一時帰国に!ちょっとええもん土産!はこの赤帯をタッチ!

ホーチミンにミシュラン⭐️⭐️⭐️3つ星レストランの Saigon 支店ができました&行ってきました! ~ DAVITTORIO

イタリア料理

ホーチミンのレストランシーンの勢いが止まらない。
なんと今月(2022年6月)、イタリアのミシュラン三ツ星レストランのサイゴン支店ができたんですってよ?!

※こちらは本国で星を取ったレストランの支店です。ベトナムのミシュランで星を取ったと言うことではありませんので誤解なきよう、お願いします

場所はあのお店の跡!

2014年あたりから(明確な開業のタイミングはわからないのですが、私の記事の記録が2014年でした)市内のイタリアンではダントツトップを走っていた、

こちらのお店が、コロナ後復活してないなーと思ってたら、別のお店になってました。

しかもミシュラン三つ星のイタリアンレストランの支店?!
なにー?!

しかも、オフィシャルサイトによると、まだ日本にはないお店のようだ。なんて、ことだ!

ミシュラン・シェフに近い街、ホーチミン

以前から何度かレポをしたことがありますが、もともとホーチミンにはフランス系のホテルや、ゆかりのあるレストランが多いことから、ミシュランのスターシェフが年に数人来越し、腕をふるってくれる機会がありました(コロナ前の話)。

スターシェフの料理。
日本の地方都市に住んでたら、自分には、なかなか遭遇できるものではありませんでした。

 

日本で星を取られてるお店であれば話は違いますが、欧州のシェフ、となるとまず、

・常設店でもイベントでも予約が取れない
・かなりのお値段(ホテルイベントとかだと5万とかそれ以上)
・地方住みだと交通費+宿泊費が必要

となると、10万円仕事。あらゆる面から、現実的ではなかったり。
それが…

ホーチミンでは、ホテルイベントでもコロナ前は$150前後から。ワインのペアリングを楽しんでも$200ちょっとで収まることがけっこうあって…(今&今後は飲食店のアベレージも上がってるのでもう少しすると思います)

その金額は、普段の食事の金額に比べれば破格ですが、食の経験値をあげたい自分なんかにいは、千載一遇のチャンス。日本で同じことをしようと思った時の遥か下の予算で叶えることができるので、可能な限り、機会を生かすようにしています。

ただホテルの企画ものは日程が少ない上に、告知も直近すぎてスケジュールが合わないことが多いんですよね…。

それが。常設で。
しかも三つ星レストランの支店?!

行かない手はありませんねっ(๑•̀ㅂ•́)و✧

The Reverie Saigonさんの一角に

The Reverie SaigonさんのDong Khoi通り側の入り口にに行くと、ホテルに向かって右脇に、Nguyen Hueまで通じたスペースに、The Longってイタリアンがありますよね。

その同じスペース内に、今回の Da Vittorio さんへの入り口があります。そのスペースはNguyen Hue通りまで通じてますが、Dong Khoiからの方が圧倒的に近いです。

・予約必須(2022年6月現在1日20人限定のようです)
・ドレスコードあり
(といってもイブニングドレスとかは必要ありません。が、男性は短パンとかビーチサンダルとかはお避けください。願わくばジャケット、襟付きシャツなどが望ましく)

・お子様のご入場はお断りされてます(よう年齢確認)

まばゆい別世界

予約必須なので、入り口にいるスタッフさんに名前を伝えると、店内まで誘導してくれます。

まばゆい。
まばゆいぞ。

以前ここにあった、Romeo& Juliet を引き継ぎ、店内は豪華絢爛。日本人的にちょっとと惑わされることがあるのは承知ですが…

The Reverie Saigon にお泊まりになった方ならご存知の通り、このホテル内で施されているあらゆる装飾品や調度は「本物」

もしも私のように、その本物に所縁が浅かったとしいても、豪華に「見せようとしている」他所を知っていれば、その違いは一目瞭然。

このキラキラに慣れているわけではないので「わおー」とはなりますが…

本物を知れる機会を、ちょっと特別なお食事をする際に得られるというのは、なんと幸運なことか。

知らないから縁がない、とかわからない、ではなく、知らないのに本物に触れる機会が得られて知ることができる。既に知ってる方にはないワクワク感や学びの機会が、知らない人間にはあるということ。これは知らない人間のアドバンテージ(๑•̀‧̫•́๑)

