ホーチミンのビュッフェの素晴らしさは口すっぱく言ってるところなのですが(説教すんなや)もっと手軽にに楽しみたい!というお声が多いのも事実。
で、見つけました。宿泊したので宿泊レポに書いても良かったのですが、相当充実してたので、ちょっと単独レポをば(^・^)
あのホテルです!
つい先日、同じレストランで開催しているアフタヌーンティをご紹介して、続々と試してくださってる方がいるこちらのホテル。
The Myst Dong Khoi
Covid前の宿泊レートで行くと、そんなにお安いところでもなかったのですが、その独特の装飾やコンセプトで人気を博してましたよね。
ただお部屋レートがそこそこだったため、レストランがこんな胃お手軽とは、私も今回泊まってみるまで、ついぞ思わず。
ぶっちゃけ、アフタヌーンティはお手軽でもあるのですが「素朴」という表現も使えるカテゴリーのもの。それはそれで1カテゴリーを成してくれるので、私は大歓迎なのですが、ここのねー、朝食がまた良かった。
ごりごり豪華、ってんじゃないんですけど、非常に心地よく楽しみ方を知っていれば質の高いものを選べ、且つ個性的空間で、ホーチミンが得意とするビュッフェの良いところを楽しんでもらえるかと思います(^・^)
朝日を受ける店内が素敵!
アフタヌーンティーの記事でもご紹介しましたが、こちらはとにかく店内が素敵。
The Nest、という店名にあるように、トップフロアに位置しており、ウッディな感じもどことなく。や、こんな豪華な「巣」なんてないと思うけど(笑)
特に朝日は直接、ではなく、いい具合に柔らかく入ってくる感じ。伝わるかなあ。
この天井から吊るされてる球状のライトが夜はとても美しかったりするのですが、昼は自然光を受けてシャボン玉みたいに見えるね♪
エレベーターを降りて右手には、ワインシェルフを兼ねたこんな壁兼パーテション。や、おしゃれ。
うん、この日は早かったです。貯食、6時開始だったので、その直後に。まだ流石に人も少なくて、陽の光もすこし赤味のある感じ。うおー、たまの早起き気持ちいw
朝食ビュッフェスタイル
ゴージャス舟盛り?(笑)
お料理はもう、ギャラリー的に行きましょう。
前日、アフタヌーンティで賑やかだった船のビュッフェテーブルが、お料理により様変わり。
品数もぐっと多くて賑やかです!
舟盛り、というにはデカすぎるが、言葉通りだ。
うん、舟盛りw
パンが美味しい!
朝食会場で欠かせないのがパンの存在。そもそもパン文化レベルが独自且つ高いホーチミン。各レストランでもローカルのお店でも結構楽しみな部分があります。
朝食ビュッフェともなればなおのこと。ただし…
ビュッフェのパンって、ただひたすら美味しければ良いというものでもない、というが最近の我が家の見解。
お若い方には関係ないことかもしれませんが、食べられる量に限界を覚えるようになると、美味しいものは食べたいのだけど、味・質量ともに量がありすぎては困るというものw
まあ味は美味しいに越したことはないのですが、こちらのようにサイズ感が「プチ」レベルだと、いろいろ楽しめて嬉しい!
そして素材感の良さレベルが伝わる手の掛け方をしているのが伝わるけれどもドヤらない、というのは喜ばしい。
例えば、デニッシュ系とかクロワッサン。良いバターを使ってるのはわかるのですが「バターすごいやろ?!な!すごいやろ!!」と主張してくるものだと、それ1つでもう「十分。。。。」となってしまう。
ましてやパンが主役というわけでもなく、他に食べたいものがたくさんあるビュッフェだと、むしろ困る。。。
ですがこちらの各種のパンは、ちゃんと美味しいけれども「あ、もしよかったらどぞ♪」くらいの心地よいアピール感で、食べやすい。
あと、パウンドケーキとかのレシピがとても丁寧!!や、これ売ってくれたら買うわレベル。
ご覧の通り、小さめの型で焼いているものをさらに縦にカットしてくれてる。少しずつ、いろんなものをお楽しみください、というお心遣い。
でかくても残せばええやん、という考え方もありますが、やっぱりあまりたくさん残すのはちょと気が引けますものね😅
ジャムや蜂蜜、ピーナツバターソースなんかも豊富。バターは割にカジュアルなもので抑えてくれるのも、その理由が予算であれなんであれ、「控えめな主張」につながるカジュアルさとフレンドリーさを感じます。
ここに高級バターがいきなり出てきたら違和感あるもんw
席に着くと、コーヒーか紅茶かを聞いてくれて、ミルクやジュースは自分でディスペンサーから注いできます。
