一時帰国に!ちょっとええもん土産!はこの赤帯をタッチ!

【Ho Chi Minh】旅行者さんだけじゃなく在住者も使わないと勿体無い美味しさで日参したけどこれでストップw ~ Pho Sol(Pho Tinh by Solという表記の場合もあり)

ベトナム料理:麺料理

なんか色々気が向かなくて+流行ってると後回しにしたくなる天邪鬼、やっと今頃行ってみたら、やだ美味しいじゃない?!

有名店との関連性は?

2024年6月3日

名前が似てることと、ものによっては、Pho Tinh by SOL という書かれ方をしてて、ハノイの名店の、Pho Tinhさんの系列、などと書かれていることもあるようですが、デリバリーで頼んだ時に、(本当に?)という味だったのですよね。

美味しかったのですが、ちょっと違っていたような。まあ土地も違うし、そもそも私のPho Tinhの記憶もかなり昔のことである。

そんなあやふやレイヤーが1枚2枚と重なってたので、なんとなく店に行かないままになってたのです。

で、やっと機会が来て行ってみたら、やだ美味しいじゃない?!と、今更ながらに思って通ってる次第。

行ってるのは1区の店舗なのですが、行く時いつも満席なんですよねー。時間帯を問わず。メチャクチャ人気。

ちなみに、経緯がはっきりしないので、最近Google Mapや公式のFBで表記されてる、Pho Sol、を店名としておきますね。

ハノイの名店の名前が今もお店のシェードに明記されたりするんですが、ホーチミンの運営をしているところが「レシピを買って運営している」とか、いろんな説があって…

元店を名乗って良いものかちょっと判断つかないので、お店が運用上使っていると思われるものを採用しておきます(2024年6月3日時点)

場所柄と環境と

こちらのお店を自分が気に入った理由の一つに、お店の環境がありまして。

雨季っぽくなってきたとはいえ、この暑い外気にさらされ熱い料理を食べるのはなかなかに忍耐が要る。というか、ペンギン体質には無理。

そこで、こんなふうに冷房の聞いた清潔な店内でいただけるというのは非常にありがたい。

清潔さの点で言うと、旅行者さんにも安心かもしれない。

もちろん「本来のローカルの環境下で食べれるのが美味しいんだよ!」と言う意見もあろうかとは思うのですが、特に旅行者さんには安全第一。

気にされる方には特に重宝されるのではなかろうか。
それにしても賑わってる。

一瞬、席が空いた時を狙って写真撮ってもすぐに人が入ってくる。

しかも割と常連さんっぽい方もいたり、旅行者さんではなさそうなベトナムの方にも支持が高そうなんですよね。

これは期待できそう!

メニュー

と言うわけで、メニューです。
うん、自分が思ってた北の Pho Tinh の記憶とは大きく違うなw

そもそも Pho Tinh の音を店名にしているお店は北にも何店舗かあり、自分の知ってるところの位置付けがどう言うものなのかの確認も今一度しないとな。

ここのメニューで印象的なのは、PHO BO TAI LAN の方が先に来ていること。どうやら牛肉を別鍋で炒めたものを加えたものらしい。

その下に、PHO HA NOI TRUYEN THONG 、トラディショナルなフォー。

そして THO DA。石鍋のフォー。

盛りだくさんだな、と思ってたら、まだまだあった。

Pho Chieng = 揚げフォー(フォーは生地を同じくして形状を変えることがあるので、これはそのバリエーションの一つ)

Pho Xao = 炒めフォー、Pho Tron = 混ぜフォー、Pho Cuon = 蒸しフォー生地で生春巻きのように具材を巻いたもの、Poh Sot Van = ワインソースで和えたフォーなど…

南で食べようと思ったら、あっちのお店、こっちのお店と右往左往せねばならぬものが一堂に介してる!これは楽しい!

そして基本北でポピュラーなものが多いので、そもそもそれらを探し当てるのがちょっと面倒なのですよ、南では。

あと、ハノイの文化の「ビアホイ」の触りを楽しめるのも魅力的。

フォーに使う具材のお肉を活用し、カゴ盛りにして生ビールとどうぞ、と言う趣向。

プラス、せっかく牛出汁があるからね。お鍋もある。

タイでよく見るようなスタイルの、Lau Suon Bo と言う、骨ごとのリブ肉を豪快に使ったお鍋もあるようです。これは楽しそう!

