一時帰国に!ちょっとええもん土産!はこの赤帯をタッチ!

ホーチミンに来たら是非食べて欲しいベト式豚丼! 鶏も食べたし夜はお店が大盛況!~ 名もなきCom Tam屋さん in Huynh Van Banh

コムスン ベトナム料理:ローカル

幾度となくオーラを感じつつ、機会を逸してたお店に行ったら、やっぱりオーラがバンバンだー!あまり知られてないけど、日本人の多くの人の口に合うと思われるこれ!!うんめーぞー!

来越当初の大きな誤解

夕刻になると道端のあちこちで煙が上がってるのを見たことがありませんでしょうか。そう、晩御飯用の惣菜の肉やら何やらを炭火で焼いている光景。

私…ベトナムに来た当初、あれを見て、ベトナムの人ってなんて意識が高いんだろう!と思ってました。

すでにベトナム料理の魅力の虜になってた頃だったし、とにかく良い面、良い面を見ようとしてたキライがあった頃なので、こんな風に思ってたんです。

「さすが、味にこだわるベトナムの人たち。やっぱり炭火がうまいもんな!!」

と。そりゃもう我が事のように「すごいよねー!すごいよねー!」と自慢してたのですが、よう考えたら…

なんのことはない。ガスのインフラがありまへんがなヽ(・∀・)ノ

もちろんプロパンを使うことはできるのですが、炭火だと、

・外で調理ができる(省スペース、屋内が汚れない)
・「うちこれやってます」アピールができる
・何より美味しい

と色々利点が。
日本だと「屋外調理の是非」とか色々あると思うんですが、そこはベトナム。「美味しい」が優先されてます( ・`ω・´)b

オーラバンバン、名もなきCom Tam屋さん

さてこのお店。何度も見かけてたのに、なんだかんだで機会を逸して買えてなかった。そしてやっと先日機会に恵まれたのですが…?

おーっ、焼いとる焼いとる!
ここ、15時半くらいから準備始めて夜ご飯用のお店って感じなんですよね。ランチはやってない。

ラッシュアワーに交通量が尋常じゃなくなるこのお店の前の通り。見てるとドライブスルーする人がたくさん!!!行列ができるなんてことはないけど、とにかくちょいちょい買っていく人が絶えないのです。

え、20kなの??
まぁ物にもよるのかな?

このおっちゃん、センス片手にいつもパタパタ、肉を焼いているのですが、今日通りかかった時に思わず「うっわ、うまそ!」と声に出してしまったら、こっちに目線こそくれないものの、

肉を見ながら「ニヤリ」と笑って自信のほどをのぞかせる。(釣れた、な…ニヤリ)って感じでしょうかw

そんな顔をされたらかわんわけにはいかんでしょーw
ってことで、焼いてる肉を指差しながら、「Mot Com Suon!」

Mot=1、Com Suon の Suonはリブ肉のことを言うかな?というわけで、リブ肉弁当一つ!モッ・コムスン!

ベトナム語をカタカナで記す弊害は承知の上で、元気よく自信を持って指差しながら言うたら伝わる(๑•̀‧̫•́๑)

まぁ、これが鶏肉だと、Mot Gaとかになるんですが。2つになると、Hai (2)Gaとかになるんですが。とりあえずわかってくれます。おいちゃん、優しい(*´ω`)

店内を見ると、おぉおぉ、デリバリーようか、10個20個と詰めた弁当が積み上げられてる。

やっぱり人気なんやなぁ!

ちなみに看板はない。住所から店名を割り出そうとしたけど、ネット上にもあまり転がってない。名もなきCom Tam屋さん。ほぅ。

ベトナム風豚の蒲焼き

と言うわけで、見て。

この様子をうっとり見ながら焼き上がりを待ってたら、なんとお友達登場w ここをよく利用されてるんだってwww

ローカルの方だけじゃない、日本人にも人気だったヽ(・∀・)ノ

よーくよーくタレに漬け込んだ豚肉を丁寧に丁寧に焼いている。炭の具合がさすがのプロで、とても良い具合に起きており、且つ、脂の落とし方も大変巧み。

落としすぎるとその辺一面煙に巻かれて、窒息死しそうになるのんな(-“-;)

似たような絵面だけで美味しそうだからあえて載せちゃう。

買いに行ったのは17時すぎくらいだったかな。いつも準備を始めた後はこの肉が山盛り焼かれてるのですが、この日はすでに無くなってた。。。ので焼き待ち。

ああもう私、これ、延々と見てられる。
ってか、あまりに近くで見すぎて身体中にこの豚の焼肉の匂いが染み付いてしまって…

この匂いで米食べられるわ状態( ̄ー ̄)
スモークド・ちぇり。
脂ノリノリ。

とんでもない20k弁当

で、やっぱり20kでした。まぢか。
でも流石にカットされて2、3切のお肉だけが乗ってる程度ちゃう?と思ったら…?

うおっほー!!!!(((o(*゚▽゚*)o)))
丸々一枚!!

そしてビジュアルもすごいが、香り!!香りが!!!
甘辛のタレが炭火で焼かれて煮詰まり焦げた、あの香りが!!

タレは十中八九、ヌクマムを使ってるのですが、焼くとあの独特の強いにおいは殆どなくなります。

代わりんそこには旨味が残り(ヌクマムは旨味の塊みたいな調味料)香ばしさと米が進む塩気がよくよく沁みている。

また濃厚発酵調味料の作用か、肉が柔らかくなるんですよね。加えて塩気がしっかりあることで傷みもかなり防げます。

ちぇりBBQの手法もこれ。肉は安いが美味しく食べたい。そんな時のBBQ術。肉の下味バリエーション10種類くらいでいつもやってた。

ってか最近、豚肉高騰してると聞いてるんだが、20kで食べられるのか?大きさはあるけど、実はあまり質が良くないお肉とか…?