昔、欧米の人がコーヒー、牛乳、オレンジジュースなど数種類も食卓に並べるのを不思議に思ってたのですが、今は普通に自分もやるようになったなあ。。。
ウォームディッシュ類が誠実で良い
二日に渡っての大罪なので、週類の多さは少し間引いて見て欲しいのですが、温めつつ提供する、ウォームディッシュにとても誠実さを感じてよかった。
そういえば、アフタヌーンティでも、
蒸し物はセイロに入れて、穏やかに下からナチュラルな手法でスティームをかけていたのも好ましかった。(電気でやるのが悪いというわけじゃないけど気分的に)
生でも加熱したものでもお野菜の美味しさを存分に楽しめるのは、ホーチミンのホテルビュッフェの良いところ。
周辺他国のホテルビュッフェでよく感じるのは、「野菜が少ない」「手入れの仕方がいまひとつ」など。
もちろん全てとは言いませんが、こと、お野菜の手入れに関してはホーチミン、ずば抜けてると思う。(ちなみにベトナム各所で様子やレベルが違うので、あえてホーチミンと言っておきます)
チイーズマカロニなんかにも、「時間悔過でダメージを与えにくいレシピ」が作用されて降り、実に誠実。
グラッセのチーズがけとか、ちょっと痺れたw
ホーチミンで手に入る人参って、味が濃くて美味しいんですよね。その主張がありすぎて「人参が嫌いになった」という方が少なくないほど、しっかりした味w
日本の人参、ライトな味わいのものが多いので、それになれてると「人参です!」って味がつよすぎるんだそうで。
人参が人参らしくあることで拒絶されるなんて、人参の立場を考えてやってくれ…と思わないでもないですが、まあ好みはそれぞれなので致し方ないw
ホットディッシュで色めき立ったのはこちらのハニーハム。
ハム類を集めたコールドカッツコーナーは、別にあるんです。でもハニーハムのこの塊は、ウォームディッシュコーナーにあって温められて降り、セルフカットでいただくスタイル。
これは両日とも出されていたので定番なのかも。
でもこれは本当に正しくて、ハニーハムのこの塊の醍醐味は脂。しかしながらそれを常温でいただくのはちょっとクドい。しかし…
温められていることで、どうでしょう。この脂がかすかに透けてる感じ。そしてそれが下に触れた時には、最も甘みを感じるようになっている。
ハニーハムをベストな状態で楽しめるようにセッティングされてるのです。つまりは、このハム一つにも、特性をちゃんと知ってベストな提供方法が考えられているということ。誠実。
コールドカッツコーナーの充実
ではコールドカッツはどうか。
こんな感じなんですが…
結構な多種類。そしてネムチュア(ベトナムの発酵ソーセージ)とか置いてあるのもいい感じ!しかもそれが美味しい!
Gia Thuという豚の耳やその他の部類を自らのコラゲーンで寄せたハムも、最近食べた中ではピカイチ。
パテまで綺麗な陳列をされてる横にドシャッとしたスモークサーモンの無造作さも対比で良し。
そういえば、生ハム原木のところ、見逃さないように。
素晴らし状態のカットが上にベロベロ盛られてますw
これ、飾りじゃないんで。めちゃくちゃ良い状態でしたよ。
チーズはちょっと離れたとこにあって、4〜5種類ですが、これも非常に良い状態のものが提供されてて…
酒、飲みたいっ。
となるのが難点(笑)
うおおお…やっぱり生ハムの油のとこ、常温でいい具合だー!
ってか、最近立て続けにホーチミン市内の素敵ホテル朝食巡ってるけど、どこもコールドカッツ、力入れてるのか、仕入れのバリエーションが増えたのか。
チョイスが個性的だし、明らかに扱いがよくなってるな。良いーヾ(@⌒▽⌒@)ノ
オーダーメニュー
品数が膨大ではないけれど、内容が充実してるので、ビュッフェだけでけっこう満足しかけてたのですが、オーダーメニューもあった😳
ロブスターのオムレッツ、サーモンエッグベネディクト、チキンパテ付き目玉焼き、キャビアスクランブルエッグ、シェフのオムレツなどの卵料理。
フーティウ、白身のオムレツ(ちぇりの点滴)、パンケーキ、フォーボー、その日の麺料理。
で、食べて見たのですが…
あのね、キャビアスクランブルエッグとロブスターオムレツに関しては、「無理せんでええから、卵だけのトロトロのやつ作ることに専念した方が良いのでは」(苦笑)。
ちなみに味付けもミニマムで、塩気がほとんどないタイプ(後付けタイプが好まれることもあるので、これは手落ちではなく好みの問題)
エッグベネディクトは素晴らしかった!
