スッポンは高級食材、と言うのは日本の概念。実はベトナムでも食べられるんですよ!!
ベトナムでスッポンはBABA
以前から気になっていた食材、それはスッポン。いや、スッポン自体は食べたことあるけど、ベトナムにの方もスッポンを食べる、と言う事実がまず嬉しかったし、日本では出汁で炊き上げるのが定番の料理を、こちらではどんな風に食べるのかに興味津々。
ちなみにこれまで食べたことがあるのは煮付けと唐揚げ。こちらでも魚を甘辛く煮付けた料理が定番であったりするから、そんな風にして出てくるのかなーとか、もっと他の調理法があるのかなー、とワクワクしてたんです。
まぁ、ベトナムでのスッポンの呼び名が BABA なので、軽くけんか売られた気がして(いつか絶対食い倒しちゃるっ)と心に誓っていたこともあるんですが…(どーでもいいわそんなこと…)そんなある日にチャンス到来。
突如のお誘い、単品も充実!
お友達が食べに行くと聞いたので、その様子を聞いてから私も行こう、と思っていたら、その友達が食べに行ってる最中、現場から連絡くれた。
『量が多いみたいだから食べに来ないー?』
そのお誘い受けてから着替えて旦那さんに連絡入れて晩ご飯の段取り、それから部屋を飛び出て行くまで約5分。。。そこから車で約10分弱…。
あれ?店名はBia Hoi Ha Noi らしいけど、表の看板にはその名前が書かれてないな。。。こりゃどっちの名前も知っておいた方がいいかも(^^; そしてあまりにも早くすっ飛んで来過ぎて、スッポンのお鍋、まだ煮えてませんでした(–)/
お前どんだけ尻が軽いねんっちゅー…
(いやそれ、表現間違ってる)
ってか、鍋なのか!!
やっぱり鍋なのか!!
まぁあのエキスを充分に美味しく堪能するにはこの調理法が一番なのかもしれないなー。で、煮えるのを待ってる間にその他のものを。
Bap Boという、最近スーパーのは無売り場で見かけて気になってた牛肉の加工品。ジャーキーの様な薫製のハムの様な美味しさを持つドライミート。うめえ。ビールが進む(笑)
イカ天は、全体はすり身なんだけど、ゲソをそのまま混ぜ込んでたりして、食感にアクセントが出るようにしてある。味付けは素直なので、チリソースやライム塩をつけて。これもビールが進む。いや、多分何を食べてもビール進みそう、ここの料理(笑)
面白かったのはベトナム式チョリソー。
豚の血液が使われていると言うことでちょっと警戒もしたのですが、考えたらこの料理は十分加熱されているので多少食べるくらいなら大丈夫だろう、と判断し(ここは自己責任でお願いしますねw)食べて見ると…おおっ、韓国のスンデの要な味わいもあり、ベトナムチックにハーブもふんだんに使われてるのでコッテリな中にも爽やかさがアリ。
はい、みなさんもご一緒にー?
ビールが進む!ヾ(@⌒▽⌒@)ノ
いよいよスッポン鍋!!
そうこうしている内に、お鍋が炊きあがった様ですよっ。はい鍋、オープンーヾ(@⌒ー⌒@)ノ
おっ、おーーーー?!お出汁が黄色い?そして厚揚げさんやらお芋さんのようなものが沢山!うわーっ楽しみーーー!!(≧∇≦)
「マテ」
ばう??U・д・U
まだこの段階では食べるな、と。まだ鍋は仕上がっていないと鍋奉行(=店員さん)。
そ、そうですか。待ちます。待ちますよーっ。まだツマミはいっぱいありますし、ベストな状態で頂くには店員さんに従うのが一番!見てると。。。
おっほーーーー!!!
山ほどの葉っぱ類!
日本だとこれ、食べる為の春菊やら白菜やらだったりするのかもだけど、結構細かくきざんだ香りもの類っぽくて、メインは紫蘇のようでした。紫蘇かぁ!
