看板見ても絶対入らなかったお店。そもそもお腹も減ってなかったのに、吸い寄せられるように入って見たら…?
久しぶりのドライブ!
房総半島をドラブしよう!ってことで、アクアライン?ってのをレンタカーを借りて通ってみることに。
うん、なんかドラマとか何とかで聞いたことある。まったく縁がなかったので今まで行ったことなかったけど…
千葉近っ!!
羽田を抜けたらあっという間!
まあこっちも久しぶりだったんで、目に入るものすべて「ヒコーキーーーー!」「モノレールぅぅぅ」「トンネルうううう!」とか用事みたいにはしゃいでたから早く感じたってのもあるとは思うが…
以前日本では日常だった旦那さんとのドライブが、かなーり久しぶりにできたもんで、ちぇりさん上機嫌♪
食べるつもりはなかったが
で、ドライブっちゅったら飯ですやん?(「ドライブ」のぶぶが他の何にでも置き換えられる人)
でもね、帰国後連日のうまいもん食べで、ちょっと胃袋もお疲れ気味やったし、実際お腹もそんなに減ってなかったので、昼は食べんと、コンビニで買ったお菓子でもええかなあ、と言ってたんですよ。
でも新しい土地に来ると、なんか食べて見たくて仕方ない。
ちぇりさんが我が家で「クマ」と呼ばれる所以。
クマは山に餌がなくなってひもじいから人里に降りて来るわけじゃないそうですね。彼ら好奇心旺盛で、お腹減ってなくても、なんか美味しいもんないか、なんか楽しいもんないかと降りて来るのだそうです。
……それ、ちぇりやん?(・∀・)
でもまあ物理的にお腹は空いていなかったので、軽くうどんでも…と言うことに。
しかし目星をつけたお店の手前に、餃子専門店があるっぽい?!それがこの店浜ちゃん餃子。
食事は全く必要そうでなく、一人だったら絶対何か食べようなんて思わなかった旦那さんも「餃子!いいね!」となってくれたので決定。それが店に着くほんの数分前のこと(リアルタイムサーチしてるんで)
で、到着した瞬間、ちょっと怯んだ。
だって。
おっと…
お店の方には大変失礼つかまつるが、この看板を先に見てたらお店に入ったかどうかちょっと自信ない。
しかもお店もこんな感じ。
あ、開いてるのかな…のれんかかってるけど、中見えないし、締め切られてるし。
もしもひとりで来てたらここで引き返したかもしれません。しかしまた店を変えて車止め直させて、と言うのは申し訳ないし、何よりアイテムが餃子だ。
そもそも腹一杯何かを食べようと言う魂胆ではなかったので、ま、これもありやろ、くらいで押し切って入るなど。
店内には小上がりとカウンター。とてもティピカルなラーメン屋さん、というか、定食屋というか食堂というかな感じですが、一点、手書きの、どこかで見たキャラクターのようにも見える「オリジナルの」イラストが一面に。
お店の方ごめんね。
正直この時点であまり期待はしていなかった。。。
メニュー
メニューを見ると、まずラーメンが掲げられてる。あれ?ぎょうざの専門店じゃなかったの?
白湯ラーメンと聞くと俄然興味は湧くものの、ワタクシたちはお腹が減っていない。ギョウザを食べるのが関の山だ。そしてこの店の店名は、はまちゃん餃子であるからして、餃子だけ頼んでも悪いことはなかろう。
※こちら改訂されてます。下にある2024年9月更新の記事をご覧ください
でも餃子2つだけを頼んだら、一瞬とても意外そうな表情をされ、でも快く受け入れてくださったんである。
意外そうな表情。
つまりこの店に来る人はほとんどラーメンを食べに来るのだろう。
※こちら改訂されてます。下にある2024年9月更新の記事をご覧ください
見ると、かなり昼時は外していたにもかかわらず、何人かお客さんは入っており、いなさんもれなくラーメンを召し上がっている。
これは…食っとかねばならんのではないか?
