さて、今日は台中に行かれる方に、是非とも覚えてて欲しいお店のお話です。というか、絶対覚えて。マヂ美味しい店だから!
合言葉を覚えよう
まだ内容を書く前からなんですが、皆さんに覚えて欲しい言葉があります。
『台中に来たら?』と聞かれたら、『来来豆漿(ライライドウジャン)!』と覚えてください。台湾の言葉をカタカナで言い表しても正確ではないのは承知です。でも少なくとも何となくそれっぽい音にはなります。
台湾の方は優しいので、このお店のことを言う際に、カタカナ読みで言ったとしても何とかなると思いますし、今はGoogle先生もいる。いいですか?誰がなんと言おうと、台中に行ったらここに行って欲しいのです。だから覚えて欲しいのです。
あなたがこの先の記事を読もうと読むまいと、それは自由です。ただ、覚えてください。
『台中に来たら?』
『来来豆!(ライライドウジャン)』
旅の計画を立てる時に、この記事のことを忘れていてもいい。ただ台中に降り立った時に思い出してもらえるように、繰り返してください。
『台中に来たら?』
『来来豆漿!(ライライドウジャン)』
はーい、よくできました!
では本題、参りましょう!
職人さんたちが黙々と働く様子が目印!
ベトナムにいると、朝の5時や6時半から開いてるお店が多々あって、カフェでも軽い食事でも食べる場所には困らないけど、それって珍しいケースよね。
日本なんかも早朝食べられる店と言ったら駅周りのチェーン店とか24時間のファミレスとかで、旅先取り立てて入ろうと思えるものがない。
外食文化が根付いてると思われた台湾ですら、ベトナムほどの朝活動はなく、行ってみたいお店は10時とか11時とからのところが多かった。早朝となると、そして自分の宿周りとかその後に行く場所の予定などの条件を絡めると、かなり限られてくる印象。
そこで。
こちらのお店の登場です。
来来豆漿。角地にあってかなり大きな面積を占めてます。そしてここにあるのは多種多様な台湾小吃!!
入り口には黙々と餃子を包まれている方が。その後ろにはそれを蒸し上げるせいろの山。
この職人芸がたまらない。邪魔にならないところに立ってしばらくみてたが、ずーっと見てられる気がするわ。
餃子などの生地からここで仕込んでいらっしゃるんですね。こんな機械を導入しても採算がとれるということから、ここがどれだけ繁盛店なのかがお分かりになるかと思います。
角の反対側の方に行ってみると、こんな感じ。
こちらでも揚げ物調理がされています。揚げ物、油が散るから、こうやって外でやったほうが、店内の清潔さ維持には有効だわね。
黙々とおいちゃんが焼き続けてるのは、餃子的な何か。かなり大きめ。
うぉっふぁー!!
美味しそう!!
もう活気に満ち溢れてますね。まだシャッターを下ろしたままで、シンとした空気感が広がっている中、ここの一角だけ、躍動感に満ちています。看板も多いし、きっとすぐに見つかると思う!
注文前に食べるものを明確に決める!猶予はないぞ!
この店はまず注文&支払いをしてから席に着きます。というか、すでにできているものは、キャンティーン方式で指をさしつつ、お店の人にお盆に乗せてもらいながら進みます。
ただ、入り口からレジまで3〜4メートル。そしてほとんどの場合は誰かの後ろにつくことになり、自分の後ろにも人が並ぶ。おばちゃんたちは忙しい。のでグズグズ迷ってる暇はないのです。例えば。。。
入り口にはこんなにたくさんの種類の小吃が積まれています。うおおお、どれも美味しそう!!…と、感心している暇もないのです。
「どれ?どれがいるの!」
と、おばちゃんたちに急かされるので、ここはちょっと列に入る前に遠巻きに見て、大体の当たりをつけておくのが正解でしょう。あとで、席に着いてからあとで運んでもらう料理のメニューも掲げるので、それも予習しておくが吉。
入り口からトレイに色々乗せつつレジまで進む途中に蒸籠が積み上がられています。「小籠包!」といえば、その蒸籠から一つを抜いて、こちらのトレイに。おおっ、ほかほか!
あと、豆醬=豆乳もすでにカップに入れられてます。豆醬。はい、お店の名前にありますね?何でしたかー?
『台中に来たら?』
『来来豆漿!(ライライドウジャン)』
素晴らしい。みなさん覚えが早い!!
この豆乳、無糖シールが貼ってないものは若干甘め。無糖のものを取ろうとすると「それ、甘くないよ?いいの?!」とかなりしつこめに聞かれるので、自分の手元でよくよく確認して「うん大丈夫!」と言えるようにしておきましょう!
