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ホーチミンにこんなタイプのイタリアンが?! ~ Pho Ong Tay Italian Restaurant & Pho Bar

ベトナム料理:カジュアル

最近2区が面白い。9年住んでて今更ですが、行くたびになんだか小旅行をしている気分!今日はパスタとデザートが絶品のイタリアン、行ってみましょー!

どこここ

こが3つ。
2区は、1区側にいる身としては、いまだにちょっとだけ非日常。様子もオシャレで土地も広い。一軒ごとのお店の敷地も大きくて、いつもゆったりとした時間を楽しめる貴重な場所。

ですが、意外に知らない(-“-;)
よく行くし、大大大好きなお店もあるけど(さてどーこだ?)意外と決まったところにしか行けてない。今回のとこも「どこここ?」状態。

しかし最近2区を良く知るお友達からあっちこっちに御誘いいただき、探検してみるとまぁ出て来るわ出て来るわ!まだまだ見知らぬ2区のお店!!

これを知らずに「ホーチミンをご紹介しします!」とかどの口が言うとったかー!!(このクチー(^皿^))と言う感じですよ。と言うわけで、行きます!

イタリアンとベトナミーズが楽しめるお店

場所はとあるヘム(袋小路)の中。

看板。ねぇ、看板。
葉っぱで見えなくなってるから!もうちょっと、もうちょっと看板前に出してあげてっwww

入り口に少しテーブルがあって、右側奧はカウンター、細長い鰻の寝床な店内はベトナムのお店によくあるスタイル。

あ、ちなみにここエアコンはないお店ですので、暑いのが苦手な方は要注意。私もエアコンある方が好き。

でも、あえてご紹介したいと思ってるところに、このお店の価値を感じてくださいっ。

タイル柄を壁にあしらってるの、可愛いですよね。ちょっとここの柄はカラフルだけども、それもまた良い。そして映画好きには嬉しい写真がたくさん飾られてるのもツボ。良い。

イタリアンなメニュー中心+ベトナミーズフュージョン

さてメニュー。
こっちは英語メニューで同じものが裏にベトナム語で書かれています。どうやら旦那様は欧米系なのですが、奥様がベトナムの方ということで、バイリンガルなお店っぽい。

ただメインはイタリアン。スターターからめっちゃ気になる物が多くて迷う迷う。

ブルスケッタもあるけど…おー!!ビーフカルパッチョがある!!うううう、これ、今気がついた。書いてる今気がついて、お店にいた時気づけなかった。

あれほど…あれほど、初見のお店では、どんなに浮き足立ってもメニューを見逃さないように深呼吸してゆっくりメニューを眺めるべし、なんなら壁の張り紙なんかも良く眺めよ、と戒めてるのに…

楽しいメンバーで行ってたもんだからついつい気を抜いてしまったわ。次回必ずや頼みましょうぞ。

実はメインのパスタメニューも数が多すぎて色々見逃しちゃってました。こんなにあるのか(´⊙ω⊙`)

よく、ホーチミンでパスタは鬼門、とか言われがち。ブヨブヨに茹でちゃってるのが多いとかなんとか。

しかし聞くところによると本場イタリアでもアルデンテで食う地方なんて限られているというじゃないか。そしてホーチミンは小麦の麺より、グルテンの伸びが関係ない米麺が多いお土地柄。

アルデンテだけが至上などという価値観は狭量とすら言われかねない、単なる好みの一つでしかない、と最近は思っているところ。しかしまぁ、自分的には美味しいよね、アルデンテが(。-_-。)

なので私がパスタの茹で具合云々に関して話しているときは「あくまでこいつの好みの話だな」と思って聞いてやってほしい。うん。

リゾットやラザニアも気になるが、メインの肉料理にはビーフウェリントン的なものもあり、大変に心惹かれます。しかしそれらはできればワインと食べたい。夜だな、夜。

右下にはフォーメニューもいくつもあります。ただし純粋なフォーじゃなくて、アレンジ・フォー。いろんなスープのものがある。

いいねぇいいねぇ。こういうアレンジものの中に、美味しいのんがあったりするのさ。海外の寿司を揶揄する向きがいるのは知ってるが、カリフォルニアロールとか美味いやん?

そして美味しいもんは、一つでも多い方が嬉しいやん?といわけで、私はある料理の海外アレンジには割に賛成派。もちろん、美味・不美味の結果にもよるのだけども(^・^)

パスター!!!!

