早朝到着することがよくあると聞く日本からの旅行者さんに、ホテルへのチェックインまでの時間を過ごすのに、まずはこちら、いかがですか?
まさかのあの場所にBanh MI?!
ホーチミンの飲食業会では泣く子も黙る、HT HOUSEグループ。
日本人にわかりやすいところでいうと、FUMEさんがあるあのヘム中を拠点にした、老舗中の老舗な、観光客もローカル客も取り込んだお店群が素晴らしい。
あのヘムの中だけでいうと、Hoa Tuc、Rico Taco、Bep Oc、まだ言ったことないけど、Anh Tukkというタイ料理など。
あのヘムの外だと、TukTukとか Chi Hoa とか、まあ名だたるお店を抱えてるお店なんですよ(上記以外にもまだ色々ある)。
特に、Hoa Tucは、むかーしからガイドブックの常連で、欧米系の観光客さんにも支持が高く、現時点でも復活著しい業績を上げ、毎日3〜400人くらいのゲストをさばいているんだとか😳
Tuktukとか、当初はちょっと単価が高くて、その割にカジュアルすぎる感じがあり、アンバランスさから私は記事にしてませんでしたが…(味は悪くなかったけどえらく高くついたことが数回あった)
最近はお大皿→シェア用に切り替えメニュー単価を上げて、でもローカルの方が大勢で訪れてシェアしやすいようにしてるらしいですね。そのおかげか、凄まじいんです、どこ店舗も毎日毎日😇
ちょっと行って見ないとなーと思いつつ、まだ行けてないまま、inago会案件かなあこれ。
その他諸々、成功の鍵になる話はいくつも聞くのですが、それは長年培ってきたノウハウと資産の積み重ねの賜物のようなので、一朝一夕に真似ができる感じじゃないですね、もちろん。
そんなグループが、まさかのBanh Mi?
アヘン工場跡地
El Gauchoさんを入り口に構えたこのヘムは、Fume さんがあることでも知られてますが、そもそも昔は、アヘン工場があったことで知られているこちら。
街中に近いせいもあって「優美でおしゃれな一角!」と両手離しで持ち上げてるガイドブックの書き方に遭遇することが多いんですが、アヘン工場、だったんですよね😅
その工場を引き継ぎ、虚を構えているのが、Hoa Tuc。まさにこれ、ケシの花、という意味なんです。決して明るい話題ではないmと思うんですが、あえてのそれを全面に押し出すたくましさ。
明るくない歴史の一部をアイコンとして活用し、かつ大成功させているというしたたかさは、ベトナムのいろんなところに通じる気がします。良い意味で、強い。
ちなみにここは、かつて観光目ぬきとされた、Dong Khoi通りと並行するように走っていて、一本東北側(主要道路が北西 – 南東に走ってるのでわかりにくいよね)。
当初は、よくこの二つの通りを間違えて「あれ?こっちじゃなかったっけ?あれ?」とかよく迷ってたな(笑)。単純な道なのに。
ヘムの奥の奥
で、こちら07:30 から開いてるっていうんですよ。ホーチミンは朝が早いので、実際6時から開いてるカフェも珍しくなく、そして流行ってたりするんで、別に特別なことでもないのですが…
ヘムに入ると、なんかめっちゃざわざわしてる(笑)
ここに集まる店、夜メインのお店も多いし、少なくとも昼からが本番、みたいなとこが多いというのに、8時前からワイノワイノ。月曜日の朝から元気だな!
で、真正面の一番奥、Hoa Tuc さんは一番奥の左手側になるので、その目の前ですね、に、こんな移動販売的な様相の、でも実際には移動しないバインミー屋さんがあります。
店名にある 74 という数字は、ここの番地ですね。Hai Ba Trungという通りの74版。ベトナムの飲食店は、よくこうして番地番号を店名に活用するところ、多いです。
メニュー
なんか朝はコンボメニューがあるよって話でしたが、メニューをよく見たらこれ、Banh Mi Queというメニュー限定のコンボ。
Ban Mi Queというのは、みなさんがよく知るバゲットのような見目のものではなくて、ほっそーいブレッドスティックみたいなのに多少の具材を挟んだもおの。
立派なポッキー?くらいのもんです。だからお安め。
一般的なイメージのバゲットサンド的なものは右側。
皮付き豚のシュレッド、たまご、魚の練り物、豚のミートボール、ポークパテ、ローストチキン、ローストポークに…なんと、牛タンの煮込みだって?!そんなものがあったのか…見逃した…。
さすがの実績背負った Banh Mi!
ということで、飲み物はカフェスダー。ベトナムコーヒーのアイスバージョンです。練乳、しっかり入ってます。
バインミーはパテやらチリやらが入ってるので、ビールとかワインも合いますし、もおちろんコーヒー紅茶も良いコンビですが、何と言っても、このカフェスダーが私は好き。
甘いです。
でもベースのコーヒー部分がい美味しいものである限りは、この練乳アタックが、良い。
こちらはフィン(アルミのドッリッパー)こそついてきませんが、市の方は大ぶりのかき氷りで、上の方はクラッシュ氷という、氷の二重奏。ちょっと珍しいかも。
そしてコーヒー部分はとてもしっかりと下苦味があって、でもえぐみはなく、美味しいコーヒーだなーと。
アラビカのドリップ派の方の中には「あんな濃くて甘いものだとどれも大して変わらんでしょ」等方がおられますが、んなわけないね。色々違う。
ここのは苦味とか甘さのバランス商店合ってて美味しかったなー。目がさめる。
そして、バンミー!
