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【Ho Chi Minh】ホーチミンの頂上決戦みたいなコラボイベントに行ってきました! 自分のコラボディナー史上最強レベルの充実度!~ Fume x Quice

フランス料理

すんごい組み合わせ。ホーチミンには数々のお店のコラボレーション企画がありますが、今回のは圧倒的な質と味とお値打ち感!

夢の共演

日本人から見てホーチミンのレストランシーンが印象的なのは、いろんなお店同士がコラボしていること。

もちろん日本でもされてるとは思うのですが、一級品のお店同士のコラボなど、その開催の情報が地方住みには伝わってこない。伝わってきたとしても、交通費宿泊費などを考えると現実的ではに…orz

が、ホーチミンには興味深い事例がたくさん。
たとえば先日の、

SONOさんと矢澤さんのコラボなんかもとても興味深かったですよね。

そして今回は…?

どちらもこの街で唯一無二の存在。
Quince と FUME のコラボイベント!!うっわ頂上決戦的な?!(笑)

QuinceさんはMichelin にピックアップされている中でも納得の一件(え、納得いかないところあるの?w)

そしてFUMEさんがピックトされてないのは本当に謎なのですが、そんなことよりご存知でした?

FUMEさんって、ホーチミンのEscoffier協会のイベントに名を連ねてるんですよ。Escoffier 協会ってのは、フランス料理シェフの会、みたいなものなので、ホーチミンで和食のシェフが名を連ねることは珍しいと思うのですが…(多分初の例?)

常日頃からいろんなお店とコラボしたり、FUMEさんでお食事されたことがある方はお分かりになると思いますが、伝統的な庭色としての素晴らしさも持ちつつ、彼の懐の深さというか、臨機応変さと言うか…

日頃から熱心に、あらゆるローカルのお料理も食べて研究されてるだけのことはあり、その広がりには驚くばかり。

おそらくそう言う姿勢が評価されてるんでしょうね。Escoffier協会に歓待されているというのは、ものすごくレアで名誉で素晴らしいことだと思うのです。

すげー。

コラボのラインナップ

メニューは以下の通り。

ワインペアリングもありましたが、この日はまだまだやることあったので、グラスワインで失礼することに。

ちなみに、通常メニューからでは面白くないので、ワインペアリングアイテムとして用意されてるワインをグラスで出してくれないかと言うリクエストをして出してもらいました。

ご一緒させてくれた方がご経験があったのか、そう言うサジェストをしてくれたのですが、私は思いつかなかったわ。

ただまあイレギュラーなオーダーだったので、お値段はお店にお任せ。8種類で1980kのペアリング。単純に1杯分を割り出して、物の素性を見て多少上下することを考えても、そんな大きな金額にはならないですしね。

もちろん、明確にしておくのは悪いことではない。
ただイベント中でものすごく忙しそうな中、もしその質問をした時にどれだけのご負担になるか、と言うことを考えた時、自分たちは、お任せすることにした、というだけ。

自分が面倒くさかったってのもあるけどね(笑)

前菜

UNI

初手から圧倒的に素晴らしい。。。オーラがね。
でもFUMEさんのそれではない。もちろんFUMEさんもそこにいるけど、Quinceさんもそこにいる。

まずはこのUNI。
コーンを使った、ほんのり甘いムース的なものにFUMEさんならではの仕入れのウニ。そして花穂紫蘇。

HANAHOJISOとローマ字で書かれてるのを見た時には何のことかと思いましたが、花穂紫蘇、ねwww 

しかしこんなものがオリジナルのネーミングで、Quinceさんとのコラボメニューに載せられているというのが素晴らしいことでな。

Nori Tostada

きた!
これぞコラボだ。Quinyceさんでよく使われてるノリクラッカーに、ねっとりとした仕込みの白海老、宮崎牛、スパイシーソースの合わせ。

FUMEさんの手入れありきであり、Quinceさんの技工あり。それが一口の中に一緒に合わさって違和感がないことへの脅威。

いや、違和感がない、とか言うことだけでは済まされない。新しい体験なのに「美味しい!」と言う感想が真っ先に出てくることの凄まじさよ。

IWASHI

イワシ、と言うネーミングながら、ヨーグルトモッツァレラとトマトの出汁酢漬け。

うおおおおお。トマトの甘酢漬けとかはよくやるけど、そうか、出汁。同じ出汁の中でも食べる素材によって出汁の感じ方が違えられてて、特にトマトは出汁を引き立てると言うか、トマト自体も美味しくなってて、さすがとしか。

これ、生半可な出汁でやるとコケるやつや。
そしてヨーグルトチーズ?ってのがまた出汁酢とよくなじんでて…

日本酒でもワインでもいけるやつ。うんまい。
技術技巧がすごいのに、すんなり「美味しい!」とやっぱり言える。これ、相当なことだと思うんですよ。

KOCHI SASHIMI

コチの刺身ー!
ホーチミンでもコチは結構買えるのですが(これはもちろん空輸物と思われますが)、骨の構造が難しくて砂漠のヘタクソなんだよなw

なので滅多に食べないのですが好きなお魚。

ラズベリーとスダチ、シソなどのあしらい。
うんうん、カルパッチョにベリー系、よくあるよねっ、とか知ったかしてたら、なんかもう別次元の合わせのソースになってて、

「よくあるとか言ってごめんなさいーーーーー!」

とジャンピング土下座。
うんまいなー。

NIGIRI

右から太刀魚。
何とまあ香ばしく、脂乗っててハーブの仕込み。和食の握りには絶対にない味わいなんだけど、なんだ。これはちゃんと寿司として成立している。寿司として、口が喜んで食べている。なんだなんだ?

