東南アジアに安く美味しいエビ・カニを期待して来られる方は多いですが、ホーチミンの街中ではお店を選ばないとお高いところも。本来お安かった有名店もすっかり高騰している昨今、強力なカニ・チョイスが登場ですよ!
※こちらのお店は移転していました。記事末に新しい住所載せてます
美味しいものを食べに行ったら美味しいお店を見つけました!
先日の、
Bun Bo HueとBanh Hueが美味しかったお店。そこのすぐ横にヘム(袋小路)な場所がありまして、その入り口にはまずこちらの看板が。
カニーヽ(・∀・)ノ
弱い。私はとにかくカニに弱い。それはその昔、マレーシアで「カニだけで腹一杯になる」という体験を千円足らずで何度もやっていたころに築かれてしまった贅沢体質。
今でこそ、シンガポールなんかに行くととんでもない金額がかかりますよね、チリクラブとか食べようと思うと。しかし、私がいたころのシンガポールやマレーシアって、アホほどカニが安かった。
時代は変わるし、物価も上がる。今の時代にその記憶を当てはめるのは愚鈍なことだと思うけれども、やっぱりあまり高い金を出してまでは食べたいと思わなくなってしまってる貧乏根性。
で、ヘムの奥に入って行くと…?
あったあった、すぐわかります。ヘムの奥に付き合ったったらすぐにあるので見つけるの簡単。そして入り口には水槽があったけど、まだ魚とかは入ってなくて…(多分お店もできたばっかり)
発泡スチロールやカゴに入れられ、ダンボールで蓋をされたところにカニが。カニが。カニが。
その日の仕入れにもよるのでしょうが、この日は3杯で1.2kg=720kドンと言われたので、キロ600kドンくらい。約3000円。こう聞くとすごく高い気がしますが、1杯1200円計算。しかも子持ち。
この金額は、他のローカルのお店のカニに比べても単価としては悪くない方だと思います。どのくらい身が充実してるかにもよるんですけどね。
店内はローカルなんだけど新しいこともあってか清潔感があり、屋外スペースに通じる通路の壁がアーチ型だったりしてちょっと可愛い。
お手軽単品ローカルランチもあります
ランチタイムには、こんなメニューが先にセッティングされてます。
上のセクションが麺類。
Bunは米の面、Miはたまご麺(多分細いやつ)。Mienは春雨みたいなやつ。
真ん中のセクションがご飯もの。
Com Phan (Thay doi Mon Ngay)ってのは、本日の日替わり、みたいな感じ?
あとチャダー=冷たいお茶は無料らしいヾ(@⌒▽⌒@)ノ
このサービス、ありがたいよね。別に高額をふんだくるわけじゃないのでお茶にお金を払うのはやぶさかではないのですが、ありがたいっす。
ってか、Canh。。。す、スープ??も、無料なの?まぁローカルランチにはついてくるのが定番で、そんな高級なスープがついてくるわけじゃないんだけれども、良心的だなー。
がっつりカニを食べたい人はグランドメニューから!
グランドメニューはこちらになります。文字が小さくて読みにくい場合は、画像をクリックしてみてくださいね。拡大表示されると思いますので。
見開きのみのメニューで、左側には揚げ春巻きやらサラダなどのアペタイザーから麺類メニュー、そしてお鍋のメニュー。
右側は、カニメニューですが気をつけてくださいね。記されている金額は「調理に関する金額」で、カニ自体は別料金です。
これはホーチミンではよくある会計システムで、カニはキロいくらで計算され、それを調理するのにプラスいくら、というのがメニューに記されているパターン。
この手の海産物系のお店では、メニューを見てる時にかなり念入りに店員さんが何事かを語りかけてくれるのですが、大抵の場合は「これは調理金額で、カニやエビは別料金になりますので!」と言ってることが多い気がします。
うん、誤解されがちなんだろうね、特に外国人には。アホほど安いと思って頼んだら思ってた金額と違っててビックリ!からのトラブルになることがあるのかもしれない。
常識で考えたら、ごついカニ料理が数百円なんてありえないのですが、ほら、お金の単位に慣れてないと、自分が価値を測りやすい通貨でのザックリの額もわからないことありますし(・∀・;
カニは子持ちがおすすめです(そして多分今が旬?!)
カニ、ぱっと見の大きさによって単価が違うものもありますが、どう見ても似た感じに見えるけど、明確に金額が違うというものがあります。その違いは…
「子持ちか否か」
にあることがあります。もちろん子持ちの方が高め。お店の人もそちらを勧めることが多い。それは単純に単価の高いものを買わせたいというより、美味しいから勧めるケースが多い気がする。
それが証拠に今回も大当たりでしたとも!
ちなみに今回は3人で行ったので、3杯注文。1.2kg で720kでした。この段階では(あら、そんなに安くないのね)と思う方が多いかもしれません。カニだけで、一人1100円。
いや、日本に比べれば格段に安いのだけども、そうかー、店によってはフレンチのランチコースがたべれてしまう金額。なかなかだな、と思われてるのも道理。ですが、ここで引いてはいけません。
むしろここのお店は良心的な金額だと思いますし、怯まず頼みましょう。カニを食べたい!という目的意識を持って行った人には後悔させない。個体差があるのを知った上でも言う。とくにここのはスゲー美味しかったから!!
