さて、自分はすっかり慣れてしまいましたが、最近新たに来られた方もたくんさんいらっしゃるようで…
気になる「お水」のことが話題になっていたので改めて。
ホーチミンの水道水は危険?
ホーチミンに来られる前に、例えば赴任や帯同の場合は会社側から色々注意事項があっているかもしれません。単独で来られる方も最近はよくよく色々お調べになられていると思うのですが…
お水の話。
必ず注意事項の中に入っていると思われます。
「ホーチミンの水道水は飲んではいけません」
というか、日本以外で水道水をそのまま飲んでも大丈夫、という国ばかりではないことはみなさんよくご存知の通り。
ホーチミン、というかベトナム全土そうだろうと思うのですが(ごめんなさい、正式な飲料水値に達しているかのデータは持っていません)水道水は、そのまま飲まない方が良いともいます。理由は、
- 浄水環境が飲料水として使えるよううな基準に達していない
- 体内に入るとよろしくない不純物(金属系のものなど)が多い
の2点。
ただ飲んではいけない、というだけではなく、2点あげた理由を次に挙げます。
沸かして飲んだらいいんじゃないの?という誤解
水が危ないと聞いた時、日本の方は、こう連想する人が多いように感じています。
「沸かして飲んだら大丈夫なんじゃないの?」
そうなんです。私も最初そう思ったことがありました。ただしそれは、上記理由の1.の場合、且つ、煮沸により無効化される菌やその他の原因にのみ有効な手段なんです。
煮沸温度と時間に条件がついているよううなものがあれば(何分以上沸騰させ続けるなど)それを守らなければ意味がありませんし、理由が、2.の「不純物の混入」だった場合、
沸かして水蒸気分、水の量が減った結果、不純物の濃度がむしろ上がる
という、余計残念なことになってしまいます。
もちろんこれが原因で、1、2度飲んだから即、どうなるというものではないかもしれませんが、ちょっと加熱したくらいでは無効化されない菌がいた場合はそれが悪さをしますし、結論として…
水道水は常用飲料水としない方が良い
ということになるのかな、と思います。
ボトルド・ウォーターは安心か?
これはもう、販売会社を信頼するしかありません。こういう話を始めた時に、必ず、
「そうは言っても、ボトルの水もあれ、安心なの?」
という疑問が出てきます。
ご質問ごもっとも。残念ながらベトナムはまだまだ衛生概念その他の部分が非常に弱い。勿論、注力されて信頼できる企業さんも数多くあるのですが、ではお水会社がどうかと言われると、個人の私に保証できるだけのデータ追求はできません。
実際、何軒かのお水会社の、一時期ではありましたが、目に見えた異物が入っていたこともありましたし、万全ではないかもしれませんが、とりあえず結構毎日ガブガブ飲んで過ごしていますが、9年間、ボトル水が原因と思われる不調は感じたことはありません。
少なくとも、水道水よりは良いものであろうとは思っています(笑)
ボトル水と水道水の使い分け:なるべく完璧を目指派!
身もふたもない言い方ですが、ほんとこれは各々で感じ方も体の対応も味覚も違ってくるので「こうするべきだ!」とは断言できるものではないと思います。
ので、いろんな事例をお伝えしてみますね。
浄水器を導入!
めちゃくちゃお気にされる方は浄水器を導入される方もいらっしゃいます。ホーチミン市内にも日系の会社の商品、またお取り扱いのところがいくつかあるようです。
こちら、ちょっとまだ調べがまとまっていないのでまた後日お伝えしますね。お値段は数万単位のものもあり、一時的な出費としてはお高く感じるかもしれませんが、全ての料理に使う水をボトルのものから注ぐとなると、その手間やまどろっこしさの積み重ねは結構なもの。
一時的にはそれなりの出費でも、長い目で見るとお得かもしれません。ただ物によってランニングコストが違ってくるので、そこはご注意ください。
例えばフィルター交換が日本で数ヶ月に1度や半年、という仕様になっていても、ホーチミンではその1/2~1/3スパンで替えた方が、という話れる方もおられますので、ベストなのは同機種をお使いの方にお話を聞かれることかな?と思います。
また蛇口の形状によって使えるものと使えないものがあるようなので、そこはしっかり業者さんにご確認の上、ご購入ください。
ボトルド・ウォーター しか使わない!
