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【Ha Noi】うそやんCha Caってこんなに美味しい料理やったん?!素敵なお店で舌鼓! ~ Cha Ca Than Long

ベトナム料理:ローカル

Cha Caという料理があります。主に川魚を使った炒め物的料理。私はこの料理に今まであまり良い思いをしたことがなかったのですが…?

Cha Ca という、あまり惹かれてこなかったお料理

直訳すると、揚げ魚?
すり身の天ぷらも、Cha Caと呼ばれることがありますが、今回ご紹介するのは魚の炒め物的なお料理。

北で有名になったお店が南にも進出しており、南ではそこまでどこででも見かける料理、ってわけじゃないですが、逆にだからこそ昔からガイドブックの中では常連なお店がありまして…

当然私も何度か行ったのですが、あまりピンとこなかったんですよね。そしてその後、他のお店でも機会があった時に食べたのですが、まあまあ美味しい、くらいで、ぜひまた食べたい!って感じじゃなかった。

だからこのブログでも登場回数は少ないお料理だと思います。だから今回、ランチを一緒にしようとなった友達からのサジェストにこちらのお店が入ってきたときは、(あー…)とちょっと思ってしまったことは白状しとく。

が…?

こちら、他の方にも以前からサジェストされてたお店ではある。一度は行こうと思いつつ、Cha Ca、鍋にも似た質量感があるので、一人飯の時にはどうにも候補に上がりにくく、延び延びになってたのよね😅

おもてなしな入り口

しかしどうだ。門から続く小道は、いらっしゃいませという歓迎の意に溢れてる。いわば「ヘムの奥」みたいな作りのとこなのだが、とてつもなく雰囲気が良い。

そして突き当たり、と言っても門からの視界に十分入る程度の位置だが、そこにそびえるのがこの洋館。

木の天井白い壁、ブルーグリーンの扉、窓枠。なんだこれ、めちゃくちゃオシャレだなおい?!

さては観光客向けのええかっこしい店か?!と一瞬構えたが、店内にはローカルのお客さんばかり。明確な判別はつかないけど、平日のランチタイムで、旅行者さんって雰囲気でもない。

時々こちらにこられてる感のある地元の人って雰囲気が強い。自分たちは11時半くらいに入ったのでまだ落ち着いてたけど、12時ともなると、あれよあれよの満席でしたよ。大人気店らしい。

そして地元の方で満席になる店は信じて良いという経験則。
苦手な料理を食べにきた、ちょっと斜に構えた気持ちはここできちんと立て直し、居住い正して料理の注文。

ああ、席に座っているだけでディルの香りが爽やかだ。なんという贅沢。フレッシュなディルの香りに包まれた食事なんて、日本でできるだろうか?(多分無理)

見上げるとお魚オブジェのランプシェード。
可愛い。なんかちょっとおしゃれ且つ、ブランドにもなってるお店のお茶目なデザイン。かわいい。

注文

専門店と聞いていて、座ったらそれしか出てこないのかな?と思ったらいくつか分岐点があったので記しときます。

どうやら2種類くらい料理チョイスああるらしい?

メニューは出てきませんでした。
そして最初にCha Caか鍋か、みたいなことを聞かれた気がします。ちょっと明確に聞き取れなかったのですが、今回の目的はCha Caだったのでそう指定。

量指定

次に何人分かを指定。
今回は二人だったので「2(Hai)」と伝えます。

Goole Mapの写真を見ても、この店に来る人のほとんどがCha Caを頼んでいるようです。もう一つの鍋らしきものを頼んでいる写真はほとんど見かけない。

なのでここまでのところを総合すると、Cha Ca と伝えつつ、人数をベトナム語か英語で伝えるか、なんなら指で「何人分」ってのを示せばオッケーと思われる。旅行者さんが多かった頃は外国からのお客さんも多かったようなので、お店の人も慣れているかと(^・^)