で、いよいよ出来上がりまして頂いてみると。。。
へえ!!!へえ!!!
こんなスープでスッポン食べたの初めてだわ!!
ベースは豚骨スープかなー。バラの角切りも結構入ってて、鼻にはつかないけどやわらかで澄んだこちら特有の豚骨スープ。そこに穏やかな酸味。塩気は少なく旨味だけで食べさせる感じ。そこに大量の爽やかな紫蘇の香り。
こちらに連れて来てくれた方も「ちょーっと意外な味ですよー」と期待感を煽ってくれてたのですが、その煽りに違わぬ意外さっ。それでいて馴染みがあるというか、抵抗感の無いお味。黄色の素は辛いスパイスではなく、サフランかなぁ。
全体をまとめる役割はしてそうだけど、そんなに主張してない感じ。主張してると言うとしたら紫蘇がバーンと。
ほこほこしたお芋の様な物は若いバナナ。酸味はこれからも出てるのかなぁ。そしてプワプワの厚揚げーヾ(@⌒ー⌒@)ノ おでんとかでも厚揚げ大好きなので超嬉しい♪
メインのスッポンはそんなに主張しない味なんですよね。これは日本でも同じ。ただゼラチン質がタップリでぷるっぷるー(*´艸`*)
ぶつ切りにしたものがまるごと使われてるので、頭もコンニチワしたりします(–)/ 飛び入りのオマケゲストのくせに、美味い頭を独り占め。。。お前どんだけ図々しいんだよ。。。
あとね、びっくりしたのは肝っ。
肝って、どの魚も動物の物もクセがあるっていうか、他の部署に比べると苦かったりアクが強かったりすることが多いかと思います。更にそれがスッポンのものとなると、なんかめちゃくちゃ食べ難そうなイメージがあったんだけど…
意外にも、奇麗なお味っ(´⊙ω⊙`)肝特有の味の濃さはあったけど、苦みとかアクとかが極力少なく、旨味の方が強い感じ。へーっ、へーっ、へーっ!!!
(んで、そこの美味しい所も食ったのね…)
ちなみにこちらのBABA、常にあるわけではないようなので、確実に食べたかったら朝、または前日に電話をして予約するべし、とのことでした。しかしこちらのスタッフ、ベトナム語オンリーだからハードルたけー(´Д` ) 知り合いに頼んで連絡してもらうとかしないと難しそうだな。。。
ただし、お鍋の種類、スッゴイ豊富で、カニ鍋とか海鮮鍋とか鶏鍋(?)とかいろいろ有るっぽい。メニューには他の動物の肉料理も豊富で、お店のこじんまりさに見合わないバリエーションの多さがあったのですが、特に鍋物を壁に張り出してたからご自慢なのかもですね。スッポンが無くても他のお鍋もおいしいかも♪
ちなみにメニューもベトナム語オンリー。
勉強しとかなきゃ。。。
そういえば今回は飲まなかったけど、ハノイのビールもある様です。2リットル入って130k。。。安いな。今度飲んでみたい♪
ほいで、残ったスッポン鍋はお持ち帰りもできます。
そらーそうよな。滋養タップリの美味しいスープ、残して捨てるなんてもったいなさ過ぎて出来ないわっ。
ビニール袋入りだけど(–)/
うん、慣れてる。東南アジア生活長かったから慣れてる。
これ、使った後はゴミとしても嵩張らないし、なかなか私は好きなんですよ。ビニール袋コンテナ。見た目ちょっとアレですが。SHOPカード代わりにおしぼり袋を写真に撮って気がついた。
こちらのお店、全てが同じメニューを提供しているかはわかりませんが、周辺に3店舗もあるのねー!!!知らなかった!!!他のお店にも行ってみよう。
ってか、まさかこんな身近にスッポンの店があるとは思わなかった。(今回行ったのは一番下にあるPhuong Khac Khoan通りのお店)。2区にもスッポン専門店をこないだ見かけたから食べ比べもしてみたい。美味しかったし面白かった、ベトナムのスッポン料理ヾ(@⌒ー⌒@)ノ
ちなみに連れてってくれた方は、「今夜が楽しみでっせ!」的なことを言われてて女性のお友達も翌日聞くと、なんか胃がポカポカしてたわー、と言ってましたが、私は割と平常心。多少目が冴えて書き物が捗ったと言うことがあったのでそれかなとは思うけど、ヤギ食べた時の方が胃に重たかったかな?
