食事後、どこのカフェに行こうかなーと思ってたところに、お友達から「ここ素敵ですよ!」と、聞いてもないのに教えてもらった。これは天啓!とその足で行ったら…?
Phu Nhuanのカフェは街中カフェとは一線を画する
以前にも何件か Phu Nhuan のカフェはご紹介してるし、ちぇりまっぷ有料記事にも載せてますが…
Phu Nhuan のカフェは、街中のそれに比べてスペースにゆとりがあったり、チェーンではないインデペンデント系のカフェがたくさん。それに伴い、自由な発想のデザインも多くて興味が尽きない。
今回のお店もそんな中の一つ。
わたし的には全くのノーマークだったのですが、いつも素敵なお店を教えてくれる方からまたもや教えてもらってしまいました。
Dang Van Ngu と言う、決して広くはない通りにあるこの路地への入り口。青いビルと、ちょっと目立つ箇所がある。そこが入り口。
こんなヘムの中。
ブルーに塗られてる建物は同一所有者の敷地と言うことなんだろうけれども、おかげでちょっと個性のあるヘムになってるな。
で、ここを入っていくと、右手に、藍色の丸い看板。
そこがお目当てのカフェ。やたらに、おしゃれだな。
そして近づいてみると…?
静かに圧倒してくるデザイン
近づくと、これですよ。
え、なにこれ。さっきまでのそっけない路地の中に忽然と…?(・∀・;
写真を撮ろうとすると、店の前に座っていたセキュリティのおじちゃんが立ち上がって退こうとするなど。いやいや、そんな必要ないですよ!!座っててください!!と申し上げたが…
手慣れた感じでニコニコしながらこちらを見てる。きっと、写真を撮る人多いんだろうなー。そして店内に入ると…?
う…わあ…。
うん、ちょっと広角使ってます(笑)。だから実際にみるともうちょっとコンパクトに感じるかもですが、素敵なことに変わりはない。
アースカラーでまとめられつつ、どこか繊細さも感じるデザイン。ゆとりを持ったスペーシング。さらには、ワンコーナーずつ微妙に使用や雰囲気を違えていると言う。
例えば階段の向こう側には低めのシンプルなソファ的なもの上がり、ちょっと居間的な雰囲気を纏わせてたり。
この辺なんかもちょっとお家の一角を意識している感じ。
昭和な光景にもこう言う箇所があった気がする。
入り口から90度違う方向から撮るとこれ。空間の使い方が上手だし、広い空間ではないんだけど、立体感を感じさせつつ落ち着いてるって、なんだかすごいな。
アーチ型の向こうにはカフェの作業カウンター。
キッチンはその横なのかな。ここ、こんなにカフェ風情満載だけども、結構料理も有名みたいで、デリバリーの肩がひっきりなしでした。ドリンクじゃなく料理を運んでた。そういえば…
ワインセラーがあった。
ってことは料理もあるか。そしてお酒…?出すんだ…?メニューにあったかな。。。
優しい音を出すスピーカーは別にあって心地よく音は流れてたけど、電気を使わないスマートフォンスピーカーでこんなのあったのねー。面白い。
お手頃メニュー
さてメニュー。こんな素敵なカフェだったらどんなにお高いかと思いきや…?
ブラックコーヒー、29k。。。約140円。。。フルーツジュースでも45kってのはなかなか驚異的。Phu Nhuan は全体に中心街より安くはあるけど、ちょっと小ぎれいなお店ならそれなりにしてもおかしくないもんだ。
モヒートってのは多分お酒抜きモヒート。それはモヒートなのか問われると非常に微妙なとこではあるが…
暑い屋外から店にたどり着いた時に、フレッシュハーブがたくさん使われた爽やかなモヒートもどきがあってくれるお店は、特にこれからの暑いシーズン、ありがたい。
ちなみに星マークがついてる、ピーチジンジャーモヒートってのと、ベリーモヒートってのがオススメらしい。
そしてフード。
ベト式ステーキにパスタにサラダ。思った以上に種類があるな。
ご飯ものも麺ものも完備。しかも麺の種類も豊富だ。
挙句に、フライドジャーマンソーセージだと?ガーリックトーストやフレンチフライ、フライドカラマリなんかもあって、これ、Snackとあるけど、Bar Snackだな?