と、良いように捉えて、本来の価値を味わい尽くすための知識が足りないところはご容赦いただき、懐を借りて育ててもらうことにしましょう(-人-)

メニュー

内容とお値段、気になりますよね。
参いましょう。

まず、こちらに・またはこちらのレストランに初めて来られたのだったら、テイスティングコースがオススメですよとのサジェストが。

世界各所に支店を出す際、現地でのローカライズは必須ですが、もちろん、お店のシグナチャー的ものもあるわけで。それらをバランスよく含んだコースを楽しむことは…

お店のキャラクターを知り、現地の支店の良さをもっとも楽しめるものではないかと。思うのです。

ので、今回はそれで。
基本、3,288k。

そーんなしょっちゅう食べられる金額ではありません。が、三つ星レストランのコースがこの価格というのは驚異的ではないでしょうか。

巷の新店の中には、無名でももっと最低価格が高いところも少なくなく、しかも納得いかない内容のことも(何回泣いたことか)。

それを思うと、「このお店に来れた」という実績を作れるだけでも価値ある金額。少なくとも5種類だったかな?のワインが想定されたペアリングが1,288kというのも破格だ。

しかもこの格のレストランにおいて、各料理への配慮が為されたプロのセレクトによるペアリングとなるとなおさらのこと。

しかしながらアラカルトメニューももちろんあります。

ご覧になってもらえたらわかるように、アラカルトの単価はかなりお高め。自由に組み居合わせたら、3コースでも、軽くテイスティングコース並みの金額になりますね。

もちろんコースとアラカルトは違うので別もの。金額だけでは測れませんが、やはりここはお店の「基準」を教えてもらってからアラカルトに行くのが、自分には良さそう。

で、メニュー内で気になったのが、メニュー名の横に小さくついてる番号。なんだろうなと思ってたら、メニューの最後のページに…

アレルギー食材の一覧が。
メニュー名横の番号は、この食材一覧の該当表示。なんと。ここまで細かくされるのか。

いや、アレルギーをお持ちの方にしてみれば、本来はあってくれないと命に関わるもんだいですから、これが当然出会ってほしいものですが…

実際にはここまでされてるところはそんなに多くはないと思われます。
素晴らしい。

お食事開始

細かくは召し上がってからのお楽しみをお邪魔することになるかもしれませんから(ネタバレはねーw)、フォトギャラリー的にさらりとご紹介。

まずお席ではこちらのお皿がお出迎え。
実は食器衣類はまだ「仮」のものとのことで、今後はもっと素敵になっていくそう。

で、初手のアミューズ的なアイテム。
もちろんお店の方は説明してくれるのですが、説明されてもなお、口に入れて華やぐ驚き。

右手奥、トマトに見える一品は、もちろんトマトも使ってるのですが、トマトを再構築したとも言える一品で、予想だにしない食感を持ちつつ、幾重にも重なる食材の味わいが渾然一体。

おそらくはこの店を知らない限りは味わったことがないもののはずでありながら、同時に受け入れやすく、それが故に楽しみやすいお味でもあり、美味しいのはもちろんですが、

「なにこれ楽しい!」

というのが、続くアミューズにも共通する感想。
よく、他国の料理が本格的すぎる場合、経験値がないと「美味しい」と思えにくいケースがよくあるのですが…

なんだろう。この「食べたことないのにしっくりくる」という感覚は。味覚の刺激だけでなく、モテるはずのないこちらの「安心感」を引き出し、それを「美味しい」に換える感覚。なんと。

