新しいお店がどんどんできてるホーチミン。そんな中の一軒ですが、その成り立ちが、ああベトナムだなーと思えるお話でちょっといいなと。そして朝食麺が美味しい(๑•̀‧̫•́๑)
中心街のちょっとはずれの、とある会社の敷地の中に
打ち合わせをするのに、「ここはどうですか?」と言われて出向いた先は、中心街からちょっと離れた場所にあるこちら。と言ってもメジャーな通りなので、気持ち的にはそんなに遠くは感じません。
え?どこにお店があるの?って感じの会社が連なるエリア。
でもよく見ると…?
入り口に看板が。
ちゃんと、あるのねお店。
じつはここ、とある製薬関係の会社の駐車場内にある敷地。この会社の方が、これまたとある旅行会社の方と趣味のサークル的なものでお友達同士だったそうで。
ここ数年のCovid騒ぎで、製薬会社さんは様々な貢献をしてくださったわけですが、言い換えるとビジネスは好調。一方、旅行会社さんは大変な状態。
そこで、製薬会社の方が「うちの敷地内にレストラン作らないか?」と旅行会社の方に新たなビジネスの提案をされてできたのがこちらのお店。
大通りを入って、ちょっとそっけない↓のような風景ですが、臆せず入って行った左側にお店はあります。
もちろんただの慈善事業というわけではなく、この周辺には関連の会社もあるし、それらに努める従業員さんの賄いなども言ってに任せて、レストラン側には収益を、製薬会社側には社員さんへの福利厚生を確保というメリットができた、という。
またそれなりにしっかりしたレストランなので、客人が来た時にちょっとしたもてなしを提供することも可能。
もちろん社員さんたちが退勤後の時間を楽しむことにも使えます。またここはバックパッカー街からもほど近く、旅行者さんたちが戻ってくれば…
この界隈には少ない形態のお店であることから、彼らに楽しみを提供することもできるという…
助け合いでも有りながら、しっかり全方向にメリットがあるというビジネス形態。素晴らしい。
そのバランス感覚もベトナムっぽいなと感じるし、それを瞬く間に話をまとめてやってしまうところもすごいなと。
そしてこちらの朝食、ちょっと珍しいんです。
朝食メニュー
もう少ししたら徐々に増えるのかもしれませんが、この日の朝食メニューは二つ。特にメニューは見せられませんでした。一緒に行った人が「これとこれがあるらしいよー」と事前に聞いて教えてくれた。
一つは Bo Bit Tet。
よくあるベト式ライトステーキ。これは一緒に食べた人が、私が食べたいものとは別のものを写真のために頼もう、と言って頼んでくれた…ご協力、ありがとうございます(-人-)
で、本命はこちら。
私、言ったことがないのですが、サパ地方のフォー料理なんですって!なんて彩り鮮やかな!
付いてくるハーブ類は潔くミント一色。
ミントなんて、日本にいた頃はおしゃれなデザートやカクテルにピラッとちょっと入ってるだけくらいしか遭遇することがなかったのですが…(あくまで個人の食い範囲での話)
ホーチミンでは麺料理のハーブ類の中の一部だったり、こうしてワッサリ出て来たりします。そ敷いて苦手だったミント、大好きになった。わーしわし食べられるんですよね、不思議と。
それにしても美しい。
市場でミント買っても、やっぱりどうしても傷んだところとかあるし、綺麗に洗うのは優しく繊細に手間をかけてやらないとだし、これはお外で食べるもんだなって、つくづく思う(笑)
ちなみにこの麺料理の名前は、
Pho Con Sun?と思ったら、Pho Con Sui、のようですね。検索したらそのように出て来た。
サパの料理ということですが、そもそも私はサパに行ったことがないので(行きたいんですけどね…)
見目に鮮やかさ演出しているこの黄色い物体、最初は錦糸卵?!と思ってたのですが、サツマイモを細く切ってカリッと揚げたもの。へーっ、面白いなあ。
面白いといえばゆで卵が入ってるのも珍しい。
まあ、料理名が同じでも色んなスタイルがあるだろうから、これ「だけが」Pho Con Suiとはいえないと思いますが…