徹底している方は、飲み水・料理に使うことは勿論のこと、野菜を洗うのにも、ボトルのお水しか使わない!!という方の話も聞いたことがあります。
ボトルのお水が安全だとするならば、そうするのが一番ですよね。ただ…
使ったことがある方はお分かりになるように、ボトルから直接でも、ディスペンサーを通すにしても、チョロチョロとしかお水、出てこないんですよね。ボトルから直接の場合、開封直後は勢いが良いけど、ボトル内のお水が減って水圧が低くなると途端に勢いがゆるくなるし。
例えば、家族分のパスタを茹でようとして大鍋に5リットルくらいの水を沸かそうとする際、それだけの量をボトルから鍋に移すだけでも一苦労。
手間もかかるし時間もかかる。何より、同時に何品もお料理される方であれば、リズムを崩されるストレスも相当に大きいかと。勿論気にならない方は良いのですが。
ボトル水と水道水の使い分け:できる範囲でやってく派
私はここに属します。ボトル水+水道水を場面場面によって使い分けます。こちらには、こういう時にはどっち使ってる?みたいなのを書いていきますね。
スープや煮込みものに使うのは?
これはもう飲料可能なお水、つまりボトルのお水を使っています。
これは感覚的にも一緒の方が多いかと。
野菜洗うのは?
私は、お野菜は水道水で洗うことが多いです。土がついてたりして、しばらく浸けこんでおかなければならないこともあり、大量のお水を迅速にシンクやボウルに溜めたい、という時間的な理由とコストの問題。
そして洗った後、皮を剥くお野菜も多いですしね。生のまま食べるトマトなども、洗って残った水滴が、さらに乾いて残留したもの、となると気になる物質は微少かなと。
お米を研ぐのは?
基本的にお米は研がなくて良い無洗米を使いますが、研ぐ必要がある場合は、
一番最初:ボトル水
途中の研ぎ:水道水
最後のすすぎ:ボトル水
ですかね。
理由は、お米は最初に触れ売るお米をものすごい勢いで給水するから。果たしてコメが持つ粒子を気になる物質が通り抜けて米の中にまで侵入されるかはわからないのですが、まあ気分的によろしくないのと、米の味はとにかく水に影響される部分が大きいので、というのが理由。
ならもう全部ボトル水で研げよ、という話ですが、そこは兼ね合い。米研ぐだけの分量水を移し替えるって、なかなか大変。というわけで、途中水道水を活用してます。
ちなみに炊く時のお水は勿論ボトル水。
麺や野菜を茹でる時は?
これは私は迷わずボトル水。
麺の種類にもよりますが、食べれられる段階まで茹だった麺が含む水分はかなりの割合。
野菜も、ものによってはパーツの間に入り込んだりして、それをその後洗わないケースも(水にさらすときはまだ良いかもしれませんが)。
飲み水ほどダイレクトではないかもしれませんが、水分を多く含むであろう麺類を茹でるのに使うのは、ボトル水です。
麺を〆るときは?
冷たい麺を食べるとき、茹で上がった麺を流水でよく洗う必要があるケースがあります。うどん、そうめん、場合によっては中華麺。そばも、それらほどではないにしろ、さっと冷たいお水に通す必要が。
そこにある意味は「麺のぬめりを取る」ということと「麺を低温で〆る」という2通りの意味があるのですが、特に「麺のぬめりを取る」際にはじゃんじゃん流しながらやった方が良い。
となると、水道水。ですがその段階では麺は十分に必要な水分を含んでいるので、そこまで吸収しないかな?(したらノビノビになってしまう)ということで、洗うときは水道水。
ただこちらの水道水、特に集合住宅だと貯水タンクから回されてきていることが多く、それは屋上などにあり、お天気の影響をとても受けやすい。
暑い時には「あつ!!」って言いたくなるほどの湯が出てきたりする。そうでないときでも冷やっとしたお水が出てこないケースがあります。
となると、冷水が出るディスペンサーのお水か氷水を用意するしかない。
そして最終仕上げを飲料可能な水ですることで、口しても大丈夫という安心感を。ええ、余り厳密ではないので、安心感を得る、くらいに考えてますが(笑)、そこも自分の中での折り合いなのでよしとする(๑•̀‧̫•́๑)
ディスペンサーの種類
スタンドか電気ディスペンサーか
