もう言わずと知れた矢澤さん。社会隔離中にもスペシャルなデリバリーで美味しさ以上のものを提供してくれ、ファインダイニングならではの価値を提供してくれたわけですが…今後もますます楽しみそうで!
これまでとこれから
もう散々書いてきて、元の記事がえらい長さになってきたので連携w
矢澤さんのことをまだよく知らない、という方は、良かったらこちらから読んでみてくださいね。あ、いや、読まなくてもいいです、長いから。写真眺めるだけでも幸せかと思うので(笑)
矢澤さんに限らず、もともとファインダイニングというのは、その場の雰囲気、サービスも合わせての価値提供が魅力なわけですから、本来はデリバリーをしていないことが多かったかと思います。
ですが社会隔離という、誰もが予想不可能な事態となって、デリバリーなど新たな展開を見せてくれたわけですが…
少なくとも私個人の感想を言いますと、どれだけあの美味しさに慰められたかわかりません。
自炊が好きな人間ですら、人の手がかかったものがありがたかった期間。
そこにあんな上等で、お弁当とはいえ、普段家にはない上等な食材で作った上等な料理がある、という日常とのコントラストが、胃袋のみならず、ささくれがちな気持ちにどんなに染み込んだことか。
料理の力ってすごいなあ、としみじみ思うと同時に、ファインダイニングは、お弁当やデリバリーという庶民的なものが主力の中で、どう自身の価値を落とさず、顧客に喜んでもらうかを考えなければならない、すんごい難しい位置におられるのだなあ、と再確認。
敬意しかない。
久しぶりにお店でのダイニング!
や、お店が再開してたのはみなさんご存知かと思いますが、なんせお酒が飲めない状態でこちらのお店に行くのは辛い。
ので飲めるようになるまで我慢してたんですが…
やっぱり美味しかったですよー!いえ、こちらで味の心配など、一度たりともしたことがなかったのですが、過去の記憶から期待した以上のものが毎回ある気がします。
というのも矢澤さん、以前にも書いたかもしれませんが、扱われてるお肉は「なんちゃら牛」と決めてるわけではなくて、仕入れの都度、その時に日本全国のベストな牛をセレクトして入れていらっしゃるのですね。
つまり極端にいうと都度、牛の種類が違うことがある。ただし「その時の日本での仕上がりベストの牛」という共通点が貫かれてるだけで。
すごい話や。
自分が仕入れる身になったら、よほどの信頼とルートがないと、そんなことできるんか?と疑うしかない所業。
初手の美しいサラダに始まり…(これにも牛肉が使われてる)
ちょっと写真が暗かったですが、このユッケの軍艦なんて、今回は私は過去1、素晴らしかったと思います。
値千金。口内に触れる赤身の食感から喰むと一変、蕩けるようにシャリと合わさり、海苔の香りもそこに加わり、えらいことになってましたよ…。
私、これだけ食べに来てもいいくらい、好き(ノ_・。)
そしてタンはこれまでになく柔らかく、
次のお肉はもう写真撮る手が震えてますね(手ブレのミスをごまかすな)。
矢澤焼きのサーロイン。もう通常ならこのレベルの牛の脂は受け付けなくなってるのですが、Yazawaさんのは食べられる(๑•̀‧̫•́๑)
相変わらずの焼きの手際の美しいことといったらなかったわね。うっとりする。
この薄切りサーロインを、とろろにくぐらせて食べるという、このレシピ考えた人、大天才よな。
味覚的にも素晴らしいし、化学的にも相性の良いこの二つ。美味しさだけじゃなく体の反応も考えられたレシピ。食べるたびに「ただ味だけ追求するんじゃねーぞ」と自分に言い聞かせてる。
そして今回出色だったのが、こちら。
初めて見る一品だったのですが…
中にグリルした牡蠣が入ってますの。それを肉で包んでカニの餡をかけるという、日本人的には発送し難いレシピ。
ただ肉の旨味と牡蠣の旨味が合う、美味しいというのは、イルコルダさんの牡蠣+ラムの組み合わせや、牡蠣ソース+ステーキの組み合わせでも知られてる通り。
ただ、素材のセレクトには相当気を使う組み合わせ。ましてやステーキじゃなく、焼肉の肉分量となるとなおのこと。でもこれが…
美味しいやら、興味深いやら!
