2026年ではミシュランのセレクテッド店としてすっかり有名に。この記事書いた頃は「今から頑張ります!」って感じだったから、努力が実ったのねー♪
まさかのこんな身近な場所に
知らなかったわ。。。夜しか営業してない上に外観が地味な構えだから、昼はわかんないし、夜通っても気づいたかどうか。
でもみんながよく通るあの通り、そう、Mac Dinh Chiにあるんです。
結構前からマークはしてたのですが、なかなか行き出せる機運がなく。で、ある日ぽっかり一人の時間ができたので、ちらっとのみにだけでも行くか、と思って行って見た。
嘘。
お腹も空いてたから、一品だけ食べるつもりで行って見た。

地味。
横のローカル料理やさんは、ものごっつい繁盛してて、ご覧の通り煌々としたあかりを放ち、夜、7時半くらいだったかなあ。まだまだ夕食夜食を食べる人で賑わってそうな勢い。
その右横に、ほんわりとした黄色いおあかりで、ちょっと奥まってすら見える(実際には奥まっていない)佇まいのお店が今回の訪問先。1階はシンプルなカウンター席のみ。
うおー、こういうの、日本でよくあったし、よく行ってたお店とイメージ重なる!

2階はにぎわってそうだったので、今回は1階に。
床面積から見ても、そんなに大人数が入れる感じでもなさそうだけども、今後どうなって行くにせよ、どこかの支店や姉妹店でなく1号店で単体だとしたら、ビストロ的な位置付けのお店として良さそうな気はする。

従業員さんはこの階段を相当な回数昇降してたから大変そうだったけど。もう絶対こんなお店でバイトできんわ。(向こうも要らんって言うと思うw)
カウンターで一人飲み
I want something Sparkling!
と言う抽象的なオーダーをしたら、もちろん、Soda Chanh(ライムソーダ)ではなく泡が出てきましたよ。
そしてグラスに注ぐ時に一旦手を止め、「もちょっと入れたほうがいいよねー」とか言いつつたっぷり注いでくれるあたりも、日本の、ちょっとこだわりの店主がやってるバーレストランのお愛想みたいで良い。

シェフもホールの人も、キー・パーソンはみなさん、カナダやアメリカなどでの生活が長いようで、英語が滑らか且つ会話が洒脱な感じが心地よい。
この行きになると映画のセリフを絡めても、全く会話が止まることなく絶妙に転がり、大変楽しい。こりゃ一人で行っても楽しめるわ。
いや、どのバーも別に一人で行っても受け入れてくれるんですが、中の人と会話を楽しみながらってのがね、外国人の身としてはちょっと難しいことが多くって。
メニュー
メニューはいたってシンプルです。
このお店の規模と、この品数。だけどあまり偏ることなく、実際には頼んだ品数以上に楽しんだ気になれるものが多い気がする。
※2026年現在は内容が変わっている可能性があります
価格は、安くはない。
でも高くもない。美味しければ。ただそれにしてもこの金額だと、一人ではなかなか厳しいものがあるかもしれない。

お酒はワインがメインの様子。
他のスピリッツ系の便も並んでいたので、言えばそれらや、それらを使ったカクテルも出してくれるのだとは思う。
ワインは相当なラインが並んでるので、料理によほどこだわってるか自信があるのだろうとお見受け。これで料理がスカだったら、かなり笑いのタネになってしまいそう。

さあどうぶつけてくる?
洒脱どころじゃない料理
と言うわけで、お食事。
友人から聞いてた一品だけを食べようと思ってたのだけど、いろいろ話をしているうちに、ちょっとスターターも食べたくなって頼んでしまった。

Chip & Dip 295k
おいおい、Chipsでその金額取るのかい?と思ったけれども、まずは見てこれ美しい。

ディップもだけど、チップスの様子が尋常じゃない。
適度に乾いていながらも、油分がもたらす黄金の色味と表面の層の凹凸。
気泡になりそうでなっていない部分などは、しっかりとした厚みがありつつ、ガジャラゴジャラとしたフラジャイル感を出すやつのそれだ。
当然だろうが、念のために聞いて見たところ、やはり自家製。たかがチップス一つとお思いかもしれませんが、これ、クッソ面倒くさそう。手間、めっちゃかけてる。そりゃあその値段する。とりあえずは見ただけでまず価格に納得。

