで紹介しているお店は数少ない。もちろん全件いけてるわけじゃないので、きっと美味しいお店もあれば、デリバリーではご紹介しているお店もあるわけですが…

まあとにかく好んでは行かない。
それがある時、あまり場所を意識せずに「気になるお店リスト」に放り込んでいたお店になんとなく行って見たら…?

Pham Ngu Laoど真ん中

場所は9月23日公園ど真ん前。Libery Saigon Hotelに向かって左側。

…にある路地の中。
もうPham Ngu Laoのお手本のようなリッチ環境。到着して(あちゃー)と思ってしまったのは内緒。

いっそそのまま踵を返して帰ろうかとも思ったのですが(どんだけ…)

久しぶりのPham Ngu Laoだ。
もうレストラン、と言う意味では何年も来ていない。そもそもまだ回復しきっていない中、生き抜いたお店もあるようで、意図的でないとは言えその場に来たのに、無碍にするのもなんだかな、と思ったので…

お店を目指して路地を入る。
心なしか路地はすっきりと小綺麗になり、以前のゴミゴミした空気感が嘘のようだ。

いや、ゴミゴミと行って差し支えないくらいの数のお店やホテル、バーなんかはあったりするんだが、人もおらず、お店も閉じているところがあって、ちょっと寂しい。

放っておいても人が溢れていた時にはなんの関心も持たなかったけど、この様子を見ると、ちょっと気持ちが軋んだ感じがするので身勝手なものだ。

目指すお店は、数十m進んで左手にあった。

あれ?テイクアウトのお店だっけ???と思ったら…?

意外と収容人数多いお店?

左手に見つけた看板側はキッチンで、その真向かいがゲストスペースらしい。ってか、その上はホテルで、1階は併設レストランなのね。

おそらく朝食などはここでふるまわれるのでしょう。

間口はそんなに広くないけど、結構たくさんの机が並べられており、それが埋まるくらいには、かつては繁盛していたのかな。

奥に入るとちょっと中華テイストもあり、実際中華系の方の老夫婦が、慣れた様子でお食事をしていらっしゃった。

そう言えば、店名が、La Table De Saigon。フランス語。なんかいろんな文化がごっちゃになってる感じだな?と思ったら…?

とてつもない数のメニュー!

メニューの数が凄まじい。。。
最初の方こそ揚げ春巻きだなんだと、観光客さんが食べたくなるであろうベトナム料理が並んでるものの、結構洋食系の要素もたくさんある。

すまない、1ページずつ紹介していてはとても追いつかないので、ざっくり流す。

まだ続くんかーい!と思ったメニュー中盤からは、メキシカンとかもいい出しちゃってて、なにがなんだか。

ふおっ!ダックのタマリンドソースとかもある!

プランタインとか、このまま載せててどーすんだwww
バナナ、に見えますが、通じょのバナナよりずっと当分の少ないクッキング用のバナナ。加熱するとホコホコのお芋さんのようになるやつね。

ただ生ではちょっと美味しくないので、おそらく「上げて」とか「スープで煮込んで」とか何か指定をするんだろうか?🤔

ストロガノフなんかもある。これはロシア風?

西洋系の朝食メニューもあり…

カクテル類などお酒ももちろん完備している。西洋系の人がこう言う場所で待ったく飲まない、と言うことの方が少なさそうだもんな(偏見)

で、ここに上げてる写真だけでも「かいつまんだ」量なのですが、まだ、Others とかいってるし…orz

もう最後の方には、エグシスープとか出てきてるからね。。。ウリのような果実のタネをすりつぶして作る、ちょっとトロろみのあるスープだったかな。確かナイジェリア料理。もうなにがなんだか😅

で、実際こんなに対応できるのかよ?と思うのですが、まあ座っちゃったしなんか頼むしかないのですが、案の定、エグシスープはこの日はなかった。

ミート・サブスティチュートなコムタムは、普通に考えたらそこらのローカルフードなのですが、もうあまりに多国籍なメニューを読み込んだあとだと、これがトルコライスに見えて仕方なかった(苦笑)

大変。お腹が空いてたのに、メニューをくまなく見ることだけで10分くらいすぎてしまった(苦笑)

お目当のものがなかったけれども?