翌日お肌はぷるっぷるになった気がしましたっ。ええ、プラセボがよく聞く素直な子なので、気がすることが大事なんですっ。ぷるっぷるっ(笑)
みなさんも機会があったらお試しアレ♪ 日本で食べるゴッテゴッテリの濃いスッポンより、もしかしたら食べ易いかもしれませんよー♪
(2015年6月)
久しぶりのスッポン2回目!(要予約)
4年前ですよ、この記事書いたの。
なんて早いことか。
ホーチミンでスッポンはどこにでもあると言うものでもないけど、さほど珍しくもなく、そんなに高いものでもない。多分ハノイの方がポピュラーなのかな?
先日すっごい残念…いや、あんな調理の仕方をされたスッポンの身になって見たら(スッポンの身に…???)非道と言って良いスッポン料理に遭遇してしまったので口直し。(あるんですよ、書けていないボツネタが。。。)
まずはハノイ式のビールをぐびぐび。どこで作ってるのかとか詳しいことは知らないんだけど、この容器で出てくるとテンション上がる。
ぐびぐび。
そういえば前日にスッポンの予約に行ったのですが(スッポンは日々出るものでもないようで、事前予約が必要のようです)英語のメニューも若干ありました。
なんせ朝から開いてるからね。ランチタイムなんかには、たくさんのおかずが小皿に並べられてて、それを好きなだけ取って、取ったぶんカウントされるシステムみたい。
予約内容をベトナム語で書いたメモを持って、拙いベトナム語で予約をしてたら、「どーしたどーした!」っつって常連らしき、ランチを食べてたおっちゃんが片言英語で助けてくれたなぁ。
私のベトナム語とどっこいな感じの英語だったけど(笑)、ああ言うときに躊躇せず助けに立ってくれるのがベトナムの方のいいところだわな。ほんま親切や。
さて、4年前に比べるとだいぶメニューも読めるように。細かいところはグーグル先生頼りだけどw
Ga=鶏料理、Vit=アヒル料理
BA BAってのがスッポン。どうやら時価っぽい。
今回頼んだのは、3番の、Ba Ba Nau Chuoi Dauってやつ。お鍋なんだけど、Lauは使わないのねー。
Tom=エビ、Cua=カニ。Ca=はお魚(川魚?)
…と、ちょっぴりわかるなぁとか悦に入ってたら、うん、やっぱりわかんないのあった(笑)。Trauってなに、Trauって?!と思ってグーグル先生にご登場いただいたら…?
バッファロー!!!へー!!
Ech=カエル、Luon=タウナギ、Bo=牛肉。。。
Thit Cho=い。。。犬肉。。。
Oc=貝、Ngheu=ハマグリ。。。
犬肉などの、ホーチミンではレアなものはやっぱり予約制かなぁ。変わったものばかり扱ってるようですが、Dau Hu =豆腐料理や、Heo=豚肉料理もあるのでご心配なく(笑)
でもこんなもの頼んだけどね。
イエーイ!!ハノイで食べた、豚モツをマムトムで食べるやつだー!!(≧∇≦)
なんだこれ、ホーチミンでも食べられるのか。ムフムフ。
う、うん、マムトムは美味しいけど、そだな、豚モツ手入れはハノイで食べたやつにはかなわないな。。。でもま、うん、つまみにはなる( ・`ω・´)b
この韓国のスンデみたいな腸詰も美味しい。内臓を詰めてる上に多分多少の血液も入ってるから、トライする人はそれを承知の上で。かなりしっかり加熱されてるから、危険は少ないと私は踏んでますけどね。
で、本題。鍋です!スッポン鍋です!
