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【ちぇり Says】長年の鬼門だったシュークリームが1発で作れた時に「恋愛のようだな」と思った話

ちぇり Says

突然のシュークリーム

カフェに行けなくなって久しく、大好きなケーキのお店にも行けず。

最近、シュークリームの写真をSNSにアップしてる人がいたんですよね。偶然にもその日は4件、シュークリームの画像を見た。

美味しそう。シュークリーム美味しそう。美味しそうったら美味しそう。と、思いながら眠りについて、朝起きても食べたかったので作って見ました(・∀・)

しかしシュークリームは鬼門も鬼門。おかし作りに手を出し始めた小学生の頃から、いい大人になっての20代まで、まあ成功したことがない。

本来そこまで難しくないはずなんだけども、コツ、のようなものがいるんでしょうね。それを外すと、どうにもうまくいってくれない。

そしてうまくいかない経験ってのは諦めにつながります。もう、人生の半分以上の間、シュークリームを作ろうという気には皆目ならなかったわけです。それが…

ある朝起きて、何の疑問もなく「作ろう」と思い立ち、苦手意識もなにもなく、過去の失敗も思い出さず、淡々と作り進めて見たら…?

難なくできてしまった不思議

 

あれ?膨らんだ?
不思議なことに、作ってる間も(膨らむかな、大丈夫かな?)みたいな心配は一切なくて、なんかただもう当たり前のように淡々と作ってたら、膨らんだ。あれ?(・∀・)

経験則でいうと、オーブンを開けると「しょぼーん(´・ω・`)」としぼんじゃうことが多かった。というか、膨らんだままになってくれる試しがなかった。

シュークリームに似た材料と手法で作る、ポップオーバーってのもうまくできた試しがない。でもできるときっと、メニューの幅が広がるよなーって思いつつつ、結構頑張ったんだけどダメだった。

シュークリームはそんなに力入れてなかったけど、力入れて作ろうとしたポップオーバーすらダメだったのに、なんかできた???

これは、シュークリームの神様が降りてきたのにちがいないヽ(・∀・)ノ

上々のシュークリームができた理由

でまあ半分シュークリームの神様、信じてるんですけど、なんというか、特に練習もしてなかったのに、突然やる気になったらできちゃった理由を考えて見たんですよ。

多分、でしかないんですが…

他のお菓子やお料理作るときの手先の感覚とか、シュークリームとは全く違うものでも、調理中の素材の変化の「頃合いの見極め方」とかが、総合的に役に立ったのかなあと。

なぜならシュークリームって、自宅の器具ではフィックスしきれない工程があるので、様子を見ながら加える水分を調整するしかない。

どのくらい入れたらいいのか、どこで止めたらいいのか、どういう混ぜ方をしたらいいのか。

それぞれの食材の特性を知って、分量と手順だけに頼らない総合的な判断が要る。とかいうと大げさですが…

「加減」が大事。そして加減って、経験積まないとわかんないですよね。

多分シュークリームを諦めてから作ったたくさんの料理とかお菓子とか、外で食べて知った新しい経験も含めて…

きっとあれこれ、自分が知らないうちに培ってきてたんだなあ、と。
んで、ふと思ったわけです。

恋愛とか結婚みたいだなーと。(飛躍)

あんなに頑張ってたのに

若い頃、あんなに頑張ってもなかなかうまくいかなかった恋愛ごと。思い返すと若い頃の自分の恋愛模様なんて満身創痍だったわけですよ(吐血)。

それこそ、友達に相談したり、何だったらそういう相談特集みたいなのしてる雑誌とか読んだり、熱心に情報収拾してできる限りのトライをしてたと思うのに…

まー、うまくいかなかったことったらなかったわー(´Д` )

それでも若い頃の恋愛欲ってのはすごいもんで、どんなに失敗してもうまくいかなくてもあまり懲りることなく、結構頑張っちゃったと思う。でもさすがに度重なりすぎると…

もうええわ。

と放り投げた時期がありましてね?
それ以降はまあ趣味や新しい経験に全力投球。面白おかしく暮らしてた時に、する気もなかった結婚決定。以後、大変のんきに楽しく過ごしている次第。

まるで私のシュークリームのようだ。
頑張ってた時にはちっともうまくいかなかったのに、その存在も忘れて、できること・楽しいことだけやったのちに、気がついたらできちゃった、みたいな。

では若い頃の努力は無駄だったというと、そうでもないと思うんですよね。散々やってダメだったって経験がないと他に目が向かないかもしれないし、視野の広い経験がある結果とない結果はまた違ってくると思われるし。

そしてまた今となっては、あんなに一生懸命になれることが羨ましくもある。もーあんな体力もないし、経験があると何がどうなるか大体わかってくるのでドキドキもワクワクも凪ぎますからねーっ(笑)

それはそれで良いものですが、ま、昔頑張ってダメだったことも、時が来れば意外とすんなりできるかも?という話。だからもしいま、何かできないことがあってムキー!となってる方は…

一旦離れてみるのも手かも。我慢して、ただ見返りを求めて離れるのではダメだろうけど、視野を広げて、一見関係なさそうな経験を積んでみると、意外な方向に行くかもしれないし、以前求めたものに行き着くことがあるかもしれない。

どっちにしても、そんなに大きな損はない。できないときはできないもんだ。
そういえば…

パン作りも最近急にできるようになったんですよ。過去に数回、相当はまって、ニーダーなしの完全手作業。

でも大して美味しくないの。「買った方が安くて美味しい」に落ち着いてしまい、家で作るのんじゃねーなー、ってのが結論だった。それが…

ステイホーム環境下で時間があるというのはあるけれども、今じゃほとんど毎日なんか作ってる。しかも手間を極力かけずに(捏ねてない)、しかも自分にとっては悪くないパン。

もちろん、本職のお店のものより美味しい、なんてことを言うつもりは毛頭ないのです。それは無理。

だけども、コストも労力も最小限に抑えて、このレベルのができればいいじゃない?という費用対効果の高さを得て、米を炊く感覚でパンを焼くようになってしまった。

これも、昔散々頑張って納得いかずに諦めて、放置してたのに或る日突然できるようになってしまったというやつです。

年齢重ねると、できなくなることも多々あるわけですが、そこまでの時間を楽しく有効に使ってたら、若い頃には全力でやってもできなかったことが軽々できるようになることがあるものだなあ、なんて思ったりすることがある今日この頃。

………この流れで、失敗続きのダイエットも突然「できましたー!」ってなってくれへんかなあ‪🤔‬


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