市内唯一随一のイタリアン3つ星レストラン。あれ?8月にオープンしたんじゃなかったっけ?って思われました?そうなんですですけど、グランオープンはいまなのでした!
日本の方にも大人気のイタリアン3つ星レストラン!
オープンから二ヶ月経ってのグランドオープニング!ってことで、レセプションにご招待いただきました!
すでに自分で行って美味しいと知ってるお店のご招待は喜んで受けますよっ(๑•̀ㅂ•́)و✧(初訪時は相変わらずお受けしておりませぬ。偏屈でごめんなさい)
ベトナムのホテルのスタッフさんって、義務からではなく素で、お客さんのお顔を覚えてくれてること多いのですが、The Reverieさんに関しては、ホテルパートだけでなく、レストランのスタッフさんも実によく顔を覚えていてくれて…
毎回、お店やホテルに伺う際に、まるで知り合いか?友達か?と言わんばかりの歓待を受ける…なにものでもない一、客に、だ。
日本人の感覚的に、きらびやかさが先に立つこちらのホテルは、敷居が高い、と思われるかもしれませが、実は利用してみるとそんなことはなく、むしろ、安いけど無愛想な人がいるお店よりもずっとフレンドリーだったりします。
いや、まぢで。
事実私はミシュランレストランなんて数えるくらいしか経験がありませんし、そもそもこういう高級なイタリアンにもさほど縁があるわけじゃない。
だからメニューも作法も知らず「お腹減った(・∀・)」と言いながらテーブルで待つばかりだったのですが、新しい経験をさせてくれる、というのもお店のサービスの一つ。
なので、なーんもわかってない客を実にスマートにもてなしてくれ、心の底から…いや、腹の底から楽しませてもらったのが前回のレポ。
楽しかったね。美味しかったね。
その後多くの日本人の方がおいでになったようですが、みなさん口を揃えて、あれはただの食事ではなく「貴重な楽しい経験だ!」とおっしゃるのが印象的。
グランドオープン!
と言うわけで、グランドオープン!
ですが…
えっと…以前も豪華絢爛だったので、お手入れされてるのかもしれませんが、ハード面が何か変わったのかは…ちょっとわからなかった。だって以前も絢爛の極み。
極みだったから、それ以上ってのは素人にはわからないんだよ(笑)
しかしながらそのきらびやかさに負けないお花や美しく着飾ったゲストの方々。中居はテレビで見かけたことのある方、モデルさんなどもいらして「お腹減った(・∀・)」としか思ってないちぇりさんの場違い感よ。。。
そしてシェフのスピーチが始まるまで、ぞくぞく運ばれてくるフィンガーフードに驚きっぱなし。
スタンディングでシャンパン片手に、だったので、つい写真がおろそかになり、他にも色々いただいたのですが、同じものが2度と回って来ないくらいのバリエーション。
そしてどの一つ一つも「おいなんだこれ?」となる驚き。
やはりこちらのお料理は、楽しい(^・^)
そしてレセプションでこんな世界観を持つフィンガーフードは、私、経験したことがない。
ホテルイベントなどは、各主催の方のご予算などもあるだろうから、それが一概にホテルの本領発揮がなされた味とは言い難いのですが、ホテルさん自身の主催のレセプションでも、こんな体験はしたことがない。
パーティのフィンガーフードってのは相当に制限が出てくるので、美味しくても「まあこうなるよね」的な諦めをどこかに感じることがあるのですが、こちらの1ピース1ピースは…
傅いてお伺いしたくなるお味。
これは一体何をどうして管沙汰のでしょう?と。
さらにはそれが威圧的でないのがすごい。一流の料理に使う言葉じゃないかもしれないけど、ポップにも感じる楽しさがあり、口の中で跳ねるような華やかさがある。
初手からこれかよ…。
しかし…味の傾向が、同じアイテムでも以前より支えが厚く、どっしりとした力強さを感じるような。
それでいてくどい、とかではなく、繊細さも兼ね備え、楽しげな様子は変わらずそこに。おや。
イタリアからのシェフがいらっしゃいました
と、思ってたら、このグランドオープンの機会に、イタリアからもうお一人シェフがいらしてくださったとのこと。
以前訪問した時は、下の写真の右側の若いシェフさんが仕切ってくださってて、もちろんそれも美味しかったのですが、なるほど、あの軽やかさと跳ね具合は若さだったのかもしれない、とちょっと思ったり。
同じ料理を作っても、そしてそれが一流の方の味だったとしても、手が変わると、当たり前ですが味も変わる。
このレベルおの店の話になると雲の上の話なので、凄まじく高度な部分のことなのですが、これは、期待。
もともと好きなお店ではあったけども、こんなお楽しみがあったとは!?!