ものすごい使命感が湧き上がって来て、餃子を持って来てくれた時に追加。流石に1杯を分け分けすることにしたのだけども…?
驚愕の白湯ラーメン
なん…だと?!
まさかの!カプチーノ系!!
待て。白湯(パイタン)だよな?パイタンをここまで炊き上げるって、相当だと思おうんだけど、そうすると出て来る動物性の臭みのようなものが湯気にほとんど感じられない。
鶏がらでも、ここまで炊いたら豚骨みたいな匂いがすることあるからな。なのに、湯気が綺麗だ。
それより何よりカプチーノ系の白湯スープに出会えるなんて思わなかった!
私が過去に住んでいた北九州市の近くの行橋市には、この泡系とんこつの元祖と言われる金田屋さんというラーメン屋さんがあって、北九州のラーメン好きは、それが全国に広まるずっと前から親しんで来た。
それだけに、一応泡は立っとるけどその後が全然ペラペラじゃねーか、という後追いセカンド・ドジョウ・スタイルにはウンザリして来たのですが…
それを、鶏でやりやがった。まぢか。
聞けば超高圧鍋で丸鶏をがっつり炊いているらしいのだが、なんかもう鶏の全てのエキスが凝縮しているかのようだ。
それでいて塩気はかなり抑えてあり、雑味も少なく(いやこの濃度で雑味少なくってどうやってるんだよ)口に含んでも含んでも飽きがこない。都度幸せだ。
麺がまた素晴らしく、ちょっと色がついてて独特な硬み。全粒粉がいくばくか使われてるのかな。
このとろみすら感じるスープをよく持ち上げつつも、その輪郭をスープに凌駕されることな凜とエッジを立たせているところなど、かっこいいにもほどがある。
またまったりな濃厚な味わいにさっぱりとした何か、という味vs味ではなく、まったりした濃厚さvsシャッキリな歯ごたえ、という別カテゴリーの要素をぶつけて近郊を取る、というか、新しい何かを創造させてるのもまた興味深い。
ちなみに、水で口を清める必要など一度もなかった。濃厚だけども味が綺麗なので、相反する要素が常に口の中で展開し、口直しをする必要を全く感じないのです。
それだけに、ちょっと胡椒を振ると、非常にヴィヴィッドなコントラストが生まれるし、そうなるとこれまたレンゲが進む。
「これ、ご飯入れて美味しいですよ!」とお店の方。そーでしょーねえ!間違いなくうまいだろそれ!
ただ悲しいかな、おばちゃんたちそんなに食われへんねん。なので別注した餃子などを浸してみる。ヘヴンだなこれ。
そして滅多にいないことなのですが、完飲。
ラーメン鉢の底までさらって、行ってきたりとも無駄にしたない気持ちでいただきました。
なんてこった。
ここはなんで、はまちゃん「餃子」なんだ。事実上このラーメンが主力のようではあるが、「河北丸鳥白湯拉麺」とかにすれば、もっと目を留め車を止めて、この店の魅力を知れる人が増えるだろうに…。
よく、あの看板を見て引き返さかった。
自分。
よく、予定消化的に餃子だけで終わらすような愚行をせず、お腹減ってなかったくせにラーメンを頼んだ。自分。
こんな稀有なラーメンに狙わずして出会えるとか奇跡だろ?!
餃子
このスタイルを見てもらってもわかるように、チャイニーズスタイルです。そう、こちらの店主は中国の方。
でもめっちゃ日本語上手で接客も愛想が良く可愛らしく、まー和む!
