梅酒、今ホーチミンのベトナムの若いかたに大人気のようですね。和食屋さんでも、お酒を飲むようなお店だと、ダントツでオーダーが入るとか。
でもそのほとんどは日本製。
ベトナムでも、梅酒を作ってる方々がいるって、ご存知ですか?
北部にある梅農園
実は先日ハノイに行くことにしたきっかけが、今回ご紹介する梅農園見学。
少し前に、ベトナムで梅酒を作ってる会社があると聞いてサンプルを頂いたら、なかなか美味しい。いいなこれ、と思ってたら、仲立ちしてくれた方が、
「今年の梅の収穫期が終わる前に、農園見学に行くことになったんですが、ちぇりさんも行きませんか?」
と。行く行く。そんな機会滅多にないもの!
ありがたい!(工場見学や農園見学、大好きな人)
場所はハノイの中心部から2時間くらいのところということだったので、車を手配してもらってGO。
途中のサービスエリアに地方色が出てて面白かった♪
さすが北部、Banh Daがある。
平べったいきしめんみたいな乾麺で、このちゃい色は、確かサトウキビ由来のものと聞いている。
あと北には茶所もあると聞いてて、なるほどSAにも茶器が売られてるとは。
刃物が売ってるSAは、ベトナムでは初めて見た!
近くに有名なところがあるのかな。
スターアニスのオイルも初めて見た。
へえええええ。
食べるようじゃなかったから(多分アロマオイルとかマッサージオイル的な?)買わなかったけど。
あと、漢方色がホーチミンより強かったりするのかな。街中でも結構見かけたけど、煎じて飲む系の漢方セット。
何に良いかは…わかるな?(๑•̀‧̫•́๑)
この日は聞いてたハノイらしからぬ晴天で、悪天候による渋滞位は全くなかったのですが、事故渋滞に遭遇。2時間の予定位が3時間チョイくらいに😅
ま、ベトナムあるある。
楽しい方たちとご一緒させてもらってたので、社内の時間もまた楽し。
街中の事故渋滞を抜けて目的地に近くなるにつれ、オーーーーー。ホーチミンではなかなかいいれない光景に。
梅の集積所!
そしてまず到着したのは、付近一帯で採れてる梅の集積所。何箇所かあるらしいのですが、付近農園で収穫された梅が集約されているそう。
そりゃ梅酒を大量に作ろうと思ったら、いろんなところから集めないとおい使わないわな。
しっかしそれにしてもすごい量!
おー!立派な梅!
なかなかホーチミンでは見れないレベルのサイズですなあ♪
きたから運んでくるとどうしても鮮度が落ちて、もう少し黄色くなってたりするし、産地に勝るものはなし、ですな。
農園まではまだまだ遠い
というわけで、集積所も見て、もう農園まではすぐそこか、と思いきや…?
橋を、渡らねばならないらしい。
車、ヒヤヒヤw
人は結局降りて渡ったのですが、そこを流れる川がまー綺麗!
浅いのですが、底まで見通せる水の清らかさ。
わあああああ。
思わず深呼吸したくなるううううっ。
自分は別に自然派を強調するようなタイプじゃないのですけど、たまにこういうところに来ると、安らぎますな。普段、飢えてるつもりはなくっても。
そして畑に近いこちらは…今から集積所に運ぶ梅を集めてました。
そして私たちはまだまだ歩く。
「もうすぐそこだよ!」と言われてから炎天下を10分は軽く歩いており、なんだよたかだか10分かよ、と思われるかもしれませんが…
普段 Door to Door の生活で甘やかされてる身に、炎天下山道10分はなかなかの苦行。ぜーっ。
そしてこの川を渡るというww
まあ浅いし、全然流れも急じゃないので大丈夫だったんですが、ご一緒した方の中に、少し足を怪我されてる方がいらっしゃって…
流石にちょっと難しいかな、と思ってたら、ご案内してくれてたベトナムの方が慌てず騒がず。すぐさま一人が引き返して戻ってきたと思ったら…?
え、バイク?(・∀・)
どうするのかと思ったら、怪我されてた方を後ろのに乗せて楽々川渡り!しゅごい!(笑)
このフレキシブルさ。見習わないとw
しっかし水が綺麗。
そしてまだまだ農園には到着しないw
まだまだ on the way
梅農園、というと悪いに平地にある畑かな?というイメージを持ってましたが、相当な山の中。。。
梅の木はちらほら見られるようになったけど、この辺はまだまだ本格的な農園ということじゃないらしい。。。
上り道は続くよどこまでも。(ぐったり
(ぐったり)
あっ、パパイヤ?!