今回はメニュー2番目にあったオムレツってのを頼んだのですが、最初から二つに割ってくれてるあたり、食べやすさを考えてくれてますね。
そして、この断面。
美しい、とは言いませんが、具がニューニュー!(ベトナム語で「たくさん」の意)
そしてそして、驚いた。
バンミー、道端20kくらいのものでも十分美味しいのですよ。ただよほどのところのものでないと、振れ幅が少ない。
正直、書き分けるのが大変で、ごく普通に美味しいだけだと、もう書かずにスルーすることも増えた(・∀・;
ただここは立地も良いし、雰囲気も利便性もいいから、というのを担保にわざわざ食べに行ったわけです。つまり、味はそこまで突飛なものを期待したわけじゃなかった。そしたら!
なんだっ、このパン。
周りパリパリはよくあることなんだけども、米粉が多いそれではなく、と言って小麦の粘りが強い記事のものでもなく、独特のパリパリ感。
それを齧り割ると、歯ごたえの良いザクザクザクっとした野菜が歯切れよく、まだ焼きたての温かい玉子がぽんわり。
その直後にパン生地の食感!
バンミーのローカルのパンって、ほんっとに軽くて、風味はあるけど、具材に紛れてどっかにいっちゃって感じることがるけど…
え、しっとり?
いや、ふわふわだよね。そして軽い。この軽さだと中の白い部分の存在感はなくなることが多いのですが…
なんだ、これ。しっとり多存在感が口の中に間違いなく感じられる。パンの香ばしさは皮のパリパリに頼る感じですが、え、ちょっと他でなかなか感じない食べ心地だ。
かすかな違い、とも受け取れると思うけど、相当種類食べたことがあるバインミーの中でいうと、明らかに違う。
え、このパン、自家製なんだろうか?どっかから仕入れてるのかな。
さすが、アラカルトレストランを多数持つお店のバインミー屋さん。よくあるものをそのまま出すわけは、ないか。。。
ちなみにお外で、手を洗う場所とかも、もしかしたらもうちょっと遅い時間だと、Hoa Tucさんのトイレを使わせてもらえるかもしれないけど、基本ないと思っておいた方が良いので…
消毒シートを持参するか、写真みたいに紙ナプキンを巻いて食べると、いいですね。手が直接触れないし、具材もばらけずに食べやすいです。
クラッシュ氷が程よく溶けて、でも下の方の大きめ氷は冷たさ、しっかりキープです。
うん、いなここ。
朝のヘムを独り占め、のつもりだったのに…?
たまたまだったのかもしれませんが、そして私も朝にこのヘムに行ったのは初めてだったので、いつもこうなのかはわかりませんが…
「ホーチミンの朝のヘムを独り占め!」ってとこまでコピー考えてたのに、全然独り占めできなかったw
道端の屋台のものよりかなり高いのに、早朝から満席だったし、ローカルの人の支持が高いってことは、って話ですよ。
街中にあって、道端よりも安心感があり、なによりたくさんのレストランが運営しているお店ってのは安心感がすごい。
路上だと持ち帰りのみのところも多いし、かと言って、立派なカフェの中で食べるのもちょっと雰囲気違う。
もちろんここのみたいに作り込まれた環境も、ザ・ベトナムではないかもですが、絵面いいし可愛いし、ヘムの中なのでバイクはあるけど車の往来はなく、ゆったりできます。
なにより、ここのバンミー、美味しいと思います。
なんならすぐまた近いうちに食べに行きたいなって思ってます(笑)
7時半からってことなので、到着してから荷物をホテルに置いてから、のんびり出かけるとちょうど良いくらいってケースもあるかもですから、旅行者さんにも使い勝手がよろしいかと。
こりゃいいとこ出来たね♪
色々食べてみたいぞー!
牛タンバージョン食べて見た!が…?⬅︎NEW!
気になって気になっって仕方なかったので、牛タンのバンミーを買いに行きました。今回は時間がなかったので、持ち帰りで。
出ないメニューだろうなーと思ってたので、品切れ覚悟だったのですが、ちゃんと準備がありました(え、そこから?)
そしたら驚くことに、牛タンの煮込み的なもののスライスが、すんごい量、入ってる😳
野菜はシンプルにアジアンバジルのみ。
おっほー!と思ったのですが…?
かっ、噛み切れねえっ😅
パンは相変わらず美味しいのです。そして牛タンも、それ単体で食べるのは美味しいのです。七味とか振ったら酒のつまみに最高すぎる。でも…
歯切れの良いパン生地に任意の口幅でかぶりついても、具材の牛タンがそのぽいんっとで髪切れてくれない(笑)
そしてベロンと抜いて口に入れることになる。しかしサンドイッチを食べる感覚では噛みきれないのだから、口の中でもゴロゴロする。そうしてる間にパンはしゅわしゅわと無くなっていく。
それぞれは悪くないのに、組み合わせが悪いばっかりにどっちも台無しにするという近来まれな(残念な)組み合わせ。。。惜しいっ。
しかしながら、別々に食べる分にはどちらもおいしかったので、完食はしました。しましたが、これ、持ち帰りで本当に良かった。これ、人前で美しく食べるのは難しかったと思われる😅
うん、メニューに見つけてから一週間くらい気になって気になって仕方なかったけど、憧れは早々に現実を見てみて、無駄に引きずらないに限りますなっ(笑)
でもま、牛タンがローカル向けにもアピールできる食材としてピックアップされたのは、けっこう革新的なことだとは思う。ので、記録。
もうちょっと薄く切るか径を小さくするか刻むかしたらいけると思うんだけどなー(^・^)
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
Banh Mi 74
74 Hai Ba Trun Q1(←地図の住所と違ってますが、車などを使う場合こちらの方がわかってもらいやすいと思います)
Time: 07:30 – 17:00 (日曜定休)
Spent: 70,000vnd / person
※Wi-FiのIDやPassはお店の都合により変更されてることがあります
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