一時帰国に!ちょっとええもん土産!はこの赤帯をタッチ!

ホーチミンで初めてのチュウ! ~ 田舎のネズミは(食べるのに)良いネズミ

ベトナムは、中国に負けず劣らず、いろんな種類の肉を食べる国。実はネズミも食べちゃうんです!

私も当初から聞いたことがあったのですが、聞くところによると都会のネズミは美味しくなくて、田舎のネズミが美味しいのだとか。そして機会を虎視眈々と狙ってたのです…。

 

 

食用のネズミの種類

 

田舎のネズミは良いネズミ。と言っても根性論ではなくて、食べて美味いか不味いかって話。都会のネズミは、あれやらこれやらいろんなものを食べすぎらしい。色々食べる動物は匂いがきつい、美味しくないって言いますものね。

で、田舎のネズミが良いらしい。特にメコンデルタエリアのネズミは田ネズミとも呼ばれていて、主に米やキャッサバなどの穀類のみを食べているんだとか。

なんだ、そのドングリだけを食べて育ったイベリコ豚みたいなブランディングは。

 

 

しかしこれが売られてるところをあまり私は見たことなかった。市馬にはいろんな食肉が展開されてるが、ネズミ、、、見かけない。。。

いろんな食肉をBBQにしてくれるところでもメニューの中に探せなかった。もしかしたらあったのかもだけど、ついぞ勧められることも見つけることもなったんである。

人様の言うことには、「あれは現地に行って食べないとダメだよー。本場じゃないとね!」と言う。

と言うわけで、いつかベンチェーとかカントーとか、ネズミの本場(ってなんだ)に行って食うてやろう!と言う野望を胸に気がついたら8年経過。。。

でも。大事なのは、諦めない心。
そうなんです、チャンスが巡ってきたのです!!なんとカントーからビンズンに来る方が「今日買っていくから食べるー?」とお声をかけてくださった!!

ま、正確にはうちの旦那さんのお友達で、私は旦那さんから間接的に誘ってもらったのだけど、もう二つ返事ですっ飛んでった!!ビンズンまで!!

 

 

私が信頼する家庭料理の上手なお友達

 

すんませんね。今日の記事はお店ではなく、料理の上手なローカルのお友達の手料理の話なので、食べに行ってもらうことはできないのですが…

 

 

見て。この綺麗な手。3品も用意して、しかもどれもとっても綺麗やし、盛り付け方もさ。美しいよね。

以前にも彼女の料理をご馳走してもらったことがあるんだけど、本当に美味しいのよねー。飯屋出してもいけるんちゃう?ってくらいのレベル。

美味しい、ってのには好みがあると思うけど、基本的な調理方法の把握と段取り、手間のかけ方が非常に細かい。そして綺麗。うちの旦那さんが彼女たちのご飯に混ぜてもらってよく食べているようなのですが、安心よー。

もともとベトナム料理は外食でも野菜がたくさん摂れますし、外で食べてこられても悪い安心なのですが、彼女の料理はさらに美味しく、下手したら我が家の方がご飯、雑(・∀・;

これは小ぶりのチャーカー。魚のすり身の揚げ物ですね。

 

 

この小ぶり、と言うのが良い。チャーカーは大抵、日本の丸天くらいの大きさはあって、それはそれで美味しいねんけど、ポイポイポイっと口に放りこめ、そこにグビグビ、ビールを流し込むのにちょうど良いサイズ。

このサイズに作れる発想と手間を惜しまないのが素晴らしいよね。そして下は、肉団子のカインチュア。

 

 

カインチュアってのは、トマトのやパイナップルなどの酸味を加えた甘酸っぱスープで、ベトナムの食堂なんかにいくと必ずあるほどの定番スープ。これを鍋の出汁にしたりもする。

オクラやもやしがたっぷり入ってて、ワッシワッシとお野菜も食べられる。主に南部のスープかなーと記憶しているのですが、店によってはちょっと勘弁して欲しいほど甘いものがある中で、彼女のレシピは甘さスッキリ、キレが良い。

美味しいわ。ほんまにいつご馳走になっても美味しいわ。。。

 

 

満を持して主役の登場!!

 

そして!!主役の登場です。こちら!!

 

 

ぬおおおおっっ、原型がよくわからん!!(笑)

が、なんとなく私、大きなネズミを想像してたんですよね。ほら、ホーチミンの夜の街を、ボテボテドタドタ、「猫?!うさぎ?!」ってくらいの大きさのネズミが走ってるじゃないですか。あれ。あれを想像してた。

ので、最初これを見たときに、細切れにしているのかな?と思ったんだけど、どうやら小ぶりの子達が集団で唐揚げにされていたようです。じっくりタレに漬け込まれたのちに、かな。香ばしい香りがフンカフンカと。

躊躇?より、好奇心の方が圧倒的に勝ちました!!!即座に掴んで食べ始めてみると…??

 

 

うんまーーーーーーいっ、これ!!!
ご想像通り、そんなにね、身はついてないんです。腿のあたりに若干食べやすいエリアがあるかな?とは思いますが、あとはほとんど小骨の周りを、歯でしがむ(って通じるのかな…)ようにして食べる。

ってか、骨周りだからしゃぶってるだけでも、すっごい美味しい。その身はご覧の通り脂気少なく、赤みの風情を見せながら、旨味がぎゅーっと凝縮されてて…

油で揚げると言う調理法も相まってか、軽く水が抜けた、ちょっと一夜干しにでもした?って感じの旨味の濃さ。何にてるかと例えるならば、ウズラとかハト。

哺乳類を鳥に例えるのもなんですが、鹿やイノシシほどの力強さは、その肉の量からは出しきれないのか、感じない。ジビエ的な旨味を讃えながら極めて品が良く、味付けも実に美味しかったので、まぁ手が止まらん!!

 

 

結局私1人で、7〜8引きのおネズミ様を頂戴したんではなかろうか。ビール片手に、や〜れ幸せ!!!

このサイズ感といい、唐揚げだったと言うこともあり、まるで気分は、上等な世界の山ちゃんを食べてる感じよ。

ちなみに同じくタレに漬け込んだネズミは開きにされて、炭焼きにされることもあるようです。

そういえば写真では綺麗に撮れなかったのですが、腹のなかは当然綺麗に掃除されてるわけですが、心臓と思しきものだけね、体に繋げられたまま裁かれてた。美味しいやつ。鶏のハツをもうちょっと凝縮したような感じ。

あんなちんころコンマイの捌くのだけでも大変やろうに、美味しいところを繋げて残す貪欲さよ。。。それはおそらくネズミ売りの業者の方がされてたことだと思うんだけども…

素晴らしいわ。そう言うとこが好きなのよ、ベトナムの方達の食いしん坊っぷり。ただ食べるだけじゃなく、調理のあらゆるところに工夫が見られる。それを叶える技術もお持ち。

すげーわ。すげーよ、ベトナムやっぱり。

初めてのチュウは、大変美味しゅうございました(*´ω`)
そして改めて、ベトナムの方の料理への飽くなき探究心と、これが家庭料理で出てくるんかーい!!と言う驚きを得て、上機嫌の夜なのでした♪

 

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