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ホーチミンにいるなら行くべきチャリティレストランのベジタリアンバージョン! ~ Du Du Xanh

ベトナム料理:アラカルト

ベトナムには、言われないとそうとわからないくらいにさりげなく、チャリティレストランや雑貨販売のお店があったりするのはみなさんご存知の通り。

そんなお店の新しい一店に行って見ましたよ!

「あの」一角にあるお店

2021年1月3日

最近もお伝えした、

⬆︎のお店や、チャリティレストランといえばここ、という代表格な⬇︎のお店。

これらは「チャリティーレストランにしては美味しい」ではなく、絶対値的に非常に高い技術とセンスを持ち合わせていて、言われなければ「なんて美味しいお店だろう」と素直に思われる方がきっと多いお店だと思います。

特に Noir に関してはあ「日常では遭遇できない料理技術をふんだんに取り入れており、そこに「暗闇で食事をする」というイベント性が実に巧みに、そして体験するものを触発するものを多く含んだ形で提供する、という非常に高度なお店になってます。

ホーチミンの飲食業を語るとき、文化を語るとき、心優しい目で全ての体験を受け止めようという真摯な姿勢をお持ちの方はみなさん、こちらを体験されているし、評価も高い。

それでいて実にさりげないという、主張を持ちつつ、慎ましやかな様子とバランスは何年知り続けても敬意の的。

そんなお店のシリーズ店が、同じヘムの中ですぐ近くにできたようです。

Hai Ba Trung の目立つ一角

上記に紹介したお店の2つがあるヘムなので、もう「ああそこか」と思われる方もいると思いますが念のため。

街の中心部…サイゴン大聖堂とかあるエリアから Hai Ba Trung を北方向に約1km 進んでいくと、右手にトレジュールという大きなパン屋さんがあり、

その手前を右に折れて入っていきます。するとほどなくして右手に看板が。

あーっ、ここ昔、花鍋で有名だったところや。

ガイドブックの常連で、花鍋、といえばここぐらいしか旅行者さんには知られてなくて、素敵な内装のお店ではあったけど、高かったんだよなー(・∀・;

で、今はこんな感じに。
引き続きの高級店かしら?とかちょっと思ったのですが、だいたいいつもスタッフさんがすぐに出てこられるのでメニューを見せてもらって説明聞いたら、Noir さんとかの系列だというじゃない?

この門をくぐると、テラス席もあるのですが、真正面にガラス壁のオープンな雰囲気の屋内席があって…

やだ素敵(*´ω`)
作り込まれてる感がいいわー。ちょっとレトロな感じもあっていい雰囲気!

 

テーブルセッティングも温かい感じで、いいわー。

メニュー&ナンバリング付きの親切メニュー

メニューにはコースメニューもあるようですが、初回でそれはちょっとリスキーなので…(クオリティやポーションがわからないと、望まない結果になりがち)

アラカルトメニューを見てみると、なんてことだ。写真が多いだけでなく、ナンバリングもされてるじゃないか!

ぶっちゃけ、デザイン的なことからいうと美しくないのかもしれない。またフランス的な価値観から行くと、「写真をメニューに乗せるような店」ということになるのかも。

でも…

外国人にはめっちゃ助かるー(ノ_・。)
いや実際には、ローカルの方にだって初めて来たお店だと、1オーダーあたりの量とかなんとかわかりにくいし、ゴリゴリに安いローカル店ならいざ知らず、それなりのお値段のとこなら、安心して頼みたいですよね。

嬉しいのはこちら、ベジタリアンなのですが、ビールやワインもあるーヾ(@⌒▽⌒@)ノ

めちゃくちゃシビアなベジタリアン〜ヴィーガンレストランだと、お酒、置いてないことあるんですよね。

宗教的根拠、健康的理由、主義主張の為の行動など、菜食の目的にもよりけりなんだと思いますが、こちらはお酒には寛容でいらっしゃるお店らしい。

飲み助には朗報ですな。
え?ベジタリアン料理で飲めるのかって?

