こんな街中にこんなオシャレなベジタリアンレストランがあったなんて!しかもしかも、自分的にはすんごいデザート、見つけちゃった♪(多分共感されにくいやつw)
街のど真ん中
なんとサイゴンセンターすぐ近くにある M Hotelというホテルの地下にあるという。
なんでも、ベジタリアンレストランでビュッフェが美味しいと聞いてたのです。しっかしあんなところにあったかいな?と思いながら近づくと…?
うおっ、ホテルに向かって左側に地下に降りていく階段が!
きっ、気づかなかった😅
めちゃめちゃ綺麗なレストラン
しかも降りていくと入り口がこれ。
わああああっ、素敵!!
まあ考えたらホテル併設のメインダイニングなので、さもありなんではあるのだけど、全く期待していなかったのでびっくり。
こっち側とかかっこいい。
そしてビュッフェの器具類は見えたのですが、あれ?今日はやってないかな?と思って尋ねてみると…?
ベジタリアンビュッフェのランチは、仏教における月に2回の新月の日?と満月の日、になるのかな。ホーチミンでは、An Chay精進料理の日オンリーなんですって。
でもま、メニュー見せてもらったらリーズナブルだったし、ちょっとこちらで食べていくことに。
メニュー
今時らしく、タブレット表示のメニュー。
この辺サラダとかちょっとしたアペタイザーですが、ホテルのレストランにしてはお安め。
スープとか、ベジタリアンなのにこんなにバリエーション持てるものなんだな。
かぼちゃのスープとかマッシュルームのスープとか、美味しそう♪
この辺になると麺料理もあって、サクッと食べていくのにも良さそう。中部地方の、Mi Quanモチーフのようですね。
レモングラス味も気になったけど、まずは最初なので、一番最初に表示されてるターメリック味のものを。
メインコースとして、パスタ料理が何品か。
ベジタリアンのパスタって、結構美味しいものが多いからちょっと気になるけど、やっぱり今回はベトナミーズで。
さて。
これで美味しかったら、またビュッフェの日に狙いすましてくるのもありだしね♪
Rose Tea
ベトナムは意外にローズティが身近だったり。
バラは暑さに弱いので、観賞用として楽しもうとすると、すぐに開き切ってしまうので…
蕾のうちに摘んで乾燥させて、お茶として楽しみます。またそれらを使ってローズウォーターを抽出しているケースも結構ありますね。
別に薔薇って柄じゃないのですが、ほんのり甘いこちらのようなお茶は、あっさりしていて少し甘やかな香りが優しい気持ちにさせてくれるので好き😊
まあ、すっごい美味しい!ってもんでもないと思いますがw
Mi Quang and Hoan Thanh Nam Turmeric Noodles
で、こちら。
ボウルですが、少し浅め。なので、ボリューム的にはかなり少なめに見えます。
この時はそんなに空腹じゃなかったので、ちょうどいい感じに見えました。最悪少しお残しさせてもらおうかなーとか思ってたのですが…
スープを口にしてみると、かなり薄口。
でも諸々の食材からの味わいはよく引き出してくれていて、出汁としては優秀。
しかし動物性の出汁ではないので、かなり優しめに感じます。
そんな時は、添付の香りものを生かしましょう。
紫蘇やその他の香草類を手でちぎって混ぜ込みます。
トッピングされてた揚げゆばも、崩してスープに浸しておく方が自分は好きかな。
で、そういう揚げ物や香草類を混ぜていくと、味がだんだんヴィヴィッドになっていく。また薄いと感じたお味も、出汁がしっかりしている限り、だんだんその旨みに対する感受性が上がっていくので、美味しく感じてくるんですねー。
これ、出汁がきちんと取れておらず、バランスが悪かったり水っぽいだけの薄さだと、いくら口にしても美味しくは感じてこないので面白いですね。
もう数口含んだだけで、麺と一緒に食べても美味しい、と思える域に来ます。
もちろん、調味料のがっつり濃い味が好きな方には、それでも薄い、と感じられるかもしれませんが、この茹でた野菜を加えたときですら、ちょうど良く感じたので、これはちゃんと意図された味わい。
ブロッコリーなどの野菜ひとつにしても、茹で加減が実に絶妙で、気を使われているのがわかります。
ベジタリアン料理の旨みにはキノコが欠かせませんが、こちらはフクロダケ。ベトナムに昔からあった、数少ないキノコの一つだと聞いています。可愛いですよね。そしてキョルキョルとした食感も美味しい。
ベトナム、今でこそエノキやシメジ、椎茸、エリンギなど、キノコが豊富ですが、私がホーチミンにきた12年前は、それらがそんなにポピュラーじゃなかったんですよー。あるにはあったけど、今みたいに単体でガッサガッサ売られてはなかった。