単品も美味しかったですよ
揚げ春巻きはこんな量。99kにしては多い!(・∀・;
サリサリの薄い皮も噛み心地よく、ビールのお供にはもってこい!この日はチャダーしか飲まなかったけどw
スープも一応頼んで見たら、小椀でした(笑) 内容としては需実してるしとても美味しかったのですが、79kはなかなかなお値段。いや、カニの身すごい入っててとても上品なお味でしたけどね。
で、これらも美味しかったのですが、しょーじき、量的にはなくてもなかったかなと。これ系で攻めるならその他のアラカルトのみで攻める方がいいかもしれない。
カニを食べ始めるとカニに集中しちゃってこれらがおざなりになりがちだし、カニを食べるかお箸で食べられるアラカルトで固めるか、のほうがバランス良いかな?
って言うのが、カニだけで満足度が高すぎた(・∀・;
Cua Rang Me と Cua Rang Sot Bo & Toi
今回頼んだ調理法は、 Cua Rang Me=タマリンド炒めと、Cua Rang Sot Bo & Toi =ガーリックバター炒め。
そのほかにも黒胡椒炒めとか、シンガポールスタイルのエッグソースのもの、シンプルに塩炒めとかケイジャンソース、チリ炒めもXO醤炒めとかもある。よりどりみどり。
で、こちらはバターガーリック。
匍匐前進をしてこちらににじり寄ってくるかに見えるカニさんですが、食べやすいように殻は外してくれてます。
パカっとな。
うーーーわーーーー!!子持ち!!しかも手先でもつと「重っ!」と思うくらいには身がずっしり!!
2つに分けた胴体部分はこんな感じ。足はそれぞれ外して食べますが、足は綺麗に剥かなくても、どこか一箇所バキッと折って、それを口のなか奥まで突っ込み、アギアギアギっと歯を立てながら奥の方から口の中に追い出すように出して消えば、スポッと取れます。
身が詰まってて圧がかかりやすいんでしょうね。お行儀は悪いけども、細く見える足でも食べ応えがありました。爪の部分は言わずもがな。
胴体部分は、みっしりと身が詰まっているので、それを掻き出し食べると言うてもありますが、こちらもアジュー(๑・﹃ ・`๑)と被りグクと、ボリュボリュボリュっと中から身が押し出されてきます。
もちろんからの片鱗もそこら中にあるので、お口の中には気をつけて欲しいのですが、かなり食べやすいと思われます。
そしてこちらがRang Me=タマリンドソース炒め。特にどっちの調理法に何匹使うかは指定してなかったのですが、お店の人が2杯はこちらに使ってました。きっと人気の味なんだろうし…
実際、タマリンド万歳でした!もちろんガーリックバターも美味しかったのですが、私はどこに行ってもエビカニを炒めるならタマリンドソースが大好物。
見てよ、こんな卵がゴロゴロ入ってるんですよ?なんだったらホロっと溢れて落ちるくらい。それをたっぷりのソースにつけて食べると、もうっ。もうっ!!
甲羅部分にもたっぷりの卵と身が詰まってます。見通されがちですが、上の写真のからの両はし内側にゴソッと身が入ってるので、スプーンで掻き出して食べることを忘れないようにっ。
両脇をえぐるようにして食うべし!食うべし!食うべし!
上の写真、これがからの両はし内側に詰まってる身。ごろり。この部分はちょっと硬めなんですが、ゴロッと取れるのが心地よいw
一口で全部食べるのがもったいないのと、硬めなのでちょっとモソつくから、2口くらいで食べて見たり。
あと砕いて殻の中に戻し、そこにたっぷりソースを入れて絡めて食べる。
もちろんそれを皿の上でやっても良し。
でー、胴体はこんな感じ!!
おっほー!!!
胴体には薄いからがあるんだけど、もう辛抱たまらずむしゃぶりついたよね。ハムーーーーっと!!(≧∇≦)
うまい。。。なんと言うか、カニを食べたことは数え切れないくらいありましたが、そしてこのソースも悪くないけど、凄まじく個性的と言うわけじゃないのですが…
多分カニがいいんだろうな。おそらくは今が旬。特に子持ちの産卵直前のカニは、身もたっぷりと詰まっていて極上品!
CUAってのは、マングローブとかがある泥池に住むものと認識してるけど、プレデターみたいな様相に反して実に味が綺麗である。且つ、カニとしての主張もある。良い。とても、良い。
期せずして神の立地にあるお店だった
ひと心地ついたところで、Banh Mi(サンドイッチになっていないパンだけのものもこう呼ぶんです)をオーダーしたら、店員さんが、ピューっとどこかに走ってって、あららー買いに行かせちゃったね、と思ってたら…?