ちなみに麺ものやスープはレジで計算する時に伝えて一緒にお支払い→後から持ってきてもらう方式。
店内には別のメニューもありましたが、これ、先ほど入り口のところに並べられてたやつがほとんどですね。なのでこれを見て注文するってことはタイミング的にあまりないかもしれませんが、価格の確認にはなるでしょう。
小籠包、さっきのボリュームで380円くらいですかね。安い。。。
小籠包は熱いうちに食え!!
空いている席に座って、さあ朝食!
一発めはもちろん小籠包!
ホッカホッカに湯気が上がる様は幸せそのものですが、蒸気が上がるということは、水分をどんどん蒸発させているということ。すると表面が乾いたり、特に生地を寄せてる部分の食感が良く無くなりますので、熱い内に、とっとと食べましょう!
おおっ、うまーい!!!
私、四半世紀前くらいから、小籠包の文字を見かけたらとにかく食べるようにしてるのですが、その中でも屈指!!
もちろん、有名店とお上品さを競えば話は別かもしれません。が、この庶民の朝食としてのあり方の正しさ、素晴らしいっ。ちょっとしっかりめの味わいがあり、生地の弾性は安心感のあるもので、それでいて口に触らない。
マニュっと口の中で潰すと、ぷわぁっヽ(・∀・)ノと優しく染み出す肉汁にはしっかり目の味がついており、十分な量を感じ取れる。ブシャー!じゃないんです、ぷわぁっヽ(・∀・)ノ
肉餡もしっかりはしているのだけど、ふわりと解ける優しさで、もうこれは飲み物。大して噛まずにごくごく飲める。小籠包は飲み物。改めて認識( ・`ω・´)b
こういうのを知ると、有名店だかで長い行列に並んでまで食べようという気が一気になくなる。もちろん好みはあるだろうが、私はこういう庶民的な味のものがとても好きだ。この小籠包を食べに来るだけでも価値があるので、はいっ、みなさーん?合言葉はなんでしたかー?
『台中にきたらー?』
👂👂👂👂
……おしいっ!!ちょーっと前の質もから間が空いたので、忘れちゃいましたかねー。
来来(ライライ)までは覚えられますよね。来来軒とかラーメン屋さんにも良くあるし。でももうちょっと頑張って覚えましょうねー。来来豆漿(ライライダウジャン)、来来豆漿ですよーっ?
続いては胡椒餅的一品で、こちらも肉汁たっぷりの一品。あとネギとかニラとかも入ってて、いや風味豊かなことこの上ない!!
正直ひとり旅だったら、これ1個でもお腹がいっぱいになりそうだw
見てこの肉餡の量。大盤振る舞いにもほどがあるっ。
そして大振り餃子もすごく美味しい!!
加えて調味料がだなぁ。。。
豊富に色々揃っているので、色々試してみるといいよ。特に辛めの醬系のは、それも手作りなのか、実に味わいが深い。
なんというか、味の充実度が、すごい。そして安い!!!この時も二人で800円くらいだったんじゃなかろうか。。。安い。。。
この店のために台中に戻る
さて、今回の台中の中でもピカイチに感動したこちらのお店の余韻に浸りつつ歩いていると、この周辺にはどうも美味しいお店が多そうである。
ということで、その後は台南で過ごす予定だったのですが、予定変更。台南にも行くが、その帰り道に台中に再び戻って来ることに。このお店のために( ・`ω・´)b
台中に降り立った時には?
『来来豆漿!!』
はい、もう読み方表記は不要ですね!素晴らしい!!
で、戻ってきたのが土曜日の朝だったんですが…
おーっ!!人が続々!!!
土曜日の朝9時すぎくらいだったかなぁ?割にゆっくりめのご飯のつもりだったのですが、週末となれば皆さんもゆっくり、だし、普段は何か買ってオフィスに持ち込み食べる人も、外で食べようかという気になるでしょうし…
ややっ、大人気。
でしょうでしょう。前回行ったのは平日の遅めの時間でしたから、皆さんお仕事に行かれてたんですよね、きっと。この土曜日の朝はその日とは比べものにならないくらいの大混雑ぶり!
だよね!
このお店が地元の人に愛されてないはずがないもん!!!
