カラベルホテル正面入り口に向かって左手、
↑に進む間の道の
始まりの角にあるお店。まぁ大きな看板を掲げているので、あの周辺を歩いた
事のある方なら目にした事があるかと思われ。
で、あんまりメジャーな所にあり過ぎて、気にはなってたけどやり過ごしてたんよね(^^;
あの周辺のお店に入って凄く残念な思いをした事があって、エリア丸ごと、印象が
よくなかったこともあって。でもま調べてみると、評判そんなに悪くない。
ってことで入って見ると、水槽があり、海鮮中華を売りにしている様子。
ホーチミンのこう言うお店での海鮮料理は、日本から来る前までに想像していた
よりもずっと高い事が多いので、こんな街中では頼む気がしませんが、
お客さんなんかへのプレゼンとしてはありかもしれない。
1階部分は広く、円卓がいくつも並べられ、大きな宴会会場と言った雰囲気。
こちらの中華料理屋さんには多い形式です。パッと見良さげなムードですが、
部屋も机も諸々もかなり使い込まれてる感があり、豪華そうに見せているけど
「老舗ですね」と敬意を表したくなる感じ。←言葉選んでみました
突き出しはパパイヤの酢漬けに茹でピーナッツ。
日本でもコンビニのおつまみとして茹でピーナッツ(殻は剥いてあった)がボチボチ
人気を博して来ている様ですが、まだまだ「ピーナッツは固いもの!」という
概念でそれを好む方が多いようで、日本人には不人気な事もある様ですが、
私は大好きなんですよねー♪ 乾いたタイプよりも味わいがある気がするし、
胃にも持たれ難い気がする♪(どんだけ食うんだ、もたれる程のピーナッツって…)
さて、流石に観光客が多いエリア。
メニューには殆ど全てに写真があります。
ほんの一部は文字だけでしたが、まぁ大勢に問題無し。
ってか、どこの地方の料理をメインにしてるんだろ?
結構コアな感じのお品もチラホラ。こりゃー写真が無いとなにがなんだかわかんないわ。
いや、写真見ても知らない料理あったけど(笑)、ま、絵面があれば雰囲気はわかるもんね。
あ、ちなみに点心は朝から昼にかけてのメニューで、夜はやっていないそうです。
で、今回は麻婆豆腐を食べたくて中華にしたのですが、麻婆豆腐は写真無しw
最初探し切れなくて、一瞬無いのかと思いましたがそんなことはなく、
ちゃんとあった。かなりミンチが肉肉しい食感と風味を出していて一見パワフル。
でも味は穏やかでそんなに辛くなく、甘辛ベースが日本人好みと言えば好み。
四川風の攻撃的な麻婆豆腐を期待してると、ちょっと拍子抜け?
あ、でも豆腐が絹ごしタイプで滑らかで、トゥルンとしてるしアチアチだったし、
麻婆豆腐欲は十分に満たせました♪ あんまり辛くないのでご飯も必要なく、
ええ、それはもう飲み物のように頂けた。。。(笑)
酢豚は割としっかり衣をつけてカリッと上げたものを粘度の高い甘酢あんに
絡めたタイプ。甘酢あんにはケチャップが使われており、全体的にもかなり甘め。
これは好き嫌いが分かれるかも。私は基本黒酢を使ったキリッとしたタイプが
好きですが、こう言う甘めな奴は甘めな奴で、別のカテゴリーのものとして
普通に美味しく頂けました。
面白かったのは、定番のパイナップルだけじゃなくて、ライチが入ってた事!
生のパイナップルを使うのはお肉のタンパク質と相性が良く、使い方によっては
お肉を柔らかくする作用があったり、食した後に胃の中での消化を助けたりという
役割がありますが、ライチはどっちかというと漢方的な役割かなー。揚げ物も
油を含むお肉も、確か身体をかなり熱する食材で、ライチは冷す食材。
バランスを摂る為のものなのか、味覚的に美味しいと思っていれてるのか。
どっちにしてもパイナップルが入ってる段階で「酢豚にフルーツ入ってるけど
文句言うやつは食わんでええぞ」状態なので、大差はないかな。ただ個人的には
ちょっと珍しい使い方だなと思ったのでメモ。
でーっ、この日一番美味しかったのはこれ!!!
ハチノス!!!!
牛の第2胃袋。私も家でよくトリッパを作ったりするのですが、こちらのハチノスは
なーんと出汁で炊いてある!!これが何を示すかと言うと。。。
「うちで使こてるモツは新鮮で奇麗でっせ。臭い?そんなもんしてる段階で
アウトやろ。悪いけど、ウチのモツ食べて『臭くなくて美味しい♪』とか
言わんといてくださいね。臭くないのは大前提。そこからどう料理するか、
ってお話ですから( ー`дー´) 」
って感じでしょうか(いや、そんな居丈高な解説はお店は一切してへんで…)
しかしまぁ、場合によってはどうしても時間の経過とともにある程度のクセが
出てしまう事もやむを得ず、だからこそそのクセを行かせるコックリとした
煮物=トリッパ等が、この食材に適した料理とされることも多々あるわけです。
でも、私がこれまでホーチミンで手に入れて来たハチノスは、ほんっと、
奇麗にしてあるんよなー…。前にもレポートした事がありますが、市場のものも、
Metroで買う奴も、徹底的に掃除してあるし、鮮度も(買った後の自分の処理も
あるので、一概に使う時点で全く臭いが無いとは言いませんが)悪くないと思う。
そもそも家でチャチャッと作った程度のトリッパが美味しく頂けるってことは、
これ、作る人の腕って言うより、食材の力やわな。
実に良いコンディションのものが売られてると思うんですよ。
それを生かした一品。
割としっかり目の出汁ではありましたが、それでささっと炊いた感じ。
程よい食感がゴニョゴリュとありまして小気味良いし、噛み締めると
ハチノスの風合い・風味がジンワリ滲む。そもそもそんなに味の濃い
部位ではないので、それをアッサリ炊いただけだったら物足りないのでは
なかろうか、と思われるかもしれませんが、これが結構いけてまして、
白飯にはどうかと思うけど、アッサリ目のチャーハンとかだと、よいアテに
なるし、ええ、ビール飲む人には持ってこいのつまみになるかと(*´艸`*)
↑大した造りじゃないんだけど、サラッと人参の飾り切りとか添えてあるのは
ホーチミンではおなじみですけど、やっぱりこう言うのがあるのとないのとでは
見栄えが違うし嬉しいもんですね♪ こんな感じで見た目も全般にこざっぱり
させてるし、ちょとした客人を連れて行くにもよければ、普段使いの大衆中華屋さん
的に気軽に使うのも良し。1品平均150kドン前後でしたから、ほんと、日本の街の
手軽な中華屋さんくらいな感じですよね。
ま、味もいわゆる「カジュアルな中華」な感じだったので、偉いさんを連れて行く
って感じではないと思いますが、ローカルの方には大人気の様で、平日にも関わらず、
わいのわいのと満席に近い状態でにぎわっており、流石に一等地に君臨し続けるだけは
あるなー、って感じでした。
あ、テーブルの上に別メニューであったツバメの巣とかその手のものが入った
中華デザートは。。。
(あんまりお勧めしません。120kドンだか、素材のせいでなかなかなお値段でしたけど
今まで食べたこの手の中でも一番残念だったかも(^^;)
ま、最後がちょっとアレでしたけど(笑)、気軽に使うにはチョイスも多いし、
ごく普通にアリかなーって感じの中華屋さんでした。見た事の無いメニューも
他にいっぱいあったし、点心もちょっとそそられるので、また近々行ってみたい
と思います♪
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