と喜ぶ様相を見せつつ休憩。ゼーッ(笑)
いやいや、「ちょっと」の定義って人それぞれですね。。。
しかし途中で見かけた梅たちはとても大きく、見るからに美味しそう♪
だけどまだまだ続く(・∀・)
だんだん傾斜も大きくなって、こんな上り坂があるとは思ってなかったちぇりさん、ビーチサンダルの足元をジッと見るなど。おぅ。。。
しかし上に行くほどに、梅の実をたわわにぶら下げた梅の木が増えていきます。
これを見に行ったのは4月の上旬だったのですが、もうその翌週には今年の収穫が終わるとのこと。ほんっとギリギリのタイミングだったんだな。
木陰で休みつつ…
それでもあじゅい。
誰、ハノイは曇りのことが多いって言ったの。ぴーかんがすぎる。
で、なんだかんだで梅園到着、ですが、もう全景を写真に収める余裕もなく、ゼーゼーなちぇりさん。体力全然ないなおい(苦笑)
しかし登った先でいただいた、もち米を竹に詰めて長時間蒸したというご飯は本当に美味しかった!塩+砕いたピーナッツをつけて食べるんですが、あれ、ホーチミンでも売って欲しい。。。美味しい。。。
その辺に成ってたパパイヤも極上。
これは食べた方のほとんどが「え、今までもパパイヤってなんだったの?」という反応。
完全無農薬ですよ!って言われたけど、多分育てようとして育ててるというよりは自生してるか、木陰作りのために多少植えたかしたけど放っておいたら実がなりましたって感じなんだろうな。
まあそんなこんなで、軽く農園見学のつもりが、なかなかなトレッキング。考えて見ると、過去の農園見学はそういうケースがままあったので、もし何かの機会で参加される際には、なるべく詳細に話を聞いて対応できるようにしておくのが吉。
で、農園から引き返す際に…
牛さんに遭遇(・∀・)
牛さん、本来は道いの真ん中を歩いて他のに、遠くにこちらの姿を認めると、道の端っこによってくれてた(笑)
もしかして怖がらせちゃったかな?ごめんね😅
でも可愛かった。
牛を見たらつい「うしーヾ(@⌒ー⌒@)ノ」って言いたくなるのはなんでだろう。
うしーヽ(・∀・)ノ
梅の下ごしらえ・驚きの6トン?!
さて、梅園から戻る途中にこん現場に遭遇。
うっわすごい人!
そしてすごい梅!
人海戦術とはまさにこのこと!
梅は一気に収穫されるので、この時期だけ近所の皆さん総出でお手入れをされるそう。
そう、梅酒を作るにはヘタのところを乗り除かなければなりません。その作業をここでしているとのこと。
その量、最盛期は1日6トン!!
全て人の手で!!!ひいいいいい😅
可能なの?可能なのかそんなことが?ほんとに?聞き間違いじゃない?1日に6トンも処理できるの?
「やってますね(・∀・)」
まぢっすか。。。
ASUKAの工場
そしてそこから程なくして、工場に到着。
先ほどのところで処理された梅がゴロゴロと。
洗浄したり選別したり。
収穫も収穫後の処理も大変だけど、もちろんそこからまだまだ続く梅酒への旅。
どこもかしこもとてもクリーンにされてて、ちょっと驚き。それもそのはず、そもそもの梅農園のオーナーさんは日本の方だったそうです。
いまは離れられて、農園もベトナムの方がやってらっしゃるという話。その延長で、この2年ほど梅酒の制作に尽力されてて、今年、諸々の許可などを得て販売に至ったとのこと。ほぅ。
仕込まれた梅は、9ヶ月と10日寝かされて商品になるんだとか。数えで10月10日(とつきとうか)。そこにどのくらいの科学的な意味があるのかはわかりませんが…
縁起担ぎ?(・∀・)
その線は多分にあって、ここの梅酒を寝かせるタンク、こんなのなのです。
わあ、めっちゃ日本(笑)
これ、この工場の方がデザインして作ったんだそうです。ここってお客さんに見られるところじゃないからこれにどれだけの意味があるのか?と聞いたら、
「うん、心意気?(・∀・)」
と。うんうん、いぞ、そういうの好きだ(笑)
そしてクリーンルーム的なところで瓶詰め。
瓶の形状はとても見覚えがありますね(笑)
ご覧の通り、どこもとてもクリーンにされてて、サンプルでもらったものを飲んだ時の安心感は、こういう製造過程の様子からも醸されてるんだろうなーと思ったり。うん。
ご褒美試飲!
