一時帰国に!ちょっとええもん土産!はこの赤帯をタッチ!

ホーチミンであまり見かけた記憶がなかったが実は結構あるらしい ~ Mi Oc Hen Co Hai

貝麺ベトナム料理:ローカル

ベトナムには本当にいろんな麺がありますね。今まであまり意識していなかったから知らなかったのではいあが、実は結構あるらしいのが今日ご紹介する、Mi Oc Hen。

18A Nguyen Thi Minh Khai ですよー

中心街からほど近く、かなり昔から日本人がそれなりの数、お住まいになってたりして馴染みの深い、18A Nguyen Thi Minh Khai。大きなヘムになってます。

通りの向かい側には有名なブンチャーのお店。

このお店のほぼ真向かいに、大きなヘムへの入り口が。角っこには最近、黒糖タピオカミルクティのお店ができているので結構目印になるかと。

気をつけて欲しいのは、この周辺、同じ通り名の Nguyen Thi Minh Khai と言う通りに18とか、18bis とか、そして今回のお店がある、18A とか、大変紛らわしい住所がある。

同じ18でも筋が全然違うので、付随しているアルファベットは忠実にフォローしましょう。まぁ近くは近くなんですが、目的地がヘムの中、とかで間違えると、数百メートルは歩くことになる(。-_-。)

様変わり激しい中でお値段頑張ってくれてます!

やー、昔はもう本当にローカルローカルしていたし、もっとお店もごっちゃりしていた感じでしたが、ここ数年でずいぶん様変わりして綺麗になったしいろんなお店も増えましたねー!

言うほど密に通ってたわけじゃないので、このお店がいつ頃からあったのかは存じませんが…

Mi Oc Hen、とな。
Miは細い中華麺を指すことが多く、Oc は貝の一種、Henはシジミだ。Bun Rieuとかに貝を入れてるバージョンってのは食べたことあるけど、え。貝、メイン?

間口は小さく、一応屋内にテーブルを備えているものの、物理的高さは低めのローカル仕様。

なんとなく、雰囲気的には奥の階段登ってったらご自宅かしら?みたいな空気感(もしかしたらキッチンかも)。

この18Aのヘム、こぎれいなお店が増えてきてる気がするんですが、ローカルはローカルでも清潔感あふれるローカルって感じで、ここ、いいですね。旅行者さんとかも入りやすそう。

そして周りに新しい系のお店が増えてる割には…?

あら、お値段頑張ってくれてる(๑•̀‧̫•́๑)
麺もの、最低ラインは30k、一番高い全部のせみたいなのでも45k。うおー、これで美味しかったら超お得。

左上、Mi(中華細麺)、Bun(米細麺)、Pho(米平麺?)から選び、

Hen = しじみ
Bach Tuoc = タコ
Tom = えび
Oc = (ここでは)マテ貝、かな?

の各種組み合わせを選ぶこともできます。
メニュー左下の oDo An ってのは一品料理で主に会の炒め物っぽい。ここも麺のトッピングと同じ食材ですねー。

右はドリンク。上から、
水 / 紅茶(多分甘い) / レモンティ(これも甘い)/ ピーチティ / コーラ・ペプシ・7up / スティング(商品名?)・ウーロン(多分甘い)/ タイミルクティ、ってな感じかな?

 

Dac Biet は豪華絢爛!

Dac Bietってのはスペシャル、とか、そのお店の看板メニュー的な意味合いもあって、全部のせ的なこともあります。

初めてのお店であれこれ悩んだりわからなかったら、とりあえず Dac Biet。お願いして待っていると、まずはタマリンドソースとチリと橙的柑橘が登場。魚介系優しいスープの時には定番の調味料。

そして、真打ち登場。

わぁお!!!これ、45kですか!205円くらい。なんて豪華な!

昨今、シンプルなフォーでも(といってもスープにコストかかるんですけどね)60kが珍しくなくなってきている中、その半額でこの突っ込み方。(突っ込み、言わん)

左側にあるのはマテ貝、そしてでっかいエビさん。

おおっ、ちびタコさんもおるヽ(・∀・)ノ
可愛い(^・^)

そしてガッサーと入ってるシジミ!
日本では味噌汁に入ってるシジミの実を食べるか食べないか、食べない税の言い分としては出し殻でチマチマ食べるのが面倒臭い、なんて言うのがありますが…

ベトナムでは殻から出してくれているので、シジミ、大変食べやすいです(・∀・)

ちょっと写真時系列が前後しますが、さっと掬ってもこの状態。シジミが雑炊のご飯のようにレンゲの中になだれ込んでくる。なんだこの贅沢はっ。

卓上調味の腕の見せ所

そしてスープ。
これだけの魚介類が入っていたら、さぞや濃厚な出汁になるだろう、と日本人的には思いがちなのですが…?

ベトナムは、シジミの種類なのか処理の仕方なのか、ひっじょーに品あるお出しになることが多い。アクが少ない。ともすれば物足りなさすら感じるくらい。

おそらくは一旦茹でこぼしてるんじゃなかろうかと思われる。まぁ殻を破る工程がどんなものか存じませんが、そこで確実に流水戦場はされてるだろうしな。

ぶっちゃけると、おそらくこの料理の最初の一口をすすった人は、(なんだこの薄らぼんやり味は…?)と思うかもしれません。

でも、当然ですが、これだけの食材が使われてるので出汁が出てないわけじゃないのです。ただ、舌へのアピールが弱い。

弱いんだったら、もっとそのポテンシャルを引き出してあげれば良いのです。さあ行きますよ、優しい魚介出汁を美味しく食べるためのコンダクト!

