最近でこそたくさんのキノコの種類が手に入るホーチミンですが、私が来た頃は食指が動くような美味しそうなキノコは少なかった。でもそんな頃からこのキノコだけは羨望の的!
フクロダケって知ってます?
フクロダケです。日本では、5〜6年前に栽培が成功した!というのがニュースで流れて来た記憶。今も多分、そんなに広範囲で大量には生産されてないんじゃないかなー。
もっぱら日本では缶詰のものが使われており、中華料理の炒め物なんかにたまに入っていると、缶詰のものでも「お♪」と嬉しくなったものです。
独特のキョルキョルした食感に、切って使うと中に少しある空洞に出汁なり調味料が入り込んで、本体自体の旨味と合わさり大変美味しい。そして…?
切ると、可愛い。
こいつら一生こんな人見知りな感じで袋の中で過ごしてるのかよ、とか思うといじらしい(*´ω`)
ベトナムでは生で売られてます。自分的にはこの珍しいキノコが、生で!調理できるなんて!!と、狂喜したものです。あまり時期位は関係ないようで、結構どの時期にも出回ってます。
なんてこった。もっと食べなきゃ!
キノコは洗わないが鉄則ですが
キノコ類は繊維質が豊富なことで知られていますが、その多くは水溶性。つまり、水につけると、溶け出してしまう。
その際に旨味も溶け出してしまうので、なるべく洗わずに、キッチンペパーなどで汚れを拭き取る、と言うことになってます。ですが…
土のようなものが結構頑固にこびりついているときは、拭き取りにくいし、ちょっと気にもなりますよね。
濡らした布巾などで根気よく汚れを落とすのが何よりではありますが、手間を省いて手軽に使える方法をとるのも一手。
そもそも日本で土ががっつりついたようなキノコを扱うことがなかったので、私もこっちに来てからベトナムの方に教えてもらった方法なのですが…
塩水を使います。
割合とか適当ですが、かなりがっつり塩を入れます。
これは味付けのためというより、浸透圧をかけてキノコの中のものが水の中に溶け出さないようにという配慮じゃないかなぁ、と。
濃いものと薄いものを合わせると、こいものから薄いものに流れていきます。つまりキノコが持つ旨味やその他より濃い塩水を使うことで、キノコ→水、というのを防ごうというもの。
これ、数値的に自分が実証した訳ではないのですが、感覚としては納得がいくなと。
で、ちょっとつけておくと、こんな感じで泥的なものが浮いてくるので、これをそっと拭き取ればオッケー。
あまり長くつけすぎないようにすることと、フクロダケは大変足が速いので、買って来てこの作業をしたらなるべく使い切るようにしましょう。
加熱調理をしたのちだったら冷蔵庫で少しはもつと思いますが、1〜2日のうちに使い切る心算で。3日目になると、全体が真っ黒な感じになり、ぺチョントなって別物です。
アヒージョでも美味しいですが、炒める毛でも
最初は今回はアヒージョにしようと思ったのですが、あの油、美味しいからついついパンにつけて食べちゃうんですよね。。。
という訳で、控えめにガーリック炒めに。
お好みのオイルにガーリックスライスを「低音から入れて」中の弱火でじっくり香りを出したら、フクロダケ投入。
そんなにガンガンやらなくて良いです。キノコの断面がちょっと水気を帯びて来て艶やかになったくらいで塩胡椒で味を整え、はい出来上がり。あら簡単。
やーーーっ、生のフクロダケを調理できるわ味わえるわ!!!
料理好きさんにはたまらんですよ、これ!!!
もちろん他の野菜やお肉と合わせ炒めても美味しいし、スープに入れてもツルンキョルンとして愛嬌があり、八宝菜的な、出汁を食べる、みたいな感覚の料理の時も、この子、自分の中にその出汁を蓄えるから、いい仕事をしますよー♪
せっかくの生フクロダケ、ぜひ楽しみましょう!
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