さっきのドリンクメニューにお酒はなかったから、お酒はまた別メニューがあるのかなー。しかし思った以上に幅が広いし価格も安い。うーん、侮りがたし(๑•̀‧̫•́๑)
砂糖の希望を聞いてくれるブラックコーヒー
ブラックコーヒーといったら砂糖抜きでしょーよと言うのは日本の感覚で、コンデンスミルクを入れることの多いベトナムでは、砂糖が入っててもブラックコーヒー。
ブラック=甘くない、ではなく、ブラック=色が濃いってこと?!みたいなケースがよくあります。そしてちょっと前までは「砂糖抜きで」と言うと「正気か?!」くらいの反応をされたものでした。
が、外国人ニーズも増えてきたのか、ここ数年は割と希望を聞いてくれるように。こちらから言えば。ただ…
ここはオーダーした時に、お店の方から聞いてくださったんですよっ、「お砂糖、ご入用ですか?」ってっっ。
なんだよそんなことかと思わないでください。砂糖抜きで、と言うと驚きとともに変な目で見られ、何度も何度も何度も念押しされた挙句に、飲んだら甘くて、えーーー!!!と思ったら、
「やっぱりちょっと甘い方が美味しいと思って。んふ♡」
と、可愛く言われて脱力した経験がある人は少なくないと思う。あの徒労感といったらなかった。。。
しかし今はどうだ。
お店の方からそれを聞いてもらえるとはっ。あくまで自分にとっては、でしかないのですが、ありがたい変化である(-人-)
ちなみに結構時間かかってた。別に他のオーダーが詰まってたようではなかったのだけど、随分と丁寧に淹れてくれてた。
そのおかげか、おそらく豆はロブスタなんだけど、私の苦手なアクが少なく、砂糖抜きでもするっと入る、でも力強さはしっかりとあるアイスコーヒーでした。
ロブスタのずっしり感を持ちつつ、あの透明感も同時に湛えるって難しい気がするのだけどね。
お楽しみは階段の上に
さて、ここを紹介してくれたお友達からのアドバイス。「屋上まで行って見てくださいね!」。
ほう。
と言うわけで、帰り際にお店の方に「ちょっと上を見てってもいい?」とお尋ね。勝手に自分で上がってささっと見るつもりだだったのですが…
「どうぞどうぞ、さっ、こちらです!」
とスタッフさんのお手を割かせてしまった(・∀・;
階段を登っていくと、中二階的なところにはこんな感じのスペースが。
そしてなんかブティックみたいなところもあった。いやー、思い出してください。そもそもこのお店があるのは路地の中。そもそも表の道もそんなに大きくなくて、ヘムの入り口から見ても店の影はほとんど見えない。
そんな建物の2階…ごっつい評判になるか宣伝するかしないと集客、大変そう。だけどきっと上手にやってるんだろうなぁ。
だって、なんだかゆとりを感じさせる佇まいだもの。中まで入っては見なかったけど、シンプルで落ち着いてそうなデザインでしたよ。なお価格帯は不明。
さらに上がっていこうとすると壁にはこんな可愛いプランター。
実はもうちょっとこの階には見るべきスペースがあったのですが、お店の人がなんだかちょっと嬉しそうに「こっちですこっちです♪」みたいに言うので、ひとまずついていくことに。
そしたら…?
ふああああ(((o(*゚▽゚*)o)))
小さなビルの屋上、には何度も行ったことがあって、確かにその空気感なんだけど…(そんなに高い位置でも広大な床面積でもない)
ところどころにガラスの床。下は一階分だけ下のスペースだから、地面までが見えるわけじゃないけれど、高いの苦手な人にはちょっと居心地悪い?(笑)
そしてちょっと「居間」を思い起こさせる調度の配置。ここ、吹きっさらしなんですけど(笑)
その環境と調度の違和感を上手に活用した異国感。少し、地中海チックなものも感じる。
この全てが、さほど広くない空間に窮屈さもなく配置されてて、どんなセンスの方がデザインされたのか、と、ちょっとワクワクしてしまったっ。
さらには、ここはあまり大きくないビルの上。高さもないです。だから…?
付近のビルをもインテリアにしてしまうしたたかさよ。。。
この見える範囲も、そんなに遠くまで見えることなく、またたまたまでしょうが、非常に整ったラインの景色になっているため、まるで、ここの空間のためにあるような絵になっている。
これがあまりに広かったり、あまりに高かったりすると、今いる場所の範囲内に収めると言う感覚がもてないと思うんですよね。この範囲、この奥行きだからこそ、今自分がいる場所「内」に感じられると言うか。
頭ったまのいいデザインだなーっ。
多分ここは夜に来ると気持ちも良さそうだし、またライティングで雰囲気がぐっと変わるんでしょうね。ルーフトップにお座敷席を設ける自由さ。その下の床が透明だと言う意外さなど…
ワクワクするんだけど突飛に過ぎず、一画一画のセンスも良く。
素敵だね!というと「ありがとう!!(≧∇≦)」と、我がことを褒められたように喜ぶ、案内をしてくれた男性スタッフさんは、おそらく、だけどここのオーナーさんと言う歳でもなさそで、1スタッフさんにしか過ぎないのかと思われましたが…
素敵だね。このお店もだけど、そんな風に自分が働く場所のことを褒められたら喜べるって。とても、素敵だ。
ちなみにルーフトップより1階下のスペースにはブランコもある。
ベトナムでは写真スポットによくブランコがありますね。ブランコに乗って可愛く揺られる姿は、フォトジェニックカットの定番なのかもしれません。
そして大変ぬかったのですが、上の写真の手前側に、ルーフトップに登るための狭い狭い螺旋階段があります。それも素敵だったのに、写真に収め損ねてしまった。。。
そしてその階段、まぢで細いし、一部(私は心配なかったけど)天井がぐっと低くなってるところがあるので、背の高い方はお気をつけてw そしてあまり高いかかとの靴とか、歩きにくい履物の時も要注意。
いやーっ、でも素敵!!
今度はご飯を食べに来よう。最近の天気だと昼は暑いが、朝駆け、夜は気持ち良さそう。涼しい時期になったらもっと快適そうだし…
路地裏に、しかもそこのあまり大きくないビルの上に、こんな空間があるなんて。
何度も言うけど…ホーチミンは本当に街中が宝物探しのようですねっ。よその国に、旅行に行けない今時期ではありますが、こんなに素敵なスポットが、きっとまだまだ隠されてる!
美味しいものも、素敵スポットも、ホーチミンにいる限りはもっともっとたくさん見つけられそうですよ!!!
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
De Tuilo Cafe & Bistro
9/2 Dang Van Ngu, Q.Phu Nhuan
Time: 08:00 – 22:00
Spent: 29,000vnd / person
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