なんにしてもゆで卵が乗ってるベトナム麺には、あまり遭遇したことがないかもしれない。
麺は、Phoと言いつつ、ペラッペラというよりは細切りうどんという感じで、ツルッツル。それにちょっと濃いめのお出汁を絡めて食べる感じで、汁麺とまぜ麺の中間という感じ。
その麺と出汁の水分量の比率は、ホイアンの Mi Quan とか Cal Lau に似てるかも。でもお味はもうちょっと強め。
ただオイリーとか濃度がある強さではなく、あくまで出汁感の強さ。なのでトッピングされてるそれぞれの具材の味わいがヴィヴィッドに楽しめるし、それらを一度にもいかないので(数が多すぎるw)一口ごとに、微妙に違う風味になる。
テーブルにはこういう調味料たちが。
あくまで出汁感メインの味付けなので、ライムやサテ(辛み調味料)で、ところどころアクセントをつけてあげるといいかもですね。
最後の方になってくると、カリカリしたトッピングたちも少しずつ麺に歩み寄ってくれる姿勢を見せてくれるので、わっさわっさと混ぜて食べます。
多分これ、最初から混ぜて食べるのが一般的な食べ方かもしれないけど、2段階に分けて食べるのも悪くなかった😋
朝だったのでソーダで時々口をすっきりさせながら、あっという間に完食。へーっ、これはあまり他では見つけられてなかったお料理。
多分ホーチミンだからほかにもきっとあるはずなのだけど、気づかなかったわ。探してみよう。
きっと周辺会社には結構な人数の方が勤めてるんでしょうね。その方達なのか、彼らから聞いた人たちなのか、こちら、できてからまだそんなに経ってないはずなんだけど、朝から結構な人がいらっしゃいました。良きかな。
ちなみに…
のんびり話をしてたらお昼の用意が始まったのですが、
なんとビュッフェスタイルで提供する様子。
これは会社の方達の社食用かと思うので、一般には提供されないと思うんですが、混じって食べたい。。。(笑)
ドリンクメニュー
ちなみに朝食のメニューが特に知らされてなかったので、後でこのメニューを見たのですが、ドリンクメニュー。カフェ的にも使えるようなのでご参考まで。
おっとこちらにはカクテルメニューとかも書いてあるけど、ジュースがこちら側にあるから見ざるを得ない。うんうん、別にカクテルを飲もうとしたわけじゃないんですよ(笑)
Jinroが置いてあるあたり、会社的なおつきあい相手に韓国の方が多いのか、お知り合いに多いのか。
韓国からのエキスパッツの皆さん、以前は日本人の10倍はいるとか言われてたこともありましたからね(Covid後の変動で今の数字はわからずですが)。
あとベトナムの方にも楽しみやすいアイテムなのかもしれない。マーケティング的にも価格的にも。SOCHU。響きが焼酎っぽいので、日本のお酒にもしたしんでもらえるといいなあ。まあ高いからそんなにすんなりはいかないだろうけど😅
実は夜はビアホイなんです
で、こちら。
朝に行った時にすぐ目についた。
おおっ、Bia Hoi Hanoiだ!!
ホーチミンにもぼちぼちあるのですが、ハノイの飲み文化であるBia Hoi、そーんなにあっちこっちにホーチミンにはあるわけじゃないので嬉しい♪
これは夜も来て見ねば!ってことで、その頃「一緒にご飯食べに行きましょう♪」と行ってた方達を巻き込んで、早速再訪。
そしたらあっちこっちにモニターもあって、スポーツ観戦体制も整い、今のニーズを捉えてますな。人気の試合がある時なんかは大にぎわいになりそう(笑)
Bia Hoiメニュー
メニューはざっくり見た限りでは、ちょっと北っぽいのかな?という感じ。当然ながらビールに合いそうなものがたくさんあって。。。
あーうん、やっぱり来たですね。
目に馴染みのないメニューが結構ある(笑)
でもサラダ類から野菜料理、貝料理…
タコにイカに海老料理。あわび料理をカテゴライズしてだしてるところ、あまり遭遇したことないな。ちょっとランクの高いお店とかにはありそうだけど、なかなか行けないのでw
まだまだたくさんページがありましたので、時々差し込まれてる料理の写真を指差して頼むだけでも、数回の宴会分は持ちそうです(笑)
実食!
