***** 2016 Mar.*****
こちらのお店、考えてみたら今まで最低4人以上で行くことが多く、ワイノワイノといくつもの料理をつつき合うことがおおかったのですが、サクッと食べられる単品メニューもあるので、1人ご飯の時にも重宝します。
例えばブンボーフエ。フエ料理だからありますわな。路面店に比べるとお高いけども(6〜70kドンくらいだったかと)充分な量があるし、味も安定しておいしい。
あと単品でオススメなのはコムヘン。
シジミのご飯。
ご飯ものとは言え、軽いベトナムのお米ですし、米と同量くらいの具材が入ってるのでどっちかって言うとサラダみたいな感覚で、たくさん食べたい方にはちょっと物足りないかもしれませんが(笑)、このあとにカフェに行くとか飲み過ぎて胃がちょっとキツいけど何か食べとかなくちゃとか言う方には持ってこい。(だれのことですかね…)
中程にマムトム、という紫色のエビを発酵させた塩辛い調味料があって、クセがあるとされている為、苦手意識をお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、紫蘇やその他のハーブ類、香ばしいピーナッツなどと相まると、さほどに強くは感じないかなーと言う感じ。ま、私は好きだから気にならないだけかもしれませんがw
全体を良くまぜて頂きますが、そこについて来るシジミのスープを足してお茶漬けの様にして食べても良し。スープは別に飲んでも良し。日本のシジミのお出汁程、グウッとくる旨味は無いのですが、サラッとしていて大変品のあるお味。
これ、茹で溢したりしているのか、もともとベトナムの貝はあっさり味のものが多いから、シジミも多分に漏れずなのかはわからないのですが、スッと身体には馴染みそうな味。サクッと食べたい1人ご飯の時にはとても重宝すると思います♪
場所も割と便利な所にありますし、一人ご飯のリストに加えていて損はないかと思います〜(^_-)
***** 2015 Oct.*****
ちょーっと前の話になるのですが、ちょっとすげーなって思った話。こちらのお店に伺うと、目につくのが数々のトロフィーと、世界のあらゆる観光地を背景にしたニコやかなお母さんの写真。その数ざっと見ても。。。軽く20は越えてる???
我が家も結構色んな国に言ったと思ってたけど、その数も範囲もとても叶わない(^^; あれ???けっこうあっちゃこっちゃ訪れるのに大変だと聞いてた気がしたんだが、どういこっちゃ…(・∀・;
息子さんがゴルフプレイヤーだと言うことはチラと聞いた事があったので、トロフィーは息子さんので、お母さんそれについてったりしてたのかなー、なーんて思ってたんですが。。。
つらりつらりと話をしてると、
「日本人はみんなお仕事熱心だけど、あなたたち、自分のやりたいこと、
しっかりやらなきゃダメよー♪人生愉しんだもん勝ちなんだから!」
みたいな話になりまして。。。お母さんはいつも生き生きお仕事してるよねー♪いつも親切にしてくれてありがとう♪みたいな話の進め方をしてたら、
「これも私の楽しみだから!」
と。これ「も」?ってことは、他にも何かやってるの?お母さん???と尋ねたら。。。
「もちろんよ!今朝も朝から回って来たわよっ」
回って来た???どこを???
「ゴルフよーっ♪こないだも入賞したばっかりで…」
入賞?!(´⊙ω⊙`)
お母さん、ゴルフする上に、なんかコンペティションにでも出てるの?!と、失礼ながら驚いたら。。。
おおおお!!!
息子さんのだとばかり思ってたトロフィー群は、なんと殆どお母さんのものだった!!!(・∀・;
もちろん息子さんも優秀だそうで、ちょっと写真を撮りそこねてしまったのだけど、とても立派な、恐らくはベトナム国内ではかなりメジャーっぽいゴルフ雑誌の表紙をでかでか飾ってた。。。やだ、イケメン…(*´艸`*)
そしてその雑誌にはお母さんの最近の成果も記事も載ってて、そりゃー大々的に取り扱われてらっしゃった。。。まぢか。。。
おっ、お見それしましたーっ。お母さん、ただ優しくて親切なベトナム料理屋さんのお母さんではなかったのね(・∀・;
もちろんこの日も美味しく食事を頂いてたのですが、もうお母さんの話が聞きたくて聞きたくて、この日は正直、食事どころじゃなかったかも(笑)
だってお母さん、もう50半ばくらいではあろうし、もしかしたらもうちょっとお歳を召してらっしゃるかも。それであーた、毎日のようにゴルフを愉しみ、お店にも出て、且つ、とても穏やかで親切な接客をして。。。
「だーってそりゃあなた、これ私の楽しみだもの!(笑)」
と、軽々と笑い飛ばせてしまうバイタリティ。それがただの楽しみで終わらず、実績をキッチリ残してらっしゃると言うすごさ。かっ、カッコいーなー!!!!