というわけで、ご褒美試飲!
別に彼らに対してプラスになることを1mmでもしたわけではないが、ご褒美だ!(自分得だけな世界だな。。。)
こんな感じで、良い頃合いの色。
ベースのお酒はライスワインだそうな。でもまあ上流系なので特にコメの風味が云々というわけじゃないです。そして北部は結構蒸留酒作ってますもんね。
某超ポピュラー日本ブランドのものよりイモ、ライトでさらっとしている感じ。極薄く梅の苦みのようなものがあるが、気にならん人も多いだろうなというレベル。
ましてやトニックウォーターで割ったり、レモンプラスしてソーダで割ったりすれば、そこはほとんど気にならないか、柑橘のビターさとシンクロするかもしれない。
なにより。。。
720mlで、370kだったかな?そのくらいの価格というのが、とても魅力的。どうしても日本製にこだわるなら別ですが、これ、家で飲むとか、カクテルや料理に使うなどの用途なら、かなり有用なんじゃなかろうか。
そして梅と言ったら、こちら。
梅干し的な商品も作られてて、これがまた良い。
日本の梅干しよりドライでちょっと甘みも入ってる甘ジョッパい系。ただし東南アジアによくある、日本人が食べなれないスパイスを使ってる感じじゃなく、素直な味。お茶受けとかにも◎。
結局試飲だけでなく、梅酒に梅干し、生の梅までお土産にいただいて、さらにはすっかり夕方になってしまった昼食もいただき、
なれぬ山歩きで(というほどでもなかったはず)ちぇりさんはこんな感じになってましたが…
頑張ってるんだなあ、と。
地域の振興材料になれば!
正直農園のあるエリアは(ご自身たち曰く)貧しいエリアだそうで、ベトナムの方がそういう際の状況は、主に都市部の生活しか知らない人間の想像をはるかに超えるレベル。
例えばホーチミンでの一部大手のオフィイスワーカーさんのお給料はそれなりに上がってきてるし、業種によって需要ポジションにいる方の収入ともなると、逆に日本では考えに行くい高給だったりするケースもあるわけですが…
国の平均収入額はまだまだ、2020年時点で、4,230,000vnd/月、その頃のレートで、21,150円程度だというデータあありました。
その金額だけでも日本に比べるとかなりいやすいのですが、都市部で逆に日本の水準よりも高い(しかも大幅に)お給料を得ている人がいることを考えると、地方では、その安いと感じる平均金額を更に下回る人がたくさんいるということ。
ぶっちゃけ業種によっては、物価の高い都市部にも、その平均金額並の人はいるわけで、そえれが農村地帯となるとなおのこと。
そんな中で若い方達が、
「地域振興の一路となれば」
と頑張っていらっしゃるのが、こちらのASUKA。
これまでにご紹介した、Dat Butterさんの農園しかり、Nico Nico野菜さんの畑然り。
彼らは経済的脱却のみならず、更に上を目指すお志もお持ちで、経済的向上のためだけにやっているわけではないこともお伝えさせてもらいたいのですが、続けて行くにはビジネスベースの成功も収めていかなければならないわけで。
というわけで、この梅酒、機会があればまずは試してください。販路は今増やしているようおなので、時期にあちこちで見かけるようになると思います。こちらでも販売経路をご報告いただくようにしているので、徐々に明記するようにしていきますね。
レストランなんかでも、お取り扱いが徐々に増えて言っているようなので、もしお店で試せるようなことがあれば、お手軽ですよね。
また、飲食店さんなんかでもご興味がある方はご連絡ください。おつなぎします。
今回の農園視察にご一緒した方から、ハノイでは、セドナマート?
Somerset West Poinitoというレジデンスのすぐ近くにある、日本食お取り扱いスーパーが、ASUKAさんを売るという運びになったと聞きました。
ホーチミンでもどんどん増えてくれるといいなあ♪
また諸々わかり次第、追加でお知らせしていきますね!
⬆︎をクリックすると、ちぇりまっぷに飛べます。
詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
にほんブログ村
👆ポチってもらえるととても励みになります!</p
コメント