いやいやいやいや。
まずは味を確かめないと。  

メニュー内ベトナム語で(Them)、英語で(Extra)と書かれてるものは、「追加」の意味です。フォーメニューと同列に書かれてるけど金額がそれより安く、混乱しがち。他の店の追加品はもっと極端に安いのでわかりやすいのですが、ここは良いお肉を使ってるからか、追加分とてそこそこな金額がするので混同されませんよう。

Pho Tai Lan Truyen Thong  

これは具材の牛肉を炒めてからフォーに乗せたもの。
多くの場合、湯通ししたりスープで少し炊いたもの、または生肉に熱いスープをかけたものが多いのですが、なるほど。炒めた牛肉。

はいはい、どっちもネギたっぷり。
そこは、ハノイで食べたPho Tinh さんと同じだわ。でも種類によって、ネギの形状を違えてるのね。こだわりだ。

そしてこの牛肉は。。。

Flaming Stir Friedと書いてあるだけあって、バッチバッチに直火入れてます。どのような調理器具使っているかは見えないのでわかりませんが、Wokでガンガン煽ってる感じ。

なるほどこりゃ、ネギは長めでボリューム出さないと勝てないわ。

Phu Quocで大好きなPho Xao = 炒めフォーがあるのですが、

そこの「火の香り」を感じる。
これが一般的なフォーとどう言うところを違えて個性としているかというと、

力強いこと。

フォー、どんなにスープが濃くても、グルテンを含まないやテロテロの麺と相まって、優しい印象のものが多いですよね。

それを持ってして「物足りない」と感じる向きも多いようなのです。特に男性。そんな方にもこれならガツっと頼んでもらえそう。

肉に火の香りが乗ってる、と言うことは必然的にスープもそれに対応できるものじゃないと釣り合わない。結果全体のパワーが違うってことですな。これは、良い。

Pho Gau Gion

ブリスケットのウェルダン・フォー。
どちらかというと、これが一般的且つトラディショナルなフォーに近いかも。

トラディショナルなフォーです、と言い切らなかったのは、もうこれ、みた瞬間から「うおっ」ってなりますわよ。

この肉!
正気か?!

99kという金額は、昨今のホーチミンに置いては中の上くらいの金額。安くはない。ただし最上級に高いってわけでもない。

なんなら素材にこだわり個性を加えて200kくらいのフォーを見かけることはさほど珍しくもない。

毎日食べるには99kはちょっと高いが、まあ人気店だし街のど真ん中だし、仕方ないよねー、と諦めの気持ちで見ていた金額だったのだが…

このレベルの肉をこのレベルの調理して、しかもドカドカ入れて、99k?安すぎるやろ!!!

考えてみてほしい。麺にチャーシューが3枚入ってたら「豪華!」と思ってしまうことも多いというのに、ドカドカ入ってるんやで?

もちろん美味しいからな。
安っす、安っす!!

ごめん、めっちゃ誤解してた。
有名店の名前を傘に着て、高いだけのお店かと思ってた。(とんだ濡れ衣)

そして味はやっぱり違うな、北で食べたものとは。でもそれはコピーし損ねているというわけではなくて、新たな味を確立しているという意味で、賞賛として受け止めてほしい。

こりゃ人気あるわ。

麺屋さんでは必ず試す薬味類も揃ってるが、うっかり最後まで使うのを忘れてしまうほど、気に入ってしまったこちらのスープ。

勝手な、しかも思い込みのイメージだけで敬遠しててごめんなさい。んまかったす。

PHO THO DA XONG KHOI

そしてこちらはボーンマロウ、骨髄をつけたもの。
興味はあったのですが、お友達が骨髄が好きだ、という話を最近してて、こちらのメニューに見かけたのとタイミングを同じくしてたので、こりゃなんかのサインかな?と。

ただね、骨髄ってよくフレンチとかでも使ってるけど、手入れの仕方が足りなくて生臭くなってたりすることあるんですよね。

ただこの日はなんかグダグダに疲れてて、生臭いなら生臭いで野生に戻って食ってやるっ、みたいな変な覚悟の仕方してて(お店に失礼ですよっ)ほぼ栄養補給のつもりで頼んでみた。

ら。

カー!!!
いい火入れ!!!

生臭みのことなどは全く杞憂。持ってこられた瞬間、ニヤッとしたわよ。好き。もう食べる前から、好き。

これにたどり着く前に、あの炒めた牛肉を乗せたフォーの時の思い切りの良さがあったからこれを試してみる気になった、ということもあったのだけど、期待を裏切らない!

