ベトナムでも養殖が盛んと聞く、ウナギ!ただ美味しく食べさせてくれるところはごく限られてまして。そこで、こんなお店はいかがです?
韓国系だけど日本式のうなぎのお店
Gatewayの裏っ側の道と同じ筋にあるお店。
この辺、韓国系のお店が増えています。
それは知ってたし、韓国の方もウナギをよく召し上がるとは聞いていたし、自分も韓国式の鰻を楽しんだことがあったので、すっかり韓国式かと思ったら…?
韓国系のお店である様子ですが、出してる料理は日式のメニュー!
何を持って日式と言い張るのかというと、これ。
うん、流石に「ひつまぶし」は日本のものと思われる。
しかも結構お手軽そう?
うーん、安い鰻はうなぎの質自体が残念なことが多いからなー。どうかなー?と期待半分、外した時の覚悟半分で行ってみました。
小さいけどスッキリ店内♪
入り口はこんな感じで、ちょっと雰囲気作りしてますね。
贅沢。ここも席にすればいいのに、って思ったけど、あ、ここ。焼き場があるな。
左っかわ。
ってことは、自分のとこで捌いて焼いてるのかな。捌いてなくても、少なくとも火入れは自分のとこでやってるんだ。
お寿司屋さんや和食で、多くのメニューの中の一つ、として鰻を出してる場合、レディメイドのやつをつ温めてるだけのとこがあって、それは別にいいんだけど、それも「扱い方」一つで味が変わる。
その扱いを全く無視してるとことかもあって、あれはちょっと悲しいものだが。。。
ここは少なくとも最後の火入れは自分のところで、炭火でやるようだ。ちょっと期待。
店内はまさに鰻の寝床で、奥に細長いタイプ。そんなに広くはないけど、それでもテーブルとテーブルの間のスペーシングがしっかりされているのはありがたいわねえ。
もうこれに慣れると、詰め込みが落ち着かなくて仕方なくなる😅
メニュー
というわけで、メニューです。
どうやらここは、鰻重よりも「ひつまぶし」が売りらしい。
いいじゃないですか。
私過去に食べた鰻で一番美味しかったのが、名古屋のひつまぶし。そんな話をしていたら、「私もなんです!」というお友達がつい先日もいたばかり。
食べ方が違う、だけじゃなくて、名古屋でひつまぶし用として焼いてる鰻、なんか美味しいんよな。
鰻重と構造自体はそんなに変わらないと思うので、多分に気のせいの部分がある気はしますが、美味しい。
なのでひつまぶし、をフィーチャーしてくれてるだけでテンションあがる。ってか。。。
価格が。お安いわね?
通常モードで270k????はい????
正直、この写真の半量くらいでゴムみたいなやつでもそのくらい取るとこあるぞ?????
あ、でもスペシャルバージョン430kってのがあるから、写真はそっちなんかな???
そしてその他のメニューがまた気が利いてる。
うなぎの押し寿司とかあんねん。持ち帰りにもよろしいやないかー。
あと、白焼もできるんや?!うなぎの炭火焼きって単品のとこに、「塩」って書いてある!
いや、元々韓国には白焼あるか。
なんちゅーこっちゃ、美味しかったら相当なめっけもんやないか!
あ、普通の太巻きはサーモンのみたいやから気をつけてな?上のページのトップにあるやつ。うなぎの太巻き食べたい人は、下にあるから。天ぷらうどんの左下。
とりあえず、今日はレギュラーのひつまぶしで様子見ますかねー♪
うまいやないか!サイド以外w
配膳
というわけで、出てきたのがこれ。
おおっ、色々盛りだくさん。ですが。。。
お重がメインに来ずに縦向きのところに違和感感じないのは、やっぱり外国の方の整え方ですね😅
メインの器によそって食べてくださいということなんでしょうけど、まずはうなぎがメインで目に入らんと勿体無いなあ。
そしてどんぶりが大きすぎて、ものすごい場所が狭く食べにくいw
誰かコンサル入ったげてーっ。
問題なく食べられるけど、どこかに感じる食べにくさって、その人に無意識下に訴えるマイナス要素だから、長い目で見ると結構でかいぞー。
鰻うま!
でもまあ、この様相。
やだ、美味しそう!
うなぎの素性はわからんし、もしかしたらプリメイドのものを使っててもおかしくない価格だけど、少なくとも「やるべき処理」はきちんとしてるのが見て取れる。
もちろん、初手から自分とこで手を入れてる可能性もある。そして米は薄く、全体にタレが薄くかけられており、鰻を食べる際の醍醐味(タレご飯)が大事にされてるのもわかる。
良い!!