もちろん、そう言うご自身の生き方に自信もあればプライドもおありになるんでしょう。こちらが聞いたら諸々を嬉しそうに話してくれて、
「すごいでしょ(^_-)」
と、押し付けがましくならない程度に、チャーミングに誇らしげなのも素晴らしい。自慢の押売は迷惑だけども、愉しんでいることを褒められり興味を持って貰った事を素直に嬉しく思えて、それを表に出せるってのは、実に素晴らしい事だと思うのですよ。謙虚・謙遜がすぎて、それをまだできていない人を前に「いやいや私なんてまだまだですよ」と言って無意識の刃物を向けるより。
一般に、芸術作品であったり仕事の成果であったりなどは、その作者と切り離して考えるのがフェアである、とされてますよね。作者の人となりがどうあれ、作品の素晴らしさには影響しない、と。
そうあるべきなんだろうなーとは思うのですが、私はその辺切り話すのヘタ(苦笑) なので逆に、もとから好きなお店ではあったけど、こんなかっこい女性がやっていらっしゃるとなると、ますます肩入れしたくなってしまいました(笑)
例えばこれがお店やお料理の絶対的評価に関わることであるなら正しい評価の方法ではないのかもしれませんが。。。ちょっとこの日は、しばらく興奮が止まりませんでしたね。
穏やかで優しくて小柄で、とてもゴルフで一線を張ってる方のようには(失礼ながら)お見受けしてなかったのだけど、どっこいどっこい。若くてもヘタレにはとても真似できないかっこよさを持ったお母さん。すげーわ、ほんと。
ゴルフでそこまで名が通ってれば、お店には出なくてもそれなりの暮らしはできるでしょうに、、、って考え方が違うんだな。お店は儲けの為と言うより、多分お母さんの楽しみのため。たくさんの人に郷の料理を愉しんでほしい、という動機でやってらっしゃるんだな。と、考えれば、あの立地であの価格というのも頷ける。
お店をやることで、お母さんも楽しい。お客も嬉しい。素晴らしいご商売をされていらっしゃるなぁ。この日ゆっくりお母さんと話せて、ますますこちらのお店が大好きになったのでした♪
フエ料理、美味しいしなぁ♪
お母さんのお人柄だけじゃなく、日常ご飯にも気軽に使える料理内容だし美味しいので、まだお試しになってない方はぜひどうぞ♪
***** 2015 Sep.*****
なんと。。。。まだこのお店を記事にしていなかった事に今ごろ気づいた(((;゚д゚;)))
ホーチミンに来て間もない頃に旦那さんに連れてってもらって以降、なにかと折りを見て行くお店。
理由は、
・ツアーではそんなに食べに行く事が少ないフエ料理であること
・チェーン店ではない
・美味しい
・場所が便利
・安い
等色々です。Dong Khoi 通りから一本違いの Hai Ba Trung という便利な通り・且つ中心地に近い所にありながら、もの凄くリーズナブルなんですよ。日本人野お客さんが多いからか、ここのおばちゃまも片言の日本語で甲斐甲斐しく接客してくれて、その温かさも私は大好き。
ただし、増え料理によく見られる宮廷料理的な「鳳凰ーーーっ」とか「孔雀ーーーー」みたいな飾り付けは無くて、もっと家庭的な感じのフエ料理。だからお安いのかもだけど、それにしたってこの周辺の観光客価格バリバリのお店に比べたら、相当にリーズナブル。
そんなお値段でももちろん場所柄観光客は意識しているようで、メニューは分かり易い写真入り。うん、その写真に写ってるのが何かってのが分かってれば便利って話だけど(笑)、まぁ文字だけでイメージし辛いよりかはありがたい(笑)
フエ料理の特徴は蒸し物が多い事。米粉やタピオカ粉などを水で溶いた生地を器ごと蒸したり蒸して整形し直したりしたものがたくさんあるのですが。。。
なんで粉溶いて蒸かしただけのもんにこんなにバリエーションがあるの?!という食感と味。いやー、突き詰めてるわー。これはこの店が、というよりは、フエ料理と言う文化が突き詰められてるってことなんでしょうが。まずは大好きなこちら。ムチムチぷるん♪の透明生地にエビが包まれてる一品。
モッチラモッチラしているなかに、エビの香りとプチプリ食感。ベンタン市場の中にも似た料理を食べさせてくれるお店があるけど、いつもお客さんが多くて落ち着かないし、圧倒されて買えない事すらあるから買いに行くのにパワーが要るのよね(^^;