と言うわけで、まず無難そうだったので頼んだが、ダックのタマリンドソース。

ダックはホーチミンではとてもポピュラーな食材だし、タマリンドソースは魚介にも肉にも使われる定番といっても良いソース。

よほど甘さのバランスを間違えなければ、それなりに行けるはずだ、と思って頼んだら…?

はい正解!
特段、ものすごくずば抜けて美味しい!と言うわけじゃないけど、ダックは柔らかく且つ、骨が外されてるので食べやすく、タマリンドソースもほどほどだ。

欲を言うともうちょっと塩気が欲しいと頃ではあったし、下味をしっかり目にしてくれたら、より引立ったろうと思うものの、値段が値段だ。なんとこの量で80k。ローカル価格だ(苦笑)

そして実は狙っていいたのがバンミー。ただし、Google の写真には、バンミーサンドイッチに、とかしたチーズを、ドゥエエエエエ!っと流しかけてる様子のものが何枚かあり、溢れるチーズで口の中を満たしたい欲に駆られて、場所も確認せずにこちらに来たのであった。

いや、Grabに指定してきたのだから、場所、というか住所は確認したはずだが、それが実際どの辺であるかというのを認識できてなかったって話。

で、メニューになかったんですよ。なので、Banh Mi Pho Mai?と聞いて見ると、モッツァレラを挟んだものがあるという。

ええええええー。なんか味もそっけもない感じだな。みどりも野菜もなくて、ふうつのBanh Miよりも愛想がないじゃないか。。。

と思ったのですが…?
ハムに、チーズ。

う、うん。それなりに入ってるな?
Banh Mi 生地で作ったチーズハムサンドだ。ただ…

ハムもそんなソルティなやつじゃないし、モッツァレラもミルキーではあるけど、塩気の強いチーズじゃない。ので、どうも味がものたりなかった。

ので…?

確信したね。私のオーダーのコンビネーション、この日最高だったわ。

こんなふうにして食べる予定など毛頭なかったのですが、たっぷりとあったダックのタマリンドソースを、味穏やかなバンミーに詰め込むことにした!

はいはい、これが美味しかったよ!
いやまあ、どっちも73点くらいの印象だったので、それが合わさったところで平均点が100点になるわけじゃないのだけど、なんというか…

雑多な国の料理を一同に買いさせた、あの壮絶と言って良いメニューブックは、実はここに来るお客さん型の多様性を表してるのだろうし、今テーブルの上にある2種類の料理を合わせることは、なんだかとても当然のような気がしたのです。

合わせなければならないわけではないけれども、この時は、正直、あまり行儀良くないこの行為を、ごく自然に思いついてやってしまえたことが、このお店を象徴しているような気がして、なんだかとても腑に落ちた。

73点でもまた来たいと思う?

腹ペコ状態だったこともあり、この時感じた「美味しかった」は、タイミングと「たまたま」そこそこ美味しいものを頼んだ結果であって、他の料理を頼んだ時に、同じように感じるかはわからない。

それでも、他のあれこれの料理を試しに、また来てみたいかも?とは思ったし、この凄まじい数のメニューのあれこれが、まんべんなくいろんな人に楽しんでもらえる時が、近いうちに来てくれるといいな、と思ったり。

混雑しだすと、またワチャワチャし出して、住んでる自分が敢えて足を向けよう、とは思わなくなるかもしれませんが、なんだろうな。この、

「誰でも受け入れてくれるんじゃないか」

という、こちらの勝手なイメージは、結構実際とリンクするんじゃないかなーと思わせてくれる店。

気を張らず、自分が何者であれ、そこで飯を食える店。
極上に美味いとは言いませんが、ちょっといいかもと思ってしまったのでした(^・^)

 


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ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/

お店情報

La Table De Saigon
185/26 Pham Ngu Lao Q1
Time: 07:00 – 21:00
Spent: 175,000vnd / person

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