ちょっと気になるタイプのCom Ga屋さんがあったので、行ってみました。雨の日だったからのやりとりもあって、ちょっと応援したくなったよ。
Nguyen Thi Minh Khaiのヘムの中
雨の日だったので外観を撮れていません。
が、内装がとても印象的。
実はこちら、
↑のスパのすぐ近く。ってか、斜め前くらいと言ってもいいかも?
なので、スパに行くたび気になってたんですよね。
でもいつもご飯時を外してて食べ損ねており…この日もまだ夕食には早い時間だったのだけど、そうだ、持ち帰りにすればいいじゃないかと思いたち、寄ってみました。
中途半端な時間だったのと雨でお客さん、誰もいなくて、でもお店の人はまるっきり諦めていたわけでもないようで、雨の中、私がお店によってくそぶりを見せた段階でドアを開け、招き入れる準備をしてくれてた。
暇な時、携帯をみたりおしゃべりに興じたりすることが多く、まあそれも客を蔑ろにしてやってるわけじゃないなら目くじら他店でもええよな、というスタンスではあるのですが、ちょっと嬉しかったな。
メニュー
メニューは割とシンプルです。
そしてこちらのCom Gaは、チキンを裂いてるタイプらしい。中部によく見られるやつに近いのかな?
裂いたチキン、海鮮ソースと合わせたチキンにフライドライス、鶏もも肉を裂いたものバージョン、春雨のチキンスープなどがメインらしい。
茹でたり裂いたりしたチキンだけというメニューもある。
サラダ系にしたもの、野菜炒め、また内臓系と一緒に野菜を炒めたものやスープなど、バリエーションはあるけどとりづくしだ。
チキンライスの店、ということだったが、どっちかというとチキンの店だな。
ちなみにベトナム語のメニューはこちら。
英語と同レイアウトで見ることができる場合は、ベトナム語メニューの鍛錬のために、なるべく見比べるようにしています(๑•̀ㅂ•́)و✧
Shredded Boiled Chicken Rice with Wild edible vegetables
どれが一番おすすめだい?と聞いたらこれだというので素直に従う。
おおっ、確かにこれは美味しそうな!
と思ったのですが…
米はブロスで炊かれたものではなく、スッピンの米。色こそついてるけど、味はついておらず、好みでいうとちょっとやわすぎ。でもそれは個人差があるし、重箱の隅を突くレベルでの小言。
裂かれた鶏肉はしっとりしてるし、炒め野菜の味付けは甘辛だ!
その炒めたときのタレごと、裂いた茹でどりにまぶさっていて、おおなるほど。これはちょっと一般的なCom Gaとは味付けが違うな。
結構日本人好みだと思う。野菜は葉物(すんません、ちょっと葉っぱの正体はわからなかった)で、クッタリとした所にタレが絡んだのも美味しかった。
そうか、この甘辛と合わせるには、お米、ブロスで炊いてたらちょっと邪魔かもしれん。甘辛+白ごはん、最強だもんな。黄色いけど。
スープは同じ鶏の骨からと、茹でじると言ったら言葉は悪いが、チキンを茹でるときの茹で湯も使われているのだろうな。優しい味わいだけども、地味に満ちてて美味しいぞ。
それにつけても、チキンの裂き方のほど良さ加減は見習いたい。よくよく仕込みができてるからこそのこの大きさが適切と思わせてくれるのだけど…
しっとりして噛み応えがあり、これより大きいと米と一緒に口に頬張るのがちょっと憚られる。これより小さいと心許ない。ちょうどいい頃合い。
そういえば…
添付のこの調味オイルが美味しかった。少し甘辛で、茹で鶏をさらにしっかりとしたおかずの位置に引きあげてくれる。
そしてもう一つの脇役、このご飯野分に添えられた赤いチリの調味料。一見とても辛そうに見えるが、実はこれは唐辛子の辛味もありながら、結構甘めの甘辛調味料。
見目はどこにでもありそうだけども、実はホーチミンではあまり見かけず、ホイアンや、ファンランの料理を扱うお店で私は何度か見かけた。甘いのがキラでなければ、結構日本人好みの味だと思う。
米は味気なく感じたけれども、なるほど。鶏にも、添えられたチリにもこんなにしっかり味がついてると、そりゃ白飯が食いたくなるわな、という帰結に何度も到る。
ただどうかな。
今度行った時は、米ではないメニューを頼むかもしれない。同じ茹でどりでも違う味わいのものがあるようだし、ここのMien Ga(鶏の春雨)はかなり美味しいのではなかろうか。
鶏のサラダ仕立てなど、かなりヘルシーそうであるし、なんなら茹で鶏半羽分、版のおかずに買って帰るのもアリである。
ところで
お気づきの方もおられようかと思いますが、そこまでゴリっと推してないのに、次回の話をするのだな、と不思議に思われている方もいるのではないでしょうか。
そうですね。できれば次回は米抜きで、とか、そもそも文章の勢いが平静であると自分でも思う。
でもですね。
迎え入れてくれたときの様子から、料理を待っているときの会話、そしてその後Grabがなかなかつかまらず、ドリンクを頼んで30分近くお店で雨宿りをさせてもらっていたのですが…
(塩レモン的なドリンク。塩の加減が絶妙で、普段は苦手だけどこれは美味しかった。うん、知らずにたのでしまったのです)
いろんな世間話をしている最中、最初に作ってもらってた持ち帰りのチキンライスの様子が気になって仕方がない様子。
「次回は、よかったらぜひお店で食べてってください。時間が経って冷めるごとにやっぱり美味しくなくなっちゃうんです。持ち帰ってもらっても十分美味しいとは思うんですが、お店で食べてもらえたらきっともっと美味しいと思うんですっ」
会話の節々に、持ち帰りの堤に視線をやって、(ああ、せっかく美味しいタイミングがどんどん遠のく…)というのが気になって仕方ない様子。
すまない。まさかこんなに時間を取られるとは思ってなかった。しかし、何だその愛情は。
おそらく彼は自分の店のチキンライスが大好きなんだろうなと思う。温め直せば多少は回復させられるだろうけど、出来立て時と同等にならないことは、想像に難くない。だから彼の気持ちもよくわかる。わかるから、彼の視線煮込められた気持ちも手に取るように伝わってくる。
良い、従業員さんがいらっしゃる。
それだけで、きっと食材たちのポテンシャルは相当に生かされると思われる。
特に最近、残念な料理現場を見てしまい、あのような人がいる場でよからぬ気を受ける食材が不憫でならなかったばかりなので…
こういう従業員さんがおられるお店は、できる限り応援したい。なのでもっと、他の料理も食べてみなくちゃ。そう思うので、また近々行ってきます😊
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
Bazzan Chicken Rice
18bis Nguyen Thi Minh Kahi Q1
Time: 08:00 – 20:00
Spent: 85,000vnd / person
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