一時帰国に!ちょっとええもん土産!はこの赤帯をタッチ!

【閉店】ホーチミンのタコは主役になり得る幸せなタコ!ブンリュウ・タコを食べましょう! ~ お名前不詳の Bun Rieu Bach Tuoc

ベトナム料理:ローカル

Bun Rieu 、というと、カニをモチーフにした、Bun Rieu Cua という麺料理が有名ですが、今回の主役はなんと、タコー!!

※こちらは閉業されたようです

タコの不遇

自分以外のもののことを「可哀想だ」などと勝手に思うのは大変不遜なことだと思いつつ…

タコ。あいつはどーも不憫でならない。
日本人から愛されてるはずですよね?最近では、大陸でもたこ焼きが人気で、タコの確保が難しく、なんならモロッコあたりから商社の方が頑張って日本に連れてきてくれてるという話を聞きます。

そんなに人気な割に。。。
たこ焼きとか。あれ、褒められる時なんて言われてます?

「いっやー!!外カリッカリで中とろっとろ!」
「お出汁がよーきいてるわー」
「紅ショウガはやっぱ入っとって欲しいよなー!」

いやみんなもっとタコにフィーチャーしましょうよ。たまに聞いたら「大きい小さい」とサイズのことだけ。もっとこう、タコの存在意義に関して言及してあげて欲しい。

たこせんなんて、もっとですよ。


※上記写真はリンク先からの借り物です

たこ焼きを挟むからたこせん 、というのであって、そのベースになるせんべいにはタコが使われていないこともしばしば(使われているものもあるかもしれない)。

しかし商品名は「たこせんべい」。焼いた卵を挟んだら「たまごせん」になるし、イカ焼きのせたら
「いかせんべい」になるというのに、ベースのたこが使われていないせんべい部分の商品名は「たこせんべい」。

自分が登場していないのに、あたかも活躍しているかのようなネーミングをつけられることはタコにとってどうなんだろう。彼らは楽して目立てることを喜ぶだろうか?

いや、たこ焼きの場面であれだけ他の食材が自分より褒められても文句一つ言わない実直なお人柄…否、おタコ柄なので、そんなことは思うまい。と言って、自身をもっと主張するようなこともしなさそう。。。

おでんに入れられては、良いお出汁を提供しているにも関わらず「高いからタコは食っちゃダメ」とか言われ(北九州人のみわかるネタ)、寿司にあっては「味がない」とか言われる。それはタコの責任ではなく、扱う側の責任なのに…

不憫である。
アイコンとしては、あんなにその姿を使われまくっているというのに、みんなもうちょっとタコを評価してあげるべきではないかっ(ダアアン!⬅︎机を叩く)

まあそんなことをいつも思ってたわけではないが、タコ。もっと褒めそやかされてもいいのではないか。そんな思いを叶えてくれたお店発見ー!(前置き、長い)

スペースが空いたら即お店?

つい最近まで、ここ、ご覧の通りのバインミー屋さんだったんです。チェーン店かな。おそらくあっちこっちで見かけることがあるお店かと。

しかし近づいてみると…?
バインミーじゃ、ない。。。?

さらに近寄ってみると、ものすごく小さいお店。
そりゃそうだ。先日までここはイートインスペースのないバインミー屋さんだったんだもの。そこに客席作れただけでも数ごいわ。

ってことで入って見た。
中から見るとこんな感じ。風通しが悪いので結構暑い。扇風機は回ってるが、風が生ぬるい。今後、さらに外が暑くなってくると、ちと辛いかも。でも…

さほど風通しが良くないからこそわかる。
部屋内に漂う、タコの香り!!

イカの香りは、屋台のイカ焼きを思い出してもらえたらすぐに鼻腔に蘇ってくると思うが、タコ!タコの香りってわかる人います?!

タコを調理することが多い人には容易かろうが、一般庶民で「タコの香り!」を明確にすぐうに鼻腔に再現できる人、どのくらいいるんだろう。

私も久しぶりに認識した気がする。あ、タコの香りだ、ってかタコの香りってこんなんだったな、と。

具沢山のタコ Bun Rieu

正直、まだお店も知られてないのか、暇そうでした(笑)
時間的に、2時くらいだったというのはあるけど、お兄ちゃんがボンボンベッドみたいに座ってのーんビリしてした(笑)

あとでオーナーさんみたいな人が来て、そのお兄ちゃんは店番程度かなーって感じでしたが、まあ開店してまだまだ間もないし。そしてこの腕前なので無問題。腕前ってか、もう仕込まれたものを丼に盛るだけではあるんだけど。

おおっ、具沢山!
さらに、先ほどお店の中にただよてったふんわりとしたタコの香りが、さらにふくよかにー!!タコー!!!!

スープはクリアですが、タコです。タコのお出汁が優しく滲んで、ほおおおおおっ、Bun Rieu といえば、特にホーチミンでは甘酸っぱい系の味で甘み強め!って感じだったけど、出汁だ。非常に良い出汁だ。

しかもお出汁の背骨はタコである。骨のないタコが背骨並みに出汁を支えるとは、これいかに。

タコって結構アクを感じることあるんだけど、タコの味はしっかり出ていながら飲み飽きない。アクを感じない。お見事。

お出汁をたっぷり含んだおあげは、なんかもうこれだけ炊いて売ってくれ、と言いたくなる、個性派おでんの厚揚げ部門選手権があったら絶対優勝。

大きめの練り物もキョッチキョッチの歯ごたえで美味しかった。

そこでふと見ると、卓上には北の調味料。
チリにマムトム、そしてタマリンド。

マムトムをお出汁に入れても良かったが、まだタコ出汁をもっと楽しみたかったので、小皿でチョンチョン。マムトム、ラブっ(๑•̀‧̫•́๑)

タマリンドはこれ、自家製かなー。種が入ってた。まあ種入りのペーストも売ってるんだど。

柔らかい酸味のある調味料ウト考えたらいいと思うんだけど、具材つけて食べてもいいし、どんぶりの中に入れて溶いて食べても。

最初はライムが無難かなと思いますが、そこにタマリンド、そして味を〆るためにちょっとチリを落とすのもあり。ここら辺はお好みで。

まあ最終的にはマムトムも入れちゃうんですけど。
これね、ニオイがきつくて苦手ーっていう人多いし、外国人に最も嫌われる調味料的に言われるけど、見方を変えると旨味の塊。

お好きな方の中には、毎日の味噌汁の中に、うま味調味料的に足すという方もいるくらいには旨味強化に寄与するのです。

というか。。。
うん、ブンリュウ・タコ(Bach Tuocね)良い。特徴的な味だけに、毎日食べるようなものじゃないかもしれないけど、これは食べたことなかったし、タコが…タコが主役だよ…っ!!(感涙)

自分そんなにタコの立場に立って考えてる人間とは思ってなかったが、意外とずっと思ってたみたい。タコにもっと陽を当ててほしいと。それが…叶った!!!

ベトナム、懐の深いお国柄よの。
すごいっ(๑•̀‧̫•́๑)

 


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お店情報

お名前不詳の Bun Rieu Bach Tuoc
27 Huynh Van Banh, Q.Phuu Nhuan
Spent: 35,000vnd/person

※こちらは閉業されたようです

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