ホーチミンの飲食シーンの一角を、十数年まから次々と作り出してくれてた「あの」方が、またもや新しいスタイルのお店をプロデュース!ご馳走バンミー、召しませ!
最初に
ベトナムの代表的なストリートフードの一つ、Banh Mi。
このブログでもたくさん発信しておりますが、基本、ストリートフードだし庶民食だし、安い、が基本となっております。
しかし、今回ご紹介するお店は、ちょっとリッチなバインミー。なので、
バンミーに金かける気なんてないぞ!
豪華な食材使ってるのなんてバンミーじゃないやい!
という方には不向きだと思います。
反対に、
高くても価値があればアリ
伝統的なものばかりがバンミーじゃないっしょ
たまには酔狂に楽しみたい!
的なのりで楽しめる人に朗報。
各人、各種の食べ物にはそれぞれの楽しみ方があると思うので、正否ではなく、個人の選択基準の問題。
私は後者+こちらのお店のオーナーさんの大ファンなので、一も二もなく行ってきましたよ!inago会で、3名様の胃袋借りて(*´꒳`*)
あのお店のあるヘムの中!
はいっ、もうわかりますねー。
店名からも連想した方がいたと思いますが、Bep Me Inの本店がある、ベンタン市場近くのヘム(袋小路)の中。136 Le Than Tonから、数十mほどのネイル通りを通った奥にある場所です。
(ちなみにここのネイル通りは衛生上の問題が懸念されるので私個人からはお勧めしておりません)
一番右が、Bep Mi In 。
その左が Cocotte。今は本拠地がSila店に移りましたが、元々はここが本店でした。そしてそのさらに左にあるのが…?
Banh Mi Me In!
ちなみに私が知る限り、7年くらい前からこの子が落ちてます。
最初妊娠してるのかなと思ったけど、ずっとこの体型のままな気がする😅
内装は、なんとな Bep Me In に寄せてる感じですが、イラストが書き込まれてますねー♪
キッチンは客席のすぐ横。
基本、Banh Miって具合は仕込みが終わってて、それをパンに挟んで食べるものですしね。もしくは簡単な調理(卵を焼くとか)のものだけで終わることが多い。
カウンター席もあるので、一人、または二人などの少人数でサクッと食べに来るのもありです。
以前、こちらのオーナーさんが出してた、Fresh Catchという、シーフードを地中海的にシンプルに楽しめるお店があって(既に閉店)そこで一時期、エビやその他のシーフード挟んだBanh Mi、やってたんですよね。
めっちゃ美味しかった記憶。
そしてありふれたバンミーを今更作っても競合が多すぎるから、このお店ならではの個性を、という店では共通してるものを感じます。ううううううっ、期待!
メニュー
基本そんなにエアコンが効くお店じゃないので(半分オープンスペース)まずはソーダを頼み、喉を潤しながら、メニューを眺めます。
ここのグループのストローは、米素材でしっかりしてるし、口当たりも悪くないので好きだ。
ちょっと多いのでまとめましたねー。
Banh Miだけで、これだけのバリエーション!
もちろん59kという、お手頃価格のオリジナルバンミーもあるのですが、ラインナップが、ちょーっとほかとは一味違う!Thap Cam=いろいろ混ぜなメニューもなんか具沢山そうだー!
ちょっとリッチ系になると、牛肉の串焼きや、おいおい、なんだい?Me In Specialty の迫力、どうしたことかwww
もーとボールを入れた、Banh Mi Xiu Maiも、かなりリッチそうな予感。トリュフソースを薫らせたポークリブのBanh Miとか。。。え、おいしそう。。。
お肉はそんなにー、という方にはエビもある。ロブスターはやりすぎ感がなきにしもあらずだけど(笑)、Who Knowsである。たまの酔狂、旅の記録に、こういうものにチャレンジするのもありっちゃあり。
うん、今回はビビってエビにしましたけどね(笑)
あと、Banh Miをプラッターにするというナイスなアイデアの商品も!なるほど、手巻き寿司的に自分で好きな具材を挟んで食べるとな!これならいろんな具材の味が楽しめるし、楽しいかも!
あとローカルスイーツ+生春巻きなどがあって、お茶しにきたり、Banh Mi+それらのスイーツで、1店だけどベトナムのストリートフード満喫、というお楽しみも。
もちろんベトナムコーヒーもあるし、この1件で、バンミー、ベトナムコーヒー、ちょい食べおやつがクリアできるとなると、旅行者さんにはなかなか効率が良いのでは?(^・^)
食べるぞー!
というわけで、今回は私をいれて4名。
一人1個、と最初は思ったけど、ちょっとビッグなものを一つ頼んでしまったので、3つで様子見。
Banh Mi Tom Tuoi – Truffle
まずはシュリンプ。
下の方に渦巻いて挟まってるのは麺とかじゃなくて、なますな?(笑) 大根とかにんじんの。もうザックザックの歯応えに、みっちりのエビ。
199k。価格だけ見ると驚く方もおられるかもだけど、こんだけエビたっぷりはいっとったら、これもうエビ料理やで。
そしてもう、作ってる時からトリュフの香りが!
ごめん!最初にきて早く食べたすぎてブレブレや!(笑)
もう具がみっしり!そしてパンが、美味しい!
この日9時くらいの早めの時間に行ったので、まだパンがフレッシュだったということもありますが、多分軽く炙ってくれてるのかな。
サクッと。そして米粉を使った軽く、しかしながら醸す香りは豊かで、たっぷり挟んだ具材と渾然一体。うんまーい!
