Thai Lan は、タイランドの意味。近くなだけあって、昔からタイ料理屋さんは街中にもあったし、フォーやブンにも「タイ味」を見かけることはあったが、なんかにわかにこちらのお店が最近すごくて気になったので行ってみた!
タイ料理 in Ho Chi Minh
最近は、結構本場のストリートとかに近い感じになって来たけど、10年前のホーチミン市内にあるタイ料理は激甘だった。タイ料理は辛いものかと思ってたけど、甘い要素ももちろん入ってて、実際甘い料理もあるけど、とにかくどれもが甘くて辟易してた。
そんな時代もすぎて、だんだんタイ料理に求めるような味のお店も増えて来たんだけど、10年前からタイから輸入されてる調味料は豊富にあったんだよな。
スーパーの一角を、「タイ調味料コーナー!」みたいに飾っって盛り上がってる場面も、しばしば見かけた。
ローカルにどのくらいの浸透が見込まれるのかまでは調査する術は持たないが、各小売店が定期的にやっていたのだから、それなりに需要はあったんだろうな。
近隣諸国の、自国とはかなり違ったお向きの料理。例えば日本にとってみると韓国料理なんかがそんな感じで、自国にその料理屋さんも多いし、でも日本風にアレンジされちゃってるケースも昔は多かったし、しかしながら時代と共に徐々に本格化して行く、みたいな。
と、同時にローカルかのセンスも上がってったりするんですよね。これなんかもその典型かと。
目立つし賑わう Hu Tieu Thai Lan!
今回行ったのはこちらのお店。どうやら3区にも同じお店がある様子。ここがねー、朝と言わず夜と言わず、通りかかる時がたまたまだったのかもしれませんが、よく混んでましてねー。
聞くところによると最近、TikTokでちょっとバズって、さらに加速してるとかなんとか。SNSが強い街、ホーチミン。
徹底的に、視覚に訴えるシンプルな色彩。このフォントを店名表示に使うのも、なかなか思い切ってると思う。ミニマムコストで「まずはやろうぜ!」って勢いを感じる。
この日は10時すぎくらいだったかな。ピーク外しいたくらいかなーと狙って行ってみました。
ラーメン屋かな?みたいな店内
オープンエアにしてる時点で日本のラーメン屋を引き合いに出すのはおかしいのかもですが、この壁際にテーブル、そして調理場が見えるカウンター席スタイルのコンビネーション。
なんか日本のラーメン屋さんスタイルを思い出してしまったw
そしてどこに座っても、メニュー内容がどこかしらに視界に位入る配置。わかりやすくて良い(^・^)
メニュー
これが基本らしいです。
ベースの、ミニマムは35k。看板に大きく出してたのもその金額でしたが、まあ店名冠した、ちょっといいやつが推しよ!ってことらしい。
で、タイ風フーティウだからトムヤム君てきなものだけを想定していたのですが、PI THAIって、トムヤム味じゃないのがあって、豚、牛、どっちも乗せがあるらしい。
今回は豚さんのにしてみましたよ。何味なんやろ。
そしてソースが3種類あるから楽しんでねとも書いてある。気になる。
着丼時がやっぱりラーメン屋さんみたい(笑)
今回カウンター席に座ったらゆで卵が置いてあって、ますますラーメン屋さん的な(笑)
…多分ゆで卵、だよね?生卵は流石にそんなに食べる方は多くないのではと思ったり。いらっしゃるにはいらっしゃるだろうけれど。
そしてさっきの3種のソースは卓上設置でお好きなだけスタイル。タイ料理によくある砂糖や酢、チリフレーク、ナンプラーのセットはありませんでした。
バンコクの麺屋さんにも結構見かけることが多かったけど、麺料理の種類によるんだろうな。
厨房、しっかりしてるなー。時間的に朝のひと山を越えたところだと思うんだけど、とても綺麗にされてて、昼のための具材補充もバッチリな感じ。
そして着丼。
まさに、ラーメン屋さんスタイルw
さっ、いただきますかね!
