神戸の寿司は千差万別!今まで色々食べてきたけど、大衆寿司から高級寿司まで!で、今回は大衆寿司のカテゴリーだけど、ちょっと他とは違ってる?!名前に聞こえた魚心さんに行って見ました!
駅から歩いて行けるところに
三宮。それは坂の町。
いえ、長崎ほどとはいいませんが、ゆるくなだらかな坂が続くところが多く、街がほどほどコンパクトなために、あんまりバスとかが充実してない。結果、歩くことになる。
キャリーとか引きずってっるときは、なかなか大変なのですよ、移動が(´Д` ) まだ土地勘がない頃に、15分くらい歩いたら行ける、ってことで選んだホテルが坂の上で、しかもハイヒール履いてて、もう重いコンダラ(そんなものはありません)引いてる状態で半泣きになりながらたどり着いたことがあったわ。。。
異人館とか響きめっちゃおしゃれやけど、ヒール絶対回避案件だからな。足すぐに痛くなってデートどころじゃなくなるし、下手したら急坂降りるときに転げ落ちる(落ちました。。。)
という訳で、駅から近い、という条件のお店は大変助かる訳なんです。うん、なんか安居酒屋みたいな様子ですよね。だからお客さんとか、おもてなしのために連れて行くようなお店じゃない。
メニューもすごくお気軽な感じ
ランチは680円から。安っ!!そして見てて一番出てたのは1000円のやつ。でもこれ、メニュー写真より実物の方がすごかった。。。思わず板さんに、これ勿体無くない?って言っちゃったw
肉寿司なんてものもある。これも惹かれたが、兎にも角にもこの日は魚だ。魚に飢えておる。
季節もののメニューも充実、んまっそーじゃなー。しかものどぐろ、500円??1貫の金額ではあるけど、今時のどぐろ、そもそも手に入れるのが大変な気がする。。。
あとは定番の盛り合わせっぽい。ネタの内容考えるだけでも安いと思うが…
出て来てびっくりよ。まぁそれは以下のレポにて。
驚愕の握り寿司
まずは青物。そんなもん寿司屋で頼むのは後の方じゃろ、というのは、きちんとしたお寿司屋さんでの話で、こういうざっくばらんなところは、こんなわがままも受け入れてくれるところが喜ばしい。
は、良かったんですが。。
でかい(-“-;)
これ、シャリが小さいんちゃいます。具がでかい。もうシャリ、圧死しそうw でも比較対象がないとわかりにくいですね。ちょっと指先を入れてみまひょか。
でっ、でけえ(・∀・;
到底一口で食べられるものではありません。これもうナイフとフォークが必要なレベル。しかし寿司を一旦、指先で持ち上げて、それをまた戻すというのも不細工なこと。
というか、ほどほどの握りをして入れば、そんなに何度も持ち上げては置き、していては握りが崩れる。いやしかし、これを一口で食べるのなら、ちぇりの頬袋はパンパンに。。。
迷いながら、これも本当に見目の良くないことであるけれども、ネタの1/3位をちょっと齧ろ。。。うとしたら、ブリンブリンッで、簡単には切れてくれない。シャリをつまんだ手には力が入れられず、口元だけで髪切ろうとするけど、まぁその不細工さ極まれり。
場所はカウンター席ですわ。職人さんが目の前におる。彼が今その手で握られたもんを、無残に崩すことだけは避けたい。ので、ええいままよ!!(って表現、どういう由来なんでしょうね。今生まれて初めて使ったかも)と、全部口に放り込む!!!
んっとね、入りました。入りましたけれども…
モグモグするのが不自由なくらいにお口いっぱい。なんならモグモグの最中にものが鼻から出てしまうんちゃうかと思われるほどの口中過多(-“-;) 挙句にネタが下手にいいものだから、特にハマチなんぞは、ひと噛みするごとに、ドッタンバッタンハネッ返って大暴れw
もう、そのまま鼻の奥まで凌駕されて窒息死するかと思いましたわ。。。寿司で溺死。そんな死に方しても「あー、ちぇりさんやからなぁ、仕方ないなぁ」とか言われて、誰にも同乗してもらえないのは目に見えてたので、必死で生還しましたともっ(๑•̀‧̫•́๑)
こちらなんかは幾分小さめなサイズでしたが、それでもかなり大きい様相。さっきは、顔上げて軽く平泳ぎするつもりだったのを、いきなり頭押さえ込まれて「息継ぎなしで向こう岸まで泳げー!」と言われた感で驚きパニックになったのもあったので、今度は最初から潜水をするつもりで挑む(๑•̀‧̫•́๑)(あんた今どこにおんねん)
美味しいんですけど、なんかもう味わうというよりは、いかに窒息せずに1貫ごとに生還するかが至上命題になってきました。。。気分はあれだ。ペンギンが魚丸ごと飲むみたいな。御免なさい。可愛く言い過ぎました。トドが魚を丸呑みするみたいな、ですね(-“-;)
アジなんかも手強かったなぁ。。。こいつら、噛んで2つに分かれたら、プラナリアみたいに、生命体が2つ増えるんちゃうか?ってくらいにどんどん活きが良くなってる気が。。。
戦いです。こちらのお店で寿司を食うのは、寿司との戦い。勝ち残らねば、墓碑に「寿司に溺れし哀れな者」と刻まれてしまう辱めが待っている。。。
しかし戦歴を重ねるごとに、手慣れてくる…、もとい、口馴れてくる我が戦力も捨てたものではない。もう4つ目くらいになると躊躇もなくなり、潜水泳法が必要な場合には、どこの力を抜いてどこに注力すれば良いのか、かなりわかってくるようになる(๑•̀‧̫•́๑)
そこに登場したのが、こいつ。
わかります?これ。ムーミンちゃいますよ?バーバパパでもない。牡蠣。北海道産の、牡蠣。に、しても、こんなでかい牡蠣、ある?(・∀・;
さぞやこれ大味なんでは、と思いきや、今日の板さんのイチオシだそうで、そういうことなら、と頼んでみたけど、目の前にした途端に「ほんまかぁ?」と疑いの眼差し。そこまでに4貫食べて美味しかったのは事実だけれども、これはちょっと。。。(パクリ)
ブシャー!!!!!
