このブログでも何度も紹介している唯一無二のシェフの店。今回はなんと滞在中に2回も行ったよ!
ぐっさんの店
最初は銀座のシェアキッチンで。
その後三軒茶屋に独立され、
今は五反田にお店を構えられている山口シェフ。通称「ぐっさん」。
一度はベトナムにも来られたことがあって、幸運なことに市場の案内などもさせてもらった。そして我が家でご飯を作ってもらう等光栄な流れもヽ(;▽;)ノ
だから、というわけじゃないですが、このかたすんごいんですよ。フレンチなんですけど、他のどのお店とも違うし、毎度どの皿も関心しきり。すんごいです。
そんな方じゃないと私もフルアテンドなんてしませんし、おうちに招くこともしませんし。
しかしながらこの3年、帰国が叶わなかったので随分とご無沙汰してしまった。ので、五反田のお店は今回初めてだ。
結構いろんなお店が混在するところにあり、大人のワンダーランド的なお店もあるので、お連れになるかたによっては注意されたし。
ただし、この店には万難を排して伺う価値がある!
ただし3階まで階段であが流必要ががあるので、ヒールなどはお気をつけになられたし。
シンプルな店内
こじんまりとした店内なので、あまり大勢で押しかけるような感じではありませんが、隠れ家感半端ない。知ってる人だけが楽しめる、みたいな。
そしてテーブルから見えるキッチン。こちらのお店はシェフが一人で切り盛りされてます。
大人数のお客さんが見込まれれる際にはホールに人が入ったりするのかもしれませんが、この日はお一人。
東京に住んでいたら、何度か通ってぜひあのカウンターにお席を取ってもらえるようにしたいものだ。(別に言えば座らせてもらえるとは思うのですが、なんとなく、まだ初回、2日目の人には図々しいかな?と勝手に。
予約必須 !
さて、シェフのお料理は大変手が込んでおられるので、予約必須。そもそもどんなお店でも予約をするのが確実だし、お店にゆとりをもって準備していただくのは、巡り巡って自分たちの特になるとは思うんですけどね。
予約はこちらのサイトから。
最近ご活用されてる飲食店さん、多いようですね。内容も細やかだし、お客さんも電話と違って、しっかり予約のエビデンスを取れるから行き違いがない。
またお店にとっても、無言でドタキャンなどという無礼を働く人間を相手にしなくてもよくなるので、フィルタリングとしても有効。(やむを得ずキャンセルが必要になることはあると思うが、店に例は尽くしたいもの)
メニュー!
で、こちらにメニューも詳しく書いてます。
基本的には我が家はお任せを選んでいるので、最初の3つのうちどれかになることが多いかな。
嬉しいことに、食事時のお酒があまりたくさん必要ない私みたいなのにはハーフペアリイングコースというのがある。
もちろんお料理だけ選んで、自分でドリンクを選ぶという選択肢もあるけれど、ぐっさんのペアリング以上のものを自分が選び出せる気がしないので、私はペアリング一択。
でもビストロコースとかも良さそうだなあ。何このドリンクフリーフローついてこの値段って。
あとクリスマスコース!
いいなあ、東京の方は!
美味しいクリスマスを過ごしたなら、私ならほんとこのお店のお席、真っ先に押さえるわ。
あと気づいてなかったけど、ランチは1日1組だけだけど、受けてくださるのね。。。何人さまからだろう。ぐっさんのハンバーグオムライスとか、食べたい。。。
1日1組だけだから、お子さんがいてもお気兼ねなく、といいう面もあるらしい。嬉しいですよね。お父さん・お母さん業されてる方たちも、お美味しいもの食べられるヽ(;▽;)ノ
ところでこちらのテーブルチェックというサイト。一度ログインして履歴を残しておくと次から自動でサクッと必要情報を入れてくれたりするからとても便利。
いつの間にこんなものが。
1度目の食事
泡をいただきつつ1品目を待ちます。おいしい。
まず一品目。
お魚です。これがも王運ばれている途中から良い顔おりを漂わせて、こちらの期待値をマックスまで引き上げる。
添えられたお野菜の一片までセンスと美味しさが行き届いており、一度食べ始めたら目の前のお皿に夢中でもう、会話が、ないwww
そしてカトラリーにお箸を置いてくれてるの、嬉しいヽ(・∀・)ノ
このお魚料理、切り口をご覧の通り、さきっとしているように見えて、頭まで食べられてしまうという不思議な仕上がり。
最初の皿から、あらゆる旨味が絡み合いつつも渾然一体となって、ガチャガチャした感じは一切なく、夢心地で終わってしまった。。美味しい(*´꒳`*)
魚の良いでフォカッチャをいただきつつ、いや、いただきすぎてはその後の料理が入らなくなるから気をつけよう、と、いやでもこれ美味しい…と葛藤していると、フラン、登場。
このフラン。洋風の茶碗蒸しのようなものですが、すんません、解説いただいたけど、あまりの食材の種類の多さに、もう説明の途中から迷子でして(^^)ゞ
で、ペアリング2つ目に出てきたのが、日本酒?!