これはもうね、食べた人じゃないとわからないと思いますが、ベトナムのお野菜、スッゲー生き生きしてて主張があるので、十分つまみになるんですよっ(^・^)

品の良い料理群

まずはお茶。

そんなに珍しい茶器ではないけど、インテリアにもマッチしてるし、ベトナムらしいルックスで可愛い。

 

食卓にお茶がある食文化というのはホッとするよねー。味的にも健康面を考えても。

揚げ春巻き

揚げ春巻きは、ベジタリアンだろうがなかろうが、初めてのお店では積極的に頼むメニュー。生春巻きより個性があって、ジャッジ要素も多いから楽しい。

で、こちらの揚げ春巻きは…?

きくらげやキノコ、根菜類といろんな食感のものを束ねて、楽しい食べ心地。塩はかなり控え目で、揚げてはいるのだけどアッサリ目。

なので添付のヌクチャム(ヌクマムに甘みや薬味を加えたさらっとした付けだれ)をたっぷりと染ませて食べると美味しい。

エリンギのチキンソテー風

味にチキン要素はないけど、見た目がまるで、チキンソテー(笑)
ベトナム玄米が下に敷かれているのが良いね。ヴィーガンのコムタム的な。

で、そのエリンギ自体に強い味はついていないので、優しい味のクリーミーなソースをたっぷりかけて食べます。これもまた強い味わいではないので、遠慮せずにたっぷりと。

玄米はパサパサではないけど、外皮に守られてホロホロはしているので、水分の多いソースがかかってもベッチャリなることなく、マイルドな味わいに。

なんか、ものすごく健康に良さそうな感じがする(๑•̀‧̫•́๑)

スープ

スープも何種類かあるのですが、ツルムラサキ(Malanba Spinachっていうのね)とアマランサス、ペニーワートという聞きなれない草…もとい、野菜のスープ。少し、スープが赤みがかってるのが特徴。

ツルムラサキやアマランサスはともかく、ペニーワート、なんて聞いたことないなーと思ってたら、一応日本名もあって、チドメグサというらしい。いやー、聞いたことない。

しかもその名前の由来が、血止め…その汁を傷口につけると止血作用があるからとのこと。まあその作用だけに限らず、温かい地域では結構ポピュラーな薬草らしい。へーっ。

ちなみに、傷口に塗る草の汁といえば、ドクダミなど他にもいろいろ使うことがありますが、あれ、使うときには寄生虫や菌を十分落としてから使うようにしてくださいね。ナチュラル思考系の人たちが不用意に使って体内に虫が…とか、菌が…みたいな話、聞きますので(。-_-。)

ちなみに特に強い味がする感じではなく、スープも非常に平穏なお味。すごく美味しい!!って感じではないけど…

なかなか日本では見かけないお野菜スープだし、他のお料理を邪魔しもしないので、こだわらないけど、なんか汁物が欲しいというときにおすすめ。

四角豆の炒め物

ベトナム料理のアラカルトを出すお店では定番の四角豆。日本でもあるにはあるそうなのですが、私が住んでた頃・地域ではあまり見かけなかったんですよね。

ゴツく見えて、シャキシャキ食感はあるものの筋張ったり硬すぎるということもなく、そしてクセもないけど、小気味良い食感とお野菜の甘みが豊富で食べやすいんですよね。

こちらのも、軽いオイスターソースで炒めてただけでしたが、お野菜の味が立ってて美味しかったです。そして印象的だったのが、黒にんにくを豊富に使っていたこと。

そういえば黒にんにくって日本発祥のものなんですってね。今は東南アジアの各所に見られるし、世界意的なものになりつつあるようですが、ニンニクを、特定の温度と質で何十日間も熟成させたもの。なかなか体にいいらしい。

まあ食べるものの全ては何かしら体に良い作用があるものとは思いつつ…単純に美味しいんですよね。ちょっと酸味があって、料理全体にも深みを増す甘み増強成分としても私は有効だと感じてます。

でも意外と飲食店で「どーん!」と使ってるのに遭遇することは少ない。コストもかかるし、見目も真っ黒で見慣れない人には違和感あるだろうし。でも美味しい。こういう使い方もありだなぁ。

カフェ使いにもしたいデザート!