写真を撮り終えると、ボーンロウは別皿に移してくれます。
食べやすいようにね。

そしてこのメニュー、229kという金額でしたが、見てこれ。

しかもこれスモークがかかってるんっすよ。
あと、数種類の部位があるんだけど、タンを使ってるのも心憎い。

普通にトラディショナルなフォーに使ってるタイプの肉だと、おそらく骨髄を焦がしてる香りに負ける。だからスモーク。だから煙を捕まえる脂を含んだ部位や、特にタン。

料理がわかる人がこの店来たら、たまらんかろうな。
ぱっと見で意図がストレートに伝わる。そしてそれをこちらのイメージ以上の味に仕上げてくる。

Pho Solさん、カッケーっす!!!

ちなみに、肉が乗ってる皿の上のものは、とっとと全部鍋の中に入れちゃいましょうね。熱源は石鍋が持つ「余熱」のみ。

まあこのメニューに関して言えば、生肉はなかったので、そのまま食べても大丈夫っちゃ大丈夫ですが、個人的な好みで、肉にある脂は、スープに溶き出させてもらった方が美味しそうでした。

麺の下には生オニオンもいるしね。
これは少し炊いた方が好きだ。そして麺は少しだけにしておこうかと思ったけど…

ひと塊りになってたから、全部投入w
麺も、別にもう火を通す必要はないのですが、少し熱めの時に入れておいた方が馴染みが良い気がしましてね。

骨髄の方ですが。。。

 

小さなスプーンがついてくるので、それで掬って取り出します。
そのまま食べてもいいのですが、いうても油分が多く、これ自体に強い味があるわけじゃないので、有効な調味料が合わさっていない限り、そのまま食べても「うま!」とはなりにくいし、たくさんも食べられないと思います。

しかし、一度それが他の食材と合わさると、途端に美味しさの幅も厚みも増してくれる食材。

今回の場合は、フォーのスープと一緒にいただく。
もちろんフォーやお肉と合わせて食べても美味しいが…

スープと合わせていただくと絶品でした。
そして骨髄は、とても栄養豊富な部位。つまりカロリーもあるのですが、まあ疲れた体に沁みる沁みる。

フォー1杯に200k超え。
高いですよね。

でもこの内容を知ったら。。。
スモークをかけた何種類もの部位のお肉に美味しいブロス、そしてガチっと焦がしたボーンマロウ。

やっぱり安いって。。。
同じ量のボーンマロウの料理、焼いたものを調理してバゲットを添えただけのものが、この倍額で提供されててもおかしくない。

うまい。うまいよこの店。
そして、安い。内容に対しての金額が安すぎる。

そこまでのものを求めない人には単価が高いと思いますが、美味いもん追求したい人には、これ、相当お得。

夢中で食べましたが、今回は中程でニンニク追加。
このニンニクの旨みが染み出した液を足すだけでも相当変わるので、特に骨髄などの強い合わせがあってこそ、という食材のメニューの時にはよく合います。

さらに、石鍋が本当にしっかり熱されてたので、最初の頃に入れたネギはトロットロに。んまっ。

 

ちなみにこちらのスープは、北の味らしく、胡椒がとってもよく合います。で、その胡椒が入ってた容器なのですが、

蓋をスライドしていくと、3段階に振り出し口が広くなってる。なにこれ、ほしいっ(๑•̀‧̫•́๑)

細かい穴はドバッと出過ぎなくて良いけど、たっぷり使う人にはまどろっこしいですもんねw

や、色々とお見事でした。
こりゃうんまいわ!

このお店のおすすめポイント

行き届きっぷりが素晴らしい

ボーンマロウをお皿に空けてくれたのもそうでしたが、そしてその前に写真を撮るタイミングを持ってくれたのも、何かと行き届いていらっしゃる。

その行き届き方はレシピの端々、調理の様子が皿を通して見えるくらいには明確に表現されていて、ちゃんと伝わる。

たまにギークなこだわりは一般の客には伝わりづらいこともあるのですが、ゴリゴリと拘りながらも、それをわかりやすく伝え、客を喜ばせるスタイルだからこそお、評価されてるのかなとも思います。

食べ込んでる人じゃないとわからない、という域の味が、意識させないように人を集める、というのも粋ですが、よりシンプルに楽しめるギークさってのは、才能だよなあ。

あれこれ揃ってる!