そして見目美しいこちらのディップはフムスベース。それに先日行ったばかりのサパのサーモン、いくら、わさび、黒ごま、ノリ、パクチーなどがそれぞれ「わずかな量ずつ」でも絶妙なバランスで盛られてました。
そして香るライム。またその酸味が全体を清々しくし、フムスがなんだか爽やかで軽やかなフルーツ的なものにすら思えるほどの華やかさ。

ディップは全体をぐっちゃぐっちゃに混ぜて食べるのが良いらしい。日本人の性で、ついつい混ぜが足りない。美しい料理はなるべく美しいままに、と言う気持ちが勝って、多分本来混ぜるべき加減の6割くらいしか混ぜなかった気がする。
でもそれもまた良し。フムス自体の味をたっぷり味わえたから。
ちなみにどんなにたっぷり目にディップをチップスに乗せても食べきれないので、量のバランスが…と思ったけど、
「あ、チップスいるなら言ってね。追加してあげるから!」
とのこと。まぢか。他の料理頼んでなかったら私、延々これ食ってるぞ。実に、うまい。
前菜またはスナック的な位置付けだろうに、そして軽やか且つ爽やかなのに存在感がすごい。これは見事なセンスの「料理」。
Lamb Gnocchi Sugo 365k
ニョッキはあまり好きじゃない。
だからこれ、信頼する舌を持った知人が強く勧めてくれなかったとしたら、しばらくは手を出してなかったかもしれない。
ただラムであることには惹かれたので、遅かれ早かれだっただろうと言う気はする。

ニョッキ。
いろんなもので作れるけれども、一般的なのはジャガイモに少しの小麦粉を入れて捏ね、形作って茹でたもの。
ぶにゅぶにゅしすぎたり、ムチムチしすぎたりと、個性が強すぎてショートパスタの中でも異質なものを感じることが多く、あまり得意ではなかったのです。
ここのお店のを食べるまではっ。

なんてこった。。。ここのニョッキはふんわりしてる。
いや、「ぷわ(・∀・)」かな。かなり大きな形状ながら全体が均一に「ぷわ(・∀・)」っとしてて、それでいて噛むと絶妙な食感のグラデーションが楽しい。
ぷわ、じゃないです。
ぷわ(・∀・)
機会があったら食べてみてください。
「美味しい」には味覚を刺激されて感じるものや見目に感じるものなど上がるが、食感もその要素の一つ。もちろん味も美味しいけれども、この食感はなかなか愉快。
さらにソース。
聞くとこれはラムを16時間も煮込んだものらしく、いや長く煮込めばいいってもんでもないけれども、その結果この味に行き着いたのだとしたら、そうしないとこの味に行き着けないのだとしたら…

それは必要な16時間。
なんとまあ。塩気はギリギリまで押さえてあって、使った食材全ての旨味を極限まで引き出してる感じ。
それでもなお、強いアタックというよりは、一体感。この味はどの素材の味か、などと考えさせる隙も与えない一丸ぶり。
うまい。そしてチップスも大概ボリュームがあったにも関わらず、何口食べても美味しさが止まらず、ずーっと唸りながら食べてたらお店の人に笑われた(・∀・)
「そんなに美味しい?(笑)」
って笑いながら聞くから、めちゃくちゃ真剣に「アホほどうまい」と伝えました。大真面目で。だって結局全部食べきっちゃったもの。信じられない。
Sticky Toffee Pudding 180k
いや待て。
2皿を食べきっただけでも結構奇跡に近い量だったのに、スイーツ、だと?
バカな。
「あー、よかったら半分の量にしてあげるからさ!是非食べてってよ!」
あのチップスとあのラムのニョッキを出した店からこう言われて「いや要らない」と言える人がいたら尊敬するよ。
腹具合はかなり厳しかったのだけど、つい「じゃあ」と言ってしまった。そしてでてきたのが、これ。