なので仕込みの量もハンパない。
黙々と働くおいちゃん達の手先がまるでマシンのようだ。
豆乳もバケツで運ばれていきますwww
台湾の方はよく飲むもんね、豆乳。味がとても濃厚で、それでいて青臭さがなく、非常に美味しい豆乳です。私も滞在中ゴクゴク飲んだ。
で、今回も食べずにはいられなかった、小籠包。うううっ、やっぱりみるからに美味しそう!この写真を先に見せた友達の一人は「なんて顔相の良い小籠包…」と言ってました。
なるほど納得。確かに見目の相が良い。その美味しさをそのままあわしているかのようだ。
で、今回はこのニンニク醬を使ってみたんですよっ。
蓋開けるだけで、超香りが良い。ただ生のニンニクを使っているので、これを使うときにはその場にいる人、もしくは食事後に行動を共にする人、全員に食べてもらいましょうね。誰も辛い思いをすことがないように。
こんな感じで小皿に出したタレにチョンチョンつけて食べるだけでもいですが…(小皿は例によって一箇所に箸やら何やらとまとめて置かれてるので自分で取りに行きましょう。レジ近くにありました)
タレもたっぷり使いたい人は、レンゲにタレを落として、そこに小籠包を乗せ、チュリっと一緒に口に滑り込ませるのがいいですね。これがもうあなた!!!
そして今回は、こんなものも食べて見ました。台湾の朝食にはよくスープメニューがあるのですが、牛肉湯、と書く牛肉のスープ。その中の、全筋湯、想像するにスジ肉のスープだな、と読んだのですが…?
おおっ。大きめのどんぶりいっぱいあるなwww 一人だったらこれだけでお腹が満ちてしまいそうw
そして具材は…?
はぁい、スジ!!!スジったって、いろんな部分のスジがあるわけですが、とろっとろに煮込まれたアキレス腱のとこ!
スープのベースはもちろんこのスジ肉や、おそらくは牛の骨も炊き上げられてるのだろうけれど、味付けとして薬膳系の香りがほのかに上がる。あまり慣れない香りのものは好まない方にはオススメしないが、そんなに強い香りじゃないし、実に体に良さそうだ。
持ち帰れるものなら、これ、3度くらいに分けてゆっくりいただきたい。これに麺を入れたものもあるが、正直、ゴロッゴロスジが入ってて、どれもがモッチラモッチラ食べ応えがあり、結構これでお腹膨れる。
ただ煮あげたスジなので、そんなに腹持ちが良いわけじゃない。食べ歩きをする人には好都合だ。
もしあまりの濃厚さに口の中がもっちゅらもっちゅらなったら、どうやらこのスープに添えられてるであろう、このザーサイを食べて見て欲しい。さすが本場である。もう絶妙の酸味と塩味。
たまに日本でザーサイの塩抜き加減が足りなかったりやりすぎたりで、どうもマヌケな味のものに出会うことがあるんだが、そうだよな。ザーサイって美味しいんだよ。。。
そしてすんません、ちょっとボケてるんですが、今回は揚げたカルツォーネのような、巨大な揚げ餃子のような。
中身はこんなの。ニラ、たっぷり!!そこにコーンや春雨も入ってて、肉もちょっぴりだが入ってる。でもそれがちょっぴりのお肉だとは思わせないような味的存在感を誇ってて、なにこれおいしー!(≧∇≦)
食うわー、朝から揚げ物、食うわー。正確には揚げ焼き何だろうけど、これは全体がカリッカリしてたからほぼ揚げたとジャッジして良いでしょうっ。ジャッジしたからといって「揚げ物はカロリーが…」とか言いませんけど、言えませんけど、だって、これ。。。
おいっスィー!!!!!
スープだけでお腹いっぱいになっちゃう!とかいってた自分、マッハでどっかに消えたな。うまいっ。ガフガフ食える!!
今回は牛すじのスープが200TWDとちょっとしたけど、それでも390TWDで収まりました。豆乳、2本頼んだのに。二人で1500円くらいですかねー。この価格でも味的な満足度がすごくて、大豪遊した気分です。
今回は食べませんでしたが、甘味もあります。エッグタルトとか美味しそうよね。 手前のはスイートポテト的あものかなぁ。
近所に住んでたらここ、通うわ。週に数回は通うわ。この店のために台中に戻ってきて本当に良かった。期待を裏切られませんでしたよ!
はいっ、もう答え合わせの必要はないと思いますが、最後にもう一度だけ確認しますねー!
『台中に来たら?』
はいっ、よくできましたーヾ(@⌒▽⌒@)ノ
ちなみに耳寄り情報としては、こちら、24時間営業なんですって(´⊙ω⊙`)
時間帯によって揃えているお料理の種類は変わるかもしれませんが、台湾は結構ランチタイムとディナータイムにアイドリングタイムを設けるお店も多いので、旅行者さんには嬉しいですね!
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お店情報
来来豆漿(ライライダウジャン)
407台中市西屯區文心路三段91之2號
Time : 24時間営業
Spent : 100~200TWD/person
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