さて今回はランチだったのでパスタ2品、私の好奇心からフォーを1品。そして小見出しで「パスター!!」と我を忘れて叫んでいることでお察しいただきたい。

まずはこれ。シンプルなガーリック・オリーブオイルのペンネ!私だったらうっかりゴテゴテいろんなソースを頼んでしまいがちなところ、サクッとこれを頼んだお連れさん、かっこいい。そして…?

美味い!!!!
これ、めっちゃ美味い!!

このシンプルさでこの美味しさ。プリップリの茹で加減がまた良い良い!!ええ、さっき「アルデンテだけがパスタじゃないぜ」などと言った舌の根が乾かぬうちに言いますよ。

アルデンテ、美味い!!(爆)

ってか、こう、麺をちゃんと躍らせて茹でてる躍動感がありますな。今時時短だ、鍋を汚さぬ手法だと、いろんな手法で簡単に麺を茹でる方法が珍重されるけど…

私はやっぱり、たっぷりのお湯でグラグラ茹でたものが好き。料理となって皿に盛られた際の躍動感が全くなるべ違う。

そしてお次は、これだー!!!!
カニーーーー!!!!

フレッシュクラブミートのパスタというからさ、もうほぐしたカニのみのものが出てくるのかと思ったら、ちゃーんとカニの甲羅からもとったエキスをソースに滲ませたものだった!!

おい、美味いぞこれ!!

こちらもプリップリの茹で加減。それに絡むクリーミーなカニソース。ゴロゴロとまとわり付くほぐし身。もちろん爪のええ部分もごろっとあった。

そして先ほどのペンネにも共通してますが、添えられてるバゲットがいいね。縦に長〜くスライスされてて、薄いもんだからさっくさく。

パスタも炭水化物なのに、なんでパンつけてくるんだよ!!と、普段は苦手なんですよ、パスタにパンを添えられるの。パスタのソースはパスタのために使うし、なんなら食べないことも多いパン。

しかし、これは美味しい。サクサクなので、滑らかプリプリ柔らかパスタでは補えないクリスピーな食感を、腹を苦しくせずに楽しめる。気が利いてるじゃないか。良い良い。

そしてもう一品はブイヤベースのフォー。ちゃんとサフラン使ってます。ただこれ、スープ自体は美味しかったが、米の麺と一緒に食べるとちょっとアタックが弱いかな?

麺の量も多くって、せめてライム塩やヌクマムが添えられてればよかったけれども、ちょっと焦点がボケてたかな?ただ優しい味が好きな人には向いてるし、ライムとチリで補強したので無問題。

でも…ここはパスタだな。うん。もっと食べてみたいパスタがいっぱいありましたわ。ラヴィオリも気になる。あとこんなパスタを出すお店のリゾットはどんなのかなぁとか。

最近別のお店でひどくハズしたリゾットに当たったのでリベンジしたい。美味しいとこで(。-_-。)

ともあれ、イタリアンのポテシャルがハンパない。ホーチミンのイタリアン、すっごいハイソかファミレスか、レベルの二極化を感じてたけど、あるじゃないか。「ちょうど良い店」。

ピザを置いてないのもいいんだよね。ピザを舐めていない証拠。冷凍生地だって手を抜こうと思えば抜いた生地だって使えるハズだが、これだけの料理バリエーションを持ちながらピザは全く置いてない。

これはピザに対する敬意があるからこそとお見受けした。正直(手抜き)ピザを出せばあまりコストはかけずにメニュボリュームは出せるハズ。ですが、そこをあえてしていないところがカッコいい。

色々つぼるな。多分ここすぐまた来ます。

デザートはハズすな、絶対にだ!!

さぁて昼からぽんぽんパンパン、パスタの量が結構あるのよ。欧米人が多そうだから、ボリューム感はポイントっぽい。アジア人のちぇりのお腹はハチ切れそうだよ。

デザートは別腹ですが(๑•̀‧̫•́๑)

メニュー見たときも気になっていたけど、壁にもデザートメニューがあって、ずーっと見ながら食べてました。メインのパスタを。

安いんだわ。価格帯が60k〜75k。イタリアンの定番のティラミスなんかもあるけれど、ミルフィーユってのがきにじゃないか。さらには Lava Cake (フォンダンショコラ)もありますし、レモンメレンゲタルトとかあるー(≧∇≦)

「全部、行きましょう( ・`ω・´)b」

我が友たちの心強いことといったらこの上ない。
というわけで、これだー!!!