サイドは注意
まあサイドはね、残念だったんですよw
味噌汁こそそこそこだったのですが、サラダがドレッシングの中で溺れてて、茶碗蒸しは。。。
牛乳要素、入ってる?そしてそのミルキーさとは別に、どことなく、ほのかに甘い😅
いえ、まずい、というものじゃないんです。
こういうものと最初から知ってれば食べられるのですが、茶碗蒸しと思って食べると、めっちゃびっくりするのでお気をつけてw
ただお子さんとかには、意外と受け入れられる味かもしれんなあ。
しかしこの辺で、日本の料理としては紹介しがたく、ええとこの人は連れて行けなくなるなあ。
もしくは、セットを外して単品だけで構成するか。
いざ、ひつまぶし
ひつまぶしとしての備えはとても良いのです。
この豊富なシソの千切り、わさび、そして香のもの。
ってか、肝心のうなぎなんですが、こいつがねーっ、悪くなーい!!
ホックホック、とまではいきませんが、激安のゴムゴムうなぎみたいなのとは一線を画す。
うなぎの質に関しては、「悪くない」としか自分は評価できないんだけど(うなぎのせいじゃなくて、自分の鰻経験値の低さでな?)、焼き方がいいねえ!
おそらくは、割りに早かったので、表の焼き場である程度仕込んでるものを、奥のキッチンで焼き直してるんだろうけど、
カリッと香ばしいところもあれば、ジワッと馴染ませてるところもあり、何よりタレがね、甘さに逃げてない。
シュッとしてますの!
関東系のお味やろか。
残念なとこは、プリメイドの酸化しきった生臭いゼリーみたいなタレ、そのままつけてきよったりしますが(ちぇりさんちょっとスローダウンしようか)、ここのはシュッとしてますわ。
さんしょうも置いてある。
安くないでしょうにね。
そして意外にもうなぎの量が、かなりあるっ。
これ、レギュラーですよ?半分まで、結構鰻を楽しみながら食べ進んでも、まだこんなにある。
そして何度見ても嬉しいなあ。
ご飯に染みたこのタレの色。
さらにはわかります?そのタレを纏って美しく艶る米肌、輪郭のシャープさ。もちみたいなデロデロご飯でどんぶりにしてるところがあるというのに、ここはちゃーんと「加減」してますな。
そもそも。。。
270kですわ。なんの文句があんねんって話よ(サイドがどうのとか言うてるけどw)
お出汁をかけて
さあさあ、ひつまぶしのクライマックス!
出汁かけのお時間でございますわよ!
最初とっくりがお膳にあって、あれ?サービスで日本酒つけてくれてるんかいな?と思ったけど(そんなわけはない)、この中、お出汁です。しかも。。。?
もしかしてこれ、ちゃんと出汁引いてる…?
だしの素的なものの味じゃない。塩気が違う。あの手のやつは、出汁というより、ほぼ塩という感覚で使うが吉だと思ってるが…(家で使ってるのでダメ出しじゃないです)
この出汁にはほとんどの塩気を感じない。代わりにほのかなカツオの風味。昆布も使ってるんかなあ。淡い淡い、良いお出汁。
そーだよ、ひつまぶしに使うお出汁は、しっかりと味がついたうなぎ、そしてそのタレが滲んだご飯を楽しむものなので、でしゃばっては行けない。
しかしまさか、こんなお出汁が出てくるとは思わなかった!
昨今は塩分を入れてない出汁の素的なものもあるからそれを使っていないという保証はないけど、どちらにしても、ちゃんと狙ってのこのお出汁。
こっ、このお出汁と少量の塩を茶碗蒸しに使ってくれたら…っ!!!(笑)
というわけで、サイドはともかく、鰻に関してはかなりのこだわりを持っていて、そのこだわりは正しい方向に向けられてると感じました。
鰻に関して「ここいいよ!」と勧められるお店のカードが手持ちになくなったところなので、これは嬉しい。
鰻一点突破だけども、いいじゃないか。人は鰻を食べたくて鰻屋に行くんだ。もちろんサイドが美味しいに越したことはないけれど、まずはよきうなぎが食べられることが大事。
これは、大勢で行って白焼、シェアしたいぞー!
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
Nha Hang Com Luong
9 Hem 30, So 9 Thao Dien, Thu Duc
Spent: 270,000vnd / person
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