Banh Mi Suon Bo – Truffle
問題のこちら(特になにか問題があったという意味ではない)。
一見何気に具沢山なBanh Miなだけ、と見せかけて…?
ぬお?
ぬおおおおお?!
デッカいリブBBQつきぃぃぃぃ!!!
ふおおおおおお!
そういえば今は手を離れてるようですが、こちらのオーナーさん、以前アメリカンなBBQのお店も手掛けていらしたので、この辺の調理はお手の物。
ポリ手袋を用意してくれてるので、それを両手にはめてお肉をむんずとつかみ、骨をちょっと捻りながら抜くとスルッとお肉だけになってくれます♪
せっかく手袋してるので、もうそのまま荒く毟ってしまいましょう。細かくしてもよし。人数分に取り分けるだけでもよし。
んでこのリブがさー、美味しいのよ!!
既にパンの中にも結構たっぷり挟み込まれてます。なのでお肉はお肉で肉料理として楽しむのが吉。
リクエストしたらソースを出してくれるので、是非もらって、じゃぶじゃぶにかけて食べて欲しい。もうみんなもポリ手袋して、手のまま食っちゃえ。
うんまいぞーっ。
すげーワイルド。
夜食べる人とかいたら、これ、ビール頼むのがいいと思うよ。うんまい。
Ban Mi Thit Ga Nuong Sa
これはお店で最も人気と聞いた、鶏肉のレモングラス焼きのバンミー。
具が、多すぎやしませんかねwwww
ガブリ、といくと、鶏ー!!すごいしっとりでプリッとしてて、そもそも鶏自体がめっちゃ美味しい!
ベースは甘辛系ですが、レモングラスをあしらったベトナミーズスタイル。屋台だとなかなかここまでの仕込みは難しいかも。うっはーっ、おいっしー!
パンが軽く潰れがちになるので、もう具材をもりもり食べてる感になりますが、でもちゃんとパンはパンで、味の一端をになってるので、ないと別物になっちゃうんだよなー。
ぬあああああ。
これはご馳走バンミーですよっ!
サンドイッチを食べる、というよりは、ご馳走な具材を バンミー(パン)を使って食べるというか…ふおおおお。これは価値あるBanh Mi!
パクチーやチリが苦手な方は
ちなみに、これは路上で売ってる物にも共通しますが、Banh Miにはチリが使われてることが多いです。別にここのお店に限ったわけじゃありません。
そしてベトナム料理は全般にそんなにベースは辛くないので、うっかり油断しがちですが、このBanh Miに疲れてる輪切りの赤いチリ。辛いです(笑)
チリは小さいほど辛い、なんてことが言われることもありますが、ベトナムのこの手の輪切りのやつ見かけたら、相当警戒してください。
麺料理なんかの横についてくることがありますが、たった一切れを10秒以上スープに入れっぱなしにしたら全体が辛くて辛くて終了〜、みたいになることもありますw
またBanh Miの場合は、上の写真みたいに表に見えるように使うだけでなく、中にしっかり挟み込まれててステルス攻撃を仕掛けてくることも。
苦手な方はオーダー時に、
không ớt, または、không Chili
と伝えましょう。
パクチーが苦手な方は、
không Rau mùi または、không Ngo ri
パクチーはタイ語なので、ベトナムで連呼しても認識されないことが多いです。たまに日本人がよくいうからか理解してくれるケースもあるけど、上の文字を見せるのが無難かと。
お店の方にお願いしたら切り分けてもらえます!
ベトナムのいいところは、お料理を分け分けすることを厭わずにいてくれること。なんならもう、シェア前提で最初から小皿を用意してくれるところもあるくらい。
なので、このリッチで大きなBanh Miを分けたい時、私たちみたいにもしくは何種類か頼んでみんなでシェアしたいときは、遠慮なく店員さんに「切り分けて欲しい」と伝えるのが良いと思います。
そしてこのお店は心得ていらっしゃるので、頼めば、
最初は写真用にそのまま一旦出してもらい、その後また引き揚げてカットしてもらう
みたいなこともいとわずやってくれます。
ま、混雑度合いにもよるかもだけどw、私たちが行ったときはお客さん、ほかにいなかったので快くやってくれました。
そもそも Bep Me In も観光客さんが多いお店だし、ここの系列のスタッフさんは気の利く方が多いので、多少言葉が通じてなくても理解してくれようとすると思います。
Banh Mi のニューカテゴリー
最初にも言いましたが、これは一般的だったり伝統的なBanh Miではありません。
ご馳走バンミーだし、これを食べて「ベトナムのバンミー食べた!」というには、ちょっとレアケースかとは思います。
ですが、うまい。
料理として、とても美味しいのです。これはバンミーのニューカテゴリー。
そして、このお店にはリッチなものも多いですが、59k、69kという親しみやすい金額のラインナップもあるのが味噌。お楽しみレンジが広いのです。
高いものは使われてる食材や質もありますが、量も多いので二人で分けてちょうど良いものもしばしば。そうすると、見た目単価÷2になって、経験値をえたり、楽しみとしてのBanh Miを得るには、さほどの金額でもなくなります。
もちろん個人で基準は色々ですが、一度は食べてもいいんじゃないか。ってか、あのチキンの美味しかった。そしてXiu Maiは食べてみなくては。
よその欧米系レストランのサンドイッチくらいがメイン価格帯。ただのBanh Miなら価格的に張り合えるところではありませんが、ここのは、ありです。んまいっす。
近々またべつのもん、食べに行きます!
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
Banh Mi Me In
136/13 Le Thanh Ton Q1
Time: 07:00 – 22:00
Spent: 300,000vnd / person(ちょっとリッチなもの食べたので!)
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