そして真ん中は車海老ですが、何とトムヤムクン味の寿司!おい!!いくら何でもそれは…!!!!

う…うまい。。。(笑)
エビの仕込みからなる食感もさることながら、ちゃんと、とてもちゃんとトムヤムクン。でも寿司の枠からは逸脱してない。

寿司にこんな味などある訳ないのに、これは何かと聞かれたら、寿司なのです。なん…だ…?

そして最後は、
大トロとフォアグラにスモークをかけたトマト、鬼灯と言う組み合わせ。

おいおい。
おいおいおいおい。

これは流石に寿司とは到底言えるまい。そしてフォアグラと牛肉。日頃から何度も言ってますが、何でも豪華な食材を合わせりゃいいってもんでは…

…………っまああああああああい!!!ヽ(;▽;)ノ
なんじゃこれ?!
目の前にいる同席した人と、ずーっと食べ物の話を弾丸トークしてたのですが、無言。二人とも、無言。いやむしろ話しかけられてもガン無視しただろうな。

この悦楽を邪魔してくれるな、と。

驚いたのは、どれをとっても和食の寿司にはありえない組み合わせなのに、どれもがちゃんと寿司であり、そうあるためによくよく聞いたら、何と酢飯の仕込みをそれぞれ違えていると言う。

しかも酢の加減・種類を変えたとか言う程度のことではなく、根本的な、米を炊く出しも和食では使わないものを使ったりして、寿司からはものすごおおおおく遠いところからアプローチして「寿司」として成立させていると言う…

何も知らない人がパクパク食べたら、単に「ちょっと変わった美味しいお寿司だな!」で終わるかもしれないくらい自然。それがどんなに難しいことか。

口にこそ出さなかったけど、心底思ったわ。(もしかしておバカさんなの?)って。そのくらいに凄まじいクオリテイ。すげえええええ。

CHAWANMUSHI

茶碗蒸しも一筋縄ではいかなかった。
何と餡のようにかかってるのはブラウンバター!(´⊙ω⊙`)

でもただの溶かしバターじゃなく、そこから一手間かけているので、これがねー、意外と合う。というか、何も言わずにこれ提供したら、バターと気付く人の方が少ないのではないかと思われる。

そこにセージと稚鮎。
でも茶碗蒸しとして成立してるの。

どう言う折衝したらこんな皿が出来上がるのか。

BROAD BEANS

こちらは空豆モチーフにストラッチャテッラ。それにトップにあしらわれてるのは…?

うおおおおおおおおお。
相当熟成されてる上に良質の脂!熟成浅かったり質がそんなに高くないとこの薄さでこの透明感は出せない物な!うおおおおおおお!

なんかもうこの辺になると、ひたすら拝みながら食べるようになってくる。。(笑)

BBQ CHICKENWING

そして鶴ちゃん(FUMEの大将)大好き手羽餃子。
もちろん客も大好きだ。

しかし今回は…仔牛のシビレも使われてる…?そしてなにより…

待たれよ。いや待たなくていいぞ、もっとやれ。
トリュフーーーーーーっ。

鶏に、合わせるのか?あ、だから仔牛、なのか。
やー、鶏の手羽もまさか仔牛さんと仲良くすることになるとは想像もしなかったことでしょう(笑)

ましてやトリュフ。
トリュフなんか合うのかね、と思ったのですが、うん、合いますね。合うように作ってるんだから当たり前ですね。すごい。

YAZAWA A5 KUROGE WAGYU TENDERLOIN

あら、矢澤さん登場。
そうそう、コースの時のお肉はこのくらいがいい。これをよくQuinceさんがよしとしたなと言う感じはあるけど、嬉しい。美味しく味わえる。

添えられたリゾットも好き。
ああ、ああ。。。もう何をか況やの境地。すごいわ

Dorayaki

そしてデザートはどら焼き。
ブルーチーズのアイスクリームを挟んだwwww

ぎゃーーーーーー!ここからまたワイン頼みたくなるやん!!!

個人的にはもちょっと小さいポーションでもいいなと思ったけど、美味しかったのでぺろりだったわよね。

過去のコラボイベントの中で一番好きでした!

言うてもこう言うコラボイベント、そんなにたくさん経験してる訳じゃないので、お前の過去記事がどれくらいのもんじゃい、と言われたらそれまでですが…

こんなにも、両者が「融合」し、「尊重」しあうことでオリジナリテシを生み出していて、且つ、食べる側を構えさせずに楽しませるコースは初めてでした。

二人の個性が一つの料理の中で溶け合うように融合。主張し合うことなく、どちらかだけの個性をひけらかすことなく、とろけながらも、Fume と Quince の良さがよくわかるというか。

たった1度のイベントにここまでできるもんかね。敬意を込めて言う。
あほちゃう?(・∀・)

実はこの、Fume x Quince コラボ、Quiynceさん側で既に一度あってたんですよね。内容を違えて。ここまですごいコラボなら、そっち側も体験しとけばよかったなあ。。。

こう言うコラボイベント、予測がつきにくいですが、今回のようなとんでもないレベルのものに遭遇することもあるので、気が向いたイベントがあったら行ってみるのも楽しいかもしれませんよ♪

そしてもし、Fume x Quinceコラボがまたあるときは激推ししときますね(๑•̀‧̫•́๑)

 


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ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/

お店情報

FUME
74/7L Hai Ba Trung Q1
Time : 17:30 – 23:00 

QUINCE Eatery Restaurant

38 Bis Ky Con Q1
Time : 17:30 – 23:00

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