キノコの種類、少なかったらしいのですが、このフクロダケは以前からあった種類だとローカルの方から聞きました(真偽は不明ですがw)
なんだかんだで美味しくて、結局スープの一滴も残さないくらい、綺麗に食べてしまいましたw
え、誰がお腹があんまり減ってないだって?(笑)
燕の巣を持て!と言えるデザート
で、食べ終わって帰ろうか、とも思ったのですが、どーも気になって仕方がないメニューが。
デザート欄にある、Che Tuyet Yenという一品。
Yen、というのは、自分が間違ってなかったとしたら、確か燕の巣。ベトナムでは、美容・健康に良いとされて、燕の巣が結構ポピュラー。
まあどのくらいみなさんが日常的に摂取してるかは別として…(笑)
例えばスーパーに、燕の巣入りのドリンクがあったり、燕の巣の専門店も少なくありません。それらは非常に高価ですが、だからこそ贈答品として使われている様子。
また、贈答品用に、小さなボトルにつめた燕の巣ドリンク?シロップ漬け?みたいなものが、やんごとなき感じのケースに収められて売られてたりします。
そんなものは日本では日常ではそんなに見かけないので、日本よりかはポピュラーかと。
そんな燕の巣を使ったデザートは大抵高価、または安いものならどこにその存在があるか分からない感じなのですが…?
うおおおおっ、なんてゴージャスな!!!
あ、言っとくと、そんなに美味しいものじゃないですw
Cheの一環で、そもそもこの手の漢方的なやつは薄らぼんやりした…あ、いえ、あっさりした甘さのものが多く、強い味わいのものではないのです。
これも御多分に洩れず、伝統的な方法で作った氷砂糖をゆっくりと溶かした優しい味わい。(琥珀の色合いと味からそれが想像されます)
ですが…
見てください、これ。豪華絢爛。
蓮の実はポピュラーな食べ物ですが、オレンジ色の線状のものは、冬虫夏草。それにクコノミ、白木耳、ロンガン。。。。
かの楊貴妃が愛したと言われる食材満載。
そして肝心の燕の巣を見たとき、一瞬血の気が引きました。
だって、このスプーンに、こんもりと輝く黄金の小山。
あっちゃー!オーダーミスったか?と思ったワタクシ、瞬時に500kは覚悟した。
そうなんです、燕の巣の専門店で、時折こういうデザート的なものを出しているのですが、軽るーく200k〜500kくらいすることがある。
一度なんて、普通のChe屋さんかと思い、うっかり入ったらそんな価格のものばかりで、尻尾巻いてお店から飛び出たこともありました😇
しかもこれ、その他の食材がめちゃくちゃ豪華。
最初白キクラゲと見間違いかな?と思ったのですが、食べてみると明らかにそうじゃない…orz
あー、やっちゃった。
軽く食べるつもりが、えらく高くついたなーと思ってたのですが…?
これ、58k。
嘘でしょ。
何を、どうやったら、そんな値段で出せるの。食材代にもなっていないのではないか。
わかってる。これに価値を置く人が旅行者さんでどのくらいいるかってことは、おそらく見向きもされないかもしれない。しかし彼らのメインの顧客はローカル層だろうし、彼らならこの価値はもっと身近にわかってるはずで…
いや、驚いた。
私も「味」でこれを強く望むことはないかもだけど、この豪華な食材の詰まった逸品を食べることが叶う、という事実を楽しみにいきたい、とは思う。
燕の巣を持て。
と、楊貴妃のように気軽にいうことができる場面など、人生に一度もなかったし、これからも、ホーチミン以外ではなかなかないように思う。
あったとしても、探し当てるのが至難の業だ。私も12年目にして、この国で初めて見つけた。この価格では。
ご興味のある方は、ぜひ。
こんな価値あるデザートはなかなか存在しない。金額はやっぱりどう考えても間違いじゃないかと思うのだけども、とりあえず、現状では58kで提供してくれているので、試したい方は今がチャンス。
うん、共感してくれそうな人が少なさそうなのは予想してるw
でも記さずにはいられなかったのよ。そのくらいこれは特別なことなのよっ。楊貴妃に、なれるのよっ!(なれません
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
Sesame Vegetarian Restaurant
39 Ton That Thiep Q1
Time: 08:00 – 14:00(Google Mapには11:00からとなってますが、朝食もやっているということでFBページにあった時間を参照しています)
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