ソースの選択

その後、Mam Tom にするかNuoc Mamにするかという質問がきました。

Cha Caは魚にスパイスや下味を施したものを鍋で炒め焼きのようにして食べる料理で、すでにそこに味わいはしっかりあるのですが、さらにソースをかけて食べるけーすもあるようで、そのソースをどうするか、という質問のようでした。

Mam Tomというのは、エビを発酵させた調味料で、旨味爆弾みたな私の大好きな調味料ですが、確かに匂いが、釣りに使うオキアミのような香りを発する。

ゆえに、外国人が嫌がる食材のトップ3には必ずいるようなアイテムで、なんだったらベトナムの方にも食べられない方がチョイチョイいるくらいには癖のある食材。

まあ、Nuoc Mamもそれなりに香りが強いのですが、Mam Tomよりは優しげかも。

ただこの二つ、料理に後付け・任意で足して食べるものなので、もらうだけもらっておいいて使わないという手もあります。だから御旅行者さんは、どちらももらって試してみる、とうのも手かもですね。

ちなみ私たちはどちらも試したかったので一つずつ。
1(Mot・モッ)Mam Tom、1(Mot・モッ)Nuoc Mam。

幼稚園児みたいな話し方かも知れんが、この場面で大事なのは欲しいものを手に入れることだ(๑•̀‧̫•́๑)

部位を聞かれる

ここでは強く、「ストマック」を強調してほしい。白身の部分だけじゃなく、この店では雷魚の胃袋を使ってくれるのだ。

もちろんそれを希望しないという選択肢もあるけど、もしも私が一緒に行ったら問答無用で胃袋込みのものを注文する。そこにいる誰もが(どうだろう)と躊躇しても異論は認めない。

オーダーするが吉。
伝えておく。

あとは待つのみ。
ほぼほぼランチタイムに向けての準備ができているので、かなりのスピードで出てきます。

セッティング!

はい素早くセッティングー♪
コンロにブン、一人ずつにあるピーナツ、ミントなどの葉っぱ、白髪ねぎはお好みで。

そして手前にレンゲが添えられてる茶色のがヌクマム(魚醤)、奥にちょっと見えづらいけどやっぱりレンゲが添えられてるのがマムトム(エビの発酵調味料)。

そして特徴的なのが、これだ。
大量の、ディル!!!これこれ、これが香ってたの、お店に入った瞬間から!

ベトナムの方は結構ディルを日常の魚料理に使う。私がよく行く市場で売ってるすり身の天ぷらなんて、ディルが貼り付けられて衣のようにして使われてるし、以下のすり身の天ぷらには細かく刻んだものがたっぷりと。

スーパーで売られてる魚のすり身には、プレーンなものとディルが刻み込まれてるバージョンがあったりするし、とにかくハーブがとても身近だ。

自分の感覚だと、ハーブなんておシャンなものは、良いとこの奥さんが使うもの、未痛いな感じだったのですが、ベトナムではガンガン使う。ネギくらいの勢いだ。なんと豊かなことよ。

そして調理が始まる

ある程度のところまではお店の人がやってくれます。
セットされたコンロに、すでに下味がつけられて加熱隅の魚の白身と胃袋が。

そりゃーそうだ。川魚なんて扱い慣れてない人間が中途半端に火を通しただけで食べたら食中毒の元。しっかり店舗で加熱したのちに卓上で温める、くらいの感覚だな。

あと、ディルやその他となじませる。

はい、ワッサー!!!(笑)
ああ、もうこの景気の良さったらないわね。ディルとネギは香りづけどころじゃなく、もう具材の一つ。ワッシワッシと食べるためのもの。

鍋でいうところの白菜とか水菜の感覚。贅沢ー😆

雷魚は脂を蓄えているので、再加熱時でもそこそこの脂が滲み出て来る。その油を使って、ディルを炒める。油には、下味に使われている、ターメリックベースかな。の、スパイスが溶け出し、それとディルの香りが合間って、なんともはや、よい風情!