先にも少し述べましたが、こちらのお店は、Phoにまつわるいろんな料理が揃ってます。

各種の料理を旅行中に食べたい!と相談されたら、私はいろんなお店を集めて伝えなければならないでしょう。

バリエーション豊富な料理の種類はまだまだ食べられてないので、お味のほどはわかりませんが、ここまで食べてきたものの味から推察するに、一定以上は美味しいでしょう。

それを1箇所で、複数人いたら一度にあれこれ試せるというのは非常に魅力的ではないかと。

安心のサービス

そして屋内で、かつエアコンが効いてて涼しい。
これらもとても大事なサービスの一環。

そして外国人対応ができるようにか、英語ができるスタッフさんが多く、少なくとも自分が行った時にはフロアマネージャーさんのような方が常にいて、全テーブルをくまなく見て回って、気がついたところに次々と対処してました。

オーダーも精算も持ち歩いてる端末で対応できるようで、お会計を頼んでも短時間で生産してくれ、全体の回転もスムーズなので、行った際にちょっと混んでても、待つのは少しの時間で済むでしょう。

もちろん、ランチタイムやディナータイムのピークは外すに越したことはありませんが…

朝6時半〜夜中の0時までという長い営業時間なので、ピークの時間はその時間にしか食べられない方に譲る心持ちで、結果的に自分もゆっくりと楽しめる可能性を上げることを推奨。

や、観光客相手でもあるけども、在住者にも十分以上に魅力的なお店だと思います。まだまだ食べていないものがあるから、通わねばっ(๑•̀‧̫•́๑)

連日の来店ストップさせた料理⬅︎NEW!

2024年6月10日

もうすっかり気に入っちゃって、4日くらい連続で行ってたんですよ。新しいものも食べたいともいつつ、やっぱりベースのフォーも美味しかったしで、上記に紹介したものを再び頼んでたんですが…

気になったてた、Pho Sot Van。ワインソースのフォー。

まあスープがってわけじゃなくて、お肉をワイン煮にしたものが乗ってるってことなんだろうけど、あの有名店の、Pho Bo Khoみたいなものだろうか?

や、Bo Kho と Bo Sot Van はまた違うんだけど。
で、これ。

あー、うん。Pho Bo Khoではなさそうだ。
独特のスパイスの香りがしない。肉はもりもりで食べ応えがありそうで、こちらのお店のストラクチャは守ってるようではあるけどお味は。。。

むむむ。
本来のスープのいいところが肉の煮汁?的な要素に邪魔されて魅力半減。ではその肉の煮込みの旨みが嬉しいのかというとと、そっちもそんなに主張が強くない。

よく言えば、よく折衷しているということになるのかもだけど、うーん、あれれ。なんだかちょっと中途半端。

お肉は物すごく柔らかく煮られてて絵美味しいです。ですが、スープと麺の場面になると…

物足りない。
のでニンニクドバドバ。

チリソースなんかも入れちゃう。

食べ損ねてた筋肉出てきて、ちょっと嬉しい。

しかしスープはそれでもなんだか物足りなくて、ヌクマムもドバドバ。
完全に元の味とは別物になった上でなんとか麺を食べた感じ。

まあ100%メニュー全てが自分の好み、なんてことはあり得ませんから、致し方なし。でもやっとここで、こちらのお店に通うことを一旦やめることができましたw

そのくらい気に入っちゃってて、これがなかったらまだ日参してたかも。でも他のお店も開拓したいしな。これは神様の思し召しでしょう。

とは言えこれは個人の好み。
このメニューをお好きな方がいたらごめんなさいなのですが、ここにきて初めて何かを頼むなら、最初に紹介した、

Pho Tai Lan Truyen Thong  
=肉をチリっと炒めて香ばし然を足したフォー

Pho Gau Gion
=割とノーマルなオーソドックス湯で牛のフォー

で攻めてみたほうが、こちらのお店の良さが伝わりやすいかな?と思いました。
とか書いてたら、また食べたくなってきたな。。。
ここ知った後ですでに3件、よそのお店ののフォーを食べたんですが、点数が厳しくなって困ってますー😅


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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/

お店情報

Pho Sol
27 Hai Trieu, Q1
Time: 06:30 – 00:00
Spent: 90,000 – 240,000vnd / person

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