で、食事が品よくさらっと終わったので、デザートも食べることにしたのですが…
きゃー!!なんて可愛いチェーなの!

そういえば、チェーのシロップにはジャスミンの花で香りをつける、というのを、

⬆︎のお店で教えてもらったけど、やっぱり定番としてあるんだなぁ。それにしても器からして、なんて可愛らしいプレゼンテーション!

これ、旅行者さんの「お茶スポット」としてもよくないですか?!いや、在住者にだってちょっと嬉しい。素敵な器でいただくジャスミンの花香るチェー。かーわーいー!!

そしてパンナコッタは2種類。ベーシックなものとベトナムコーヒー。これがセットになってます。

あ、緑のアイスクリームは、スープに使われてたペニーワートという植物のアイスクリーム。やっぱりそんなに特徴的な味がある感じじゃなく、爽やかに無難に平穏に、という感じ。

推したいのはパンナコッタ!
ベーシックなのも美味しかったんだけど、コーヒー味のが美味しかった!シロップがコーヒーというだけじゃなく、生地部分にもコーヒーの味わいがあり、さらにはシロップかと思ったトップ部分は、ゆるく程よいゼリーになってる手の掛け方。。。

実はパンナコッタは、オリジナルのレシピと、ベトナム式のレシピがある。ベト式のは寒天のようなギョッチギョッチの硬めのものになることがあるけど(それはそれで嫌いじゃないんだけどw)ここのはとろりんクリーミー。

でも甘ったるすぎず、このコーヒー味のめっちゃ美味しい。できればもうちょっと大きい容器で作って欲しい。できればドンブリ(๑•̀ㅂ•́)و✧

総評

お料理はかなりあっさり目でしたが、それだけに砂糖や油の仕様が他店のベジタリアンに比べると控えめに感じられて、体にも優しい気がしました。

調理技術は素晴らしいのですが、全く物足りない気がしないホーチミンのベジタリアンレストランの背景には、砂糖や油を結構ガッツリ使っている、という事実があり、また菜食を摂る背景にも色んな理由があるため、一概に、ベジタリアン=ヘルシー、ではないのですが…

こちらの料理はとても優しく感じました。
そしてその優しさは、ベトナムのデザートというスタイルに顕著に現れていて、こりゃカフェ使いとしてももっとここ活用されていいんじゃないか?と。

ホーチミンの飲食店には、結構通しで営業しているとこが多く、お食事タイムのピークじゃないときにお茶だけちょっと…みたいな使い方をしても全然ウェルカムな感じで迎えてくれることが多い。

実際、そういう使い方で様子見をして、良さげだったら食事に来る、なんていうパターン、私にもよくあります。

ただお店によってスタイルは違うので、入店時に「コーヒーだけなんだけど構わない?」とお尋ねはしますけど、皆さんも気になってるお店があったら、まずはカフェづかいでお試ししてみる、みたいなのをやってみてもいいかもです。

手始めに、こちらのお店などいかがでしょう?(^・^)

再訪:もっといろんなものを食べるべき

2021年3月

夜も素敵なインテリア

今回は大勢で食べに行ったんです。だから前回よりずっと色々食べることができたのですが…

夜の佇まいも素敵だこと(^・^)

こういうフレンチな感じの建物が本当に豊富にあるホーチミン。もちろんアジアな要素も満載なのですが、なんの違和感もなくシックリと融合させてるのが本当に素敵。

アーチの仕切りにもすっかり慣れてしまいました。
感覚が贅沢になっている。。。

ココナツウォーターとラウマーのジュース

今回私はちょっと遅れて行ったのですが、その場にいたみんな(ベトナムの方たち)が揃ってこれを飲んでいたので私もそれを。

ラウマーって、以前ご紹介しましたよね。ローカルの方の間ではとてもポピュラーなドリンクで、凄まじい店舗数を持つ専門店もあるくらい。

こちらのお店はベジタリアンですが、ビールも置いているお店。だから無理にノンアルコールでいる必要もないのですが、何となく、お野菜料理を食べるときは、健康的なものを選んでしまいがち(笑)

いうほど癖がなく、特にこうして別のジュースとミックスすると飲みやすい。例えば旅行者さんが戻ってこられたら、試しにどうですか?と勧めてみたい。日本人にはちょっと珍しけど、飲みやすいベトナムの人気アイテム。

食べてみてほしい料理群

さてお料理です。今回は人数がいたので、卓上がとても賑やか。

これ、絶対食べてみてほしい。下のお米は飾りですが、この小さなサクサクのカップに入ったチーズとお野菜。素晴らしいアペタイザー!