しっかしこれがまた美味しくってですね!
フランは洋風の、しかもこの上なく繊細なバランスを保った旨味が広がる一品なのに、日本酒が、なぜか合う。そしてフランの中からはラヴィオリが。
フラン自体に途方もない種類の食材が溶け合わさっているというのに、アイテムとしても、フランとは本来皿をことにするラヴィオリが隠れていようとは。
えーっと、どんだけ手がかかっとんねんっ(-“-;)
そしてここまで来て…ふと思ったのです。
ペアリングって、意味があったのね、と。
というと、他でいただいて来たペアリングに意味がなかったような言い方ですが、そうなんです。私のような素人には、意味を見出せないペアリングが多くて。
別に悪いわけじゃないけど、どうしても料理「と」ワイン」、と分かれてしまっていたり、合わさるには合わさるけど「これ、料理だけの方が好きだわ」となったり、中には「えーっと、これはどこが仲良しなのかな?」と不思議になったり。
でもぐっさんのペアリングは、合う。
素人にも合うコンビネーションで、料理とお酒の境界線が優しく溶ける。合わさる。そしてどちらの良さもがお口の中にフックラ広がる。
次の赤なんて見事でしたよ。
合わせられたのは、まさかのアンコウ。プリップリの弾力ある身ですが、白身ですよね。それに、アンコウ。
素人考えでは「え、白じゃないの?」て感じですが…
これは、赤でした。
正確には、ぐっさんが選んでくれた赤でした。
もう見事。
ってか、ぐっさんほどの方が合うようにしてくれてるんだから当然かもしれませんが、もうね、小躍りしたかったけど流石にそれはご迷惑なので、机の下で足をパタパタ。
なーにこの美味しさ。以外さ。そして味わいの楽しみ!!!
すごーい!!!
知ってたけど。
ぐっさんすごいの、知ってたけど。毎回、自分の思う「すごい」を軽々越されてしまうので、毎度「すっごーい!」ってなるw
そして、こいつだ。
はい、もうどうよ。
携帯のパッと撮り写真でもこの美味しそうさ加減!
ぐっはー!!!
もともと質の良いお肉だったようですが、さらにこの日のお肉のコンディションは良かったらしく、もうラッキーとしか言えない。
そして幸せなデザート。
あ、もちろん一人一種類ね。この日は3人で行ってたので3種類。
もうここまで来た時点で呆然としてましたね。すごい。これで税込、¥11,480??? ホーチミンでもそんな値段じゃ食べられませんよ、このクラス。
ホーチミンのこのレベルになると、もう今は¥20,000〜となってもおかしくありませんし、このホリデーシーズンのアッパーラインなんて、¥30,000クラスです。
すごい。。。
で、余韻に浸っているところで「そう言えば今日良い鹿が入りましてね」とかいう話を耳にしてしまった。
何ですとっ。
というわけで、その場で次の仮予定を入れて帰るなど(・∀・)
旅の前半で行って良かったわ。。。
2回目!
というわけで、10日後くらいに再訪。
ああああああ、ありがとう旦那さんっ。こんな贅沢させてもらって!
そもそも、普段はそんなに強く外食を望まない旦那さんから、東京行きが決まった瞬間に「ぐっさんとこ、いかなくちゃ」って提案が出たんですよね。
日頃は大抵私任せなんです、お店のセレクト。私の役割ですし(๑•̀ㅂ•́)و✧(唯一役に立てるところ)
ですが、kitchen G3 に関しては二人ともお気に入りなので、どちらからとも積極的に提案していくスタイルっ。
今回は前回来た方とは別の方を誘っての3人。
ケールに生ハム、パルミジャーノに果物のサラダ。
これがもう、パッと花が咲く鹿のような華やかさ!美味しい!それぞれがとても美味しい!!そして全部が合わさると、それがまた別の次元の美味しさになって楽しい!
ケールとか、ぐっさんのお料理に使われてるお野菜は、なんでこんなに表情が豊かになるのか。
「そこの八百屋で買って来てるだけなんですけどねー」とかご本人言われるんですが(笑)、ま、腕のある方はみんなそういうよね。簡単だよー!って(笑)
今回のフォカッチャは、これまた魅力的な配合で、うっかりばくばく食べすぎそうになるから、やっぱり注意だ。
そして2杯目のワインは、シャングリラ。桃源郷やー。ここは味の、桃源郷やー!