待って待って待ってー!!これ、60kとかのレベルじゃないから!下手したらコンビニスイーツのお値段よぉ( ̄Д ̄;) 

ちゃんとちゃんと作ってるのは一目見たらわかります。だから時間がかかるのも納得です。お時間があまりない方は、料理食べてる途中から、もしくは最初に頼んでおくのが良いと思う。

料理のあとすぐ出してね、と伝えて最初に伝えておくのが良い。客側ができるマネジメントというのもあるのよ。客の腕の見せ所。上手に発揮し、美味しく食事。

お店の人に気持ちよく効率よく動いてもらってこそ享受できるものというのもあるのです(๑•̀‧̫•́๑)

では参りましょう、ミルフィーユ。ザバイオーネのような豊かで滑らか、ひんやりとしたクリームをぽってり挟んだ、ミルフィーユ。

「千の葉」の名前を体現するのは、パイ生地ですな。とてもこの高さ(物理)では食べられないので、崩しまして、刃を入れると…?

良い音!!
なんて小気味好い!
そして口の中でサリサリと崩れ行きつつ、ぽってりクリームに紛れながらとろけるようになくなる食感。うんまいがなっ。

レモンメレンゲは小ぶりのタルトながら、すごいぞー、これ。本当にすごいぞーっ。パートシュクレがありえない軽さだ。しかしアーモンドプードルのコクは豊か。なにこの高級な味。

さらにレモンクリームは濃厚、メレンゲはパウダーシュガーで立てられているかとは感じたけれども(イタリアンメレンゲではなさそう)酸味のあるクリームに泡泡しい甘みをスッとなじませていく巧みな絡み。

そこをしっかり支えるパートシュクレ。待って。これ、ちゃんとしたお菓子屋さんが「どやあああ!!!」って言って出すやつ。イタリアンの料理メインの、しかも200円台の金額で出すお菓子やない…。

そして、Lava Cakeだ。ホーチミンではいろんなお店で食べられるから珍しくないけど、それだけに質に差も大きい。特に2区のイージーなカフェの中には、冷凍もんを雑に戻して出してるだけ、なんて無粋なお店も少なくない。

しかし。。。

ここまで料理、デザートとちゃんとしているところが、そんな雑なことをするわけもなく、いやしていたとしても、この仕上げは本当に素晴らしいし、むしろ冷凍物をここまで仕上げられるのだったら神である。

極小の小麦で支えたメレンゲ、周りは薄くサクサクで、中には濃厚ショコラがとろり。ミントと生地の間にはオランジェット。はい美味しー!!はいはい美味しー!!!

ここ!!お茶だけに来ても良いかもですよ!あとね、コーヒーが美味しかった!!

あとの二人だけが最初頼んでて、美味しいよ!ってんで味見をしたら、ストローから口を離したと同時に「すんません、あと一つ同じの!」と頼んでました。

このアイスコーヒーも美味しければ、このレベルのスイーツをこの価格帯で。。。ありえん。なんなのこのお店。

ええ、その言い回しをいろんなお店で使って来たけど、まぢでなんなの。これまでここの味を知らなかった自分が腹立たしいわっ。

こりゃティラミスもきっとうまいぞ。全世界女子の8割(無根拠)は好きであろうヌテラのクレープもあるらしいぞ。全種類のデザート頼んで、スィーツざんまいしても良さそう。

再訪決定。パスタもっといろいろ食べたい。お肉もガツンと食べに行きたい。大変大変、胃袋足りない!(いつものことな)。

2区のランチに困ったら、ここに行ってみるといいと思うよ!私は暑いの苦手だから、アイスノン持って行こうかな!(おい)

とにかくおすすめ。行くのです。飯でもお茶でもいいから食べに行くのですー!!ヾ(@⌒▽⌒@)ノ

 

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お店情報

Pho Ong Tay Italian Restaurant & Pho Bar
Hem33, 17 Quoc Huong, Thao Dien Q2
16/9 Nguyen Van Huong, Thao Dien Q2
Time : 11:00 – 00:00 (火曜定休)
Spent : 300,000 vnd / person

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