おそらくは目玉焼きも手落ちが生じるとは思いにくいので、卵料理を頼むならエッグベネディクトか目玉焼きかな。
一方でパンケーキが美味しかった!
焼きたてだし、生地が丁寧に扱われてるし!
さりさりとした食感を醸す、ハイグルコースの食感も嬉しい。ただの粉砂糖じゃなく、蒸気などの湿気では溶けにくいタイプのもの。わかってらっしゃる。
パンケーキだけは5つ星ホテルだろうと何だろうと、鬼門なことが多い中、これは素晴らしい!今度行ったら5枚くらい頼もう(・∀・)
麺類は可もなく不可もなくですが、中庸さが素晴らしいといえば素晴らしい。
選択肢が多すぎないし、傾向を知った上でだったらサクッと決められるのが良いですな。何よりビュッフェ部分が充実してるので、ここのチョイスが限定的だったとして、大したダメージにはならない。うん。
あ、でもお味噌汁はお勧めしません。
一応日本人客を見込んでの、味噌汁をピックアップしてくれたお気持ちは嬉しいのですが、まったく、味噌汁がどういうものかわかっていないと推察されます😇
質が良いものが多いいのでアレンジが楽しい
質にバラツキのあるビュッフェは、まず自分の中で食材の質のレベルを合わせて、そこから組み合わせを考えることが多いのですが、ここはどのセクションも質が良いので、組み合わせだけに専念できます。
全く別の場所にあるものだけど、常温でぷんわりとした頃合いのブリーには美味しいマーマレードを合わせて白パンで。
ドライイチヂクがとても美味しかったので、その場にはなかったのだけど、前日のアフタヌーンティにあったのを覚えていた&ティバッグという手軽なお品だったので、ミントティをリクエストしたり。
これは臨機応変に対応してくれてよかった。(例えばお茶が1品としてメニューにあり、それなりの金額がする「商品」をビュッフェの時に無料で出せというのは、自分の中ではNGだと思思ってます)
サービスには鷹揚に
ただ朝食に限らず、スタッフさんのサービスがまだぎこちないw
まだ、と言ってもこちらのホテルはすでに少なくとも数年は運営されてており(もっとか?)、決して昨日今日できたばかりではないのですが…
人手不足が叫ばれる昨今、ホテルは直接の接客スタッフさんのみならず、シェフやマネージャーさんクラスも入れ替わってる事例をたくさん見かけます。
また、観光客が戻りきっていない今、まだ厳しい状況にあるのは間違いなく、いかに客がそれを勘案する必要はないとしても、お察しせざるを得ない場面が多々。
具体的にいうと、英語対応に慣れていない方が多い。
まあこれはベトナムにあるホテルなので、ベトナム語ができないのがいかがなものか案件ですが、1区という立地にあり、同格のホテルが英語対応できていることが多い事実を勘案すると、比較ポイントには挙げられるかと。
あと、笑顔が少ない。
これは無愛想、というはなしでも、態度が悪いという話でもなく、ただただぎごちない(笑)。恐らくは慣れていないのでしょう。
慣れていない人が多いいだろうと地域でも、朗らかさがベトナムのサービスのチャーミングさの一つであると、どんなところでも思うことが多いのですが、どういうわけか、こちらのスタッフさんの8割はぎこちない(笑)
ただ、こちらの気分が悪くなるというような話ではないし、こちらの要求を穏やかに伝えたら、きちんとこなしてくれるので、ここは大人の対応を持って長い目で見たいところ😊
こちらを活用すべき理由
何と言ってもこちらのこの質の良い朝食、450k vnd++なのです。同格または周辺ホテルの朝食が600k前後であることを考えると、お安めライン。
そして何よりこの質と環境を考えると、わたし的には「お安いっ」と唸ってしまいました。
例えば旅行に来て毎食はビュッフェは必要ないし、ローカルフードも楽しみたい、宿代も節約したいというときは、他で泊まってウォークインで朝食だけ楽しみに来る、という手もあるし…
在住者の方も「たまにはホテル朝食を」なんて気分の時には、こちら、いいかも♪
値段に比例して、ハイブランドなところに比べるとカジュアルなので気軽に使えると思いますよ♪
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
Breakfast Buffet @ The Nest in The Myst Dong Khoi
6-8 Ho Huan Nghiep Q1
Time:06:00 – 10:00
Spent:450,000++/person
Wi-Fi ID:The Myst Dong Khoi / Pass:themystdongkhoi
※Wi-FiのIDやPassはお店の都合により変更されてることがあります
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