私は本場中国にある厚めの皮の餃子はあまり好きではないが、これは厚めに見えてツリッと舌触りがよく、意外に厚くもなく、ツルッキュポツルッキュポと吸い込まれていく。
黒酢をちゃんと置いてくれているのも、本場の方の提供っぽい。
あとこれなー。
そんなに辛くないけど、マイルドに旨辛くて美味しいやつ。
まあなんにもつけなくても美味しいのですが、お好みの調味料をちょいちょいつけて食べるの、美味しかった。
さすが看板に掲げてるだけはあるけど、ラーメンが圧倒的すぎた。「はまちゃんラーメン」にしなかったのは何故なんだ。
いや餃子も美味しいんだけどさ。
というわけで再訪
さて初回は月曜日。3泊4日の滞在を終え、東京に戻る木曜日にまた寄るね!と宣言した通り、帰り道にも再訪。
うん、やっぱりこの看板見ると、よく入ったな自分ら、と思う。
でも味を知ると、これが味わい深い看板に見えるから不思議なもんだ。
見える、よな…?
前回私が座った位置からは見えなかったので気づけなかったが、新竹のビーフン、老干媽、ハイディラオの鍋の素。
私の好きなもんばっかりだな。あ、ハイディラオは商品になってるものの味が好きなだけで店の味には特段何も感じないけどね。
で、この日のお題は、スープに米を入れて食べる。
旦那さんはベーシックを。
ちぇりさんは、麻辣を。
麻辣ももちろん美味しのだが、ベースに、卓上にあった辛味調味料を足す感じなので、白湯も麻辣も楽しみたい人は、ベースを頼んでセルフで入れてもいいかもしれない。
このねー、シャキシャキ玉ねぎがたまらんとよ。
スープ、非常にマットで厚みを感じるお味なので、ともすれば単調に感じる方もおられるかもですが、きくらげ、そしてこのシャキシャキの玉ねぎが大変良いお仕事をする。
そして相変わらず麺が凛々しい。細いくせに、絡みにもスープのまったりにも紛れない。
紛れないどころか際立ち、さらには他の要素を牽引する。
煮卵も、スープと兼ね合いを壊さない程度の漬け込みで、黄身も溶け出さないギリギリの硬さ。自分的には、玉子のタンパク質が一番旨味強く感じられる茹で加減。
ところで…食べ進めてる時に気がついた。
にゃにゃっヽ(・∀・)ノ
途中こういう破片がいくつも入っていたので、豚皮?と最初思ったけどこれ、こんにゃくなんですって。
食感のために入れてるのかな。面白い。
そして念願成就。
ライス、投入ー!
うおおおお、ここまでくると怒涛の勢い。そしていろんなニャンコ、登場ヽ(・∀・)ノ
前回来た時のは中国のお面シリーズだったけど、猫シリーズもあるのねw
要はあまり器のデザインにはこだわらない、と。中にはSNSでこの猫のどんぶりを見たのでこれで食べたい、とリクエストする方も(笑)
この辺のセンスが可愛らしい、といいますか、中国っぽいといいますか。
何にしても「うまい」ので、どうぞどんなどんぶりでもお使いくださいって感じだし、看板ももう、あれ「が」いい、の領域に入って来た気が。
女性が一人で切り盛りされてるお店
※2024年9月時点では妹さんがお店に加わり、お二人で切り盛りされていました!