ドワーーー!!!何気に噛んだら、これ、牛乳瓶一本分を一気に口にぶちまけられたんちゃうかというような液体噴出っ。油断大敵。人間、慣れた頃が一番危ない、というのはまさにこのおこと。危うく鼻から牛乳やった(・∀・;
あ、今「そんな大げさな」と思ったでしょ?この時期にこの店に一緒に行く機会があったら、私、この牡蠣奢ったるわ。ぜひ体験してほしい。隣で蘇生準備しといたげるから、思う存分、溺れてほしい。
量としてはアホほどの質量患でしたけど、確かに板さん、オススメするだけあって、驚くほど清廉な味。この清らかさってのは北海道の牡蠣の特徴で、そこからなんとなく「北の牡蠣は清らかで、南の牡蠣はどっしりめ」という印象を抱くようになったんよな。実際には、ベトナムのニャチャンの牡蠣も清らかだから、そうは言えないと知ったのだけど。
イカや赤海老も美味しかったが、ホタテはさすがに大きさに限度があるから、普通やろなと思ったら。。。
2枚がさねで来やがった(-“-;)
鱈の白子はこぼれ盛り。
どこまでもボリューム追求。でもどれもとても手が入れられてて、且つ、板さんの握りが早くてねー。バンバン、ランチセットとか入ってて、あー、さっき私が頼んだの、ちょっと遅れるなーと思ってても「チャ!」っと出てくる。ランチ注文もバンバンこなす。
面白いもんで、ランチなんかでなるべく手を抜き、調理時間を短縮するのは他の料理だとクオリティダウンに繋がりかねず、もちろんその条件下でいかに美味しいものを出すかってところが見所なわけですが…
寿司に関しては、仕事が早ければ早いほど、その仕事の価値は高いんですよね。「速い」が「手抜き」に変換されない。むしろ技術がないと速く握れない。なのでラッシュの時など、叶うものなら絶対カウンターに座ります。お仕事ぶり拝見できるの、プライスレス。
締めの穴子もデカかったなーっ。折り返してる。さすがにこれは箸で切って3口くらいで食べましたけども、シャリ、居場所がなくなっとったがなw
魚がっつり飲みたいときには
どんなに長く人間やってても、たまに野生動物に戻ってしまう時ありますやん?(え?)で、魚を丸呑みしたくなったら(でもやると鱗とか骨とか面倒なんで)ここにくるといいと思います。
何より安いから足を向けやすい。本来の私の好みの寿司とはサイズが真反対にありますが、なんかもうここまで振り切れてた逆にありかな?と思わされてしまいましたw
ってか、お店の方の気遣いもよくて、特にランチは飲み物を聞いてくる際に「お茶にされますー?」と先に聞いてくれたりします。夜ならそらお酒を頼んで欲しいところでしょうが、昼に飲む人はほとんどいないはず。いたら自分からしっかり言うはず。
そう考えると大半の人がお茶なわけですが、多分ここはお茶に値段がつかないのかな?飲食店でなんとか飲み物代をケチろうと言う人もいると聞きますが、たいていの人は、無料のものを頼むって、ちょっと気が引けるところがあると思うんですよ。そこを…
お客さんに気を遣わせないようにしてるんでしょうね。板さんにもよるのかもですが、この日の方は本当に良い板前さんでいた。帰国してこの周辺に行くことがあれば、またきっと行ってしまう気がします(あの周辺、気軽な価格帯で美味しいお寿司屋さん、なかなか厳しいんで←絨毯爆撃してる)。
ええとこの奥様はあまり行かれないタイプのお店かもしれませんが、トド気分を味わいたいときには十分満足できるお店だと思いますよ( ・`ω・´)b
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お店情報
魚心 三宮店
兵庫県神戸市中央区北長浜通1-4-2
time ; 11:30 – 23:00
Spent : ¥3000 / person
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