おーーーーーーー!!!こっ、これは!!Banh Mi Tuoiのコッペパンじゃねーか!!!こーれーはー嬉しい!!!!!!
そうか!!このお店があるところって…
ヘムをでて右手を見ると…?
ほらね!!Banh Mi Tuoiさんがすぐ近くにある!!
おそらく現状でお店にパンは備えていなかったんだと思う。でも、カニを炒めたときのソースにBanh Miを浸して食べるのはベトナムでは一般的。
だからこちらのツタないベトナム語での「Banh Mi ある?」と聞いたのにもすぐさま反応してくれ、脱兎のごとくお店を飛び出し、Banh Mi Tuoiさんで買ってきてくれたと言うわけだっ。
このフレキシビリティ。店のメニューにあはりませんからごめんなさい、ではなく、即座に調達できる場所を考え買いに行ってくれる機動力。さすがである( ・`ω・´)b
そのパンをちぎってだな。
お好きなソースにタプタプつけていただくのです。かーっ!!!!うめえ!!!
カニも美味しいが、カニ料理はこのソースをいかに食い尽くすかも双頭案件。うんまぁい!!!ヾ(@⌒▽⌒@)ノ
一時期ものすごくハマって、一度に20個くらい買って冷凍保存して消費してたんだよね、このパン。実際この日、ここのパンを買った方がすっかり気に入られ、帰りにパン屋さんにもよって買い込んでらっしゃいました(笑)嬉しい♪
このパンでカニのソースを楽しめるのは、カニや多しといえども、どこでもってわけじゃないと思うんですよ?まさに、神の立地。
ちぇりとご飯を食べると、このような周辺情報もくっついてくるケースがあるのでお得ですよー(・∀・)
気配りの良さとコスパの良さ
常駐しているかはわかりませんが、一人、気の利く女性店員さんがおってなぁ。英語はあまりお出来にならなかったが、非常に察しが良くて事あるごとに目を配ってくれていた。
そろそろ食べ終わるかなーと言う頃に、ささっとフィンガーボウルなんかも持ってきてくれるし、先ほどパンを買いに行ってくれたのも彼女。
たまにいるよね、とてつもなく「デキる」感を持ってる店員さん。店内、まだできて日が浅いと思うのに団体客数組で賑わってて忙しそうだったんだけど、切羽詰まる様子もなく、軽々とあちこちのテーブルのお世話をされていらした。
面倒な、言葉のわからん外国人客にもソツなく接してくれていて、非常に心強かったわ。
ちなみにベトナムで出してくれるフィンガーボウルにはリアムとお茶が仕込まれてることが多く、こいつがかなり強力に匂いを落としてくれるのだよね。優秀。
で、気になる金額ですが…
え。1,000kちょっと?
まぁビール飲んでないと言うのはありますが、一人頭が、350kくらい。日本円で…1600円くらい、だとぉっ?!
やっ、日常ランチとしてはそりゃ良いお値段ですよ?でもね、でーーもーーーねーー?!
あの卵たっぷり身がズッシリのカニを「ゲフー(^・^)」となるくらい食べて、それ?!素材状態のカニが1杯1000円ちょっとと聞くと少し高めに感じるかもですが、料理を食べた後となっては、すごい安い!!
本当に、カニだけでお腹がいっぱいになるんですよ?!いや、パンは食べる。あのソースがある限り、パンは絶対必要です。だからパンは食べるが、ソースもカニの一部である。と言うわけで、あえて同じ言い方で2回目を言うが、
カニだけで、お腹がいっぱいになって1600円なんですよおおおお!!Σヾ(;`・Д・)ノ━━━!!!!
正直、揚げ春巻きとスープはあまり気味。なくてもよかった。それらがなかったらもっと安かったってお話ですよ。まぢかっ。
嘗て(ツインタワー前の話)マレーシアに住んでた頃でさえ、もっと小さなカニを腹一杯食べて千円だった。今はきっともっと高い。そしてシンガポールに至っては、チリクラブなんぞ食べようものなら、いったいいくらかかる事やら考えるだに恐ろしい。
それが、この現代にあって、こんな質の良い食べ甲斐のあるカニにかぶりついて、この価格!!ひゃー!!!ホーチミン万歳案件じゃねーかこれ!!
調べたらこちらのお店、どうやらかなり郊外に元からすごく人気のお店としてあったようですね。それが。。。ホーチミン1区にやってきた( ・`ω・´)b
今よっ、今この時期のカニが美味しいのよ!!さあさあカニ好きさん、カレンダー開いて!!お友達と打ち合わせてカニ、食べに行きましょー!!!
【アドバイス】
ウェットタオル持っていきましょう。なんなら使い捨てプラ手袋もあると便利。なんと行ってもこのご時世ですからね。衛生面はご自身で納得できるラインを確保してからどうぞっ。
移転後のお店の様子はこちらに!
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お店情報
Nang Cua
207/12 Nguyen Van Thu Q1
※こちらのお店は移転していました。
56 Mac Dinh Chi Q1
Spent : 350,000vnd/person
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