デモンストレーションが凄まじかった…
と言うわけで、マネージャーさんからのご挨拶も終わり、お楽しみのデモンストレーション!
実は中の方とずっとご一緒させてもらってたので、一瞬早く、準備ができたところに入れてもらいました。
客席としても少し仕切られた感じの空間で、普段、客として行った時にも、あまり目にしないスペース。
そこでいくつものテーブルで、いくつもの料理が鋭意作成中。
レストラン、いろんな場面で料理を提供されると思うけど、この手の大きなバンケットの料理を、事前に用意したフィンガーフードではなく、こう言うスタイルで提供するのは大変だろうなあ!
それにしても動きがみなさんスマートで、この会場にあってもバタついていないのがさすが。
と言うか、各テーブルにサーヴィングをガイドする方とかいて、どんだけ人員割いてるのー!という😅
そして間も無く、ゲストが入って来られてあっという間に賑やかに。
今夏は100人弱のゲストがいたと聞いていますが、皆さん場慣れしていらっしゃると言うか、こう言う場面でもスマートに楽しまれてて、我が経験値の浅さを知る。
パーティ場面って場慣れがいるよね。
学ばねばっ。
とはいえ、中の方がずっと一緒にいてくださったので、この日提供されてたここからの料理は全ていただいた(๑•̀ㅂ•́)و✧
Grand Open後のDa Vittorioを予感させるお味
何人かお店やホテルの方とご挨拶をした時に、みなさんから「絶対に腹ペコなんかに刺せないからね!」と言っていただいたので、遠慮なく、食べる!(笑)
日本人的には一見普通の揚げ物に見えるこちら、スカンピのフライなんですが…
なんじゃこりゃ😳と。
私が知ってるスカンピじゃない。。。形も見た目も普通ですが、中身がとんでもないです。味でいうと、スカンピ10尾分をぎゅっと一つにまとめたような。
え、どうやったらそんなことができるの?というあまりの驚きに立ったまま狼狽するほどにはすごい仕事がなされた一品。
そしてラヴィオリ。流石にこの頃になると空いたお席があったので座って食べたが…
こちらも、狼狽するくらいには美味しい。
うまく解説ができないんだ。旨味の衝撃が強すぎて。
「旨味」というと、日本の専売特許のように話される場面が今でも時々見受けられるが、もうそんなことは言ってられない。そして世界には、こんな旨味の弾けさせ方をする料理があるだと思い知らされる。
こちらはふわふわにしたポテトのような食感だったのでビシソワーズかな?と思ったら、もっとふわふわで、中にはポーチドエッグが仕込まれており(白身の量が絶妙にコントロールされた)キャビアを楽しむ一品。
はい白ワインー。
チミッチミチミッチミ交互にいただき至福の至り。こんなことができるのか。
そして、Tuna。
マグロは日本料理のものが一番!というのも、これまたいつの価値観ですか?になりつつあるね。
もちろん刺身にするためのサシの入った、刺身のためのプリパレーションを施されたものとなると、それは日本のものが良いのかもしれませんが、料理、となった際…
フレンチ、イタリアン、ときにはメキシカンで、びっくりするようなマグロに遭遇することが増えました。
そして今回のこれもそう。
は?叩きなんじゃないのこれ、は?