というわけで、カンパーーイ!
わー!厚手の…なんていうんですか?こういうグラス。ガラスの中にバブルがたくさん入ってるやつ。久しぶりに遭遇。
こちいらは Nem Cua Be。カニをたくさん入れた揚げ春巻き。北のは四角いのが多いよね。
こちらのはかなり薄い生地を割りに高めの温度でガンガン攻めて揚げてる感じのテクスチャー。でも焦がしてはない。いい具合。
うーん!ハクっと噛むとカニの香りがブワッと上がって来ておいしいー!
北のこの手の揚げ春巻きには、キクラゲやら何やらのバリエーション豊かな食材がたっぷり使われてるのも特徴で、非常に美味しく且つ、ヘルシーにも感じられる。揚げ物だけど(・∀・)
Oc Buouは、今回は胡椒の甘辛醤油ダレでシンプルに焼いたもの。尻尾(ってか内臓などがある先端部分)の方が生々しく感じますが、焼くところを想像してもらえれば分かる通り、しっかり火は入ってるんです。
口を下にすると美味しい肉汁が溢れてしまうため、サザエの壺焼きのように口を上にして焼く=尻尾のところが最も火に当たってることが多い(お店によっていろんな方法があると思うので一律に断言はできない)。
ので熱は入ってるのですが、あまりガッチリ固まるタイプではないようなんですよね、加熱されてても。また加熱されててもご不安に思われる方もいいるかと思いますので、口に近いところの白いコリュコリュ食感のところだけ食べるのもありです。
初めての人は様子を見て、無理のないように食べてくださいね。個人的にはこの貝を頼むんだったら、もうちょっと味の濃いものか、Tuさんところでよく食べる、Oc Buou Nhoi Thjtってのが食べやすいかなーと思うけど、ここにはなかったので仕方ない。
そしてこちらは、Sot Trai Tom / Sot Thai ってメニュー。タイ式ソースって書いてあったから甘辛すっぱソースの海老位の和え物だな?と思ったら大正解。
ただ刺身的に生の海老を想像してたら、ちょっと霜降してあった!寧ろその方が安心して食べられる人が多い?🤔
結構辛いです。そして味のバランスで言うと、ちょーっと突き抜け感がソフトだったので、それられてる柑橘をザブザブ絞ったり、手元に用意される醤油やヌクチャムなどで、自分流に調味してしあげるのがいいかも。
でも見目に華やかで、宴会時には盛り上がりますよね♪
そしてこちらはアワビの炒め物。どんな風に出てくるのかと思ったら、中華のあんかけ的な優しい一品。ドンコ(しいたけ)が美味しいー! そしてチンゲンサイシャクシャク。
アワビは幾つにする?と聞かれたので、2つ頼んで3人で分け分け。おそらくメニュー金額はアワビ1個での調理の値段。あんかけはごく優しい中華だしのとろみ餡で、これは誰しも安心して食べられる一品かと(^・^)
そういえば、揚げ春巻きも「何個にする?」と聞かれたな。ま、あれでかいからなw でもそうやって料理ごとに量を微妙に調整できるのはいいですね!無駄がないし、食べたければまた追加することも可能だし♪
Bia Hoiとしてはどうか
正直この4品を食べただけではゴリ押し、と言う感じではなかったですが、他所にはない料理のラインナップであることと、ポテンシャルが高い!
どれもほどほど美味しく十分に楽しめたこと、何よりビールが美味しいのでシノゴノ言うなという気分になってしまったため、次回はもうちょっと冷静に…と思うけど、多分飲んでまた同じテンションになるなw
少なくとも、もっと他の料理を食べて見たいという興味をそそられる程には楽しかったし美味しかった!
今度はここの鍋物に挑戦したいんですよね。
どなたか胃袋、貸してくだされ〜(笑)
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
Anh Nogai Quan
112D Tran Hung Dao Q1
Spent: 330,000vnd / person
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