ちなみに最初のドリンクはグラスでシャンパンをお願いしたのですが、とても良いコンビネーションでしたよ。

そしてガスパチョ。

儚く綿菓子のような消え方をするのに、しっかりとガスパチョの風味があり、且つ、忍ばせられた違う食感のアクセントが楽しく一緒に踊っているような軽やかさ。

コースの中で「困ったな」と思ったのがこのフォカッチャ。
凄まじく美味しい。

コースをいただく際にパンを食べすぎるのは禁忌。メインが来るまでにお腹がいっぱいになってしまうというような失態は…(もぐもぐ)おかしてはいけま…(もぐもぐ)せん…(もぐもぐ)

 

フォカッチャに、グリッシーニ、という言い方はされてなかったけど、なんて言ったかな。カリカリのスティックブレッド。これがあればワイン一本空きますよ…(もぐもぐ)…危険、危険です…(もぐもぐ)

ツナのヌードル。
これは…食べると驚きます。

日本人の私たちにはとても馴染みがある食材、そして旨味位の重ね方はとても喜ばしいものであるのに、食べてみて知るこの独創性!説明聞いてても全く違うものを想像してしまってた意外性!この発想はなかった!

この料理をこのレベルに引き上げるためには、どれだけの知識と熟練と経験と仕事があったのでしょう…。そこを考えると軽く気が遠くなるのですが…

皆さん。ラッキーなことに、客というのは対価をお支払いするだけで、料理人さんやお店の方の人生を、こうしておすそ分けしてもらうことができるのですよ。

全くもっていいご身分です。
そしてお店は、全力でお客さん方を「良いご身分」でいてもらうためにサポートしてくださるのです。

値段の多寡を問わず、真摯で良いお店でお食事をし、サービスを受けることでのみ感じられるありがたみ。げに、客というのは楽しい立場に居られるものだなと思う次第。

そしてこちら↑はまた、旨味の趣向を変えた海のものの楽しみがある一品。

イタリアン、と聞くと、割ともっと一品一品がボリューム感を持つイメージでしたが、こちらはこんな感じで、ひと口ふた口サイズのものが続きます。

しかしながらその味覚への刺激は複雑で、満足感が半端無い。
そしてここで、スープ、というかポタージュ、というか…

スープ自体はポテトベースなのですが、底には意外な食材が。身近な食材なんですが、もしかしたら中にはその組み合わせに(えーっ)と思われるかもしれません。

しかしご心配召されるな。このコンビネーションこそ至高。意外性と、あまりにしっくり来るマッチングに、楽しく混乱しながらテンションは上がるばかり。

そして合わせてこらられるワインが、まず単独で興味深く、料理と合わせると尚楽しい。

そしてここで赤に変わる。
白も3種類出てきて飽きることがなかったのですが、赤もこれまた面白く。

私なんかはワインに造詣が深くは無いので、プロによる、しかもこちらのお料理に特化されたセレクトを黙ってても、そして少しずつ楽しめるこの贅沢よ。

お店のシグナチャーでもあると聞いたパスタについては、シェフ自らがテーブルに来てくださってその場で調理を。

こんな感じのトマトソースのもの。
これがもう。。。もう。。。っ。

そしてこのワゴンでお皿に取り分けてくれるのですが…

おや、他のお二人はお皿に取り分けてくれてるのですが、ワタクシはお鍋ごとサーヴされましたよ。おや?シェフはよく、お客のことを見ておられる???おや…?(・∀・)

そして恐ろしいことに、ここでグレインブレッドが出て来るんですよ。。。このソースを無駄にしないようにと。

そして最初に出て来てたフォカッチャが驚くほど美味しかったことからご推察いただけるとおり、これもまた驚異的に(もぐもぐ)美味しくて(もぐもぐ)こんなの食べ(もぐもぐ)てたらもう一つのメインが(もぐもぐ)入らなくなっちゃ(もぐもぐ)う…(もぐもぐ)

げふーっ😅
危険危険(苦笑)

そしてワタクシ的には言葉を失った一品がこちら。

Cod Fish、と言われたのでタラが主役のお料理です。
が、注いでいるのは数種類のキノコを使ったマッシュルームブロス。

マッシュルームを丸ごと潰したとろみのあるスープ、というのは経験ある方も多いと思います。ぽってりとした食感にキノコが丸ごと使われた美味しいポタージュ。

しかしこれは…澄んでいる。

澄んでいるのに、かつて無いほどのマッシュルームの香りや味わいが濃蜜で、それがタラの風味を底支え。

山の恵みと海の恵み。全く違う領域のものでありそうなものなのに、見事なセッション。仲が良い、という感じではなく、それぞれが各々の持てる魅力を全開にしながら「兼ねあっている」楽しさ。

融合、とかハーモニー、というよりは、タッグを組んだパワフルなバディの生み出す成果を楽しむ様な。ここまでの他の料理とはまた趣を異にしつつ、旨味のクレッシェンドを効果的に生かした構成。すごいなー!

