友人からのタレコミです。
というか、お裾分けをいただいたんですが、この湯葉が美味しいわ安いわ!
大豆文化
随分以前のことですが、ローカルの女性陣に混じって食事に行った時、席に座るや否や、「豆乳でいいよね?」と言われて驚いたことが。
飲み物何にする?ではなく、「豆乳でいい?」。そのくらい、そのグループの中では豆乳を飲むことが日常的だったようで。
まあそういう人たちもいるかな?と思ってたら、その後も他のコミュニティで何度か経験したので、ベトナムの人は豆乳好きなのかな?と思うなど。
もしくはかつては牛乳の流通がさほどでもなく、ミルク的なものは豆乳に頼るしかなかったのか、アオザイという、女性らしいボディラインを見せつける衣装を着こなすためのイソフラボン摂取が目的か。
実際市場でも豆乳が売られてて、そこに当たり前のように通う常連さんも多い様子。そしてローカルの御宅に伺った時にも振舞われたり。
お豆腐料理や、精進料理に使うためのお豆腐製品も豊富だし、ベトナムは本当に大豆フレンドリー。大豆好きなので嬉しわけですが…
豆腐を作る過程において副産物的につくらえれる湯葉。これも当然あるわけで!
ベトナムの湯葉
日本人…というか、私個人の感じ方かもしれませんが、なんとなく、湯葉って高級食材っぽく、また日本てきなものを勝手に感じてしまってて、ベトナムで食べられるイメージがなかったんですよね。
でも中華文化が取り込まれた食文化、という視点で見ると、あるある。特に火鍋を食べに行った時は具材に湯葉が欠かせない。
ただちょっと日本のものより厚めで、そのまま食べるというよりは、一旦揚げてから鍋のスープで煮る、という食べ方が私は好き。
揚げる前、ただの乾燥湯葉も売ってるけど、かなりごつい。とういわけで、鍋にれる時以外は買ったことがなかったのですが…
お裾分け
仲の良いお友達が、「お裾分けー!」とってくれた湯葉が!
おいおい、すごい量だな(笑)
と思ったら、なんと1kg単位でしか買えないらしく。
でもこれ、見て!半ナマ!!
相変わらずしっかりした厚みはあるけど、半ナマ!
これは扱いやすそう!
早速ちょっとカットして、水分を足してラップをしてからレンチン。40秒ほどで様子見しつつ、トータル1分くらいだったかな。
すぐにラップを開けずに、1分くらい位放置したのちに開けてみると…?
うん、まだちょっと固いところがありそうでしたが、まずはお味見。
お皿に移し替えてごま油+塩で。
あらっ、惜しい!
生湯葉よりは固いテクスチャーだけども、刺身的に食べるには、この硬さがあっても気にならないか、むしろ都合良いか。ほうっ。
トロトロにして食べたい時は?
しかしやっぱり、トロトロ湯葉も食べたい。でもこの厚みがあると、いくらたいてもそんなに柔らかくはなりそうにない。
ならば…鳴かせてやろうホトトギス!
みなさん温泉湯豆腐、ご存知ですか?温泉水を使った湯豆腐。炊いていると、豆腐の角が溶けてきてマロッとなります。
「アルカリ性の水で茹でると豆腐のタンパク質が溶ける」という性質を利用したもの。温泉水がないならば、アルカリ性の水で、且つ味にあまり影響が出ないものを活用すれば、というこことで…?
重そうです。ベーキングソーダ。
スーパーのどこにでも売ってるような、こいつです。
なかったら、飲料用の炭酸水でもいいです。
こいつを使うと、他の食材的混ぜ物をあまりしていない豆腐や湯葉は、緩むはず。
ということで、実験!
単にちょっと柔らかくしてみる
水500gくらいを沸かし、そこにベーキングソーダを小さじ1/2くらい。ですが、適当です。
あまり大量に入れると、その後の味に影響が出るかもですが、このくらいの量前後なら問題なし。
グツグツとやっていると、数分もしないうちから緩み始めてトロトロに!おお!
程よい=お好みの固さになったところでザルにあけ、水を切り…
そばなどに添えると極上!
湯葉蕎麦!