しつこい丼レポいきますw
で、こんな感じです。
トムヤム要素はなくて、茶系の薄い澄み系のスープ。お肉が結構遠慮なく乗ってる。これなら50kもお値打ちな気がする。おいしければ。
麺はシャキーッとしたフーティウ!フウーティウってのは一旦干したもののことが多いから(違うタイプのフーティウも存在するけどホーチミンでは一般的に)フォーのようにトロぺらいたものとは違い、筋がしっかりしたものが多いのですが…(米粉なのグルテンのようなコシはないけど)
ここのは特に、エッジが立ってて、一本一本の輪郭が凛々しい!口中にある時はもちろんのこと、喉を滑り落ちる段階ですら、その筋が喉の内側を撫でていくような気がするよ。快感。
そしてちゃんと選んでるんだろうな。この美しい柳腰のもやし。これがねー、麺と相まると、どっちがどっちかわかんなくなるw
そして細いくせに食感がシャックシャック!且つ、生のもやしにある生臭みというか、きっとね、日本人の方苦手な方多いんじゃないかと思うんです、生のもやし。
でもこれにはそんなこともなく、速やかに麺とタッグを組み、且つスープともうまくやってくれる感じ。素晴らしいコミュニケーション能力。
ここでちょっと、Sate(当辛い系のチリ)を投入。いうほどガチ辛じゃないです。例えばこれくらいの量にレンゲいっぱいのスープを満たして口に入れても美味しくいただける程度。
いや、ちょとからかったかな(^^)ゞ
そういえばスープの味に触れてなかった。というか、詳しく説明ができないのです。動物系のタンパク質が満ちた旨味は感じるのですが…
強く「これは何の出汁ー!」と言えるほどの突出がなく、いろんなものが調和していて、とてもとても味わい深く、滋味寄りで好きなのですが、明確にディスクライブできない。。。
ただ塩味は柔らかく、言うなれば汁フーティウのスープにもうすこしコクを与えたような、元ダレ比率を抑えに抑えた醤油ラーメン的なものも感じました。うまい。最後の一滴まで飲みたくなる、というか、塩気が少ないのでそれができてしまうスープ。
あ、こちらのグリーンの辛味調味料は、ちょっと酸味があって爽やかな青唐辛子風味。スープが穏やかなだけに、これが加わるとシャキーンと活気が加わるようで良い。
最初に入れると元の味がかなり侵略されるので、オリジナルを味わった上で途中から入れるのをおすすめ。
そして小さく切った空芯菜なども入っており、お野菜比率が結構多い!これはベトナムアレンジなんだろうか。とても、良い!
もともと米麺なので小麦麺より胃に軽いが、こうして繊維質の豊富なお野菜を一緒にたくさん獲れると、さらに楽なのだ。おばちゃん世代にはw
豚ホルモンもあれこれ入っていたのだけれど、どれも美しく手入れされているのに驚く。
いや驚くことじゃないか。ローカルの方の方がむしろよくホルモンの手入れは知っているかも。
もちろんお店にもよるのだけど、匂いを回避するために「だったら洗えばいいんでしょ?」と味まで抜け切った愛想ないことこの上ないホルモンがたまに見受けられるが、わかってるところは、味は抜かない。臭みは抜く。これができてる。
ここのお店も、そう。
自前でやってるのか業者さんを使ってるのかはわかりませんが、どちらにいても「意図的に」この仕上がりを目指していることは間違いなく、50kの麺料理としては相当自分的に価値がある。
なるほど、TikTokの力だけじゃなかったね。
実力あっての人気のお店。こりゃトムヤム味も試さねばな!
ちなみに、GrabFood にも ShopeeFoodにもありましたー♪ちょっと店頭よりお高め設定になっていますが、容器とか、デリバリーはコストがかかりますからね。店頭ではそれだけ詰めた値段でやってくれている、ということかと思います(^・^)
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
Hu Tieu Thai Lan Pi Thai
182 Tran Quan Khai , Q1
Time: 07:00 – 21:00
Spent: 55,000vnd / person
※Wi-FiのIDやPassはお店の都合により変更されてることがあります
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