まず、優しすぎるほどに感じる魚介には、柑橘の酸味を加えましょう。これでぐっと、魚貝類の出汁は引き立ちます。

引き立つけれども、そもそも強くない塩気を補うことはできないので、卓上調味料を使いましょう。こちらにはしっとりとした塩胡椒が用意されていましたので、それを少し。

あ、調味料、足すのはいいけど、足しすぎると取り返しがつかなくなるので、少しずつ様子を見ながら足してってくださいね。特に塩やチリ系、要注意。

あと、出汁がちゃんとしている場合、塩気はほんのちょっとで味が激変。ちょっとの量でもズガーン!!と美味しく感じたりするので、本当に少しずつ、をお勧め。

 

スープが穏やかなので、当然魚介にもそんなに強い味はついていません。ので、添付の甘酸っぱいタマリンドソースにちょいちょいとつけて。

こうすることで魚介も美味しくいただけますし、口の中の環境が変わって、タマリンド後のスープの味わいが再び新鮮に、そして美味しく感じるはずです。

それでもそれを繰り返すと慣れてくる。そんな時には唐辛子。もちろん辛いのが得意な方だけの技ですが、これでまたキュッと味が締まる。食欲が喚起される。唾液が出ることによって口内調味の条件が変わる。

 

これも入れすぎると引き返せないので、すこーしずつ。ベトナム、料理自体にそんなに辛いものはありませんが、この卓上調味においてあるチリに時々、とんでもなく辛いものがありますからね。

初めてのお店の調味料を使うときは慎重に( ・`ω・´)b

そしてまた他の具材をタマリンドソースをつけて食べて舌休め。

この頃になってくると調整に調整が重なって、どんぶりの中は実に美味しく、しかも「自分好みに」なっている。これは、うまく育てられた(^・^)

もし育てるのに失敗しても…45kですよ。勉強代としては悪くないし、次回に美味しく食べるためのケーススタディが得られたと思えば(๑•̀ㅂ•́)و✧

麺選びも結構大事

さてお店の看板にはまず、Mi Oc Hen、と書いてありました。が、オーダー時点で、麺は、Mi(細め中華麺)、Bun(米細麺)、Pho(多分、米平太麺。フォーにもいろいろあるもんで)の3種類がありました。

これ、一見フレキシブルでいいなと思えるんですが…

今回私が頼んだのはBun。なるべく胃に軽いものを、というところを狙ったつもりで…

まあ美味しくはあったのですが、やはり、お店が一番最初に掲げてるのがオススメなのだろうなと思いました。

なぜなら、これだけ優しいお味の出汁だと、麺にもうちょっと甘みがあったほうが全体としてのバランスが良くなりそうだから。

小麦の麺の方が口中でのデンプンの糖化が期待できる…とまではいかなくても、麺の味わいがわかりやすいので、ここの優しいスープにはMiが至上だったかと。

スープが表面を滑るBunで、且つ小麦麺のような甘みをすぐに感じにくい米麺であると、さらにお味を薄く感じやすかったと思われる。

これがさらにPhoになると…どうだろう。Phoの形状にもよるのだけれども、ここのスープにはMiが一番美味しい気がする。また今度行って確かめてみるけど。そしてあくまで個人の好みなんだけど。

物足りなさは自分好みに変える余地があると考えよ!

うーん、45kでここまで試されますか、お客の技量(๑•̀‧̫•́๑)

最初からバシー!!っと味が決まってたら、この楽しみ方はできないんですよ。たまに、お店から出された状態が自分好みであるものだけを「美味しいお店」の条件とする方がいらしゃいますが…(それもアリなんですけど)

自分コンダクトによるカスタマイズを楽しむには、味が強いか弱いか、ぼんやりしてるかクッキリしてるかではなく、「出汁が取れているかいないか」というところに着目。

ただの手抜きだったり「湯」だったらそれは「美味しくない」につながります。湯に味噌を説いても美味しくないのと同じ。ただインパクトが弱くても良いお出汁でさえあれば…

塩を加える、味噌を加えるなど、ちょっとの手間で激変するわけです。

人と同じですなぁ。スタイルがバシー!っと確立されてる人は人目にも立つし「かっこいい」につながりがち。ですが…

その人はそこに至るまでに試行錯誤というコストをかけて仕上げてきてる。それがたまたま個人との相性に合致すればいいけれど、合わない部分が発見されても、まぁおいそれとは変えられない。

でも、スタイルを作り上げることにこだわらず、素養(モラルやマナーなどの部分)が合致すれば…

こちらが希望を出す余地はある。スタイルが固まっていないのは単にこだわっていないだけのことが結構あるので、提案すると「それやってみよか」という話にもなりやすい。

譲歩、してもらいやすいうと、こちらも譲歩しようという気になるし、心広いおつきあいができるわけです。最初の印象で物足りないなーと感じただけで対象外にするのは勿体無いことこの上ない。

ところで地図を検索するために店名=料理名の、Mi Oc Hen…とGoogle Mapに入力すると、結構この料理を扱ってるお店、あるんですねー!し、知らなかった。。。

これは Mi Oc Hen をあちこち食べ歩く旅をしないといけません。ますます面白いぞ、ベトナムの麺料理!

 


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ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/

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お店情報

Mi Oc Hen Co Hai
18A/12 Nguyen Thi Minh Khai Q1
Time : 09:30 – 19:30
Spent : 45,000vnd / person

 

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