そして定番のこちら。宮廷料理程派手じゃないにしても奇麗ですよね♪
甘いお芋さんを蒸かした物とブン、紫蘇、葱などをライスペーパーで巻いたもの。日本のお寿司の飾り巻きみたい♪ これに茹で豚とエビの酸っぱ甘辛い発酵食品を乗せてパクリと頂きます。
炭水化物にビタミン類に蛋白質。豚を作る脂もかすかにありますし、味的にも栄養的にも、もの凄いバランスの良いお料理やなこれ。。。
これやお野菜やエビの炒め物をパリパリのおせんべいに乗せて頂くもの。いいつまみになるわー。はい、ビール追加w
豚のつくねの炭火焼。これは日本の串物のようにそのまま齧り付くんじゃなくて、お肉の部分を分け分けし、ライスペーパーにお野菜類と一緒に包んで頂きます。
炭火焼にしているので香りが良いし、レモングラスも利かせてるのかなー。お肉なんだけどサッパリ風味♪ これを包む薄い薄い、でもオブラートよりは少し厚めのライスペーパーはこのお店で知って、以来、自宅でも買って使っております。ゴワゴワしないし、濡らす手間も要らないしで便利よね。
またこのピーナツソースが美味しいんだよなー。どの料理にもお野菜が多くてアッサリ目なのに、こうやってタレなどでアクセントやバリエーションをつけ飽きさせないのも魅力の一つ。
あとこちらのお店に来たら絶対頼むのがコムヘン!シジミの混ぜご飯!!
ご飯の上にシジミの剥き身(!!)、紫蘇、ピーナッツ、エビを発酵させた調味料のマムトム、ゴマ、その他の菜ものなど、やっぱりこれもお野菜たくさん!ってか。。。シジミの剥き身って…ヽ(;▽;)ノ
ハマグリの剥き身が売られてるのを見ただけでも感涙したのに、シジミ…だと…?
シジミのお汁のシジミの身を食うか食わないかとか論争するどころの話じゃないですよ。機械なのか手作業なのか知りませんが、どっちにしたってかなりのお手間。自分がもしこれ作れと言われた事を想像すると涙でてくる。。。(;ー;)
食べ方としては上の写真の右側のように、最初ひたすら混ぜ倒します。ご飯がこちらのホロホロ枚なのでだんごになることは滅多に無いです。思いっきりまぜ倒しましょう。
マムトム、と言うエビの発酵調味料はその特徴的な匂いで外国人には敬遠される事が多いようですが、この料理に関しては量も少ないし、他に紫蘇などの香りも加わり、そんなに強くないので是非試してみて頂きたい。旨味がタップリの調味料ですからねーっ。で、混ぜたおしたご飯をまずはそのまま味わいます。うーん♡
ご飯の料理とは言え、具材もすごく多いしご飯も軽いので、さらりサラリと食べれてしまう♪ そして2杯目は、これについてくるシジミのスープをかけてお茶漬け風に。このスープがまた、大変上品なシジミのスープ。ガツー!!っと貝の味がするのかと思ったら、きれーなお出汁なんですよねー。
そして〆は大抵出してもらえる温かいお茶と生姜のチップス。このチップス、砂糖漬けにして干されてるので甘いんだけど、元の生姜がかなりのヒネものでピリリと辛い。結果、お口スッキリ。
無料の物なのでいつも出してもらえる、とは確約できないのですが、私が行くときは毎回出してくれてるから多分定番なのかなー。
ブボーフエもあるので、ランチにサクッと麺だけ、さっきのコムヘンだけ、とか言うのも有りだと思います。ブンボーフエは90kとローカルのお店に比べたらお高いのですがお味は確か。それに照らすと不思議なのですが今回ご紹介したお料理たちは70kとか、ブンボー以下の物も多く。。。(笑)
数人でシェアすると大抵1人千円とかなんですよね(^^; もちろん頼む量やモノにも寄りますが、かなーりお安い!!
揚げ物はともかく脂っ気の少ない料理も多くサッパリあっさり済ませたい時にもいいですし、何より全体が家庭的な味なのでホッとします。お世話してくれるおばちゃんも感じ良くて温かいし(でもこの方、世界中を旅してる!店内の写真を見つけたらじっくり見てみてください。合成か?!って思うくらい色んな場所を背景にしてるwww)、とっても良いお店だと思います♪今まで書いてなかったなんて、失態だったわー(^^;
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