と、ずーっと軽くキレ気味に突っ込みながら一口ごとに降伏するしかない感が。うんまい。。。
ところでこの日、ごっちさんもいらしていたので、ご一緒させてもらうの巻。なかなかなレアショットーヾ(@⌒▽⌒@)ノ
そして旨味の攻勢はまだ止まらない。
今年初の、ポルチーニ!って、これ、ポルチーニの一品にしたってほどがあるだろ!
もうこれがテーブルにつく随分遠くにあるところから、香りが漂ってきてました😅
実に。実に実にふくよかで鼻腔に広がる一瞬の無限。広がる軽やかさがありながら、そう感じさせるだけの厚みもあって、やはり以前のお味からは、だいぶクオリティが違ってきている気がするね。さらに良い方に。
まだまだこれじゃ終わらない
到底パーティ料理とは思えないクオリティ。まるでコース料理のような充実感を感じながら、手が限られるパーティ会場でこれなら、コース料理は一体どう言うことに?と末恐ろしく感じていたら…?
ワゴン、登場。
こちらのお店の名物料理のパスタを作ってくれるらしい!
おふたりがかりで、大鍋の中のパスタと極上ソースを混ぜ混ぜ。楽しそう(^・^)
そこの関係者の方ですが参入したりと、和気藹々!
スピーチの時に、「この街に美味しいイタリアンと、それを家庭的な雰囲気で楽しんでもらえるように…」と言うことを言われてて、いやいや、この雰囲気で家庭的ってワードはないだろー(笑)と、心の中で突っ込んでたのですが…
彼らのサービス、そして何より、こう言う場面に溢れる雰囲気、そして美味しいものを食べてもらいたいという、それはまさに家庭にある、そして家族に向けてのもののような気がして、内装とか、そういうもののことではないのだなーと。
これはこちらのお店のシグナチャーでもあるので、もちろん以前も食べたのですが、やはり、ググッとパワフルに、そして生き生きとした味わいが増してますね。素晴らしい。
添えられているパンですら、レシピが変わってる気がします。もしかしたら違う種類のパンなのか?
香ばしくグレインが香りつつも、しっとりとした綿花のような口触りは、喰むと消える綿菓子のよう。
もともとレヴェリーサンのベーカリーの技術の高さは素晴らしかったけど、これはまたこれまでになかったくらいに美味しい一品。
美味しい料理の数々に、心安らぎはするけれど、胃袋が安らぐ間がありません(・∀・)
こんな食べ物知らない!と言う一品
実はこちらのレストランには日本人シェフもいらっしゃるのですが、会の途中でその方とお話を差し上げた際、
「あとでパネトーネが山盛り出てくるから絶対食べてくださいね!」
と念押しされた一品。
で、これ。本当に山盛りだ(笑)
そして来れたほんっとうに美味しい!
まだベトナムでの製造は敵っておらず、今回はイタリアからシェフが来られる際にお手ずから持ってきてくださったそうで😳
クリスマスのしーずなものと思われがちですが、こちらあまりの人気で、本国では一年中製造しているらしいのですが、今ベトナムでは入手ができない貴重な一品。
いや言うてもパンやろ?と言う気持ちがないではなかった。パネトーネは大好きだけども、あれはそもそも「美味しいもの」って相場が…
😳😳😳
わたしがっ。
知ってるっ。
パネトーネじゃない!!!
お酒のように広がる芳醇な香りは、このパネトーネの周りの空気を色付けるほどで、中には、何をどうしているのかわかんないけど「ジューシーなアプリコット」がふんだんに散りばめられている!
待って。ドライフルーツよね?なんでジューシー?しかもパンの中に仕込まれていてこの状態?何事なの?