壁にあった、店主が書かれたと思われる文字が大変美しく、スープの説明が書いてある。
そして河北省がご出身であることと、餃子こそその地域のものだったらしいですが、こちらで出されてるラーメンのスープは、料理好きな彼女のお父様が作られていたお料理の一つだったそうで…
河北のラーメン、というのとはまたちょっとニュアンスが違ってくるようですが、兎にも角にも、よくこんなお味を日本で知らせてくれたものです。
そしてよく見つけた、自分。
よく、あの腹が空いていない状態でもラーメン頼んだ。自分。まぢでえらい。
とか思ってたら…2回目に行った時に聞いた話によると、初回行った時は、体調をくずしたあとに復帰再開した初日だったようで、あれが1日早かったら出会えてなかった可能性が強い。
なんだ、私の力じゃなかった。
美味しいもんが呼んでくれたんだ(・∀・)
だって元々一度は「おお昼はもういいね」という決断になり、無理くりなんか食べようと、うどんやさんを探した結果、そのすぐ手前にあったお店に車が吸い込まれるように入って行ったのだから、これはもう呼ばれたとしか言えますまい。
木更津。
お土地柄などは全く存じ上げないのですが、東京から結構ちかかった。お車をお持ちの方などは、結構気軽にドライブに行かれたりするんじゃなかろうか。
だったらその時はぜひここのラーメン食べて見て。
塩気雑味でガツーンガツーンとしたものばかりを好まれる方には肩透かしな味の強さかもしれませんが、出汁部分で見ると驚異的です。
うちの旦那さんに至っては「人生で一番大好きなラーメンかも…」とウットリしていたくらいには気に入ったようです。
ドライブした甲斐が、あったあ(*´꒳`*)
なんと2年ぶり!⬅︎NEW!
メニュー改訂!
変わらぬ看板!
まさかの2年ぶり!
あれえ?1年ぶりくらいの感覚だったのになあ😅
そのくらいヴィヴィッドに記憶にあるこちらの美味しさ。やーっ、嬉しい!!
この日は晴れてて、お店の外観がよく映える!
メニュー
ちょっと改訂されてたみたいなので、こちらご参考まで。
あー、坦々麺も食べたいけど、やっぱりこちらのベーシックなのがたべたいなあ。ああ、胃袋がもうあと5つくらい欲しい(もう一つ、じゃないんかいw)
水餃子。。。種類、増えた?
伺ったのは昼だったのでこちら食べられなかったのですが、美味しそうだなあ、焼き餃子!
あ、インスタもやってたのね。
フォローしとこ。
変わらぬ美味しさ!
ああ、これこれこれ!
このふわふわしたカプチーノ系のスープ!鶏白湯でこれやるって、相当よな。
うーん、おいしい。
これだけ濃厚なのに、全く動物系の嫌な部分がない。綺麗なの。こんなに白濁して濃厚なのに、綺麗。
そしてドロドロはしてないんだけど、この麺のスープの持ち上げがすごくいいんだよね。
あぁああぁぁ。。。自分では頼まなかったんだけど、旦那さんのご飯をちょっともらってやってしまった(苦笑)
禁断のラーメンライス。おいちぃ。
水餃子の美味しさも健在。
お見事。
あー、やっぱ焼き餃子も食べてみたいなあ。
今後の楽しみな展開
ところで今回お伺いした際、黒マスクをした綺麗な目の女性がいて、私は当然、是会お会いした店主さんだと思ったのですが、なんか、対応の感じが、薄い?あれ??
とちょっと思ったのですが、いや、2年ぶりだしな、と気を取り直して大人しくラーメンを頼もうと思ったら。。。
え?あれ?
美人店主さんが、2人?!ええっ(´⊙ω⊙`)
と思ってたら、なんと妹さんがいらしてお店のお手伝いをされてた!!
ごめん、どっちも同じように綺麗で間違えてた!😆
まるで双子さんのようだな。
しかもこの妹さん、本国で麺など生地を扱うためのお勉強をされてこられたそうで、今後、はまちゃん餃子さんでメニューを増やしていくのに寄与されるご予定とのこと。
なんとー!
今でもあんなに美味しいのに、バリエーションが増えるのか!
ということは、また行かねばならんということですね?( ・`ω・´)b
こんごのはまちゃん餃子にも期待です♪
⬆︎をクリックすると、ちぇりまっぷに飛べます。
詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
はまちゃんぎょうざ
千葉県木更津市潮見5-1-5
Time: 11:30 – 15:00 / 17:30 – 20:30(月水金)
11:30 – 15:00(火木)
11:30 – 16:00(土)
日曜定休
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