やっ…柔らかっ(*´ω`)
そして、おいし!!ご飯、小粒丸っこなお米でサラサラ!!飲み物!!(ダメです)

そして…

米に沁みてるこのタレのとこさ。想起されるのは、うなぎのタレが染みたご飯よ。豚の蒲焼き。これは日本の豚丼の原点ではなかろうか。

とはいえ、濃すぎる味付けにはせず、肉の旨味がわかる程度に抑えられてるので、たっぷりのご飯を食べるにはちょっとおかずが足りない?

ノンノンノン( ・`ω・´)b
このネギがまた上手くってね?

油と塩でチャッと炒めてるやつ。
これで米が、また行ける。そして…?

ヌクチャムだーっ。
ヌクマムベースですが、ちょっとの唐辛子にニンニク、生姜、ネギなど、その配合はお店によって違うけど、それらと甘みを加えたやつ。

揚げ春巻きを食べるのによく提供されたりするから食べたことある人は多いはず。

で、これが…
飯にかけると、うまい(๑•̀‧̫•́๑)
なんならおかずなくてもこれかけたらご飯何杯でも食べられる(やめなさい)。なので、おかずの不足は心配なし。

さらに…?

見よこの美しいお野菜たちを。
人参と大根はなます状態。スライサーを使ってるとはいえ、キュウリもとても美しい。

米と豚肉が口の中でくんずほぐれつしているところに、爽やかな清涼感を与えてくれる貴重な存在。それで口が戻ったら、また濃厚な一戦を米と豚肉に交えてもらうわけですよ。

瞬殺。
これ、本当に瞬殺だから。

でもめちゃくちゃ満足感高い。
これで20k。

他にもたくさん似たようなお店、美味しいお店はあるかもだけど、少なくともここはごっつい美味しい。ゴリ押しておくっ。

ホーチミンのローカル飯リストに是非!

原価、どうなってるんだ。そして一食いくらの儲けのご商売なんだ。

それを日々淡々とプロフェッショナルな手つきで焼き続ける親父のかっこよさよ。雑さを見せず、綺麗に整えるプライドよ。

そら人気あるやろーっ。
米の上に色々乗っけるあたりがアジア飯極まれり、なんだけども、その割には節度がある。品がある。

お店だから当たり前ではあるのだけれども、ぴしゃりと焦点合わせたレシピにキレがある。

こらもっと早よから食べとけばよかった。今度は卵もプラスしよう。いや、鶏もいいな。だって1食20k。これは色々食べてみねばなりませんー!!胃袋、4つくらい欲しいー!!!

ドラムスティックも美味しかったし夜の様子が!!

初訪問から数日後

初回はとにかく豚肉が美味しそうだったのですが、積み上げられてたチキンのドラムスティックも大変に美味しそうだったし、煮卵も美味しそうだった。

ので数日後に再訪。
今回は夕方18時半くらいに行って見たんですよ。その時間帯、このお店がある通りはものすごい大混雑をするんですが、その混雑をモノともせず列を作るドライブスルー購入者。

近づいていくと、おいちゃん(下の写真の赤いシャツの人)は変わらず黙々とお肉を焼いてましたが、私のことを覚えてくれていたのか、にこーっと挨拶。

そして店内が満員状態。
お店で食べるのがいいのかななーと思ってたんだけど、あまりに賑わってたので、こりゃお家に持って帰って食べよう、とテイクアウトに。

今日は前とは違うの頼むぞ!と息込んで、通じるかなー?と思いつつ「モッガー、モッチュン!=(1Ga、1Trung=鶏1、玉子1)」とひとまず言ってみると、

「Mot Ga Mot Trung!」

とニコニコ笑いながら復唱。どうやら通じたらしいヽ(・∀・)ノ
忙しいのにちゃんと耳を傾けてくれて、「ちょっと待っててな!」みたいな声をかけてくれる。優しい(*´ω`)

と言うわけで、写真。

むっほー!!美味しそう!これで26k。鶏だけだったら多分20k。煮卵さんが6kかな?ちょっと写真煽りすぎたので全体像を冷静に。

うん、冷静にみてもやっぱりでかいわ。
そして美味しいわ。

肉質がパサつかず、ちょっとハム的なものに感じるのは、加熱前にしっかりと塩分のあるタレに漬け込まれていいた証拠。

適切な塩分の浸透は、味をつけるためだけでなく、お肉の繊維同士を吸着させ、加熱による水分の逃げを防ぐ役割があります。調理後の肉の状態を見ると、そこまでにかけられた手間や時間がある程度まで読めるのはそう言う変化から。

ああ、うまい。
玉子もうまい。
鶏もがっつり食べ応えがある。

米は我米。これがサラサラしているのもよく、そこに添付のヌクチャムをかければ、それだけでビールのおつまみに(糖質 on 糖質、危険)

やっぱり美味しい。
やっぱり優しい。
そしてローカルの方達にも大人気のお店のようです。

やっぱええ店じゃったんじゃなぁ(^・^)

 

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お店情報

お店の名前がありません
25 Huynh Van Banh, Phu Nhuan
Time : 15:30くらいから?日によって違う様子
Spent:20,000vnd / person

 

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