魚にはすでに火が通っているので全体を油でまとめてなじませる程度の調理なので、卓上での加熱時間は短いです。こうなったらもうあとは自分たちでどうぞって感じ。

あ、Mam Tomはライムを入れて激しくかき混ぜるのですが、そこはお店の方がやってくださいました。まあ外国人だもんな。使い方わからんと思うよね。親切。

そして文を小椀に取り分けて、魚をつまみ、シンナリとなったディルをたっぷり。これを混ぜて食べるだけでも美味しいが、そこにちらりと、マムトムやヌクマムを落とすとなおよし。

またピーナツが良い仕事をする。全体的に柔らかいものが多い中に食感を与え、香ばしいピーナツの油脂でコクを出す。

ネギはシャクシャクさっぱりと。いわば、魚の油麺的になっているので、生のネギの硫化アリルは口の中をさっぱりさせる。

そして見て。
この白身のお魚の様子。
このキワキワの火の入れ方。

きちんと芯まで火は通ってるけど、好みの透きとおり具合に、不要に強い火を当てていないことや、事前の手入れがきちんとされていることが伺えます。

東南アジアで、特に川魚を食べる際には、よくよく加熱することが大事ですが、安全サイドを見すぎてガリガリにあげたり、グダグダに煮込み上げている料理が多い中…

安全を確保した上でこの絶妙なる火入れをするのはベトナムの方のうまいものへの執念すら感じる。だってこれ、めっちゃ面倒臭いと思う。完璧にやろうと思ったら。

そしてこいつだ。胃袋。
私はベトナムの魚料理で胃袋が登場することに関しては、印象的な思い出があるのだけれども、それはまた別の機会に話すとして…

癖がなく、食感がコリュコリュしててとっても楽しい美味しさ♪

韓国料理ではタラの胃袋をキムチにしたチャンジャとかありますよね。ある程度の大きさのお魚の胃袋は歯ごたえがあって美味しいもの。でも日本料理にはあまり登場しないですよね。

ベトナムではちょいちょい見ます。でも、お魚1尾にひとつしかついてないものですし、そんなに巨大なものでもないので、やっぱり貴重は貴重。

でもこのお料理に胃袋が使われるというの知らなかったな。これ、絶対プラスした方がいいです。おすすめ。味的にそんなに強いものじゃなくても、お魚の身との食感のコントラストとか全体のバランス、絶対良いと思います。

ちなみに…

隣のテーブル、同じようにCha Caを食べられてたのですが、こちらのテーブルより先に始まり先に食べ終わったか…?と思ったら…

なんと、鍋をオーダーしてた。
かなり大きなお鍋に、恐らくはCha Caに使った雷魚のでっかい頭がどーんと入った鍋。

なんだろう。ヤギ屋に行ったら、焼肉食べてからの鍋、という流れが定番ですが、そういう感じなのかしら?ってか、鍋もあるからやっぱり最初にどちらを所望するのか聞いたのか。

今度はあのスープまで試してみたいな。

 

ところでこれがお会計。
Cha Caは一人分が140k。
飲み物はソーダだったので、Da Dayといのが胃袋らしい(翻訳したらStomachと出てきました)。追加分一つ130k。気分的にはもう一個くらい追加してもよかったなw

注文するとき、英語が通じないスタッフさんだったら、上の写真を見せたらわかってくれるかと。

しっかし、これまでちょっと苦手意識を持ってたCha Ca。この日これを食べた瞬間から「美味しい料理」に一期昇格。やっぱり「良いもの」を食べないうちに諦めちゃうのはもったいないねー!

Cha Ca、うまいよ!←ゲンキン

 

 


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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/

お店情報

Cha Ca Than Long
6B Duong Thanh, Cua Dong, Hoan Kiem, Ha Noi
Time: 10:30 – 21:00
Spent: 225,000 / person

 

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