湯葉とお蕎麦って味わい的にも相性が良いのですよ。もっとふくよかに湯葉の風味を楽しみたい時は、湯葉の茹で湯に、粉末のヒガシマルのうどんだし等を加えて、濁り出汁にしてもおいしいかと。
煮溶かす!
さて、湯葉は重そう水で炊くと柔らかくなるだけでなく、さらに長く炊く or 重そう量をすこし増やすことで、完全に煮溶かすこともできちゃいます。
しかも、豆乳を使ったり豆腐を同様に溶かすよりも濃厚。豆乳や豆腐は、言わば、大豆を絞ったもので、湯葉はその中のタンパク質が凝縮して固まったもの。当然湯葉を溶かすほうが濃い水溶液ができる。
で、その濃厚な溶かし湯葉にさらに刻んだ湯葉を入れて、おすきな口当たりまで柔らかく煮たら、湯葉粥。
お好みのお出汁や、漬物などを添ええるといいですね。今回は塩とごま油。これ、ヘルシー料理としてもかなり有効だし、何より美味しい!
同様に、溶かし湯葉を作って、そこにタマネギやその他お好みの具材+炊いたご飯を入れて雑炊風、というのも美味しかった。
今回は NicoNico yasai さんの生姜パウダーを効かせて、マッシュルーム出汁で味を整えると、マーッ、なんと体に優しく胃腸をいたわるお雑炊となったことか!
乾燥生姜は胃腸をいたわるのに持ってこいだし、全体にヘルシーなんだけど、大豆のコクが物足りなさを感じさせない。
ちなみにこちらにも追い湯葉をして、米と一緒に湯葉も楽しむスタイルで。
豆豉を散らしていただきましたが、もちろん塩こぶ、梅干しなどの和風の塩気のものでもいい。
湯葉だけ粥を食べた時みたいに、ごま油やザーサイ、ピータン、塩卵、ナッツ類などを加えたら中華風に。
粉チーズやトリュフオイルなどを加えたら、一気にゴージャスイタリアンに。
米を少なめ or 湯葉だけにすれば、豪華にヘルシー。これ、今私がめちゃくちゃ朝ごはんとしてハマってます。
自分でも頼んで見た!
色々買った!
というわけで、いただいた300gがあっという間になくなった。
で、自分でも頼んでみたのですが…?
いろいろ!!
そしいたらその他もほんと、美味しくて!
まずは湯葉
1kg単位の湯葉。
流石にちょっと多く感じますが、ウェットなので、乾燥のものを1kgというわけでもなく、私的には全然処理できる感じ。
そもそも冷蔵庫に入れておけば相当持つ、ということと、これ、冷凍もできるんです。水分含有量が少ないのと薄いから冷凍によるダメージが少ない。
実験しましたが、冷凍前後で同じ位調理法を試して見たけど全く、と言って良いほど遜色がありませんでした。
プラス、ご紹介したみたいに溶かし湯葉に使ってたら、あっという間。溶かし湯葉で鍋とかしたら、瞬殺です。ベースのスープに煮溶かした湯葉、具材にも湯葉。
普段の豆乳鍋が霞むくらいに美味しです。
豆乳
で、その豆乳なんですが、上記写真の通り、ビニールに入ってきますw
ほぼ午前中だけのご商売のようなのですが、できたてが来るので、届いた時はまだホカホカ。
そして全く、甘みが入っていません。その上で、青臭さもなく、私、ベトナムではかなりのお店で豆乳飲んできたし、好きすぎて豆乳メーカーを自分で買って自作もしていることは、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが…
めっちゃうまいよ、ここのっ。
甘みがないから料理にも使えるし、少し甘くするとさらに美味しいわけですが、その甘みの種類を選ぶこともできる。
めちゃくちゃおすすめです。
豆腐とTuong Hot
豆腐も、美味しい。
私の好きな、ちょっと水抜きを敷いているタイプ。
絹ごしの滑らかさを想起させるくらいには細かい目で梳かれてるけど、木綿的な味わいがあり、例えば麻婆豆腐を作る際にも水抜きが不要でとっても便利。
しっかり凝縮されているので、無論そのまま食べても美味しい。ただ市場の豆腐は、外気に晒されてる可能性もあるので、冷蔵庫に保管する前には一旦熱湯にくぐらせて、滅菌して水気を切ってから冷蔵してます。
そこに、Tuong Hotという豆味噌をかけて見た。
この味噌、もろみ的なテクスチャーですが、ちょーっと甘め。米に乗せて食べるには、少し甘さが立ちすぎてるので、お醤油をちょっと足す、などの工夫があるといいですね。
炒め物とかにも、ちゃっと加えて、お醤油とブレンドなどするとおいしいです。
Cha Cva Chay
これが予想外だった。55k、という金額だったので、小さいのが10個くらい来るのかと思ったら、でかいの1個w
丸天のようですが、お豆腐だけでつくてるやつ。お豆腐屋さん、よくこちらの菜食食材も作られてるんですよね。
お味や食感はもちろんお店によって色々ですが、お気に入りのお店のものはふわふわしてて、本当にお魚のすり身みたいで美味しい。ですがこれは…?