あかん、パンとこれだけで延々楽しめてしまう。
あかん。。。
なんかもう夢心地のままにお皿が進んでいくんですが、株のあんかけ的なもの。もうカブから溢れる水分が極上のスープのようだ。
それを受ける餡、香り、温度。
あらゆる要素が、決して攻めてくることなく、優しくじんわり体に染み入る。あ、泣きそう。
そして今回も、日本酒。
え、これ日本酒なの?
日本酒ですね。。。
これがまた美味しいの。。。よくこんなの見つけてくるな。。。
そして今回はここでパスタが入ります。
からすみと桜えびをイーッパイ散らしたやつ!!
旨味が、すごいっ。ぴろぴろと幅広く当たる麺の食感も良い。ただ美味しすぎてなくなるのが惜しい(笑)
ので、ちみっちみ、みみっちく食べてしまった(笑)
そしてこれがまた先ほどの日本酒と合う!
おいちぃ(*´꒳`*)(もうこれしか出てこん)
そして、赤。
今回の赤は何に合わせるかというと…?
鹿です!
このために2回目を決めました!ぐっさんの、鹿ー!!!
こんなでっかく切り出して大丈夫なんですかー!!(嬉しいけど!w)
で、ナイフを入れようとして、ビビるなど。
やわい。赤身の肉とは思えないフカフカさ加減。そしてナイフを入れると、それに肉が吸い付いてくるようで大変にエロエロしい。けしからんっ。
程よい血の風味があって、その舌触りはベルベットの如し。ふくふくと肉汁を含んでいいるので、ひと噛みごとにそれが溢れ、味わいが変わっていく。
鹿、と聞くと、固そうだとか、匂いがきつそうだとか思われる方も多いのではないかと思うのです。
ただジビエは聞くところによると、捌き方で随分コンディションが変わると聞くし、当然ながら料理人さんの腕にもよります。
「鹿」と括ってしまうのは、あまりにももったいないケースがあり、ぐっさんの鹿は一食の価値あり。人生の経験の一つとして食べる機会を得たことを心から感謝する。
すごい。
食後酒
実はデザートのセレクトにチーズがあったのですが、前回はスイーツを頼んだので今回はそれ狙い。となると、ちょとと酒がほしいところ(え
で、食後酒のリストを見てたら…
グランマルニエの100周年記念ボトル???
絶対、私個人じゃ買わないやつだ。これ!これがいい!と値段を見ずに言い張るワタクシ。
旦那さんが理解ある人でよかったよ(-人-)
ふおおおおおお…これ、正解。。。
ぐびぐび飲むものじゃないから少量で十分。そしてこれに口をつけつつ、チーズをいただく。
え、もうここは天国なの?という脳内映像。
普段お菓子づくりに使ってるグランマルニエとは全く別物(当たり前だ)。ふおおおお…。お腹は満ちてるのに、それでも快楽に溺れることをやめられない桃源郷。五反田にはこんな秘境があったのか…。
ペアリングの素敵さを知りたかったらここで頼むといいと思う
先ほどもちらと触れたが、ペアリングの意味がやっとわかった気がします。なんかこれまでは、なのあるソムリエさんが言うから、これとこれは合うものなんだろうなー、と頭の中では理解しながらも、体は反応してなかった感。
しかし今回は五感のすべてで納得したし、喜んだし、感激した。
料理とお酒のペアリング。どんな風に楽しいいものなのかを知りたい人は、ここのお料理+ペアリングを楽しむといいと思うの。
そして得難いお料理体験ができる店。
鹿は、いつもずっとあるってものではないので、ご所望の際には事前に確認するのが吉。
お酒を楽しめる人は、食後酒のラインナップも珠玉だったのでぜひ。
宝よ。この店は日本の宝。
kitchen g3 があると言う一点で、通うことができる東京在住の皆さんが羨ましくて仕方ない。
万が一にもまだ未体験の方がいたら、ぜひ行って見て。
本気でおいしいから。どなたが召し上がっても楽しめるとは思うけど、色々食べ込んでる人ほど楽しみ度が上がるお楽しみもあるし、強烈プッシュ。以前よりプッシュ。さらにプッシュ。
ごちそうさまでしたー!
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
kitchen g3
東京都品川区東五反田1-16-4 3F
Time: 12:00 – 15:00 (1日1組限定)/ 17:30 – 00:00
(昼夜どちらも要予約)
予約サイト: https://www.tablecheck.com/shops/kitcheng3/reserve
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