その場にいた全員が驚愕したし、2つ3つと、つい手が出る(え、あんなにそれまで食べてたのに?)魅惑の美味しさ。
下手なケーキなど太刀打ちできないゴージャス感。これ、今すぐ買えないのはとても残念だけど、近い将来、できれば来年、発売できたらいいなと言われていたので期待!
そしてデザートはこれで終わらない。
うははキタキタ、名物のカンノーリ!
教えてもらったのですが、イタリアでは国民食とも言えるポピュラーなお菓子で、映画「ゴッドファーザー」の中にも小道具として登場し、
「ピーター・クレメンザの「銃は置いていけ、カンノーリは持ってきてくれ(Leave the gun. Take the cannoli.)」
というセリフは、イタリアに行くと、マグカップやトートバッグ、Tシャツなどのお土産品などのアイテムに使われてるとか。
同席していた、多分芸能人の方とかも、気軽にこんなことしてくれるのがベトナムの良いところ。
ってか、美味しい。
ナッティな濃厚さを感じるクリームにサクサクの生地。その表面にはシロップがコートされてて、うすーく甘さのレイヤーを作ってる。
それらに合わせてた、ムスカトが、赤ワインを飲んだ直後に口に含んでも、その重さを一瞬で霧散させるような爽やかな甘さとふくよかさ!
はいっ、先日のワイン勉強会に出席してくれた方は、これが何を意味するかわかりますねー?
ワインは通常、13~4%くらいのアルコール度数が多いですが、これは5%とかなり低い。それが意味するものは…?
ふふふ。と言うわけで、とても美味しかったです(^・^)
此の期に及んでお代わりしちゃったw
ちなみにワインをサーヴしてくれたのは、ベトナムで初のソムリエとななられた方。まだお若いの!😳
そしてそう言う貴重な人材を抱えていらっしゃるのが、さすがのThe Reverie。ただきらびやかなだけじゃないんですよ。ソムリエ一人にしても良き人材を確保していらっしゃり、内装もカトラリーも使われているものは一流品。
もうなん度も行ってるはずなのに、毎度感嘆の出来事に遭遇できるのは、本当に稀有な空間だと思う。
お土産
帰り際にはお土産が。
Da Vittorioのフォトブックとドラジェ、そしてスタイ!…じゃない、エプロン!(笑)
あのソースたっぷりのパスタを食べるときに提供してくれるやつー!自分の料理程度のものを食べるときに使うには勿体なさすぎていつ使ったらいいかわかんないー!(笑)
そして底にハードでも入ってるのかな?と思ったら、単純に底板でした。え、そこ、そんなにこだわる?ってところにまで気を配られるのが、一流店。
一流店ではあるのですが…始終リラックスさせてもらい、その中で驚きを与えてくれ、だけど疲れない。ただただ楽しい。
見てると、ホテル側の方ももう途中からは席に座ってゲストと談笑をしながらワインをたのしんでいらっしゃった(笑)
そういうとこ。そういとこがいいのですよ。
それをやって何が悪い。おもてなしは十分した中で、さらにはそうすることがもてなしにもなるわけで、一緒に楽しんでこそという面もある。
もちろんスタッフさんのサーヴィングは最後まで必要。でも…
この会を混濁としてくれた方々が、ゲストに混じって自ら楽しいと言うご様子を見せてくれることで、本当に素敵な空間であることをさらに知らしめてくださる。
このレストラン、このホテルのあり方・目指すところが、とても端的に表れた素敵な空間。みんなもちろん、虜になってた。そこに義理や儀礼は一切なし。心からの簡単とJoyにあふれた美味しい夜。
レセプショって、こうあるべきだよなーと心底感心し、心底楽しめた夜でした。
お招きと、貴重な体験、ありがとうございます。
また近く食べに行かなくてはー😆
以前いただいた、コースのレポートはこちら
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
DAVITTORIO Saigon
69 Dong Khoi Q1
Time: 17:30 – 22:00
(日曜定休)
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