私の手のひらいっぱいくらいの大きさでズシリ。ま、まあ面積でかいから、この質量が正しいのかどうかわからない(笑)
しかしまあせっかくの大きさなので、丸々のまま炊いたりましたwww
どーんヾ(@⌒▽⌒@)ノ
せっかくのベジタリアンなので、マッシュルーム出しで炊いたんですが、美味しそう美味しそう♪
と、思ったのですが…?
箸で、切れない…???
いつものふわふわのすり身風天ぷらなら、特にお出汁で炊いた後ならふわっとお箸で切れるはずなのに、全く箸が入らない。突き刺すことはできたけど、動かない。
なんか、濃度の高い餅のような重たさがある。なんだなんだ…?と、包丁で切ってみると…?
めーーーーっちりめちめちっ。
包丁の刃でキレはするものの、気を抜くとめっちりと刃が捉えられて抜き差しならぬ。。。
なに。なんなのこれは?と思って食べてみると…?
湯葉。湯葉だ、これ。
豆腐でもない。湯葉をミルフィーユのように重ねて圧縮してくっつけてるんだ。
というか、多分出来立ての湯葉を重ねて圧縮して水分を抜きながら整形?
制作現場を見ているわけじゃないので想像でしかないのですが、食べた感じの食感、味からそんな雰囲気。なにこれすごい。
水を抜いた豆腐よりもギョイギョイした食感、濃い味。これ、お出汁で炊いたのも美味しかったけど、ごま油で焼き付けて焦がし醤油絡めてもいいし、甘辛で炊いても美味しそう!
え、すごいすごい、こんなの食べたことなかったよ!食材名は、Cha Ca Chay、「菜食用の魚のすり身天ぷら」だけど、いろんなお店のものを食べた中でも、ダントツのオリジナリティ。私が知らんかっただけかもだけど。
これ、55k???
うそやん。日本で買ったらどんな金額になるかわからんやつやで?すごい!
いただいた湯葉のおかげで、新しい美味しいもんを知れました♪
ヘルシーやし、使い道も色々ありそうだし、いいもん見つけた!これまであまり他では見てこなかったので、湯葉を頼むときによろしかったら!
しばらくぶりに頼んだら変わらず美味しかったです!⬅︎NEW!
久しぶりに頼んで見たのですが、やっぱり美味しかったし、元気に営業していらっしゃいました!
相変わらず、1キロ単位の販売ですが、まあすぐなくなるし、冷凍もできるとわかったので無問題。
1折りずつラップを間に挟んで積み重ねて冷凍。
手持ちのバットが、なんだかとってもぴったりサイズで、今後はこのバットは、湯葉冷凍保管大臣に任命(`・ω・´)ゞ
これでまた我が家の湯葉事情、安泰。
ちょーっと書いすぎたかなーと思ってたお野菜も大量消費。たっぷり美味しくいただけました♪
これ、とろかし湯葉にして丼にしても美味しいし、なんなら湯葉だけ飲んでも美味しいですよ♪(飲む?)
おすすめ(^・^)
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お店情報
Cho Cay Queo Truyen Xuan Huong
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