…これ…極甘のやつじゃん…(笑)
でも。。。
うおおお、食えるかなあ…?
これはマンヴェー(持ち帰り)も厳しいぞ?と思ってまずは一口食べてたら…?
ソースはこってりとしたキャラメルソース。砂糖を焦がしてバターをたっぷり加えたやつな。そしてトフィー部分は、かなりしっとり目で、黒砂糖のような甘みが「しっかり」ある生地。
あれだ。日本の黒棒というお菓子のようなストラクチャ(これは九州以外の人にも通じるんだろうか)。
考えて見たら黒棒小麦、黒砂糖、卵の生地をべキングソーダで生地を上げてあるんだったな。トフィーも確か重曹だ。似てる似てる、雰囲気が。
ただこっちらは甘っまいソースがかかってるので、ゴージャスでもありパワフルでもあり。その味のパワーはバニラアイスクリームが口休めになるほどの濃さと甘さと重たさが😅
でも。
恐ろしいことに、これ、食べちゃったんですよね…もう向こう数日くらいは何も食べちゃいけないんじゃないかってくらいのカロリーだったと思いますが……
上質なダイニングバー
ごちそうさまでしたっ。美味しかった。
そして規模に似合わぬパワフルなレシピにすっかり魅了されてしまいました。
2階には行ってないので、まだ1階部分でだけの感想ですが、サービスもお料理の質も、かなり高い。ただそおれを気構えせずに楽しみに行ける気安さがある。
できれば最低2人、3〜4人で行くといろいろ食べるにはベストだと思われるけど、そしてどのくらい飲むかにもよおるけれど、ざっくり1,000k/人くらいのご予算だろうか。
週に何度も行けるような価格帯じゃないけれど、多分私はここに通う。一人でも、小さなポーションのものを今後は無理せず、1品ずつで頼んでみよう。食べすぎて苦しい思いをしてしまうと、足を運ぶのが億劫になるからね。
これは良い。
そういえばお店が設置しているページからの予約も非常にスマートだった。※2026年現在はGogle Mapに予約窓口が設置されています
しかしそれにしたってどんどんレベルが上がってるな、ホーチミンの飲食業界。ハイエンド系が増えてるってだけじゃなく、中間層の底上げも凄まじいパワーと勢いだ。
こりゃもうもっと気合い入れて食べて行かねばーっ(๑•̀ㅂ•́)و✧
ますます充実?!
隠し記事
と言ってもごめん。
私が行ったわけじゃないんです。
私がよくご飯を一緒にしてる友達が行ったみたいで、インスタにアップしてたので思い出した。
この記事、ちぇりまっぷように隠し記事にしたままで公表してなかったじゃん!って。
よく考えたらまだまだあるようなそんな店😅
先日、もたらっと情報はちぇりマップのガイドサイト用にしか公開してなくて、表からは見えないようにしてたのに気づいたばかり。一体何件記事があるんだ。。。
最近の様子
で、こちらの店のことなんですが、2023年。。。だから、↑初回の記事を書いた翌年ですね。早々にミシュランセレクテッドに選ばれていたようです。
ミシュランの星付きではありません。
あくまで、セレクテッドです。ホーチミンのセレクテッドリストの半分は信用していませんが、半分は私も大好きなお店です。
そして、こちらは、その中の1つ。
で、お友達がこんな感じでアップされてました。
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相変わらずおいしい様子!
というか、お料理を拝見する限りますます磨きがかかっていらっしゃる。
もともとセンスの良かったお店らしい。さらにあの店員さんたちの動き方やお客様への接し方だったら、さらに良くなっててもとても納得。
好きだったお店がますますお躍進されている様子を見るのは本当にうれしいこと。また、信頼できる、自分と舌の傾向が似ている友達がいるってほんとにうれしい。
一緒に食事をするのも楽しいけど、こうやって教えてもらうことで「彼女が言うんだったら、絶対私も好きじゃん!また食べに行かなくちゃ!」って思わせてくれる。
私もぜひとも近いうちに食べに行ってみます!
お店情報
Elgin Saigon
27D Mac Dinh Chi Q1
Time: 18:00 – 22:00(日曜日は18:00 – 21:00)
Spent: 1,000,000vnd / person
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