グーツグツグツ!!すご勢いで煮上げてます!
すでにスッポンも入っており、炊き上げて出汁も出して楽しむパターン。そして十分具材が煮えたところに野菜。ワッサーヾ(@⌒▽⌒@)ノ
で、お野菜がシンナリしたら頃合い!!
はい、当然のようにワタクシのお椀には頭がwww 美味しいけどね、鶏もスッポンも、頭の部分。みなさん慎ましやかでご遠慮されて、すぐに譲ってくださるの、嬉しい(๑•̀‧̫•́๑)
下の写真の手前側にあるのは、メニュー名にあるBa Ba Nau Chuoi DauのChuoi Dauの部分、つまりチビバナナ!!(←正式名称ではありません)
鍋にバナナ?!と驚かれる方もおられるかもしれませんが、このバナナは若い状態で使われているので、加熱されるとお芋みたいにホックホクになるのですよ!
しかも驚くなかれ、皮ごと煮てる?!日本人には意外すぎる使い方ですが、これが全く抵抗なく食べられることに2度驚く。繊維質たっぷりだろうなぁ。
そしてスッポン、丸ごと入ってるから、プルップルの部分も多量。美味しいわぁ。スッポン、こんなに気軽に食べられるなんて。
あ、スープのお味自体は、葉っぱ類の酸味も加わって気持ちだけ酸味があり、程よい調味料類が味わい深い。日本のあっさりしたスッポン鍋とはまた趣が全然違いますが、美味しい(^・^)
でもあの豚モツの加減から考えると、ハノイの方がもっと美味しいのかもなー。
で、ちょっと物足りないので、別のものも頼みましょう、と、バッファロー料理を頼んだら、しまった!!また鍋頼んじゃった(・∀・;
しかし、この白濁したスープは。。。見たことあるぞ?中国で牛骨鍋をいただいた時に、確かこんな感じだったよな?
ってことはもしや。。。
これ、牛骨ならぬバッファロー骨出汁?!
お肉は綺麗なんだけど、決して柔らかそうなものじゃないから、軽くシャブシャブして食べる感じですかね。煮過ぎはあまり美味しくなさそう。
ですがこのスープ、美味しい!!優しくて滋味深くて!!好きっ!!
また、このオニオンスライスがまたいい仕事してそうだなー。こうやってお肉に置いておくことで、玉ねぎのプロテアーゼが若干でもお肉を柔らかくしてくれるかも。
本来はすりおろしたものをまぶしてくのがいいんだけども、ないよりはマシだし、何よりこのバッファロー骨スープ(仮定)と玉ねぎはよく合う。
これは。。これだけをまた別の機会に食べに来てもいいな。これは予約が不要だった。もちろん品切れのこともあるかもしれないので確実に食べたいなら予約がいいとは思うけど。
うーむ、この店実はまだまだ面白いものがありそうだな。ランチも行って見なくっちゃ。
なんにせよ、最近は形だけ綺麗なお店ではなく、こうしたローカルのお店のローカルフードでもてなしてもらいたいとう接待客の方も増えていらっしゃるようなので…(よくお尋ねをいただきます)
どうですかね、スッポンでおもてなし。前回の生地の部分につまみになりそうなものも少し紹介してますし、あまり改まらない席のお食事には、面白いかもしれませんよーヾ(@⌒ー⌒@)ノ
お店情報
Bia Hoi Ha Noi
35 bis Phung Khac Khoan Q1
Time : 10:00 – 21:30
Spent : 500,000vnd /person
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