目の前にあるのはお肉なのに、閉じ込められてる筈の牡蠣のグリルの香ばしい香りが漂ってきて、それを肉の脂のコクがふわっと包み込む。
香り。香りだけでそのお楽しみがあるんです。
とりあえず、口に入れる前に私、香りでワインをクピッと行きました(笑)
そしてカニ餡。
主張しすぎないけど、ちゃんとカニで、主張試合がちに思えるお肉と牡蠣の間を上手にとりもつソツのなさ。でもさいごに「どもっ、カニでした!」という事故PRも忘れない。
面白いレシピ考えつかれるもんだなあ、と思ったら、ベトナム人スタッフさん考案のお品とか。面白い。とても興味深い。
赤身なのに、そして赤身の特徴である味わいや食感は確かにそこにあるのに、ふわっと蕩ける脂の仕事も同時に楽しめる和牛ならではの一品とか…
なんというか本当に、ここに来なければ味わえない、楽しめない味という価値を持つお店のすごさを、コースの中の一品一品が物語る。圧倒されますな…。
そして今回は。。。うひひひひ。
生肉そぼろ(雑な言い方するなや)を生姜醤油と熱いご飯に混ぜて、脂が少し緩んだところを頂くという贅沢品。
日本でも、検索したら出てくると思うんですが、北海道の商品で「牛とろフレーク」って商品がありますね。私の若い頃のささやかな贅沢としてたまに食べてたなあ。
あれでも十分好きだったけど、なんかもうこれ、当たり前ですが別物。そうか、私、大人になったんやな、というのを上質のこのご飯で知るなど。(ずーっと前からいい歳の大人だったと思いますが)
そして担々麺!(まだ食うのか!)
矢澤さん、お肉は言うに及ばずなんだけど、締めのメニューが充実しすぎてるんよね。。。みんな言うてるけど「鶏そば」「担々麺」「矢澤飯」などなど、それ単品でお店開けるよね?っていうくらいの充実ぶり。
お店の方は「これ一品だけ食べにきてくれてもいいんですよー♪」とおっしゃるんだけど、まあ行ったらやっぱりお肉も食べたくなって、まだ成功したことがない…。
ね、年内に敢行できるかな。。。もしくは来年の目標にして見る。「矢澤で一品、サクッと食べて店を後にする」。大人( ・`ω・´)b(いやちゃんとお金落としていけよ)
コースだけでない展開に期待
こんな感じで、以前と同じようにコースで頼んでも新しい発見があるし、実際新しいレシピが組み込まれていたりするし、そもそもお肉も、部位構成こそ近くても、その都度牛の様子が違う。
ただし品質が良いという点では一貫してる。
さらには文面ではまだ取り上げてませんが、食事の中に組み込まれる添え物なんかにもとても興味深い様子が垣間見られ…
来るたびに新しい驚きがあるし「肉うめーっ!」となる矢澤さんなので、何度行ってもその後の展開が気になるのですが…
ワクワクするようなお知らせができるといいなーと思いつつ、頼めるうちにお弁当もまた頼んでおこうかなと思ったり。
私にとっては、しょっちゅう手軽に行けるお店じゃありませんが、ここ2年ほど、大好きな海外旅行にも行けてませんしね。
少々贅沢をしてもバチは当たるまい(๑•̀‧̫•́๑)(言い訳大王)
こんな状況だから尚更、市内にこんなに価値あるお店が在ってくれる幸運を改めて噛み締めながらお店を後にした幸せな夜だったのでしたー♪
まんぷく(^・^)
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
Japanese Yakiniku Yazawa
219 Dien Bien Phu Q1
予約番号: 028 6275 4129(日本語)
デリバリーはキャピチで!
https://capichideliveryapp.app.link/A2ezRMlamlb
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