さて、これまでディスペンサー、ディスペンサーと一括りにして言ってますが、ボトルドウォーターをお使いになる方は、2通りのディスペンサーか、またはどちらも使っている方がいる様子。
だいたい19リットルくらいのボトルが多いかな、と思うのですが、それをただ置いておく常温タイプのスタンド。これが一つ。
それと、温・冷・常温の3種類、または温冷の2種類の温度の水をサーブできる、電源を必要とするサーディスペンサー。これが便利。
どのくらい料理をするかとか、どういうものをよく飲むかとかにもよって違うと思うので、一概に電気を使うディスペンサーの方が便利!とは言えません。
ただ私の場合は、麺を冷やす時、魚を扱う時に冷水が大活躍。この際に必要なお水を全部氷を浮かせて作らなければならない、となると、ちょっと大変。
沸かさなくてもお湯が出てくれるのもありがたい。焼酎のお湯割り、コーヒーやお茶を淹れるのに便利。沸騰はしていないので、本気で熱いお湯が欲しいときは沸かし直す必要がありますが、ほどほど既に熱いので沸くのも早い。
でもまあこの辺は人によるし場所も取る。お部屋の中にはなるべく物を置きたくない人には大きなアイテムだろうし。ただたまに、借りるお部屋によっては稀にこれを供えてくれてるところもあります。
ちなみに我が家で使ってるのはこんな感じ。
メーカーもデザインも違うのですが、このマシンの上にボトルを逆さまにして差し込むタイプ。
これはちょっと大きいなーという方には、こんなものも。
卓上におけるタイプ。勝つ、4.5リットルから対応機種があるみたい(ということは、どういうサイズをメインに使うかで買うべき機種も違ってくるのでお気をつけて)。
で、今回上記の写真を得るのに久しぶりに見てたら、
こんなの出てるっ(´⊙ω⊙`)
ボトル、担ぎ上げなくていいんだ(チビの私には結構重労働だし腰にくる)。そしてなんか100度に沸かす機能もある????まだよく見てないのですが、数ヶ月前に見たときは見たことなかったな。ちょっとデザインに威圧感がありそうけど。
浄水器情報 ⬅︎NEW
浄水器。私は使っていないので、詳細な使用感は書けません。ただ買うならこちらかなと思ってます。
なぜなら木村屋さんが選んだ上でお取り扱いなので。
他の木村屋さんの商品を見てもわかりますが、あのお店に置かれてるものはお店の方が多種検討した上で販売されておられる。
んで、モノそのものの品質もだけど、お値段を勘案した時、大抵は納得のいくお値段か客として嬉しいお値段のことが多い。あと…
木村屋さんで買うと取り付け無料なんですって。
ちょっと今時期はお忙しいだろうし、住人以外の方がマンションやアパート内に入れないかと思うので、すぐのご注文は難しいかもしれませんが…
今後、街が開いた時にご検討されている方がいたらチョイスの一つに。使用感無しのご紹介で恐縮ですが、ちょっと高価なものを買うときは、時間をかけて徹底的に自分で調べるか、信頼する方にレコメンドをしてもらうか。
調べても多分自分には実際に使って見ないとわからないところが多いと思うので、最初は買うなら木村屋さんにお願いすると思ってるのでお知らせまで。
ただし、蛇口の形状などによっては取り付けができないこともあるようなので、事前のご相談をお勧めします(-人-)
まとめ
ボトル水が完璧であるという証明ができない限りは、メーカーを信じるしかないので(まあそれはどの食材も同じことかと思うのですが)何をどうしても、完璧だ、とはいいきれません。
長期的に見ればお得かもしれないけど、浄水器に一時的とはいえ数万円の出費が辛い、という方もおられましょうし、全てをボトル水に、と頑張りすぎて、料理中にイライラするのも健全じゃない。
程よい手間の水道水とボトル水の併用も、どうしてもそれを気持ち悪いと思ってしまうなら、手間をかけてボトル水だけで頑張ることもありでしょうし、小さなお子さんがいらっしゃると、またいい年をした我が家夫婦とは基準も違う。
自分の中でベストな措置と、どこで納得するかという「落とし所」を探るしかないかなと思っています。身近な方の使い方などもご参考の上、「よしっ、これでいこう!」と思えるところ、探って見てくださいね♪
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