そして、デザート。

R&Jの頃、デザートのティラミスのチーズボディ部分は、エスプーマでできていた。イタリアンのピザやお肉などを食べて胃袋がヘヴィだろうから、という配慮から。

そして今回は、それぞれの料理は実に小さいポーションではあったものの、その美味しさからくる満足度はそれぞれに高く、お腹も十分満ちていたので、デザートがこのくらいであってくれるのはとても嬉しい。

そしてこのパフォーマンス。

これもある種のティラミスですが、デザートに出てくるポートワインと素晴らしく合う。

そしてこちらも、小さいながらに満足度の高い一品。

ふう、なんて満足なお食事だったんだ、と思ったら、サクサクの小さなコロネのような…イタリアはカンノーリ?カンノーロ?っていうんだっけか。

が出て来て、スーシェフ自らがクリームを目の前で詰めてくれるというイベントが!

サクサクサク!!クリームぽんわり、サクサクサク!
さっき満足したばかりなのに、二つも食べてしまったじゃないか!美味しい!!!

しかもこちらのスーシェフは、イタリア本店から来られた日本の方!!なんとー!!

こちらの想像もつかないレシピだったのに、何故か旨味の重なりがしっくりと来たのは、この方のおかげだったのかもしれない。キッチンのことはわからないのであくまで推測ですが、日本人シェフがいらっしゃってくれるなんて、なんと心強い!

お会計をお願いしたところでサプライズ。WMCカードを出したから誕生日が今月だとわかったのか、会計するにはちょっと時間がかかってるかな?と思った程度の時間で、このプレートが用意されて来た。。。すごい。。。

挙句に、20%オフでしたよ。
普段は、利用一定額以上をクリアしてるのでカード提示で10%引きになるのですが、お誕生月は20%オフ。。。知らなかった。。。(-人-)

食べ終えて

わたし的には初めての3つ星レストランの体験でしたが…

「いかがでしたか?」

と聞かれて「想像以上でした」と返しましたが…正確ではない。なぜなら、あんなお料理、想像もできていなかったから。

その意外性が楽しく、それでいて味も胃の腑への収まりもよく、これが、3,288k??(税サは別です)

食にとても興味がある自分としては、とても価値ある経験。そして楽しかった!😆

他の三つ星を知らないので、これが三ツ星か、という言い方はできませんが、お皿の上に自分が全く知らない世界を展開して楽しませてくれた、という点で、一点の曇りもなく、行ってよかった。

そしてこんな価格で。
ちなみにこのテイスティングメニュー、本店だと€240。ドンに直すと、5,900k。およそ1.8倍です。

ベトナムの視点が三つ星を取ってるわけじゃないのと、こういうお店をお得だなんだという点で勧めるのもどうかと思いますが、実際お得です。

これは…在住者の方のみならず、今後ホーチミンを訪れる旅行者の方にも、大きなアトラクションであり、魅力的なお食事の場であり、価値のある経験を得られる場になるのではないでしょうか。

ホーチミンに住んでいる人、ホーチミンに来るご予定がある方、めちゃくちゃラッキーだと思います。

ホーチミンの新しい魅力的なスポット。
ぜひ、覚えておいてくださいませ♪

その後のグランドオープニングのレセプションの様子はこちら


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ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/

お店情報

DAVITTORIO Saigon
69 Dong Khoi Q1
Time: 17:30 – 22:00
(日曜定休)

※こちらは本国で星を取ったレストランの支店です。ベトナムのミシュランで星を取ったと言うことではありませんので誤解なきよう、お願いします

 

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