むしろノンベジのお店でも、こういうのはあまり見かけないかも。ちょうど人数分の個数があったのですが、これ、私一皿全部食べれるわ。美味しい。

こちらはよく見るサラダですが、動物性のタンパク質はもちろん使われておらず、代わりにとてもときに歯ごたえの良いキノコを豊富に使っています。

そして味の焦点の絞り方がとても良い。あっさりになりがちな料理ですが、お野菜の一つ一つがとてもしっかりした味なので、実に味覚的なボリューム感にあふれた一品。

下の写真のマッシュルームケーキもキノコが主役。
黒いのはキクラゲ、ですね。キクラゲって、ベトナム語では「猫の耳」みたいな言い回しになるって聞いたなー。確かにカットする前はそんな感じかも(*´艸`*)

そしてこちらは湯葉をカリッカリにローストしているサラダなんですが、これがまた香ばしい。少しだけ水分を含む他の具材と最初は反発し合うようなコントラストが楽しいのですが、徐々に部分的に、水分を含む方と馴染んでくる部分も出てきて、それもまた良い。

こちらは本来鶏肉の料理をモチーフにした、キノコの炒め物。薬味各種の風味がとても立っていて、こんな感じに見えて実は味もしっかりと。

こうやって葉っぱに巻いて食べるのですが、お野菜 on お野菜。なのにすごく充実感のある味なんですよ。本当にベトナムのベジタリアン調理技術はすごい。。。

間に挟んだご飯は、混ぜご飯。
何だこの日本人にグッとくるようなツボるレシピは(笑)

卓上の、お箸やスプーンを入れておくケースにこの竹のヘラがあるのですが、これがおしゃもじ代わりです。

そしてこれ!!
ねえこれ食べて!!!

またもや黒いのはキクラゲなんですが、最初ナスかと思ったグリーンの部分はヘチマ。ヘチマって、とにかくよくお出汁を吸ってくれるんですよ。そこにトロっトロにお出汁を吸った春雨が…(๑・﹃ ・`๑)ジュル”

味自体は優しい感じのお味なのですが、素材の味がとにかくしっかりしているので、先ほどの混ぜご飯をお茶碗に少しよそって、そこにこの春雨とへちまを乗っけてですね…(ぐへへへ)

あれです。優しい味の麻婆春雨的な食感。そしてトロトロと滑り込むような食感に、米が甘みを添えてくれてもうっ。もうっ。

これで丼、出したらいいのに。絶対売れる。
ってかデリバリーできるのかな。できるんだったら絶対やりたい。へちま春雨丼!

あ、スープも忘れちゃいけませんでしたね。トマトが入った甘酸っぱい系のものではあるんですが、そこまで甘みはなくて、お出汁しっかり。

何だろう。
前回食べた時よりも、このお店の良さが明確に分かったというか、さらに魅力的に感じてしまう。

そして前回も食べたこちらのカレー(という名のクリームソースかけご飯みたいな感じだけど)は、やはり定番人気のようで、今回ご一緒した方の中にも、なんどもリピートしている人がいたみたい。

いやー…、なんかもうベジタリアンだけでも、すごいハイレベルなラインナップを揃えられるけど、こちらのお店はルックスもいいので、さらに良いですね。

おもてなしにも使えるし、気の置けない仲間との会食にも。そしてこちらでは美味しく食べることが社会貢献にも繋がるという、何ともありがたいシステム。

今日はベジタリアンかなー、と思われる気分の時も、何気なくこの周辺でのランチをーと考える際にもご活用くださいませ♪


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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/

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お店情報

Du Du Xanh
178A Hai Ba Trung Q1
Time: 10:00 – 22:00
Spent : 300,000 vnd / person

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